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ここのところ、ショパンの前奏曲集のなかから数曲を練習しているので、関連情報はないだろうか、とネット内を徘徊していた。すると、ある演奏家のCDに目がとまる。それがピアニスト遠藤郁子「ショパン春夏秋冬」だった。「えっ、これがショパンのCDなのか?」。まず最初に驚いたのがとてもクラシックの、いや、ショパンの演奏が収録されたCDとは思えない邦楽を感じさせる「和」なCDジャケット、そして更に驚いたのは、前奏曲集24曲+1曲に全て彼女自身が名付けた副題が記されているのである。それも、四季折々の風景を感じさせるものばかり。前奏曲Op.28第1番 ハ長調 「日の出とともに里に舞い降りる鶴」(冬)第2番 イ短調 「鯉の墓場」(晩秋)第3番 ト長調 「雪どけ川を下る鮭の稚魚たち」(早春)第4番 ホ短調 「瀕死の白鳥」(早春)第5番 ニ長調 「6月の風にゆれるアカシヤの花」(初夏)第6番 ロ短調 「雨のアイヌ墓地にて。ひっそりと咲く一輪のクロユリ」(初夏)第7番 イ長調 「雨露をころがす鈴蘭」(初夏)第8番 嬰ヘ短調 「ニングルの住む森のこがらし」(秋)第9番 ホ長調 「オホーツク海の真赤な日の出」(夏)第10番 嬰ハ短調 「釣り糸に踊る落部川のヤマメ」(初夏)第11番 ロ長調 「ルピナスの花とピリカ・メンコ」(初夏)第12番 嬰ト短調 「イヨマンテの剣の舞」(晩秋)第13番 嬰ヘ長調 「青い空、海辺のハマナス」(夏)第14番 変ホ短調 「カムイコタンの急流」(夏)第15番 変ニ長調 「太古の原生林。ものの気。雨だれ」(秋)第16番 変ロ短調 「駒ヶ岳の伝説。空翔ける光の剣」(夏)第17番 変イ長調 「春の宵の逢瀬、闇夜に響く11時の別れの鐘」(春)第18番 ヘ短調 「運命が戸をたたく。諾か否か、不吉な知らせ」(晩秋)第19番 変ホ長調 「緑響く。大雪山の樹海」(盛夏)第20番 ハ短調 「キロロアンの死」(冬)第21番 変ロ長調 「澄みわたった空、水辺の真赤なサンゴソウ」(秋)第22番 ト短調 「走る白い野生の馬」(夏)第23番 ヘ長調 「水ぬるむ頃、ぽっと開くふきのとう」(早春)第24番 ニ短調 「コタンの殺戮。放たれた火、女たちの悲鳴、やり場のない怒り」(厳冬)前奏曲Op.45 嬰ハ短調 「晩秋の摩周湖にて」 ショパンが生きていたらさぞやビックリするであろうが、この副題を観ていると、まさしくこれは北の大地における春夏秋冬ではないだろうか。あのショパンの前奏曲をこのような副題をもって、彼女自身のなかに曲そのものを取り込んで演奏しているようである・・・といっても、申し訳ない、とりあえず全曲は試聴してみたものの、あくまでも「試聴」なので、感想はこれ以上言いようがない。ネット上で出逢ったのも縁のうちだろうか、買うか買うまいか悩む私であった。遠藤郁子さんといえば、第7回ショパン国際ピアノコンクールにも出場されており、特別銀賞を受賞されていると聞くが、苦労話も多いという。特に乳ガンで生死の境をさまよったという点に関しては、同じ女性として他人事とはとてもいえない。死に最も近づいた時、人は何を思うのだろう・・・彼女のアルバムをみると、どこか神がかったところがあり、独創性を重んじた人柄が伺える。ハマッたらとことんハマれそうだが、一歩踏み出すのに時間がかかりそうな、そんなバリアを感じてしまうのだ。演奏に関しても、人によって評価がまっぷたつに分かれており、説得力がある、いや、ある種オカルトチックでもあるうんぬん・・・しかし、ショパンの前奏曲集を試聴した限りは決して近づきがたい印象ではなかったのだが。昨日はフジコ・ヘミングさん、そして今日は遠藤郁子さんと、偶然にもピアニストさんたちについて触れることとなってしまった。【ちょっぴり追記】このショパン前奏曲集の各曲について、あの有名なピアニストであるアルフレッド・コルトーが語った印象が非常に興味深かったので、参考までに並べてみよう(全音楽譜プレリュードとロンドから引用)前奏曲Op.28第1番 ハ長調: いとしい人を待つ第2番 イ短調: 郷愁の思い、遠く開けた海のような。第3番 ト長調: 小川のうた第4番 ホ短調: 親指で第5番 ニ長調: うたであふれた木々第6番 ロ短調: ホームシック第7番 イ長調: すてきな思い出が香水のように記憶の中に香っている第8番 嬰ヘ短調: 雪が降り風が吹き嵐が吹き荒れる。しかし私の悲しい心の中の嵐はもっとすさまじい第9番 ホ長調: 予言者の声第10番 嬰ハ短調: 降りてくるロケット第11番 ロ長調: 少女のあこがれ第12番 嬰ト短調: 夜の乗馬第13番 嬰ヘ長調: 外国で星の多い夜、遠くにいる恋人を思う第14番 変ホ短調: 嵐の海第15番 変ニ長調: しかし死は物陰にいる第16番 変ロ短調: 深いふちへ向かって走る第17番 変イ長調: 彼女は私に言った「あなたを好きです」第18番 ヘ短調: 祈り第19番 変ホ長調: つばさ、あなたのところへとんでいく、私の恋人第20番 ハ短調: 葬送第21番 変ロ長調: 先祖のもとへ一人帰る第22番 ト短調: 反乱第23番 ヘ長調: 水の精のたわむれ第24番 ニ短調: 生、官能、死こうやって遠藤さんのタイトルとコルトー氏の印象を眺めてみると、第3番、第20番、第23番あたりはなんとなく共通しているようにも感じられる。特に第20番は、ショパン研究でも知られる下田幸二氏も「葬送行進曲の赴をみせる」と文献に記している。◆ ◆ ◆ ◆ ◆タイトルといえば、現存するクラシックの曲につけられたタイトルのなかでも、作曲家自らがつけたものではないものが多数存在しているが、なかには「こんなタイトルつけないでくれよ」・・・と作曲家がトホホと思うようなタイトルを勝手につけられているものもあるのかもしれない。もしかしたら、作曲家からしてみれば余計なお世話だ、と思うことも??----------------------------------------------------【本日のピアノ練習メモ】本日のメイン練習●ブラームス51練習曲 #07~#10,#15#07:3度を4-1,5-1指で弾く運動。#08:アルペジオ練習。#09:各指を広げる運動#10:5指押さえながら他指の均一運動。#15:3指押さえながら他指の均一運動。●クラーマー=ビューロー60練習曲 #21#21:右手明確な指さばき練習 まだまだ進行に慣れる段階。みっとん氏に「この曲はテンポを上げていくとなかなか難しい」というご指摘を頂いてしまったため、まずはじっくりとテンポを落とした状態で弾きたおすことにしよう。●バッハ シンフォニア #10~#13#10~12:おさらい#13:各声の運指をじっくりさらいながら、通し練習繰り返し。技術的な面では厄介な箇所はなさそう。●ショパン 24の前奏曲 Op.28 #05,#16#05:弾きこみ段階。回数こなせ#16:8小節の広音域進行がまだあやふや状態。26~29小節の右進行も運指で若干戸惑いが残っている。そして30~31小節の左アルペジオ、とてもstrettoにふさわしい状態とはいえず、だらけきっている。もっと勢いよくザッといけないものか。●ショパン ノクターン第13番 Op.48-1ようやく弾きこみ段階へ。夜想曲であることを意識して、中間後半から終盤にかけての盛り上がりはふくよかであってヒステリックにならぬように。前半の左オクターブ含む伴奏は、バスが響きすぎないように。----------------------------------------------------本日のおさらい●クラーマー=ビューロー60練習曲 #10(両手),#8(左手),#16(3-4-5指強化),#19(右分散音型)●ショパン 24の前奏曲 Op.28-1,4----------------------------------------------------本日のおためし~ライフワーク的取り組み●ショパン 幻想曲 Op.49冒頭から154小節まで徹底練習続く。納得いくまで次には進まない。
