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ちょっとブログを更新しない間にヨルダンのお天気はコロコロと変わり、稲妻あり雷雨ありの夜があったかと思えば、翌日はとっても暖かくなり、ダウンではふうふう言うほどの気温になったり…なんだか不思議な12月。この日曜日からは寒くなるのだとか言われていますが、本日などは18度くらいまで気温が上がったようで…寒波が来るのを今か今かと待ち構えつつ、まだ暖かい日々を楽しんでいる状況です。
本日の空。お天気でした!
さて、昨日はシリア人のご夫婦の家にお邪魔して夜食を一緒に楽しんできました。このシリア人の友達は、実はレバノン時代からの友達で、私がレバノンに1年半住んでいたときに出会いました。私より先に彼らはシリアに帰ってしまったのですが、その後シリアでの内戦が始まり、ヨルダンにやむなく逃れてきたのが3年前。
たまたま私も彼らより先にヨルダンに移動してきていまして、なんとヨルダンで再会! 今ではご近所さんになり、毎週のように会っている仲です。彼らは外の世界を知らないコテコテのアラブ。さて、一般的にアラブたちはかなり保守的で、特に外の世界に触れていないアラブの中には無知な人も多いし、とにかく「井の中の蛙」的なビックリ発言や不思議な発想をする人も多いです(笑)。ただこのシリア人のご夫妻は一味違う。
確かに外の世界に触れてはいませんが、外国人と接することから色んなことを学びとることができる裁量のある人たち。なにより、「アラブが最高だ」というような根拠のない断定的な発言をしない。一般のアラブは「なんのかんの言ってもアラブ文化が最高よね!」と思っていますので、言葉の端々にそのプライドが現れます。
そんなわけで、この一風変わったシリア人のご夫婦のことが私は大好きですし、彼らも私たちと接することで世界観を広くすることができるらしい。もちろん最初は色々ありました。アラブによくあるのが「外国人=冷たくて家族愛がない」という発想。アラブ社会では、独身の男性も女性も(そして女性は特に)家族を離れて一人で住むというのは信じられないこと、起きてはならないこと、世間体からすると「恥」であること、とされています。家を出るとすれば、結婚のみ。
ですから私たちのような外国人女性が一人で海外に住んでいるのは「冷たくて家族愛がないからだ」あるいは「自由奔放」と単純に結論付ける傾向があります。彼らはいつも一緒に家族と過ごしているので、単に「一緒の空間にいること=愛情」と考えています。ところが現実は、一緒の空間にいても別に意味のあることを話しているわけではないし、家族とはいえほとんど相手のことを知らないし、コミュニケーション不足から家族間で誤解が生じることもしょっちゅうで、争いも多々起きています。
反対に私やアメリちゃんは家族と離れてはいるものの、心は通じているし、アラブの家庭の数倍も内容の濃い話を家族としている。それに子供は独立するのが当たり前だし、30代40代になっても親と住んでいるほうがおかしい。親とも定期的に連絡を取りますが、別に「何を食べたか」「今何をしているか」などそれほど意味のないことで毎日連絡を取り合わなくても全然平気。お互い忙しいですし。
こうした考え方の違いを大抵のアラブは受け入れ難く感じ、「いやいや、アラブ社会はこうなんや! こうしなアカンのや!」とウンチクを垂れるアラブも多い。このシリア人の友達も、何せアラブ社会しか知らないわけですので、最初はこうした発言もしていました。が、彼らの良い点は、私たちを静かにじっと観察していて、自分たちなりに比較・検討をする。良いと思うことは受け入れる。「外国人=冷たくて家族愛がない」という訳ではないし、「女性が一人で生活している=自由奔放で恥ずかしいこと」という訳でもない、ということに気付いたようです。

やがて「アラブ女性って、ほんっとに何にも一人でできないよね。一人で出歩くのも"恥"って思われるし。こんな文化ダメよね~。可能性が生かされてないよね」なんていう発言も出るようになりました。大進歩! そんな風にして出会ってから5年ほどが経った今は、アラブの友達より信頼してくれているし、仲良しこよしの関係に。
そんな彼らですが、シリア難民ですので、生活はかなり困難です。生活のために家でピクルスやマクドゥース(茄子のお漬物)やクッベ(アラブ風のコロッケ)などを作って売っています。これがまた! シリア人は本当に器用で、どれもおいしい。すぐに顧客ができ、大忙しです。私もアメリちゃんも彼らの顧客で、やれピクルス、やれマクドゥース、という風にいつも何かしら買っています。
昨日は野菜のピクルスを購入! 漬けたばかりなので1週間待ってね、といわれていますが、見るたびに早く食べたい~とうずうずしています。ヨルダン在住の日本人の皆さまも、本場の味のマクドゥースやクッベが食べたいと思われたら、是非利用してみてくださいね。ヤミツキになりますよ!
私とアメリちゃんは1キロのマクドゥースの瓶を3日ほどで平らげるくらいのファンです。マクドゥースについては何度かこのブログでもアップしていますが、知らないという方のために、以下のブログもご参照くださいませ。 http://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201310180000/
こんな風にシリア人たちは本当にたくましいし、働き者。私もヨルダンで出会うシリア難民たちに頭の下がる思いがいたします。ここで出会った友達は一生の宝物!
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