2017/04/28
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テーマ: 社交ダンス(8731)
カテゴリ: アートのはなし
ぶらぶら美術・博物館というBS日テレの番組で東京都美術館の企画展が紹介されていました。

2017年7月2日まで開催中のブリューゲル「バベルの塔」展 16世紀ネーデルラントの至宝-ボスを超えて-です。

解説の中で当時のオランダ絵画の特徴を3つあげていました。

1 油彩画

2 細かい

3 小さい

油絵はオランダが発祥だそうです。

油絵の具の発明によって細い筆で何度も重ね書きできるようになり、細かい描写が可能になったとのこと。

16世紀のオランダは大航海時代で市民も裕福になっていたので、一般家庭でも絵を飾っていたんです。







この絵画展の目玉はピーテル・ブリューゲル(父)の『バベルの塔』です。

ボイマンス・ファン・ベーニンゲン美術館 はロッテルダムにあって、バベルは彼の晩年の作品です。

小さな絵ですが非常に細密に描かれていて圧倒的な存在感がありました。

大勢の人がアリンコのように小さく描かれているんです。



バンダイナムコゲームス バベルの塔 [Nintendo Entertainment]

実際にオランダで絵を見たときは気がつかなかったのですが、今回の展示会では絵を拡大写真にして展示されているようで、米粒のような人たちが多彩な表情を見せているのが分かります。

一説によると1400人ほど小さな絵の中に描かれているのだとか。

バベル描いた彼の絵は2枚現存していて、上の絵は小バベルと呼ばれている方です。

大バベルはウィーン にあります。





番組の解説でも言ってましたが、わたしも大バベルよりも小バベルの方が質が高く美しいと思いますね。



宗教画一辺倒だった時代から、一般庶民の様子や寓意画が描かれたり美術史の転換点としても面白い時代です。


​​ ​​




バベルの塔は一見の価値ありですよ。

公式サイトはこちらです。

ブリューゲル「バベルの塔」展 16世紀ネーデルラントの至宝-ボスを超えて-


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Last updated  2017/04/28 10:11:26 PM
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