2020/09/13
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テーマ: 社交ダンス(8410)
カテゴリ: アートのはなし
カール・ラーションは、スウェーデンの国民的画家です。

1853年にストックホルムで生まれ、小学校の先生に勧められたことがきっかけで絵の道へ進みます。

もともと絵が好きだったんだとは思いますが、子供の頃に才能を見出されて後世に名を残すまでに成長するというのはとても実りある人生ですね。

スウェーデンの画家にはまったく馴染みがなかったので、数週間前になりますが『アート・ステージ~画家たちの美の饗宴~』で取り上げられていて初めて知りました。


白樺の木陰の朝食(1895)画集『わたしの家』より



家庭的な実に優しい絵が多くて、幼い頃に読んだ小公子や小公女の挿絵のようだと思いました。

彼は若い頃生活のためにアンデルセン童話などの挿絵を書いていたそうです。

19歳でパリに行って、印象派の野外制作の手法に影響を受けます。

ラーションの水彩画は高い評価を受け、スウェーデン国立美術館に作品を買い上げられ、北欧に印象派をもたらした国民的画家となりました。






当時パリで大流行していたジャポニズムの影響も大きく受けています。

『日本は芸術家としての私の故郷である。』

彼のこの言葉どおり、日本画独特の線の重視や構図にその特徴が見て取れます。


キッチン(1898)画集『わたしの家』より



彼の人気の理由は、絵から溢れ出す暖かい雰囲気でしょうね。

画集『わたしの家』に描かれている大家族の幸せそうな様子が、見ているこちら側にも伝わってきます。






2年前、2018年に日本・スウェーデン外交関係樹立150周年記念として彼の展覧会が東京で開催されました。

残念ながら見逃してしまったんですが、日本でも「わたしの家」が絵本として紹介さているそうです。

こういった毎日見ても飽きない幸せな絵を家に飾りたいですね。







星星星 家に飾りたくなるアート 星星星





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Last updated  2020/09/13 11:09:03 AM
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