ネズミを 2
つのグループに分けて 3
週間実験を行った。
1
つのグループは、毎日餌を好きなだけ食べさせて、温泉に入れた。
もう一つグループは、餌を少ししか与えなかった。さらに毎日水泳をさせた。
その後、両方のグループを寒さにさらした。
風邪をひいたのは、餌を腹いっぱい食べさせて温泉に入れたグループであった。
空腹と水泳をさせたストレスいっぱいのように思えるグループは風邪を引かなかった。しかもキラー細胞 (
ガンを攻撃する細胞 )
という免疫機能の働きを調べると、空腹と水泳をさせたグループのほうか強かった。
この結果から、適度の運動を実行して、適度のストレスを受ける方が免疫力が高まることがわかった。
動物行動学のケーニッヒという人が、青サギを使って次のような実験を行った。
食べ物を十分に与えて飼ってみると、最初はどんどん増えていくそうです。
ところが、あるところまで増えていくと、そのうちだんだんと減ってきて、そして最後には絶滅したという。
卵を産んでも返さないとか、子どもができても餌をやらないなどのことが起きてくる。 環境が整いストレスがなくなると、子育ての意欲が骨抜きにされるということです。
それよりも自分の生活をより豊かにすることに関心が向いてくる。
一般的にストレスや悩みを抱える事はよくないことであると受けとめられている。
しかし、実際にはストレスや悩みがまったくない順風満帆な生活を送っていると、心身の健康を損なうケースが多くなる。
反対に適度なストレスや悩みを抱えながら、日々の生活に立ち向かっているほうが心身ともに健康体となる。
心身の健康を保つためには、仕事や家事に取り組むときに、意識して問題点や課題、改善点や改良点を見つけ出すように心がけることが理にかなっている。
それらはすべて宝の山になる。発見したときは忘れないようにすぐメモしておく。課題や目標に意欲的に取り組むと心身の健康に役立つことを発見した。
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