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自分にとっての1番を選ばずに、周りの意見を尊重し
様々な選択をしてきた。
悲しみは、塵のように少しずつ積もっていく。
そして、長い年月をかけ、やがて怒りとなった。
いつも、周りの事を考えて
自分自身の1番やりたいこと、叶えたいことを
閉じ込めてきたんだから、これくらい他の人が
譲ってくれてもいいでしょ!
奥底には、そんな思いがあるのかもしれない。
傍から見ると、すごくワガママで
自己中心的に見える言動が増えていた。
家族は、義母の希望を叶えようと
奔走している。
叶えても、叶えても、出てくるのは不満。
もっと!もっと!もっと!
義母は、これまでのクセで
1番叶えたいことを家族に言わない選択をしていた。
悲劇のヒロインという立ち位置を
変えるつもりはなく、周りが疲弊していく。
無事に施設へ入居したが、
「半年間は会いに来ないでほしい」
と思ってもないことを言ったりしていた。
数日後、会いに行ったけれど、
悲劇のヒロインぶりは強まっており
義母が失明する前、近くのホールで行われる
朗読&演奏会のイベントを予約していた。
私は全く興味はなかったのだが、予約して!と
心が叫ぶので予約しておいた。
義母が入院した頃、
あのチケットは、義母へもので、
ピン留めした未来への贈り物だと直感的に思った。
けれど、今の状態では行かないと思うし
どうやってピン留めした未来へ到達するのだろう?
それとも、別の未来へ到達するのだろうか。。
義母と距離が必要だと感じた日に、
チケットの事と、
心から会いに行きたいと思えるまで、会いに行かないと
旦那に伝えた。
たぶん、その未来にはお袋は行けないわ。
変わるはずがないと言った。
エネルギーは繋がっているから、
私達が、楽しんで、楽しみまくって過ごしていたら
相手を引き上げて、1日で変わるということもある。
私は、最後まで信じてるねと声をかけた。
結局、足りないものを補充してほしいと 電話があるまでの1週間、 施設には誰も行かなかった。
その間、自分たちの回復に務めた。
自然に触れたり、心の底から笑ったり
いつもの私達家族の在り方を取戻すかのように、
全ての時間を楽しみの為に使った。
1週間ぶりに施設に行った旦那は、
義母とやっとちゃんと話かできたと言った。
いままで、自分の人生なのに
選択を全てひとに任せてきた。
私が選ばないといけないのに、ずっとそうしてきた。
でも、これからは自分でちゃんと選びたい。
だから、この施設を出てひとりで暮らしてみたい。
この施設で20年生きるよりも、
ひとり暮しをして半年で命が尽きたとしても
それでもいい。
私は、楽しみたい!
助けをたくさん借りて、そうしたい。
そして、朗読会&演奏会の話をすると
是非行きたい!と言ったのだそうだ。
嘘みたいだ!本当にびっくりした!
1週間、ただ自分を癒し、楽しんでいただけなのに
と旦那はとても喜んでいた。
入ったばかりの民間の施設を、おそらく出ることになる。
様々な手続きや相談へまた出向くことになる。
けれど、私達の心はとても軽い。
1番の望みを叶えて生きていくと決意をした義母と
動くことは、楽しいに違いない。
現実的には、またバタバタしそうだなー笑
私自身の1番を叶えながら、義母や家族の1番を
叶えていく。
それが、私の好みだから☺️
最後までお読みいただきありがとうございます😊
支えて下さる全ての方へ感謝✨️✨️
お別れのあいさつ 2025.02.19