Oct 31, 2005
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日曜日の23時10分からはNHK総合テレビにて毎週「NHKアーカイブス」なる番組で、過去に放映されたNHKの特集番組を再度放送されているのはご存じだろうか。10月30日放映は、当時大反響を呼んだ1999年2月放映の「フジコ~あるピアニストの軌跡」、そして7月放映の「フジコふたたび ~コンサートin奏楽堂~」(演奏抜粋)であった。1999年といえばすっかりピアノから離れてしまっていた時期ゆえ、私はその番組の存在を知らなかった。しかし、フジテレビで2003年に放映されたドラマ「フジ子・ヘミングの軌跡」を通して、NHKのドキュメンタリーがきっかけで彼女の存在がより一般に広まるようになった、ということを知り、機会があればそのNHKのドキュメンタリー番組を観てみたいと思っていたのだ。なにしろ、このNHKの番組直後から問い合わせや手紙などが1000通にも及んだといい、更にはあまりの反響の多さから再放送も何度もされたというから、この番組の影響力の大きさは計り知れなかったのではないだろうか。そんなNHKの番組「フジコ~あるピアニストの軌跡」のメイン舞台は、当時住んでいたフジコの下北沢の家である。この家での日常を通して、彼女の生きてきた栄光と陰の時代、そして日本での復帰コンサートに至るまでを紹介している。スウェーデン人の父、そして日本人の母に生まれたフジコは幼い頃から母から厳しくピアノのレッスンを受け、やがて才能を開花させていく。しかし、ドイツ留学を前に彼女が無国籍であることがわかり、パスポートもとれず、避難民として国外に出るしかなかったという。留学できたのは30歳になってから、それでもフジコは順調にヨーロッパでの成功をおさめていた。更にはあのアメリカの作曲家バーンスタインに才能を認められ、順風満帆だと思われたピアニスト人生だが、フジコはあるリサイタルの前に風邪をこじらせ、聴力を失ってしまう。折角つかみかけた大きなチャンスがここで崩れてしまったのだ。フジコは当時を振り返りながら「悪魔がいる、悪魔がいると思ったね。あの時のことは思い出したくない・・・」と語っている。その後、治療に専念したものの、2年間は全く聴力を失ったままであり、その後40%ほどの回復しか得られなかった。世間も彼女の存在を徐々に忘れていき、フジコ自身ももう人前で演奏することはないと思っていた。フジコの母の死がきっかけで日本に帰国、ピアノ教師をしながら収入を得ていたのだが、もう一度ステージに上がりたい、彼女の思いが新たな人生を開くきっかけに・・・そして復帰コンサートを上野奏楽堂で開催・・・ここまでが番組で紹介された彼女のストーリーだ。日常の風景として、下北沢の家にて9匹の猫ちゃんと暮らす日常(1999年当時)が映され、夜は物思いにふけりながらピアノを弾くという。母が決して手放さなかったピアノでフジコがしみじみと弾くベートーヴェンの「月光」、朝が苦手だというフジコがじゃがいものみそ汁を台所で立って食べる姿、日々の買い物風景などが次々と流れていく。フジコは語る。「私よりもテクニックが上の人なんていくらでもいる。でも機械的に演奏するのはいや。間違えたっていいじゃない。人間が演奏しているんだもの」確かに彼女の演奏は、まるでひとつひとつの音に、自分の人生の重みをずっしりと刻みつけるような演奏をする。鍵盤に向かう彼女のタッチはまるで何かを押さえ込むような、そんなところがみられる。彼女が最も得意とするリストの「ラ・カンパネラ」、あの鐘の響きは、彼女の人生そのものなのかもしれない。◆ ◆ ◆ ◆ ◆番組後半は、「フジコふたたび ~コンサートin奏楽堂~」(演奏抜粋)として、彼女が1999年4月に開催した復帰コンサートのなかから、5曲を放映。その曲は、以下のとおり。・愛の夢 第3番 (リスト)・伝説から 小鳥に語るアシジの聖フランシス(リスト)・3つの演奏会用練習曲から「ため息」(リスト)・エチュードOp.10-12「革命」 (ショパン)・パガニーニによる大練習曲より第3曲「ラ・カンパネラ」(リスト)「リストとショパンを弾くために生まれてきたピアニスト」ということもあってか、選曲は彼女の得意なリストを中心にショパン1曲を含む計5曲が放映された。これまでテレビ等で何度も彼女の演奏を聴いてきたのだが、1999年時点での演奏をこうして改めて聴いていると、彼女は「音色」と独特の「間」をもって、聴衆に訴えかけるピアニストなのだな、ということをしみじみと感じさせる。(ただ、「ラ・カンパネラ」と「ため息」は非常に心に強く残ったのだが、ショパンの「革命」は全体的になだらか過ぎてしまい、私の感性とは少々異なっていたりも。)それにしても、久々のリサイタルに全身で緊張して楽屋に佇むフジコの表情が、とても可愛く見えた。◆ ◆ ◆ ◆ ◆人生、何事も諦めちゃだめだ、挑戦できる力が少しでも残っている限りは、どんな小さなことでもいい、挑み続けよう、この番組をみて、少しパワーを貰ったような気がする。これまでの人生に、何か諦めたまま放置してしまったもの、ないだろうか。いまいちど、掘り起こしてチャレンジしてみたいもの、あるだろうか。----------------------------------------------------【本日のピアノ練習メモ】本日のメイン練習●ブラームス51練習曲 #07~#10,#15#07:3度を4-1,5-1指で弾く運動。#08:アルペジオ練習。#09:各指を広げる運動#10:5指押さえながら他指の均一運動。#15:3指押さえながら他指の均一運動。●クラーマー=ビューロー60練習曲 #20,21#20:左手分散音型練習。本日でとりあえず一区切り。左分散音型練習としておさらいメニューに追加。#21:右手明確な指さばき練習 本日から開始。解説によれば3-4指や4-5指が含まれる音型が弾きづらいため予備練習を要すると書かれていたのだが、別段それほど弾きづらさは感じず、どうやら難箇所はなさそう。後は進行に慣れていこう。●バッハ シンフォニア #10~#13#10~12:おさらい#13:中間部以降、各声の運指がまだ慣れきっていないせいか、フレーズの各所で分断されがち。ゆっくり確実にさらって。●ショパン 24の前奏曲 Op.28 #05,#16#05:弾きこみ段階。#16:左の音域広い跳躍箇所で余裕無い音になってしまい、その点は頂けないが、右進行はだいぶ慣れてきた。実テンポにはまだまだほど遠い状態であるが、ようやく形を成してきたというレベルか。●ショパン ノクターン第13番 Op.48-1通し練習及び、後半重点練習は続く。懸念事項であった69~70小節はここにきて余裕度が見え始めてきた。前半の特に右旋律、今一度指使いを確かめながらさらう。----------------------------------------------------本日のおさらい●クラーマー=ビューロー60練習曲 #10(両手),#8(左手),#16(3-4-5指強化),#19(右分散音型)●ショパン 24の前奏曲 Op.28-1,4----------------------------------------------------本日のおためし~ライフワーク的取り組み●ショパン 幻想曲 Op.49時間切れにつき、77小節以降154小節までのみ練習。今はとにかく進行に慣れるべし。
