ブレイキング・バッド（シーズン１）

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2020/05/28

テーマ：社交ダンス(8724)

カテゴリ：ＴＶのはなし

誰もいない荒野を砂埃を上げて疾走するキャンピングカーがクラッシュ。

中から思い詰めたような面持ちの男が降りてきます。

車の中には男が３人倒れていました。

妻や息子にビデオメッセージを残し慣れない手でピストルを持て余す男は、なぜかパンツ一枚でした。

主人公はウォルター・ホワイト。

50歳の誕生日を迎えた高校の化学教師です。

脳性麻痺のハンデを抱えた息子ウォルターJr. は１６歳.

妻スカイラーのお腹にはもう直ぐ生まれてくる妹がいます。

化学の先生ってこんな感じだったっけなあと懐かしくなるような、いかにも真面目で気の弱そうないい人です。

そのウォルターがステージ３Aの肺がんにかかっていることが分かってから人生が大きく変わっていくんです。

家のローンもあるし、医療費はかかるし、とにかくお金が必要なんですね。

大学の同窓生だったエリオットが病気のことを知り資金援助を申し出ます。

彼はウォルターと共同開発した製品で成功して大金持ちになっていますが、親友だからこそ弱みを見せたくない様子。

自力で稼ぐ方法で思いついたのが化学の知識を活かした違法ドラッグの精製です。

かつての教え子で売人をしているジェシーと組んで、純度の高いメタンフェタミンを売りさばきます。

ウォルターの裏社会での名前はハイゼンベルク。

製造過程で独特の煙が出るので、学校の実験室からガスマスクや器具を持ち出し、中古のキャンピングカーを使って荒野で製造することにします。

これを悪い仲買人が嗅ぎ付けてやってくるんですね。

そして冒頭のシーンへと繋がります。

シーズン１の全7話ではまだ前者の方の印象が強いです。

家によくやってくる義弟のハンクは麻薬取締官なんですが、まさかこんな近いところに悪の親玉がいるとは気が付かないんですよ。

プリズン・ブレイクのようにイケメンの天才も美人の女医も出てきませんが、この地味な化学教師の時々見せる突飛な行動と化学の知識には驚かされます。

化学っていろんな意味で使えますね。

すごく評判の高いドラマだったので見てみたんですが、ちょっと気持ちの悪いシーンも多くてご飯食べながら見る感じのホームドラマではないようです。