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アメリカでは売り主からのみ、日本の仲介手数料(上限)の倍にあたる手数料をもらい、買い主からは手数料を取得しません。買主、売主ともに手数料を得ることを両手といいますが、7割近くは両手の実情を鑑みると、両手をもらわないと買いの仲介手数料ダンピング等により利益確保が難しくなってきているのかも知れません。両手は詳しく書きませんが、いろんな弊害を生むもの、不動産業なら皆知っていることです。先日、中学の息子からなぜ買主から仲介手数料をとるのか、なぜ、なぜ、と問われました。何の先入観もない中学生の頭の中では、販売しお金をもらう人からだけ手数料を貰えばよい、と。業界の慣習に慣れている私には、息子の視点がとても新鮮でした。
2022.11.20
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このような問いは書籍や雑誌でもよく見られる。人口減は不動産市場にとって良いことではない。自明だ。都市圏の勤務先が近い等の利便性高い土地と過疎が進む土地と流動性の2極化が進む、これも自明だ。不動産購入是非について、不動産を資産とするならこれほど是非が分かれる資産もないだろう。公認会計士に言わせれば、賃貸と持ち家の比較において”掛け捨て”部分にフォーカスして判断するだろうし、相続や遺品整理兼仲介不動産経営者なら、売れず貸せずに固定資産税や修繕費の拠出に苦しんでいる人を多くみて、不動産購入に否定的な面もあるだろう。 一方で、不動産賃貸業の友人は、保証人のいないお年寄りが賃貸を借りることについて苦労するところを見て、老後を考えると持ち家は若いうちから取り組むべき資産形成ととらえる者もいる。この人はNG,この人はOK,いやー意見がこんなに割れるなんて・・・僕は、、、、もちろん不動産所有派だ。実際にマンションと戸建てを所有している。でも最近所有しているファミリーマンションを処分しようか悩んでいたりする。どうしても、不動産市況が良い状態であること、また、それは数十年も続かないだろう、と思うこと。不動産はよっぽど歴史的建造物でない限り、古くなれば価値も落ちる。今売却して、バリュー株、値動きがなくとも高配当株を3社ほど分散し購入しようかと、思い悩んでいる。もちろん、売却は不動産エージェントの自ら対応する。 現在の賃貸人が退去するタイミングで売却を検討してみよう。
2022.11.18
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今でも古書店に結構な金額で売られている名著。この本から得られるものは大きい。20以上前に読み、3回以上読んだ本は数少ないがその1冊である返報性やコミットメントと一貫性、これはドアインザフェイステクニックやローボールテクニックを学ぶことができる。優秀なセールスパーソンが日常的に利用している思考法といっても過言ではなかろう。特に社会的証明は最も身近な法則であるといえる。芸能人の自殺を報道番組で取り上げた際、最近では必ずこころの相談窓口のテロップが流れアナウンサーが説明する。それは、自殺の記事(特に世間に影響の大きい人物等)後、3,4日後の自殺者増加傾向に対応するものであるし、不確実さや類似性はSNS等で多く見られる現象だ。この本が登場した当時より、人々の行動変容が顕著であるが本質は変わらないことを説明してくれる。ハロー効果や認知バイアス、権威、希少性・・・影響力のフレームに集めた理論法則は今となっては他の書籍でも普通に語られているものであるが、僕のこの本に対する高評価はそれらの理論がとても分かりやすく書かれている点である。翻訳の妙もあわせて向こう100年、色あせることのない名著であろう。
2022.11.13
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振り返れば社会に入って以降、ITバブル、サブプライム、リーマン・・・景気が下がる局面があり、その度に資本論本はその度に手に取りたくなる。そんな魅力をもつワードだ。しかしこの本は読みやすく書かれているが、とても切れ味鋭い。本を持つ手が切れてしまいそうだ。脱成長コミュニズム。これまでモヤモヤと資本主義に対する疑心暗鬼が言語化されている。僕たちは欲しいものを買っている、ように思えるがそれはいつ頃から欲しいものであったのだろう。僕の身の回りを見てみる。洋服は衝動買い、突然ほしくなったものが多い。クローゼットには同じ色、デザイン性の服ばかりで妻もあきれている。この服の材料はどこから、どのように僕の手元に届いたのだろう。資源国からグローバルアパレルが安く仕入れ、賃金の安い(相対的に)国で大量に作り、素敵なプレゼンを僕が受けて購入する。資本主義に身を置くものとして、シンプルなモノたちだけに囲まれて過ごしている人を見ると、なんだか素敵に見え、モノに囲まれ豊かなに生活人を見るとやや古いイデオロギーの臭いを僕は感じている。なかなか素晴らしいマーケティングに僕は勝てず、また何かを欲しくなるだろう。何が欲しいのかは大企業だったりインスタ等のSNSだったり、”誰か”が決めてくれるだろう。資本論に挑んだ学生時代、第8章だったか「労働日」など理解できずにいた。そんな僕にこの本は優しく説いてくれる。僕は不動産エージェントなので、例えば中古物件を丁寧につかえるよう再利用可能な改修を加え新たなオーナーの手にわたる。その流れがとても心地よい。資本主義を手放しコモン主義に移行することは難しいのかもしれない。だけど、人新世の資本論にあるものを少し拝借し実行すれば、必要なだけ生産し、時間を穏やかに家族と過ごし、、幸せになれそうだ。それにはまず、囲まれたモノがない状態、モノを追加しないことをイメージし、では何をするか、を自分の内にイメージできなければ同じことの繰り返しだろう。本の価格安さと内容の重さのギャップは僕の本棚書籍中ベスト3に入る
2022.11.10
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ガンディーのイメージは僧侶のような格好をした痩せ細った体躯だ。でも若い頃の写真は端正な顔立ちにスーツをビシッと決め自信溢れる弁護士そのものだ。経済学と生い立ちの側面からガンディーを見るとハッキリとした輪郭が表れる。とても合理的なのだ。機械化反対が結果として合理的判断であったのか、いいきれないこともあるが彼なりに合理的判断の意思はあらゆる場面で見られるものだ。インド人の仕事が奪われる、と思われる輸入材の輸入、流通を警戒し抵抗していた一方で、書物、哲学思想などの西洋思想の輸入は求めていた。ほかにもあまり知られていないが安楽死を肯定するなど、意外な一面を見せている。南アフリカで鉄道(主に従業員はイギリス人)職員による大規模なストライキと共闘しようと側近がガンディーに呼びかけた際、彼は真っ向から否定し、予定していた行進をやめた例がとても印象的だ。なぜなら鉄道職員のストは賃金アップ等の改善要求に対し、ガンディー達は正義のために闘おうとしていた。目的が異なるためだった。機械化で人が失業する。でも、決してそうはならなかった。むしろ機械化で新たな産業が生まれ雇用も発生した。そのあたり現在のAIやデジタルの問いと似通っているが、ガンディーが読み間違ったところだろう。ガンディー視点での経済学はとても新鮮だった。一方で彼の生い立ちにスポットをあてることで、よりガンディー経済学は深みを増すだろう。
2022.11.04