Oct 30, 2005
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数日前から、加藤一郎氏の著である「ショパンのピアニスム」(音楽之友社)を読み始めた。この書籍は、ショパンが残した数々の資料をもとにショパンが求めた音楽性・演奏学について語ったものであり、弟子たちの楽譜に残されたショパン自身の注釈などが幾つも譜例として掲載された、ショパン好きには興味深い1冊である。ショパンのピアニスム 加藤一郎著ざっと各章のタイトルをあげてみると以下のとおり。タイトルを見ているだけでもなんだかワクワクしてくる。・第1章 ピアノ技法の原理・第2章 運指法(親指の開放/多様な指の交差/同じ指の連続/指の置き換え/指の個性)・第3章 ベル・カントの応用(ショパンとオペラ/スピアナート様式/声の柔軟性)・第4章 装飾法(装飾音/装飾句/デヴィジョン)・第5章 テンポ・ルバート(ショパンのテンポ・ルバートの基本的性格/ショパンのrubatoの指示/ショパンのテンポ・ルバートの3つのタイプ/ショパンのテンポ・ルバート)・第6章 フレージング(基本的な形/音楽の継続性/不規則な分節法/同じフレーズの反復あるいは再現の際の表現の変化/弟子の楽譜に書き込まれたスラーと線)・第7章 ペダリング(音響の合成/ペダルの使用範囲/ペダルの回避/ウナ・コルダの使用/同じフレーズの反復あるいは再現の際の表現の変化/ペダルによる様々な表現)・第8章 ショパンとピアノ教育(ショパンの受けた音楽教育/ショパンがおこなったピアノ教育/スターリングの楽譜/ピアノ・メトードの草稿)普段、斜め読みが多い私であるが、いざ真剣に読み始めると1章を読み終えるのも時間がかかってしまうゆえ、いまだ第2章をウロウロしている状態だ。というわけで、第2章の「運指法」を読んでいて、興味深かったのが親指の開放、つまり、ショパンは親指で黒鍵を弾くことをなんのためらいもなく指定している、というところである。それまでの「黒鍵を弾く際には親指を避ける」という慣習に一石を投じたようなものなのだから。しかし、ショパン自身、弟子に対して「各指均等に弾くことよりも、各指の特性や持ち味を活かした練習をすべき」(短き指は白鍵で、長き指は黒鍵で、という手の基本形を伴う5指練習)という方針で指導してきたなかで、親指を黒鍵にあてがうというのはちょっと合点がいかない。しかし、ショパンは親指を最も自由度の効く指と判断している。親指を使わずに、別指を使用することで音楽的な流れや手の形を損なうのは、ショパン的には許せなかったのではないだろうか。だから、慣習にこだわることなく、必要とあれば親指で黒鍵を弾くことも躊躇無く指定できたのかもしれない。頭ごなしに「親指で黒鍵を弾くな」というのではなく、前後の流れを考慮して指使いにも柔軟性をもたせることは必要と、私自身、考えさせられてしまった。丁度私が現在練習しているノクターン第13番(Op.48-1)についても、親指使用に関する例としてあげられている。楽譜をお持ちの方は、第9小節の2拍目の右ラ(♭)音の指指定、何になっているだろうか。パデレフスキ版においてはショパンの意向どおり、1指、つまり親指の指定となっているのだが、コルトー版においては2-1指の置き換えになっている。全音もその版を元にしているのか、2-1指置き換え指定となっていた。他の版では2指指定のものさえあるのだ。しかし、その後の流れを考えると、2指で弾くほうが逆に弾きづらいはず。手の形を考慮すれば黒鍵であっても親指を使うのは私自身、非常に納得がいく。その他、ショパンは5指の上を4指がくぐる運指や、同じ指のままで隣り合う音(時には隣り合わない音でも)を弾く方法などを積極的に使用している。そういえば、この運指はバッハの時代においても結構使われていたことではないだろうか。特に同じ指で連続して弾くことには、その指のもつ個性を重視してのことだろう。是非、この指で表現して欲しい、そんな思いかもしれない。ついつい、弾くことばかりに夢中になり、指定の運指をおろそかにしてしまうことがあるのだが、そのひとつひとつの運指の指定には、ショパンの、そしてショパンを研究している者たちの、その「音」に対する慈しみが表れていることを忘れてはいけないのだ、と思い知らされた気分である。この「ショパンのピアニスム」、また読み進めていった際には自分なりの感想をここで述べていきたいと思う。◆ ◆ ◆ ◆ ◆そういえば、絶版となってしまったエーゲルディンゲル著の「弟子から見たショパン」、これの復刻はどうなったのだろうか。まぁ「ショパンのピアニスム」が2004年に出版されたことで、ショパンの指導法や演奏学をこうして読むことが出来るようにはなったのだが、一度は読んでみたい「弟子から見たショパン」。「弟子から見たショパン」を擬似的に作ろうなんて企画のWebサイトもあったりして、それだけあの本の存在は大きかったのではないかと思われるのだが・・・----------------------------------------------------【本日のピアノ練習メモ】本日のメイン練習●ブラームス51練習曲 #07~#10,#15#07:3度を4-1,5-1指で弾く運動。#08:アルペジオ練習。#09:各指を広げる運動#10:5指押さえながら他指の均一運動。#15:3指押さえながら他指の均一運動。●クラーマー=ビューロー60練習曲 #20#20:左手分散音型練習。弾きこみ段階。●バッハ シンフォニア #10~#13#10~12:おさらい#13:下声・中声を別々にさらい、下・中声を合わせてから上声を加えて練習。課題探しはこれから。●ショパン 24の前奏曲 Op.28 #05,#16#05:無理にmolto allegroに固執せず、少し落ち着いて取り組むことで安定感が更に増してきた。#16:本日も右進行のみをじっくり練習してから、45小節(最後の両手進行)以降を重点的に取り組む。右は良いのだが、左側がやはりフワフワ気味。スタカートで弾いてみたり1音1音ゆっくり弾いてみたり、試行錯誤は続く。●ショパン ノクターン第13番 Op.48-1通し練習及び、後半重点練習は続く。----------------------------------------------------本日のおさらい●クラーマー=ビューロー60練習曲 #10(両手),#8(左手),#16(3-4-5指強化),#19(右分散音型)●ショパン 24の前奏曲 Op.28-1,4----------------------------------------------------本日のおためし~ライフワーク的取り組み●ショパン 幻想曲 Op.49通し練習とともに、127~154小節重点練習。上声を途切れさせずに弾くのはなかなか難しい。つい、中・下声のスタカート進行につられてしまったり。
Oct 29, 2005
