Flatのガンプラ製作日記

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2021.10.10
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カテゴリ: 本の感想
書籍の感想です。
今回は「影を呑んだ少女」です。


影を呑んだ少女 [ フランシス・ハーディング ]

幽霊を自分の中の取り込むことができる一族のお話です。

その一族は幽霊を自分の中に取り込むことができ、代々先祖の
霊を取り込んできました。
こうすることで、過去の叡智を代々受け継ぐことができるというわけです。

そんな一族は自分の妻以外の子、いわゆる婚外子を作ることが多いのです。

さらに不慮の事故で亡くなりそうになった時、器がなければ幽霊もいずれ
溶けてなくなってしまうのです。

そのため、婚外子の中で素質のあるものは館に迎え入れられ、万一に
備えさせられていたのです。器として。
霊を取り込むときに、もともとの魂は基本的に残れません。
一人の体に霊は7人分ほどしか入ることができないのです。
ですから、代々のご先祖様を入れていったら、自分の魂をはじき出すしか
ないのです。婚外子の子たちが「器」と書いたのはこのためです。
主人公のメイクピースはこの一族の婚外子であり、この運命を知り、
抜け出すために奮闘する、という物語です。

彼女も幽霊を取り込むことができるため、最初は一人で戦っていたのですが、

悔いていた兵士などを自分の中に取り込み、彼らの助言などを助けにして
いくというのはなかなか面白い発想でした。

設定も面白く、彼女が精いっぱい努力して大きな敵と戦う姿は
良いですね。ちょっと暗い描写もありますが、訳が良いのか読みにくい
印象もなく、最後まで読むことができました。





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Last updated  2021.10.10 21:51:31
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