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筆者の思いはとてもシンプル。僕は慶應ビジネススクールでも説いているこの考え方が心地よい。とかく、フレームワークと仮説思考の世界の中で、こんなシンプルな事をあえて書籍として出版しないといけないほど、マネージャーと部下の関係は枯れてきているのだろうか。僕はこんなリーダーと良く遭遇する。「情報は自分で取りにいかないとダメだ」いや、その通りだと思う。でもずっと何かしらの違和感も同時に感じていた。確かに僕らの時代は自ら考え自ら行動しよ、である。でも、だ。目の前の部下はやる気もある。ただ、目的達成までの段取りだったり、進め方だったりが分からず質問に来ている。そんな部下を門前払い、はないまでも、上記メッセージを繰り返し伝えることに危機感を抱くようになった。若い社員、経験の浅い社員は決してやる気がないわけでない。(中にはやる気なし、もいるだろうが)僕は積極的に配ってきた。クイズみたいに問いかけし思考を広げる作業を楽しんでやってきた。結果、その部下はその後輩社員にとても親切に「配って」くれるようになった。いわゆる「連携」も配る種類に入るだろう。上下間の連携と横、社内もあれば社外もあるだろう。その連携の大切さを多面的に教えてくれる1冊である
2022.11.03
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書店員の書評に資本主義がポップカルチャーを通して語られ2017年に急逝したマークフィッシャーの思想を簡単に知ることができる1冊、とあって思わず手を伸ばし購入してみた。僕の思考が眠いのか、とぼけているのか、靄がかかった峠道のように、通り過ぎた景色とこれから訪れる景色が視界不良で見えないように、僕にはこの本を理解することがとても難しい。だけど、なんだろう。資本主義に対しての嫌悪感?のような、なにかつまらないものを見ているような、印象を受けた。例えばロバートデニーロとアルパチーノが両作に出演したヒートとゴットファザー、ヒートの舞ロサンゼルスは色のない街並み、際限なく自己複製するチェーン店のようだとモノトーンの印象を与える。一方ゴットファザーはその名前は村の名前に由来する、血の流れを感じる生々しさ映画の中で随所に登場する。どちらもとても好きな映画だ。資本主義に血は通っていないのだろうか。極端な問いを立ててみるとやはり資本主義は血が通っていてそれもべっとりと血なまぐさい。よく昔の記憶を美化する人間の性質を問うことがあるが、昭和の時代はよかった論調がある。ぼくもそうだ。だけど平面的な経済成長の過程をみると第二次産業の工場勤務者がおしゃべりしながらの勤務は生産性低下を招く。口を利かず家に帰って酒をのむ、そんな高倉健的イメージだ。現代の仕事はどうだろう、コミュニケーションをよくとっている。どこにいようともWebを使ったmtgが積極的に行われ意思決定をはやめる。とにかく濃厚なのだ。蜜な仕事関係は疲れるがやりようによっては幸福感をもたらす。資本主義の色はモノトーンではなく、僕にとっては血の色にみえる。資本主義レアリズムとは朱殷色のことである。
2022.11.01
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10年以上、このブログを書いていませんでしたが、投資から不動産と本に内容をシフトして再出発します。本の分野は限定的で経済・経営学と社会学、ビジネス書がメインとなります。印象に残った本等をアップしますので、定期的にご確認ください。
2022.10.30
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約3年ぶりの日記です。仕事は審査の対象が不動産から他の分野に移ったものの、相変わらずリスクコントロールのことを考えています。リスクコントロールといっても、不正や虚偽申込の排除がメインでしょうか。トレードの手法は変わりました。しばらくはNYボックスを試してみました。1年の収益ではFXの運用額に対し10%ぐらいでしょうか。 しかし、勝率を高いところに持っていかなければならない方法にあって、損切りの幅が大きく、1度の負けが収益全体に及ぼす影響が大きく、2月ぐらいに止めてしまいました。今は一目均衡表を見ながらボンド/円の売買ぐらいなもの。ほとんどその日のうちに決裁しています。 新しい手法は全くオリジナル。 まぐれが続いて3月からの収益は順調。そのうちまぐれが止まるでしょうから、ストップロスは必須ですし、いつ頃好調さが止まるか楽しみです。また、たまに書いてみます。
2011.05.24
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リーマン・ブラザーズ、破産の申し立て・・・つい数年前では創造もできなかったことが起きました。サブプライムの問題が浮上してもう、何年も経ったかのように思えます。マーケットは景気減速感が一層色濃く投影された動きとなっています。たとえば原油。先物が1バレル100円を下回ったようですが、投機資金の引き揚げが原因であり主因は需要の落ち込み予想(景気減速予想からくる)のようです。通貨先物もつい最近まで年内利上げ予想だったのにも関わらず、今では11月までに約30%の利下げ予想。原油価格が落ち着いてきそうとの読みもあるのでしょうが、景気減速に因るところも大きいように思えます。12月には利下げ確率が若干低下していますが、市場は下げと判断しています。今できることは何でしょう。為替のボラティリティは20%を超え、なかなか手を出せるような環境にありません。しかしポンドなどはファンダメンタルズ自体が弱いので、ポンドショートカバー後の悪材料は素直にポンド円のショートとなるようです。このところの変動は誘惑に駆られますが、しばらく様子は続きそうです
2008.09.15
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久しぶりの日記更新です。 気付けば3ヶ月ぶり。 この3ヶ月の自分の動向をサマリーしてみました。◆仕事について業務プロセスの改善を行っていた。 ビジネスプロセスリエンジニアリングを実施。当初はメンバーのスキル不足もあって混乱したが最近やっと落ち着いてきた。 実施の効果が次第に見えはじめてきたが、リエンジニアリングそのものに反発する因子もいて苦闘中◆投資について為替はたまにトレードを行う程度。そろそろ円高サイドを読んでおり様子見。利益の出ているものは全て手仕舞い。◆本1、2週間で一冊の読書を継続中。ドラッカーや経営、会計に関する実用書が多いが、久しぶりに小説を読んでみた。 「容疑者Xの献身」 数時間あれば読破できるほど面白かった。論理的な検証はビジネスにも通じるか?◆CFPいよいよ再始動。2003年の不動産と保険合格を最後に休んでいたが、そろそろ取得か。ただ、あくまで仕事に関するスキル向上優先で2の次になってしまう。◆子育てとにかく遊ぶ。今日は1時間ほど散歩。子供と遊ぶのは癒される。ただしバテバテ。◆体調管理万歩計と体重を毎日データどり。グラフを作成し管理。ファンダメンタルズが大事か?◆その他最近、HP 12Cという金融電卓を購入したがこれが面白い。通常の四則演算も逆ポーランド法という入力方法で癖があるものの、慣れたらとても便利。 時間があると計算している。絵画はモディリアーニ展に行ってきました。 ボストン美術館で印象派展をやっているのですが、なかなか見にいけず、です。これまでのような更新頻度は難しいですが、たまに更新していくつもりです。
2008.08.31