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今日は自転車と電車を駆使?して所用をせっせと済ませなければならなかった。まずは、月末近いため、家賃を大家さんにおさめなければ、とまず自転車をかっとばして銀行へお金を引き出しにいく。月末は銀行も混雑するはずなのだが、ATMはガラ空き状態。やはり、例の暗証番号盗撮事件以降、ATM利用は・・・・減ったのだろうか。気味が悪いため、キャッシュカードは両手でカード表面を覆いながら機械に挿入、暗証番号を押す際は持っていたバインダーで画面そのものを隠しながらコソコソッと押す。これだってあくまでも暫定対処だ。人のカード情報盗む労力があったら、もっとその技術をまともに活かすことを考えよ、声を大にして言いたい。そしてその足で大家さん宅に行き、家賃を手渡すと、今度は電車に乗って立川へ。◆ ◆ ◆ ◆ ◆あんたまた立川行くの?と言われそうだが、ウィルス対策ソフトの期限が切れてしまったため、慌てて新バージョンを買いに走っている、とまぁこんな訳である。ネット上で更新すれば済むはずのものだが、私は昔から、クレジットカード番号をオンライン入力するのを非常に嫌っているため、決してカード決済はしない。楽天やアマゾンで購入する際にも、あいかわらず代引き取引ばかり。インターネットは大いに利用させてもらっているが、身の安全は己で守るしかない、そんな場所とも認識している。◆ ◆ ◆ ◆ ◆そして、今度は本屋さんで本日発売(10/28)の「のだめカンタービレキャラクターBOOK」をむんずと手にとる。実はこの本、当初は10月13日発売予定だったが、延期されて本日発売となったのだ。まぁこの本については後日ゆっくり語る(かはわからないが)として、続いて山野楽器へ。◆ ◆ ◆ ◆ ◆すると、山野楽器のクラシックコーナーにあるわあるわラファウ・ブレハッチ氏のCD。発売日当日に行ったら、キッパリと「取り寄せです」と店員さんに言い切られてしまったのに、何枚もズラリと並んでいるではないか。しかもしっかりと「ショパンコンクール優勝」うんぬんとポップ広告付きで、目立つ場所に掲げられている。まったくもぉ・・・遅いよ、買っちゃったよ、別の店で・・・と、そのほど近い位置にポリーニ氏の「ショパン夜想曲全集」のCDがドーンと掲げられている。あぁ、欲しい欲しい欲しい・・・しかし、ここはグッと我慢だ。誰かが背中を押してくれるまで。と、私にしては珍しく何も買わずに山野楽器を後にしたのであった。(ってそんなに毎度毎度買えるはずもないか。)◆ ◆ ◆ ◆ ◆帰りの電車は途中下車して、イトーヨーカドーでロッテおめでとうセールに参戦?(阪神ファンさんごめんなさい)。実は私、セールの類はあまり得意としておらず、人がわぁーと群がっていると避けて通る人間だったのだが、冷凍食品半額の文字につられるように、ついフラフラと・・・。あぁ、とりあえず私も女性だったようだ。◆ ◆ ◆ ◆ ◆体調が悪いというのに、よくもこれだけフラフラとしたものだ。帰りの電車のなか、もうろうとしながらmp3プレイヤーから流れるショパンのノクターンが、疲れた私を癒している。と、ふと、そこで気付いてしまったのだ。自然と指が動いていることに。mp3プレイヤーには割と普段から練習している曲を中心に選曲しているため、電車のなかで擬似的にピアノを弾いている気分に陥ることがある。その結果が、こうして自らの指がうにゃうにゃと動く羽目に。しかし、これ、ふと我に返ると非常に恥ずかしい。ただの怪しい人になりさがっているではないか。ピアノ弾きの皆さんは大丈夫だろうか、気がつくと場所構わず、頭のなかの鍵盤でピアノを弾いているなんてことはないだろうか。指が勝手に動いているなんてことはないだろうか。これ、危険兆候だろうか。----------------------------------------------------【本日のピアノ練習メモ】本日のメイン練習●ブラームス51練習曲 #07~#10,#15#07:3度を4-1,5-1指で弾く運動。#08:アルペジオ練習。#09:各指を広げる運動#10:5指押さえながら他指の均一運動。#15:3指押さえながら他指の均一運動。●クラーマー=ビューロー60練習曲 #20#20:左手分散音型練習。弾きこみ段階。●バッハ シンフォニア #10~#13#10~11:おさらい#12:明日からおさらいモードへ移行#13:本日から復習開始。上声・中声を別々にさらい、まずは上2声のみを合わせて●ショパン 24の前奏曲 Op.28 #05,#16#05:現在停滞状態。辛抱辛抱・・・跳躍箇所、指間違い1箇所発見、これによりやや安定度が増した#16:再び右進行のみをじっくり練習。●ショパン ノクターン第13番 Op.48-1後半部、いまいちど右のみで上声旋律とそれに伴う和音連打を整理してみる。----------------------------------------------------本日のおさらい●クラーマー=ビューロー60練習曲 #10(両手),#8(左手),#16(3-4-5指強化),#19(右分散音型)●ショパン 24の前奏曲 Op.28-1,4----------------------------------------------------本日のおためし~ライフワーク的取り組み●ショパン 幻想曲 Op.49今日はほんの少し譜読みを進め、127~154小節まで重点的に練習。上声は各音を途切れさせることなく、それでいて中声の和音はスタカートで、という、まるで2,3名が担当して弾いているような箇所ゆえ、各パートそれぞれ別の人になりきって。
Oct 28, 2005
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10月ももうすぐおしまい。ここのところ、急激に寒くなってきたので、とうとう棚の奥からはんてんをひっぱり出してきて着込んでしまった。これを着ると「あぁ、また今年も寒い日々がやってくる・・・」と実感するのだ。さて、あまり調子もすぐれない状態ではあったが、なんとかピアノに向かうと本日のメニューを地道にこなしていく。寒い寒いといいながらも、まだ指はなんとかいうことをきいてくれる。そう、確かに冬の寒さはこんなものじゃないから。こうなったら、弾ける時期に弾きだめじゃー!とばかりに、相変わらずガツガツガツガツ・・・おいおい、ほどほどにね、と自分に言いたい。ほっと一息、お茶がてら休憩しながらバサバサとつまれたチラシ群を片づけていると、ふと光沢のある茶色表紙の小冊子を発見。そう、9月の鈴木弘尚さんピアノリサイタルの際、頂いたチラシ群のなかに入っていた小冊子である。それが「第6回浜松国際ピアノコンクール実施要項」であった。ピアノリサイタルって、一般聴衆にこのような小冊子を配っているのか、と改めてフンフンと手にとる。そうか、あのリサイタルにはこのコンクールに出場しようとする若きピアニストたちも多数来ていたのだろうな・・・と、ふとリサイタルの興奮がよみがえる。実は恥ずかしながらこのコンクールの存在を知ったのは、鈴木弘尚さんを知ったのがきっかけ・・・である。鈴木さんは2003年の第5回浜松国際ピアノコンクールの5位入賞者でもあり、なんとその同じ年には今回のショパンコンクールで活躍した面々も入賞者として含まれているから、あらびっくり。(2003年浜松国際ピアノコンクール入賞者)・1位:該当者なし・2位:ラファウ・ブレハッチ(ポーランド)・2位:アレクサンダー・コブリン(ポーランド)・3位:セルゲイ・サロフ(ロシア)・4位:関本昌平(日本)・4位:須藤梨菜(日本)・5位:鈴木弘尚(日本)2位があのブレハッチ氏であったのだ。