Flatのガンプラ製作日記

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2021.11.23
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カテゴリ: 本の感想
書籍の感想です。
今回は「Fate/Zero 5 闇の胎動」です。


Fate/Zero(5)闇の胎動 (星海社文庫) [ 虚淵 玄 ]

まあ、Fate/Zeroにおいてもっとも邪悪なのは
綺礼とギルガメッシュなわけで。
その二人がタッグを組むということはそりゃもう
最凶最悪な図が出来上がるわけで。
そんな二人に弄ばれる時臣と雁夜、そして葵が

綺礼はこの聖杯戦争に関わらなければ、アーチャー
と出会わなければ、自身の嗜虐性に気づくことも
なく、「なんとなく違う」と違和感を持ちつつ、
凡庸に生きることもできたのかな。

さて切嗣です。
私はこの切嗣の幼少期のエピソードが結構好きです。
もちろんシャーレイが死徒化してしまったり、切嗣が
父親を殺すことになったりと陰惨な話なのですが
なぜ切嗣がこれほどまでに「世界の平和、争いの
根絶」に執心するのかがとても共感できるように
なるからです。

本人にはまだ意志があり、「殺して」と哀願される。
しかし切嗣は逃げた。
そのせいで村は全滅してしまった。
死徒化の根本原因は父親だった。
父親は逃げ延びて、また別の場所で研究を再開

だから殺した。シャーレイの時は逃げたけど、
今度は責任を果たせた気がした。
そして・・・
その後彼が為した事実だけを見れば
「ジャンボジェットの撃墜」という悪辣な所業に
見えます。しかし実際は違う。
彼の行動は間違いなく「正義」だった。
一人の命を引き換えに数万人の人々の命を
救ったのです。
しかし、その一人が自分のかけがいのない存在
だったとしたら・・・
正義がかれにした仕打ちは非常に残酷なもの
でした。
正義の味方になりたいと願いつつ、正義の
残酷さを切嗣は憎んでいたことでしょう。
セイバーが正義、正道を論じれば論じるほど
冷めていくのはこんな彼の生い立ちがある
からでしょうね。
正しいからと言って残酷ではない保証はなく、
犠牲者も皆無ではない。しかも正義の名の元に
その死すら賛美の対象になることすらある。
正義って何なんでしょうね〜

そう言えば、セイバーの愛機となるVMAXの
説明が小説では詳しくて良かったです。

アニメだとあんまり説明なかったので普通の
バイクかと思っていたのですが、魔改造された
このバイクはもはやサーバントでなければ
御し得ないほどの暴れ馬となっていたのです。
その暴れ馬をセイバーの騎乗スキルと魔力
放出で必死に宥めて駆っていく様は、赤兎馬
レベルですな(笑)
切嗣のプレゼントということで最初は眉を
ひそめていたセイバーもだんだんノリノリで
騎乗し、ライダーを追跡するシーンはかなり
ワクワクしました。

ライダーといえばなかなか難しいサーバント
なのですね。一つ一つの宝具の威力は桁違い
なのですが、当然必要な魔力も膨大なわけです。
およそ、ウェイバーには使いこなせない
サーバントなのでしょう。
ランサーとかは魔力消費少なそうですね。
アーチボルト&ソラウにとってはやはり痛恨
ですね。二人ならライダーを使いこなせた
のかな?
いや〜違う意味で無理か。

いよいよ次が最終巻です。





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Last updated  2021.11.23 14:55:11
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