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ちょっとトレードから外れて、趣味の世界へ名古屋に来ていつかは行ってみたいと思っていた柳生新陰流の演武を観てきました。月並みな表現ですが、本当に凄かった。張りつめた緊張感の中で、22代宗家の武術に見入ってしまいました。まるで剣道と緊張感が違う。 剣道は面でも籠手でも胴でも早さで勝敗がつきます。形も見られますが、打たれながらも先にうつ。対して古武術の演武は打たれてはいけない。とても基本的なことなのですが、これが新鮮でした。 打って出てくる相手の剣を剣で迎え撃ちそのまま面に。この一連の動きがただの面のような動きにしか見えませんが、音がパンパンと2度聞こえたので、1度目の動きは剣を迎え撃ったのだと想像しなくてはならないほど、早く、無駄の無い動きでした。ほかに剣道にはないこと。 足を払われた時に避ける「浮き足」を使うこと。ようするに打ち込む際の前足を切りつけられた時に素早く避ける態勢をとっておくことです。演武を見学する人々は、年配の方が多かったのですが、結構大学生くらいの若い人たちや外人さんもいて、ちょっと意外でした。バカボンドの影響なのかな?心に残る一日でした。
2008.06.08
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久しぶりの更新。 仕事、忙しかった~その仕事で、効率化に向けて改善を行っています。 こうすれば効率があがる、あがった成果で何人の人を削減できる・・・人の削減に関わると、歓迎するのはマネージャー、経営側の人たちであり、その他大勢は大方反発します。精神的にもタフな作業ですが、それらの反発をかわす意味でも、出した結論に対する根拠、論拠を述べる際に重要なのが数字で示すことです。例えば、融資の審査をしていますが、いかに精度を変えず回答を短縮するか。こういった事をすると何日縮まる。または縮まった。 こういった事をするとこれまで2人工でやっていたのが1.5人工で可能になる。 大体の概算で説明するのですが、結構現実見を帯びてきて、説得力が増します。パレートの法則ではありませんが、あまり数字にこだわって精度を上げるとマニアックな世界に入ってしまうので、ほどほどで良いのです。 さて、為替はこのところ円安に触れてきています。あまり深入りせずに、レンジ相場にあった短期のトレードが今のところ功を奏しているようです。来月も投信の設定やボーナス時期もあって、外貨買い圧力が加わり円安に振れ易い、または円高に振れても一時的な相場となりそうです。ゆうちょ銀行の外貨買い憶測も注意が必要です。ただ、7月は要注意。アノマリーを頭の隅に入れての、相場から一歩距離を置いたトレードとなりそうです。
2008.05.31
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ちょっとトレードはお休みして、今日も本を読んでいます。勝間さんの会計本と前から気にはなっていた、「スタバではグランデを買え!」、そして、モディリアーニの読本。 「スタバ~」はとても読みやすく、分かりやすい。 なんとなく、筋書きが読めるので、気持ちよく読んでいけます。勝間さんの会計本は、ポイントが5,6に絞られるものの、とても勉強になりました。アナリスト目線と会計士目線で分けて説明されていたので、頭の中でもセグメントできました。 さて、トレードは今日も休み。ドル下がるの思惑に上がり続けているので、そんな自分の考えとは違う方向に動いている時、無理にトレードしても結果が目に見えるので傍観です。最近、近所のアートギャラリーに行ってきました。初めていく場所であり、そこにギャラリーがあること自体知りませんでしたが、あるお店のカウンターに、昨年芸術大学を卒業した画家さんを紹介するチラシがあり、そこに掲載されていた絵がとても心にくるものだったので、そのオープニングパーティを覗いてみることにしたのです。いかにも芸術に携わっている人たちがシャンパン?片手に談義しているところに入っていくのにかなり勇気がいりましたが、すぐその若手画家さんが挨拶にきました。 僕の良いと感じた絵は、やっぱり良くて家に持って帰りたくなり、価格を見ると既に売れていました。ギャラリーオーナーの話だと、搬入中にある個人コレクターが買いつけにきたとのこと。 う~ん、なかなか良いものは簡単には手に入らないもの。その後、台湾、東京を回りまた名古屋で個展を開く予定らしいのですが、複雑な心境です。 人気の画家さんになって欲しい反面、金額が上がっていくのもちょっと大変。 後日、記念にと別の絵の購入を決めて一人ギャラリーに行くと既にそれも売れてしまっていました。 絵画ってほんと一期一会ですね。
2008.05.05
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ゴールデンウィーク。 妻とフィナドラジュニアは里帰りで1人のんびり。トレードもしばしお休みです。このところ、夜2時頃に眠っても、朝5時くらいには勝手に目が覚めるので、新聞読んだり、ドラッカーの「チェンジ・リーダー」を読んだりしても、まだ午前8時頃。 天気も良いので名古屋市美術館に行ってきました。 プリティムアートが特徴的なモディリアーニが来ているので、ちょっと好みではないものの巨匠の絵画を見なくてはいけない観念から鑑賞してきたのですが、いや、これが予想以上によかった。工夫が凝らされた展示方法の1つ、モデルにも焦点をあてた見せ方は、初めて。モデルの人生もほとんど波乱万丈で、この時代の、エコール・ド・パリの雰囲気を感じます。原始美術の影響を受けたモデルの目は、光を失った冷たい印象を与えるもので、僕はとても気にいることができませんでした。 ただ、もともと破滅的な、心に影をおった人たちの絵に魅了されやすい体質なので、実物を目の当たりにすると、どんどん引き込まれてしまいました。名古屋市美術館に所蔵されている、ユトリロの「ノルヴァン通り」は白い時代の最も良作で、僕はしばしこの絵の前で佇んでいました。ほとんど独占状態。雑踏の中からこの美術館の、観光地なのに人影もないユトリロの絵を見ると、現実と絵の中の世界がとても近くなり、ちょっとしたトランス状態を味わえます。この感覚を僕は気に入っています。
2008.05.04
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このところ、米国の株式が堅調で、日本の株式市場も14000円台を回復。一部では、円キャリの復活まで囁かれ円が売られ貴重に。気になるのはユーロ圏の弱さ。特にユーロ経済の中枢であるドイツの雇用統計等経済指標がよくありません。ダブついた金が投資先を物色しているのか・・・・ このような状況では本腰を入れて投資することが憚られます。といいつつ、コンビやフジテレビの株を仕込み売却。それでもまだまだ底値が堅く堅調に推移しています。日本株に関しては、配当利回り、益回り、PBRといった買得指標を見ると、バーゲンセール状態にある株式が本当に多い。空洞化も懸念されていますが、新興国の株と比べても割安な状態にあります。一部電力会社等は、配当と自社株買いでどれだけ株主に還元したかを重視するような経営姿勢をとりつつあり、欧米型経営のシフトが鮮明になってきているのも好感が持てます。為替に関しては、105円の節目を突破し、やや楽観論も増えていますが、交易条件からくる私のルールは来年夏までは円高基調にあると読んでおり、トレードのスタンスもそれに添ったものになります。ついついドル、クロス円を購入したくなりますが、とりあえず我慢といったところでしょう。 ちょっとお遊び程度に売買していますが・・・