そして4位には同じくショパンコンクール入賞者の関本昌平氏だったりする。浜松国際ピアノコンクールの入賞者はショパンコンクール上位に食い込めるほどの実力者たち揃いだったのか。しかも、この小冊子の過去入賞者欄を見ていると、その前の回、つまり第4回(2000年)の第2位入賞者に(2000年浜松国際ピアノコンクール入賞者)・2位:イム・ドン ヘ (韓国)の文字が?「イムドンヘ?????へ?」日本語で書かれた名前に思わず首を傾げたのだが、「LIM Dong-Hyek」の文字にハッとする。当時若干16歳で2位入賞を果たした彼こそ、今回ショパンコンクールで3位入賞の「イム・ドンヒョク」氏であった。この小冊子を見た後、浜松国際ピアノコンクールの公式Webサイトをチェックしてみると、過去の入賞者たちのコーナーになんと本人の写真入りで掲載されている。ブレハッチ氏にしても関本氏にしても、そしてイム・ドンヒョク氏にしても、当時の写真と今回のショパンコンクールでの印象はかなり異なっている。みな、どこかあどけなさすら残る、若々しい雰囲気だったのだ。顔つきも、そして勿論演奏も、みなさん着実に成長しているのだな、と妙にしみじみと感じてしまった。もしかして浜松国際ピアノコンクールって、ショパンコンクールへの登竜門的な存在でもあったり??そうそう、2000年の浜松コンクール入賞者のなかにフォードル・アミロフ氏というロシアのピアニストがいたのだが、この人、今回のショパンコンクールにも出場していたことに、たった今、気が付いた。まぁ、そこまでは良い。ありがちな話である。しかし、浜コン入賞者の写真を見ると割と好青年風であったのに、ショパンコンクールの1次予選に出てきたその姿は、あまりに違いすぎた。革のジャケットをまとったくたびれたキリスト様のような風貌で現れ、演奏もクラシックからはかけ離れたポップスなノリで弾いていたのである。あれにはかなり驚かされたっけ。ふと、数日前のショパンコンクールが懐かしくよみがえる。おっと、心は浜松からいきなりワルシャワへとんでしまうところであった。話を戻そう。その浜松国際ピアノコンクールだが、実施要項によれば、1991年浜松市制80周年を記念してスタートし、3年に一度開催されるコンクール。審査委員長があの中村紘子さんというのも、なんとなくショパンコンクールとのつながりすら感じてしまうのは気のせいか?前回2003年に開催されたというわけで、来年2006年の11月に第6回が開催される。さぁ、若人たちよ、いざ出陣じゃ・・・って応募資格があるのは1978年1月1日以降に出生した者、さて、当てはまる人は?それにしても、浜松といえば楽器メーカーの工場が並ぶ街、音楽のまちとしてもふさわしいコンクールではないだろうか。私自身、昔から浜松が好きで、更に昔、仕事で非常に縁があった街(といっても私は楽器メーカーではなく、浜松でもうひとつ有名な分野の会社ばかりに行っていたのだが)として、親近感がわいてしまう。あの頃、ピアノ熱が取り戻せていたならば、きっと浜松がもっともっと身近な街になっていただろうに。◆ ◆ ◆ ◆ ◆身近な街といえば、10年ほど前、私は東京芸術劇場に歩いていける範囲に住んでいた。でも、その頃はすっかり音楽離れしていたのと仕事が多忙過ぎがあいまって、折角のその立地条件をほとんど活かすこともなかった。ほんと、ばか・・・。あの頃、音楽熱が再燃していれば、もっともっとコンサートにも出かけていってただろうに。池袋西口ってちょっと怪しい空気が流れていたけれど、キライじゃない街だった。・・・・うわっ、気がついたら後悔だらけの日記になっているではないか。後悔したって何も生まれてこないのに。----------------------------------------------------【本日のピアノ練習メモ】本日のメイン練習●ブラームス51練習曲 #07~#10,#15#07:3度を4-1,5-1指で弾く運動。#08:アルペジオ練習。#09:各指を広げる運動#10:5指押さえながら他指の均一運動。#15:3指押さえながら他指の均一運動。●クラーマー=ビューロー60練習曲 #20#20:左手分散音型練習。弾きこみ段階。●バッハ シンフォニア #01~#12#01~11:おさらい(久々に1番から通しておさらいしてみたが、そこそこ指が曲に馴染んでいてくれていたのでちょっと安心。でも細かなところでミスしがち。やはりたまには弾いてあげねば・・・)#12:弾きこみ段階。後2,3日安定して弾けたら次へ●ショパン 24の前奏曲 Op.28 #05,#16#05:現在停滞状態。ガシガシ弾いてるだけでその先が見えない。#16:ゆっくりテンポで通し練習繰り返し。右がある程度固まったら左跳躍を重点的に。●ショパン ノクターン第13番 Op.48-1腕を使って弾くことを意識していたら、指にまで力が入りづらくなったり、いやはや、思いっきり初心者モードになっている。後半、上声の旋律は割と浮き上がってくるようになってはきたものの、他の伴奏部がムラあり、あまり綺麗な流れとはいえない。69~70小節は相変わらず・・・といっておこう。----------------------------------------------------本日のおさらい●クラーマー=ビューロー60練習曲 #10(両手),#8(左手),#16(3-4-5指強化),#19(右分散音型)(ここのところ快調だった8番なのに、今日は思いっきりつまずいてしまい、また、指だけが速く弾こうとして滑り気味になっている。)●ショパン 24の前奏曲 Op.28-1----------------------------------------------------本日のおためし~ライフワーク的取り組み●ショパン 幻想曲 Op.49本日も126小節まで。分散音型にて、左から右へと引き渡す箇所、譜面どおりの指使いだと、どうしてもうまくいかない(同一音で左1から5指へと指移動させる箇所)。現在はペダルに頼って1指を使わずに弾いてしまっているが、音を不連続にしてしまうため、悩ましい。
Oct 27, 2005
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今日は家族が風邪をひいてしまい、会社を休んだ。どうやら私の鼻風邪がうつったらしい。そういえば、私も風邪気味の症状がなかなか回復してくれない。秋の風邪は長引くのだっけ?いや、長引くのは秋の長雨??あぁ、訳がわからない。というわけで、さすがに家族が寝ているのに、ドンチャンドンチャンとピアノを弾く訳にもいかない。って、ヘッドフォン着用だからドンチャンは聞こえないだろうが、家中を揺るがすような振動は伝わるにちがいない。結局、今日は指慣らしもせず、ひっそりとショパンの「幻想曲」をぽつぽつと練習しながら、時間が過ぎていった。しかし、この曲だって冒頭は静寂さと荘厳さを兼ね備えているものの、弾き進めていけば熱き炎のような部分が待っている。(そこが好きなのだ)。まぁ、譜読み段階ゆえ熱き炎を放つことなど出来る訳もなく、地味に地味に練習だ。夕方になり、家族の調子もかなり復活したご様子、これに気を良くした私は今度はショパンの「ノクターン」Op.48-1の悩み深き最後の部分(練習日記で登場する69~70小節のクライマックス部分である)と葛藤中。しかし、あいかわらず進歩はない。全体的には、ある程度弾けるようになったものの、どうしてもその先に進めず、まるで秋雨前線「停滞中」のようである。ここは、スカッと秋晴れ状態になりたいものだ。それにしても、だ。どうして、どうして私はいつもこうなのだろう。譜読みが終わり、「ある程度」弾けるようになるか、はたまた、難問にぶち当たって解決がなかなか見えないと、ついつい別の曲に逃げたくなるのだ。幻想曲だって、実のところはノクターンOp.48-1の最後の部分がどうしてもうまくいかないため、ライフワークだなんてこじつけて現実逃避のごとく練習しているのだから。こんなことでは、どの曲もまともに仕上がるはずもないではないか。でも、この曲の「ココ」だけがどうしてもクリアできないがために仕上がらない、そんな曲ってやっぱりあるのではないだろうか。そう、言い換えれば「ココ」さえクリアできれば仕上げ道へまっしぐら・・・のはずなのに。ここでやめてしまうか、意地でも続けるか、はたまた、寄り道して帰ってくるか、これで今、練習している曲のその後の運命が決まるのかもしれない。そうして、今まで置き去りにしてきた曲が一体何曲あるのだろう。数えるのもコワイ。泣くに泣けない、私の涙のピアノええいっ、風邪気味だから調子がでないのさ!で片づけてしまいたい。ここのところ、急激に寒くなってきたので、読んでくださっている皆さんもどうかお気をつけて。今年は暖房節約しないで、部屋を温かくしてピアノに向かわねば、またしても手を痛める羽目になりそう。病院の診察・薬代のほうが高くついてしまいそうだものね。しかし、折角昨年度に「やっと」石油ストーブを買ったというのに、なになに?今年は灯油が高いだって???もう、か、勘弁願いたい・・・----------------------------------------------------【本日のピアノ練習メモ】本日のメイン練習ブラームス及びクラーマーは本日おやすみ●バッハ シンフォニア #12#12:弾きこみ段階。後2,3日安定して弾けたら次へ・・・のはずだったのだが、ここのところの練習不足がたたってレベルダウン。テンポもふらつき気味なのでもうちょっと弾きこむこと。●ショパン 24の前奏曲 Op.28 #05,#16#05:現在停滞状態。しばらくこのまま先が見えないまま練習にいそしむのか。#16:流れはつかんだものの、右進行でまだあやふやなところは多いため、いまいちど、右手のみでじっくり練習。●ショパン ノクターン第13番 Op.48-1録画したスーパーピアノレッスンでの「手だけで弾こうとすると余計に難しくなる。もっと腕を使って弾かないと」というルイサダ先生の言葉がよみがえる。確かに私も腕の使い方がてんでなってない。手だけで処理しようとするから、和音も響かないし、非常に弾きづらい。分かってはいるのだが、だめ・・・・やっぱりうまくいかない。腕をいかに使うか、しばし悩もう。----------------------------------------------------本日のおさらい●ショパン 24の前奏曲 Op.28-1----------------------------------------------------本日のおためし~ライフワーク的取り組み●ショパン 幻想曲 Op.49本日も126小節まで。まずここがある程度弾けるようになるまで頑張ろう。ライフワーク的といいながらかなり熱心に取り組んでいる自分・・・
Oct 26, 2005
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ショパンコンクール期間中、NHK教育のスーパーピアノレッスンを観る時間がなかなかとれなかったのだが、ようやく今こうして落ち着いて録画したものを観るゆとりが出てきた。いや、決して忘れていたわけではないのだ。予選などでノクターンOp.27-2を聴く度に「あぁ、ルイサダ先生のレッスンでもちょうどノクターン週にさしかかっているんだっけ」と気には留めていた。ってこれじゃ言い訳にしかならないではないか。というわけで随分遅れてしまったのだが、10月11日放映分のスーパーピアノレッスン第11回「ノクターン 変ニ長調」Op.27-2を早速勉強することにしよう。ノクターン 変ニ長調 Op.27-2は、いわゆるノクターン第8番。ノクターン集のなかでも人気の高い部類の曲ではないだろうか。甘くそれでいてはかない、そんな旋律が続く曲である。ルイサダ先生はまずこの曲を演奏するにあたり、オススメ盤を紹介する。それが「ウラディーミル・ソフロニツキ」が演奏するノクターンOp.27-2。ゆっくりテンポながらも温かみある響き、消え入るような終曲がなんとも素晴らしいらしい。聴いたことがある人はいるだろうか。それでは、早速曲中での細かな注意点についてあげてみよう。(以下、各小節の注意点は青字はルイサダ先生の注意点、括弧内の黒字はそれに対する補足(私なりにかみ砕いて)である)・4~5小節:4小節最後で休まず続けて5小節頭のラ音へ続いて(スラーが1小節単位で区切られているため、つい4小節終わりで一区切りしてしまいがちだが、すぐ次の流れへと突入して欲しいとのこと。)・6小節:4~6拍目の右16分音符の指使い、最初は4指から(これはテキストにも書かれているのでそれを参照に。4指から弾くことで響きがとても良くなる。4-2-1-3-2と続く)・10小節:ディミヌエンドで自然に揺らぐ感じを出すこと(ここは小節内3拍単位でディミヌエンドが指定されている。これをうまく表現すること)・14小節:4拍目からの重音6連符を含む進行、もっと腕を使って歌って(ルイサダ先生はここで「愛し合う二人が歌い合う感じを出して」と表現している。手先だけで弾くのではなく、もっと腕を使うことを指導していた)・19小節:3拍目に入る時は腕を使って呼吸を(上記と同様。前の流れを変えてひと呼吸おいて入るように)・21小節:装飾符はもっと表現豊かに(19小節と同様進行だが、装飾符が付加され、ちょっと変化がみえる箇所。それだけに装飾符を豊かに)・22小節~:前へ前へもっと力強く・25小節:リテヌート、クレシェンド、そしてスビトへ(リテヌートは音楽用語でただちに遅く、まず小節頭にリテヌートが指示されており、そして4拍目からクレシェンドへ。そして次小節でa tempoへと続くのだが、ルイサダ先生が言った「スビト」(音楽用語で、"急に"という意)はこの次小節のa tempoでの指示。このスビトは版によって掲載されていたりいなかったりするらしいが、テキストには掲載されていなかった)・28小節:4拍目からの16分音符進行に2音単位でディミヌエンドを(これはテキストに、ルイサダ先生の注釈として記載されているのでそれを参照に。ルイサダ先生の提案だそうだ)・33小節:ペダルは踏み換えないで(譜面にもペダル踏み替え指示はないので、そのまま1小節まるまる踏みっぱなしで。そのほうが綺麗)・40小節:4拍目の左16分音符進行の1音目は1指で(テキストに指示あり。続く数カ所もルイサダ先生による指指示あり)・48小節:4拍目の右16分音符進行はややもったいつけるような感じで・49小節:右1音目は音を弱めないで(フレーズの最後であるがここはフォルテ。前小節からの勢いのまま)・50小節~:天に舞い上がるように・52小節:ここはコン・フォルツァでなくピアニッシモで(譜面にはコン・フォルツァの指示ありなのだが、ルイサダ先生によれば「ショパンはこのコン・フォルツァを修正し、ピアニッシモで弾くこと」と語っている。だからクレシェンドも不必要らしい。)