2008.05.02
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久しぶりの日記です。パソコンのある寝室にリトルフィナドラがスヤスヤ眠っているので、なかなか更新できませんでした。さて、為替。 最近ドラッガーと勝間さんの本にハマっていて投資は二の次になっていました。ボラティリティも高く方向性が分からない場合は、一定の距離をおくようにと、私のトレードノートに記載されています。このところのドル円は底堅く見えます。確かにチャート上でも長期線を日々線が上抜けており、上昇に転じるような気配を示しています。決算が4月に向けて目白押しなので、さすがにドルの上値が重いですが、ポンドが売られており、ドルが買われているので102円から動かなくなってしまいました。気になるのはIMFが発表した、サブプライムによる損失合計額。その額は日本の不良債権処理を上回っていますが、当時、IMFが発表した金額を結局上回ってしまい、深刻なデフレに突入した日本の過去を思うと、実はまだまだサブプライム関連の損失は、確定されていないような気がしてなりません。 あまり騒がれていませんが、サブプライムの上の層、オルトAも痛み出したことに不安を覚えます。サブプライム層は住宅ローン利用者の僅か15%(確か)に過ぎず、これが上の層まで広がると深刻です。私は夏ごろまでに90円前半もありかな、と思いますが、交易条件を考えると来年春先あたりから円安基調になると、ざっくりですが捉えています。
2008.04.09
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最近、仕事が忙しくおまけにドラッガーの本とMBAの経営戦略を勉強しているためなかなかブログもかけません。 今週の為替は、水曜日のバーナンキ発言と金曜日の雇用統計でしょう。 雇用統計の悪化が顕著となれば一段の円高を迎えるリスクは想定範囲。 一目均衡表上のユーロ円は、雲の下限にはじ返されており、なかなか上昇基調に戻りません。 季節要因的に輸出企業の円にかえる動きも、もうしばらく続きそうですが、短期的投機筋の動向は円ロングに偏っているようです。その円ロングポジションは膨らみ続いており、何か信用不安等の悪材料が出れば一気に円高へ動きそうな予感がします。当面、ドルショートポジションを取らざるを得ないでしょう。金利差の縮小で、スワップ払いのコストは抑えられており、ショート戦略をとりやすくなったこともあります。
2008.03.31
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ベアースターンズやモルガン、ゴールドマン、リーマンブラザーズの損失にこの1週間スポットがあたりましたが、ユーロ圏にある金融機関はどうでしょう。 本日の日経朝刊に、FRBエコノミストの論文の一部が載っていました。1930年代の大恐慌時、金融機関が破綻した教訓を生かせと。 教訓は大きく2つ。 買収と増資です。 金融機関の破綻は信用創造下における経済活動において最悪の事態。 ポールソン財務長官もいつぞや金融機関は増資できるのなら増資を早急にすべき、と発言していました。 ここで英国の金融機関の甚大な損失ウワサが昨夜遅く流れてきましたが、それはともかく、個人的にショックだったのは、BNPパリバがジェネラルソシエテ銀行の買収検討中止を発表したこと。 買収と増資のうち、買収が崩れた1つの事例としては、フランス国外の金融機関によるソシエテ買収は望ましくないフランス政府の意向、期待を覆す中止発表に、ちょっと衝撃を受けました。 ここからいろんな憶測を呼びます。 BNPパリバにも体力が無くなってきたのか。 信用不安の連鎖は当面解除されそうにありません。
2008.03.20
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昨夜、友人からブログ更新が鈍っている指摘を受け、このところの忙しさとFXの管理でブログまで手が回っていなかったことを反省。 月曜日の急激な円高は目を見張るものがありました。 円高が進行すると誰もが予想したのではないでしょうか。その合意形成された円高ポジションが一気に膨らみ暴発したかのよう。日経にベアースターンズCEOの発言が市場関係者を凍らせたとありました。この24時間で資金繰りが急激に悪化したとの弁です。ほんの数日前までは1兆円を超す流動性資産を持っていたのに・・・ このサブプライムに端を発した金融危機の恐ろしさを如実に表しています。FXトレーダーとして、この局面を勉強しながら運用しています。 ここから先は口座のマネジメントが重要。一段の円高懸念に備えています。
2008.03.19
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1995年ぶりの1ドル100円突破。 当時学生でしたが輸出企業の利益が1円円高に動くだけで数百億円吹き飛ぶ、GDPが何%低下する、と今と変わらない報道を覚えています。実生活ではさほど影響を感じない為替水準。 ただ、長期的マクロに大きく影響を及ぼします。今回の1ドル100円突破は、101円後半の壁をあっさり超えたところから、ほぼ確実視していました。ただ、このスピード円高は想定外。個人投資家の目で見てみると、米国との金利差が埋まったことによってドル売りポジションが取りやすくなりました。これも円高要因だと思います。 しかも、現在のFRBはインフレに苛まれても利上げをしない「空気」が漂っていて、ドル売りの安心感さえ存在するようです。実需面も、中東石油産出国のドルペッグ廃止ウワサや中国等の外貨準備通貨をドル以外にも持つとする発言があったりと、ドルが嫌煙されています。この動きは早々に収束するものではなく、ユーロの台頭もあってドル離れは継続するものと思います。 短史眼的に季節アノマリー見ると、3月は輸出企業の円買い需要があるもの。特に最終週は一層円高が進む気配もあります。ただ、4月最初にかけて突っ込んだドル売りは控えていた方が良いと考えます。
2008.03.13
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今年は例年の不動産賃貸に加え、出産に伴う医療費控除の申告、また寄付金控除の申告をあわせて行いました。最近な慣れたもので、過去の申告内容を見て申告書に記入していますから、早い早い。確か3年ほど前、税務署から電話があり間違いを指摘され、結局修正申告を行い納税しました。初歩的な計算ミスでしたが、今はキッチリ抑えていますので間違いはありません。今年はスムーズな申告ができました。
2008.03.10
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日銀の総裁が決まらないことに、各国のメディアでは懸念する報道が相次いで流れているようです。サブプライム問題による信用収縮が逆資産効果を招き、実態経済にまで波及しつつある昨今、日銀総裁が決まらないことは日本の信認を失いかねない緊急事態。 民主党の反対も分かりますが、金融政策は9人のメンバーで決定するので、公平性は保たれるはず。 財務省上がりの武藤さんだからといって、おいそれと国を見て利下げは単独で行えるはずもなく、ましてやインフレターゲット論者を副総裁にする案もあるくらいですから、そこまで民主党も・・・ と思ってしまいます。日銀総裁の席が一刻も早く埋まることを祈るばかりです。因みに私個人的にインフレターゲットは反対です。貿易黒字国である日本に必要なのかな?
2008.03.08
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なかなかブログ、FXトレードに手が回らない状態が続いています。時間があれば本を読み漁っているからで、平日は子供をお風呂に入れたり、夕刊に目を通したり、本を読んだりしていると時間があっという間に過ぎ去り就寝タイムに。 仕事も忙しく、社内でプロジェクトチームを発足しその事務局を担っているので、個性的なメンバーを束ねるのにまず四苦八苦。 課題も難しくファシリテーションで会議を形成し、ロジックツリーで課題、問題点を抽出。それぞれの課題に主担当と副担当を設け、解決策を練り上げてもらい、事務局の私と合意形成し、ワークショップで他メンバー全員のオーソライズをとる・・・・ 頭では分かっていても、各自日々の業務をこなした後にやってもらっているので、動機付けを行うのに骨が折れます。 マネジメントの手腕が必要なのです。皿回しと一緒で、1つの皿だけを回していれば、他の皿の勢いが次第に低下し、止まりかねません。次から次へと皿を回す。大変です。 それでも、トレードノートには交易条件がやや増えてダウンしているので、1年半年後からは円安基調かな・・・ と記したり、いろんなアナリストや声を拾っている作業の手は抜いていません。プロジェクトは6月完成に向けて進んでいるので、しばらくこの「大変さ」は続きそうです。
2008.03.05
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昨日まで神戸に行っていました。 いつ行っても良い街ですね。 姉の家に行っていたのですが、近くに六麓荘という、芦屋の中でも豪邸が立ち並ぶ一角があり、車で通ってみました。日本屈指の住宅地。名古屋にも高級住宅地はありますが、六麓荘界隈は眺めもよく、この立地がステイタス性を持つ理由がはっきりと分かる一角であり、圧倒的な存在感のある街でした。さて、先週MBAの体験入学に行ってきました。 某上場食品メーカーのマーケターやこれから上場する企業の社長がいたりと、個性的な面々が揃っており、早速名刺交換。 ちょっとカゼ気味だったんですが、講義を受けるとむしろ元気になってくるほど、頭は活性化し気力も充実しました。やはり、全く違う業界の方と話しをするだけで良い刺激になりますし、仕事にも前向きになる効果を感じました。スキルも大事ですが、モチベーションを維持し続ける「動機」も重要で、私の場合、自分に不足する能力、スキルを補完したく、且つ純粋に知りたい気持ちの芽生えがMBAに向いている理由になります。 ダイヤモンド社から出ているグロービスのMBAシリーズもとても良い本で私も愛読していますが、スキルのみならず、グループで意見を述べたり、その意見に対して反論があったり、相手の意見に傾聴することがどれほど大事なのか、モチベーションがあがるのかを体験できました。 頑張ってみようかな。
2008.03.03
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資産形成を行う際、不動産をポートフォリオから外すことはできません。ただ、私のような一般サラリーマンで食べていく人にとって大きな借入を行い不動産を購入していく事は結構人生を左右するものです。 私は融資の審査をしていますが、これはしんどいだろうと思う資金計画も多々見受けられます。利回りという観点から不動産を見ると、中古はとてもメリットがあります。以前は中古だと思うようにローンが付かなかったり多額の自己資金が必要だったりしていましたが、最近の土地上昇や金融商品の多様化で、かなりの金額を借入できるケースも増えています。中古マンション物件情報新築にこだわる人も多いですが、サラリーマンが実需(実際に住む)と投資をかねるのなら、駅近い物件や立地の良い物件を中古なら手にいれやすく、また貸す事のできる不動産を手に入れやすくなるはずです。不動産購入首都圏への人口流入がやまない限り、住宅地価の総崩れは考えにくいでしょうし、リスク回避による更なる金利低下局面において、不動産が買いやすい状態にあるといえるでしょう。
2008.02.19
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1年半ぶりに会う友人夫婦を自宅に招いて、楽しい時間を過ごせました。 4歳になる子供が車好きとあって、私のコレクションから3台をピックアップし選ばせることに。 ブラーゴ製のフェラーリF40を選択した彼はご満悦。あんなに喜んでもらえるのなら、他の友達の子供にもあげようかな・・・・ 今読んでいる本はグロービスのMBAクリティカルシンキング。 会社で改善活動の事務局を担当している私にとって、必要なスキルです。 これまで、ファイナンスや会計など、その専門性は学習してきたのですが、私に欠けている部分、ロジカルシンキングやこのクリティカルシンキングは、どうしても会得しなくてはならない能力。 でも、苦手な部分でもあるので、今度グロービスの無料体験セミナーに参加してみようと考えています。 ファイナンスや会計、マーケティングの知識を繋ぐこれらのスキルは、仕事でとても重要なツールであって、手を抜けません。とはいっても、グループで意見討議するのは苦手なんですよね。うまく説明できず腹立たしいこともしばしば。なかには優秀な人もたくさんいて、むしろ感心してしまいます。頑張らないとな・・・
2008.02.17
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子供の相手が楽しく、また仕事は忙しく、投資環境もシビアな局面が多いのでややトレードも控えて気味になってしまいます。もう1つのブログでアフィリエイトとあるサイトの紹介文(妻とは作文と言っている)を作成し報酬を1つの文で200円~400円得るものを地味にしています。 幸い、文章を書くのは早いので、1つに5分もあれば書けてしまいますから、少しづつ報酬が貯まっています。貯まれば投資収益は再投資する掟ですが、このような報酬はちょっと美味しいものに変えて楽しむ予定です。年間20万円が目標(非課税の範囲内)なのですが、しかし地味ですね。
2008.02.16
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ドル円の遅行線が日々線に衝突しそう。 このところの円安もあって明日は円高寄りの動きを想定しています。本日の日経にあったようにデリバティブスワップ取引のリスク指標が上振れており、恐怖心理指数も高止まりしている状況。悲観的な材料があれば、円高への動きは機敏でしょう。 ただ、シカゴ先物通貨は円ロングがかなり積みあがっている状況にあり、持ちだか解消のストレスも無視できず、当面は2月のアノマリーよろしくレンジ相場が続くと読んでいます。
2008.02.14
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久しぶりのブログ。ここ名古屋は大雪に見舞われ、うちの子供は初めての雪が顔にかかりとても迷惑そう。 FRの車がスリップして前進しなくなってしまうなど、とても渋滞が続きました。雪の降る中で、あつあつの味噌煮込みうどんに舌鼓。 店内は大雪とあってやや閑散としていましたが、座敷をのびのび使えとてもリラックスでした。 さて、私の会社で今、本の回し読みが流行っています。 これまでも理論的なレッスン本からこんな会社はダメになる的な本まで、様々なビジネス本がありました。近々回ってくる予定なのが、ドラッガーのプロフェッショナルの条件。以前ちょっと目を通したのですが、とてもうなづけるところが多く、本当に共感できた本でした。そんな回し本とは別に、古本で買ってきたコトラーのマーケティング戦略本を読み出しています。 MBAが選ぶ本の上位に食い込むこの本は、やはりマーケティングの王道といった内容。 会社を経営したり、マネージャーが必然的に読む本であり、読まなければならない本だと思います。一般的な経営者やマネージャーにとって、読んで当たり前のこの本、これまで経済や金融物ばかりを読んでいた私も最近、社内の問題は課題を解決していくのに、コトラーやドラッガーをどうしても読んで学習する必要性が出てきた為に、CFPそっちのけで貪るように読んでいます。また、とても日常の業務に役立っているのが、ファシリテーションとクリティカルシンキングやロジカルシンキングの本。 ワーキンググループを組成しワークショップを開く機会が多くなった最近の、バイブルとなっています。今年に入り、通勤時間等を利用し4冊読んできました。今年の目標はあと40冊。証券投資を控え自己投資の年になりそうです。