・62小節:終わりに向けて流れを組み立てること(補足事項として、62小節のドルチェで歌うように弾き、次はそれを緩め、最後は完全に宙に浮いていくように・・・と。これは終小節までの流れを説明したものと思われる。)・66~68小節:手を固定したまま、鍵盤の奥から手前へ向かうように弾く(これは装飾符を含む右進行の弾き方を説明している。)・69小節:指だけで弾くのではなくもっと上腕を使って(指だけで弾くことは、かえって難しくしているも同然。これはこの小節に限らず全体に渡っていえることなのかもしれない。まぁこの指示は生徒さん固有のクセに対する指導であるが、実は多くのピアノ弾きさんの心にも響く内容なのでは?)・75小節:ゆっくりと天国へ昇っていく感じでこれにて本日はおしまい。いや、この曲は終了。次回もノクターンであるが、今度は晩年の作品でノクターン17番、Op.62-1。おっと、この日記を書いている頃にはこのノクターンのレッスンも既に放映済みなので、おって掲載していきたい。ノクターンは割と取り組みやすい部類の曲なので、実際に練習する際にルイサダ先生のアドヴァイスを参考にしていけたら、と思っている。◆ ◆ ◆ ◆ ◆この日の「ショパンの風景」は「マリアとの恋」。20歳半ばでショパンは恋に落ちた。そのお相手は9歳年下の幼なじみであるマリア・ヴォジンスカ。やがて結婚の話も当然出てくるわけだが、結婚するにあたってマリアの母はある条件を出した。多分、ショパンの体調の悪さを気にしてのことなのだろうが、「夜11時に寝ること」「芳香シロップを飲むこと」「毛糸の靴下とスリッパを履く」「健康を維持せよ」といったものだったとか。しかし、夜会に出ていれば当然11時に寝るなんて無理な話、オシャレなショパンが毛糸の靴下を履くとは考えにくい、というわけで、結局ショパンが約束を守ることはなかったという。こうしてマリアとの結婚の話はすっかり遠のいてしまった。ショパンは、マリアからの手紙をまとめて「わが悲しみ」なる文字を添えて保管したという。・・・とここで登場するのがジョルジュ・サンド。さて、次回はジョルジュ・サンドとショパンをめぐる話へと発展しそう、というところでおしまい。BGMとして流れていたのはワルツ 変イ長調 Op.69-1「告別」。この曲、実はショパンがマリアへ贈った曲でもあり、「告別」と名付けたのはマリアだったとか。私自身、人生様々な別れのなか、弾いてきたのがこのワルツ Op.69-1。いや、本来、別れの曲でも弾ければそれなりに格好もよかったのだろうが、当時の私には到底その技量もなく、必然的にこの別れのワルツが私の人生における別れのシーンBGMだったのである。(まぁ別れの曲(エチュードOp.10-3)はいわゆる映画の影響ゆえ、本来の意味を考えると別れのワルツの選択も悪くなかったと言いたい)別れを自分で演出するなんてちょっとおかしい、と思ってしまうが、人生様々なシーンにやっぱり音楽はつきもの。悲しい時に寄り添って欲しい曲もあれば、嬉しい時の定番曲があったって良いではないか。しかし、まずいな・・・楽しい・嬉しい時の定番曲が、見当たらない。私の人生、悲しいことだらけか??自分の人生の定番曲を振り返ってみると結構面白いかもしれない。----------------------------------------------------【本日のピアノ練習メモ】本日のメイン練習●ブラームス51練習曲 #07~#10,#15#07:3度を4-1,5-1指で弾く運動。#08:アルペジオ練習。#09:各指を広げる運動#10:5指押さえながら他指の均一運動。#15:3指押さえながら他指の均一運動。●クラーマー=ビューロー60練習曲 #20#20:左手分散音型練習。弾きこみ段階。進行に慣れてくれたのはありがたいのだが、だんだんテンポが走り出すのは頂けない。きちんとテンポを保って。●バッハ シンフォニア #10~#12#10~11:おさらい#12:弾きこみ段階。後2,3日安定して弾けたら次へ●ショパン 24の前奏曲 Op.28 #05,#16#05:現在停滞状態。しばらくこのまま先が見えないまま練習にいそしむのか。#16:まだまだテンポはゆっくりだがだいぶ流れはつかめてきた。が、オクターブと音域広い和音の組み合わせがなんとも辛い。和音がきちんとつかめておらず、音になっていないのだ。困った。●ショパン ノクターン第13番 Op.48-1昨日、後半部の難点に一筋の光が見えたと思っていたのに、今日になってみると、やはり69~70小節はまるで悲鳴をあげたような響きになりっぱなし。もう・・・ここだけがひっかかっている状態。手に余分な力が入りすぎて和音がヒステリックになっているのは分かってるのだが、つい力みすぎてしまうようだ。----------------------------------------------------本日のおさらい●クラーマー=ビューロー60練習曲 #10(両手),#8(左手),#16(3-4-5指強化),#19(右分散音型)●ショパン 24の前奏曲 Op.28-1----------------------------------------------------本日のおためし~ライフワーク的取り組み●ショパン 幻想曲 Op.49懸念事項だった77~88小節も少しずつ慣れてきているので、今日は126小節まで進めてみた。まずは譜面に沿ってただただ弾くだけの状態だが、重音進行もショパンらしい法則にもとづいているので、譜読みはしやすい。
Oct 25, 2005
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ショパンコンクールも終わり、ごく普通の日常が戻ってきた。PCの時計もずっとポーランド時間に合わせていたのだが、これを日本時間に戻したことで、本当に終わったのだなぁ・・・という実感がわいてくる。わざわざ時計を海外時間に合わせなくとも、日本と7時間差を常に頭に入れておけば問題ないはずなのに、ここで私の頭の回転が鈍いことが証明されてしまった。まぁPCのなかだけでも気分はポーランドだった・・・ということにしておこう。というわけで、ショパンコンクールの終わりとともにサッと潮がひいていくかのごとく、ショパン熱も冷めるかと思いきや、まだまだとどまっているので、その勢いのまま、ショパンの「幻想曲 ヘ短調 Op.49」にちょっと手を出してみた。といっても、あくまでもメイン練習ではなく、練習の合間にコツコツ・細々と進めていきたいライフワーク的な取り組みである。(といえば聞こえはいいが、単なる弾きかじりである)ちょうど、NHK教育のスーパーピアノレッスン ショパン編でも最後のレッスン曲がこの「幻想曲」。だったらまぁ、少しかじっておいても損はないだろう。(って幻想曲は来週であって、今週はノクターンでしょうに・・・)幻想曲といえば、以前の日記でもちょっぴり話題となったが、中田喜直のあの有名な曲「雪の降るまちを」着想の原点?となったかに思える曲であり、冒頭からついつい「ゆ~きのふるまちを~、わわわわ~」を口ずさみながら弾きたくなるフレーズが登場する。幻想曲って冒頭から譜面数ページはかなりとっつきやすい。実テンポがもともとゆっくりというのもあってか、初見でも雰囲気よく進めていける。「いいじゃんいいじゃん、幻想曲だよ」とニンマリしながら弾いている姿を想像して欲しい。しかし、その冒頭数ページのなかで、どうしても気になってしかたがない箇所がある。21小節目から数小節続くところなのだが、何故だろう、私が弾くと、どうしてもラジオ体操のノリになってしまうのだ。