2008.02.09
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先日、会社の同僚の父親が急死してしまい、残された家族は、どんな資産があるのか、投資先は、等などその把握と整理に奔走していると聞きました。少しでも、その手がかりとなるノートでもあったら良かったのでしょうが、今となっては後の祭り。それを聞いて、PCの中に私の投資先と金融機関を記しているものの、特段バックアップもしていないので、パソコンが壊れてしまったら自分自身困ってしまいます。付き合いや取引先、また転居も多かった私の利用している銀行は7つあり、住宅ローンを借りている銀行もあれば投資信託や外貨預金をしている銀行もあり、ちょっと面倒なことに。証券会社は5つ。証券会社が扱っている商品が様々で、欲しい商品に投資をしていたら、5つとなってしまいました。FX口座も5つ。手数料やチャートの見やすさ等で選ぶと3つになりました。金の口座等も含めると20弱の口座があることになり、もし私が死んだり意思能力に制限が生じると、妻も困ってしまうでしょう。保険も様々。会社の団体で加入しているものもあれば独身時から加入している利回り変動型終身保険も、住宅ローンの団体信用生命保険、医療保険にガン保険、更には愛用しているカードに付帯の保険等・・・・ 様々な保険に加入しています。特にカードに付されている保険は、利用されないまま忘れ去れてしまう保険もあるのではないでしょうか。そんなこともあり、資産台帳を作っています。投資先に保険、確定拠出年金、取引している金融機関、多岐にわたります。自分の身の回りを整理してみると、生活と金融の結びつきを感じることができます。
2008.02.03
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予想通りのドル円反応でした。FOMCによる利下げは、どっちに転んでもドル安と予想していました。 また戻したようですが、ドルショートポジションをとっていた人は結構多いのではないでしょうかシカゴの先物にもいえるのですが、結局金利差がなくなってくると、ドルショートを仕掛けやすくなります。金利差の負担が縮まるからです。それは個人でも同じこと。年初は円高圧力に晒されていることを認識しておかなくてはなりません。
2008.01.31
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今日の日経に香港上海銀行のサービスの一環で、預金額に連動した住宅ローン及び不動産投資ローンを取り扱う記事が載っていました。東京スター銀行のようなサービスで、預けた金額分のローン金利がゼロになるというもの。この効果は大きく1000万円を3%で35年借りた場合とゼロの場合とで総支払いは600万円違ってきます。しかも2,3千万円となればかなり違います。2000万円借りて35年後、返し終わったら、総支払い額は2000万円。インフレ率など考慮するとこれは資産を形成する上で大きなメリットになります。早く名古屋にこないかな。。。
2008.01.30
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ソシエテジェネラル銀行の一行員の不祥事により、フランスNO2の銀行が揺れています。権限を超えた金額の運用を行い結局7000億円という、途方もない損失を会社に与えてしまいました。普段の仕事でも、404条対応などコンプライアンスがとても重要になっており、今回の件であらためてその意義を考えるきっかけとなりました。取引先のソシエテジェネラル銀行トレードサービス部から貰った卓上カレンダーをパソコン横に置いています。 買収の噂も広がっており、ひょっとしたら来年の卓上カレンダーは名称が違うかも知れません。 残念です。
2008.01.26
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予想に反して、円安になりました。 世界的に株価が持ち直したこともあるようです。ここは素直に喜んだほうが良いでしょう。ただし、おいそれとは円を売れない状態が続いているのには変わりなく、様子見相場が続きそうです。
2008.01.25
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ボラが14%と高止まりしています。ただ、正規分布図の真ん中にある「小山」周辺をまるで見ているのであって、裾野は限りなく広がっており、このところドル円で105~107円で留まっています。これは、結構不気味で、今現在実需の動きはありませんがこれらの動きが活発になると一気にどちらかへ振れてしまいそうです。恐怖心理指数は30程度で高止まりしていますが、これは昨日も書いたように「高止まり」であって落ちつきを示唆するものと解釈できます。 その落ち着きがこの高ボラティリティの中にあって2円レンジを実現しているのであって、決して円高圧力が低下したものではないと思っています。また、米国金融機関の決算発表は終わっても欧州金融機関や中国の金融機関の財務内容も恐らく悪化していくものと考えられ、慎重なトレードが重要となってきます。
2008.01.24
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先日の利下げによって、ダウは上がるどころか利下げ幅の失望を誘ったのかダウは下げてしまいました。後半持ち直しましたがその中で円安。これは説明しずらい動きと思い、すかさずショート戦略。 見事に下げていますが、この金融危機前においてレパトリが発生しやすくなり、勿論経常赤字、貿易赤字国に還流する資金など乏しいわけで、貿易黒字国である日本の円が強くなってしまう構図があります。その流れが本格的になるのはやはり2月あたりから。また、昨年からの主張である、世界不況は中国がトリガーになるとすると、旧正月あたり、5月近辺に一段の株安となるかも知れません。いずれにせよ、当面は円安圧力材料に乏しいわけですが、シカゴ通過先物で結構円が買われてきていること、VIX指数が30以上まで上昇し、跳ね返される(落ち着きを取り戻す)可能性も高まっていること、また昨日のワコビア、バンクオブアメリカの決算発表でやや落ち着いた感もあること、等が円にとっては円安材料になり得るものです。
2008.01.23
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FRBによる0.75%の大幅下げにも関わらず、ダウはアジアや欧州での株価に呼応するように大幅安でスタートしています。為替はこれまでダウが下げるとあわせて対円でドルが売られる傾向にありましたが円が売られている様子。ちょっと理解できない動きとなっています。 これは好機なのか、それともトレンドの転換点なのか。 いずれにせよ、ボラティリティの上昇が予想されます。
2008.01.22
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世界的に株安になっている最中、この数年言われている円キャリーの巻き戻しと投機的な円買いが進み、ドル、クロス円を売れば比較的簡単に利益を得る構図となっています。いずれ反転するかも知れませんが、このトレンドに乗るのも1つの手でしょう。
2008.01.21
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今年に入り株式市場は波乱に満ちています。 為替も円高で推移。1月の相場がその年の動きを反映するといっても過言ではない重要な月だけに、慎重な投資姿勢が求められます。為替に関しては、中国の元高に連動した円買いも動いたとの声もありますが、私はまずその動きが仮にあったとしても、近隣国の通貨があがるメカニズムには疑心暗鬼です。確かに97年のアジア通貨危機の際はそのような動きもありましたが長続きはしませんでした。サブプライム問題による投資資金の巻き戻しと投機性資金がこの円高を招いていると思いますが、経済学理論にあるように、財政ジャブジャブと金利高容認姿勢は、円高に振れ易いことを示しており、現在の政局を見て改革の手詰まり感から円高圧力を受けている要素も無視できません。金融機関の多額損失発表に悪い材料のアク抜き感もありますし、シカゴ通過先物では相応に円が買われていますが、106円をつけた後、一方的にドルに対し円が買われていくシナリオは、今後描きづらくいずれ円安に反転するのではないかと予想しています。年末までの安定したボラティリティをみて、大きな動きがあるのではと警戒していましたが、いつまでも高ボラティリティ水準が続くようには思えません。いつもでドルを購入できる体勢だけは整えておきたいものです。
2008.01.16
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昨日の日経にソフトバンク社長、孫さんのインタビュー記事がありました。ネット環境について。 そこに、さすがだなと思わせる一文が。 「地域格差の解消にも」 八丈島にネット回線をソフトバンクが引いたところ、NTTも追随してきたらしく競争原理が地域格差解消に繋がると展望を示していました。地域格差のタイトルではないに関わらず地域格差を普段から意識しているからこそついて出てきた言葉なのでしょう。その何気ない言葉から孫さんの経営哲学が垣間見れたような気がしました。 この正月に鹿児島へ帰省し友人達と焼酎を酌み交わした時、鹿児島市から屋久島へ出る高速船を利用者増加が見込めないことなどを理由に路線廃止にしようとしたところ、ライバルの地元企業がならばウチが高速船を走らせます、と発表したところ、廃線にしようとしていた企業が廃線を撤回したことを聞きました。 結局、この2社が船を出しています。もし、ここで競争原理が発生し得なかったら、廃線で終わっていたかも知れませんし、便数が大幅に削られたことでしょう。今は2社の船が出ている為、屋久島へのアクセスは以前にも増して良好なようです。 昨今の所得格差は、シカゴ学派のフリードマンを代表するマネタリスト達の新市場原理主義が生み出したもの、といったややプロテクショニズムな論評を目にすることがありますが、別の角度で見てみると競走が地域格差を埋めた事例があるのです。地方も活力を産むには競争原理も必要と思いますが、優秀な学生は公務員を志望します。ならば官で規制を敷くのではなく規制を緩和していく策も得策だと思います。それはなにも地方交付金などのお金意外にも有効な事だと思うのです。
2008.01.13
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BOE、ECBともに金利据え置き。 高まるインフレ懸念もあり利下げはできなかったようです。 利下げをやや織り込んでいた指標もあって、ややクロス円は円安に流れましたがその流れも止まったようです。昨年、バーナンキFRB議長が2008年の1、2月が最も落ち込む主旨の講演を行っていましたが、円安へ向かうだけ材料も乏しくまた世界株式市場も軟調であることから現実味を帯びてきました。ただ一方で、楽観的なコメントを見ることがありますが、それをもってドル、クロス円を買う材料にはなく、実需の動きも睨みつつ不用意なポジションは避けた方が良さそうです。
2008.01.10
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所有している投資先で、年明け依頼世界の株式市場で不穏な風が吹いているのにも関わらず、中国のモダンアグリカルチャが昨年の高値を更新し続伸しています。 大方売ってしまったのは残念ですが、無償分割も活発で注目されている食物系企業ということもあってか強い株に間違いありません。決算内容も毎期期待を裏切らない数字を集めているので、マネーを集めやすいのでしょう。昨年は、筆頭株主の突然の売りで、下げたこともありましたがこのところの株価は下げる直前の株価をも上回っています。当面この強さは期待インフレの上昇と注目されやすいこともあって、ややバブルとは違った強さも感じられるので堅調に推移しそうです。
2008.01.09
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年初いきなりの円高。その中で中国株は堅調です。さて、シカゴ通貨先物を見ていると、円ロングの勢いはそれほどでもありません。が、この円高。 実需の動きが作用したようにも思えます。先日の日経でも、輸出業者の財務担当者はしばらく様子見では、とのコメントがありましたが、実需の動きも早々にあるのかも知れません。1月のアノマリーは、その年の縮図とも言われる重要な月。過去約70%の確立で1月の動きがそのまま1年の動きをあらわしています。私のトレードノートには1月の売買は控えるように書いています。それに即して無理は売買やポジションを持つことは控えたいものです。
2008.01.07
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明日から仕事初め。新しい上司が曲者との噂もあり、やや頭が重い・・・・さて、年明けて3日。円高に特にポンド円は久しぶりの213円台。これまで、サブプライムの余波が米国から英国に、と言われたいたり、景況感から利下げ期待があったりと、ポンド下げムードがあるなか「不穏」な静けさがありました。年初にそのギャップを埋めるかのような円高。 明日の雇用統計如何によっては更なる円高もあるでしょうが、先ほどの先行指標ではやや予想よりよかったので、円安に戻す動きもあるかも知れません。が、ロングポジションを取りにくい状況に変わりありません。
2008.01.03
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あけましておめでとうございます。実家から書いています。今年の投資行動予定を簡単に書いてみます。今年もFXを引き続き行います。昨年は結局レバレッジを抑えた口座が最も成績がよかったので、今年、高ボラティリティが想定されるなかで静かな取引に徹しようと考えています。新興国のETFでも買おうと思っていますが、メインに据えたい投資は自己投資。ロジカルシンキングや論理的思考を鍛え、仕事力のレベルを図ります。MBAのクリティカルシンキング等の書物も読み込みたいもの。あとは取り残したCFPでしょうか。そろそろ真剣に終わらせないと。自己投資をメインにFXとETFでの分散投資。また、一部繰上げ返済。今年もコツコツと頑張るぞ。
2007.12.31
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今日、仕事納めだったので年内に終わらせるべくとても忙しい一日で、こんな時間になってしまいましたが、明日から9連休。 子供も一足先に鹿児島入りを果たしゆっくり実家で過ごせそうです。さて為替の方は12月に入り気付いたら円安相場の展開に。商いの薄い月なだけにこのトレンドがどうも胡散臭く、とはいっても、先月までとは違う「安心感」からロングポジションの、早い売買を単発的に行ったのみで、当初のストラテジーよろしく様子見に終始しました。サブプライムの信用不安懸念は後退した、とのコメントも見ますが、結局のところサブプライムの上にあるオルトAなどにも延滞が増えつつあることもあり、来年は1ドル100円前後まで充分あり、かつ一段の利下げによる金利差縮小から円買いが仕掛けやすくなり、更にはアジア通貨高が円高を誘発(このロジック自体は容認できず)するなどし、クロス円においてもやや円高寄りにて推移すると考えています。英国の不動産市場も気になりますし。来年1月はまた様子を見ますが、そのトレンドを見た後に売買量を増やしていきますからこのブログでも相場観を書いていきます。 鹿児島で、友人達と飲みにいくのも1つの楽しみですが、論語のこのフレーズが頭に浮かんできます。論語でも冒頭の有名な、 子曰く、朋有り遠方より来るまた楽しからずやその前後には学びて時にこれをならうまた悦ばしからずやと人知らずしてうらみずまた君子ならずやがあるのですが、友を朋と呼んでいるところから全てこのフレーズは好きです。 同じ学や志について議論を活発にする・・・ということはあんまりありませんが、純粋に楽しめる。 でもそこから明日への仕事のモチベーションを貰うのです。では、ちょっと早いですが良いお年を!
2007.12.26
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今日はクリスマスイブ。 予約していませんでしたがオープン前のケンチキへ行き2つほどチキンを購入。 手作りのパンと共に家族3人で初めて迎えるイブを堪能しました。あと2日会社に出勤すると今年の仕事も終わりです。最近、歳を重ねる毎に月日が経つのを早く感じますが今年ほど早く過ぎ去りゆく年ははじめて。 文字通りあっという間でした。 さて、休みの日に為替トレードができることも珍しいので、ちょっとやってみました。ユーロとNZドルの買いでまずまずの成果。 一目均衡表では27日あたり、年末にかけて雲のねじれ等突発的に動きやすい気配がしますから、あまりしないスキャルを行ったわけです。英国の不動産市場は先日、英国の不動産鑑定士協会発表にあった「不動産価格の下げ止まり」コメント通りいくのか。米国の次は英国という憶測もあるなか、これまで上昇を続けてきた英国の不動産価格が下げ止まらないようには思えません。 ただ日本と違い、実需の買い(投資ばかりではない)が強かったのも事実。しかし、調整はあるでしょう。 これまで強気、タカ派のキング総裁がこのところハト的に金融緩和にむけて軟化していて、ポンドの利下げが一時的に株式市場を盛り立てることになるかも知れません。それでも、インフレは進むわけであって、久しぶりのスタグフレーションを意識してしまいます。 インフレや利下げはその国の通貨の価値を下げることになり、ポンド高の芽が摘まれてしまうことを指します。 現にこれまでユーロポンドのレンジだった0.7を振り切り、ユーロがポンドに対して強めに作用しています。ポンドのロングではなく、ショート戦略も来年度はありかな?と考えています。イブの日に何も投資なんて・・・と投資家の悲しい性と自分でも感じますが、学生の時、イブの夜にバイトをしていたことを思い出し、今は家族3人で迎えられるイブに感謝。私のところにもサンタがきました。枕元にプレゼントが。 妻にも感謝です。
2007.12.24
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近所の三越に行ってきましたが、意外に空いていてビックリ。やっぱり明日のイブが混むのかな? 逆にくるくる寿司は開店前から行列ができていました。 最近、気になるマンションがあります。よっぽど見学に行こうかと思うほど。ちょっと古い、バブルのマンションなのですが、最寄駅徒歩3分ですし、各フロアの1住戸しかない贅沢たつくり。結局7戸しかない小さなマンションの為、修繕積立金や管理は合計すると5万円にもなります。ただ、その立地周辺の売買事例や路線価から割り出した土地価格を7戸で割れば中古売り出し価格と遜色ない金額となります。 立地はよくスーパーや保育園等も近隣にあり、住宅地でもあるので、申し分ありません。マンションの述床面積は40坪ほど。ルーフバルコニーや和室の堀ごたつ、洗濯パンが折りたたみ戸内にあること、横広の間取り、コの字型キッチン、浴室横にあるサウナルーム等、バブルの香りが漂います。以前勤務していた会社が手がけたバブル時代のマンションに入ったことがありますが、ちょっとしたショックを受けたことを思い出します。 97年頃にバブルのマンションを見たのですが、97年は山一證券や銀行が潰れた年でした。デフレの淵であり新築のマンションにコストをかけなかったので(エントランス等にはかけた)結構質素な、間取りも均一なもので価格は抑えています、といった商品が売れていましたからそのバブルのマンションを見てとても同じ会社が作ったものとは思えないものでした。 設備はちょっと古くてもクオリティの違いを感じました。あれから10年経っているので、さすがに今のマンションのクオリティも高くなっているものの、バブルの「無駄」な部分に結構惹かれてしまいます。 現在の私の住居は借上げ社宅で、住居費は限られていますが、負担が増えようともマンション購入の夢はなかなか尽きそうにありません。
2007.12.23
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このところ仕事や会社のクリスマスパーティの準備に追われ、遅い帰宅でしたが今日は7時半には帰り着き、子供を久しぶりにお風呂に入れて落ち着きました。今年を振り返るのにまだ日数も残されていますが、連休も間近であり、来週明けも忙しそうなので総括してみようかと思います。やはり人生最大のビックイベントは子供の誕生でしたが、投資関連で進めていきますと、1月~2月はロシアの株の売却ラッシュでした。やや膠着感であったことと、その資金をFXに振り分ける為、現金化したのですが、その2月末は上海ショックにより損切りと反対ポジションを持つことで抵抗し、資金は守りましたが、年明け好調だった成果は吹っ飛んでしまいました。3月に入ると為替差益は順調に伸び、4月、5月でG7に気を使いつつも、上海ショックの損失をほぼ穴埋めできる利益を残せました。ただ、レバレッジを下げる目的から収益を取りにいくポジションつくりに慎重的となり、静かな売買で推移。 また、6月に入って上海株が大幅高となってきたので7月にA株の投資信託全部を売却。その後も上昇を続け最近はやや弱く推移していますが、自分では納得のトレードでした。そして、7月末~8月のサブプライムクラッシュ。FXの利益もかなり毀損してしまいました。それでも現在のところ年間を通してみれば黒字ではあるので、御の字でしょう。ただし、昨年の利益の数十分の1となってしまいました。資源株ファンドは好調であり、売却しまた購入。 長期保有をみています。その他には金鉱株でも利益を残すことができました。サブプライムの問題は不動産市場にインパクトを与え、ワールドリートは住宅市場への投資が少ないにも関わらず大幅に下落。年初来、30%近く下落しました。また日本株も低迷で、優待目的のラ・パルレは80%近くも下落。私の投資人生の中で最大の下げを記録しました。現在2万円台で買えるこの株、1年にも満たない所有で2万円相当の優待を2度貰ったので、現在購入し1年(2度の決算)会社が存続するともとはとれるでしょう。貸金業法改正の痛手を被ってしまいました。最近は南アフリカのETFと資源に連動するETF、またインドの割安なネット株を購入。来年にかけて世界株式市場はリセッションするとみていますので、単発的に購入していこうと思っています。今年はトータルで昨年以上の利益を残せましたが、来年は厳しいものになるでしょう。来年は手堅く住宅ローンの1部繰り上げ場合によっては全部繰り上げを視野に入れた手堅い一手を考えています。
2007.12.21
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