多分、左のリズムの刻みが、ぉいっちに~、さんっ、しぃ、いっちに~、さん、ハイ!となってしまっているから?一度その感覚が頭に植え付けられると、どこをどう修正してみてもやっぱりラジオ体操にしかならない。きっと、そんな変な感覚にとらわれてしまったのは、私だけなのだろうか。頭のなかを、体操しているお兄さんお姉さんが浮かんでは消え、また浮かんでは消え・・・あぁ、ショパンさん、ごめんなさい。各所から「神聖なショパンの楽曲をラジオ体操にするな」と怒られてしまいそうだが、当分はその呪縛から抜けられそうにない。そして、今日もその問題の箇所を弾くたびに、つい「いっちに~、さん、ハイ」を無意識に口ずさむ私がいるのであった。申し訳ない。なんともふざけた日記だ。でも、真面目に弾いているのに、あるフレーズでハッと全く別のものが浮かんできたりすること・・・ないだろうか?えっ?無い?真面目に取り組んでない証拠だって??◆ ◆ ◆ ◆ ◆そうそう、音楽話とはえらくかけ離れてしまうが、なにやら数日前、銀行のATMに隠しカメラをとりつけて、暗証番号を盗み取るなんて事件が発生していたとか。ちょうど月末で銀行で現金を引き出す人も多いだろう、気をつけなければならないが、といって、どう気をつけたら良いのだろう。というわけで、ATMでお金をおろすのに抵抗を感じ、今度は窓口で現金を引き出そうとしたら、「本人確認のため、カードの暗証番号を用紙に記入してください」と銀行員さんに言われてしまった。暗証番号を他人にさらすのがコワイから窓口で引きだそうとしたのに、結局、暗証番号を何らかの形で掲示しなくてはならないとは・・・・どうも納得いかない。暗証番号を記載した用紙を行員さんに提示する際に、盗み見られたら同じではないか。しかし、本人を確認出来る証明書の類も最近では偽造できるようだし、一体何を信じて良いのやら。本当に嫌な世の中である。----------------------------------------------------【本日のピアノ練習メモ】本日のメイン練習●ブラームス51練習曲 #07~#10,#15#07:3度を4-1,5-1指で弾く運動。#08:アルペジオ練習。#09:各指を広げる運動#10:5指押さえながら他指の均一運動。#15:3指押さえながら他指の均一運動。●クラーマー=ビューロー60練習曲 #20#20:左手分散音型練習。弾きこみ段階。もっとフレーズを大きくとって。●バッハ シンフォニア #10~#12#10~11:おさらい#12:弾きこみ段階。後2,3日安定して弾けたら次へ●ショパン 24の前奏曲 Op.28 #05,#16#05:集中力を少しでも欠いたら右と左がズレているなんてことに・・・。ある程度弾けてからその先にどうしても進めない。#16:ようやく右手側は進行に慣れつつあり。左の跳躍はまだ泣かされている。●ショパン ノクターン第13番 Op.48-1通し練習後、後半部中心に練習。既にトラウマ気味となっている69~70小節において何故つまずくのかを今日、自分なりに発見。というのも、どうも左3連符の流ればかりを意識するあまり、かんじんの右旋律が置いてきぼりになっていたようだ。自分の意識の中心を右側に集中することでかなり改善された。無理に3連符のなかに16分音符の旋律を押し込めようという感覚が悪かったのか。----------------------------------------------------本日のおさらい●クラーマー=ビューロー60練習曲 #10(両手),#8(左手),#16(3-4-5指強化),#19(右分散音型)●ショパン 24の前奏曲 Op.28-1----------------------------------------------------本日のおためし~ライフワーク的取り組み●ショパン 幻想曲 Op.491~88小節目までを重点的に。冒頭から76小節までは初見レベルで進むのに、77~88小節の進行がなかなか慣れない。
Oct 24, 2005
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第15回ショパンコンクールで見事1位に輝いたラファウ・ブレハッチ氏のデビューCDが、10月21日に発売された。それが「英雄ポロネーズ~ピアノリサイタル」である。10月21日といえば、ちょうどショパンコンクールの本選最終日、しかもその最終日はブレハッチ氏が本選最後の奏者として演奏する日でもあったわけである。これは単なる偶然だろうか。というわけで、発売日当日いそいそと立川まで電車で出かけていくと、お馴染みの山野楽器へ。クラシックCDがそこそこ充実している立川の山野楽器ならば当然おいてあるだろう、と思っていたのだが、なんと「無い・・・」。店員さんに聞いたところ「取り寄せになります」、な、なぬ!!!ここで取り寄せに甘んじる私ではない。今度は別のビルに入っている新星堂へ。実は立川の新星堂に入るのは初めてであるが、こちらもクラシックのCDはそこそこ並んでいる。しかも、新譜コーナーに堂々とブレハッチ氏のCDが掲げられているではないか。よっしゃー!!そのすぐ近くには、小山実稚恵さんの新譜「バラード」(ショパンのバラードが全曲収録されている)もドーンと置かれている。あぁ、こちらも心惹かれる。しかし、財布のなかはそれを許さない緊迫財政、「こ、小山さんごめんなさい、今度買います~」と言いながら泣く泣くCDを棚に戻す。とまぁこうして、ブレハッチ氏のCDは無事に買えたのであった。しかし、ショパンコンクール期間中はとてもとても時間にゆとりなんぞ無かったため、のんびりとCDを聴ける状態ではなかった。というわけで、コンクールも終わって一息ついた23日の午後のひととき、ようやくブレハッチ氏のCDに耳を傾けることが出来たのであった。■ラファウ・ブレハッチ「英雄ポロネーズ~ピアノリサイタル」2005年4月にポーランドで収録された曲たちは以下のとおりだ。CDタイトルが英雄ポロネーズなので、ショパン三昧かと思いきや、ショパンの楽曲は英雄ポロネーズのみで、他はシューマン、リスト、ドビュッシー、そしてシマノフスキといったロマン~近代派の楽曲で構成されている。・シューマン ピアノ・ソナタ第2番ト短調op.22・リスト 3つの演奏会用練習曲から「森のささやき」S.145-1・リスト 3つの演奏会用練習曲から「軽やかさ」S.144-2・リスト 3つの演奏会用練習曲から「小人の踊り」S.145-2・ドビュッシー ベルガマスク組曲・シマノフスキ 主題と変奏曲 変ロ短調 op.3・ショパン ポロネーズ 第6番 変イ長調 op.53「英雄」ショパンコンクールで十分にブレハッチ氏の演奏は堪能させてもらったのだが、こうしてCDを聴いていると、つくづく彼の音には粒の揃った細かな細かな粒子のようなものを感じる。決して1音も適当に扱うようなことはしない、音に対する「いつくしみ」といってよいだろうか。程よい叙情、つまり、過度に歌い過ぎるようなことはなく、それでいてテクニックだけにおぼれない、小気味よい旋律の処理をしてくれる。後半に収録されているシマノフスキの作品、実はシマノフスキは初めて聴くのだが、結構好きな部類だ。シマノフスキといえばポーランドの近代作曲家であるが、初期の作品にはショパン等のロマン派の影響を受けているようなので、こうして素直に聴けるのだろうか。こうしてCDも発売になったことだし、日本でのリサイタルもそのうちまた・・・あるかもしれない。いや、あって欲しい。でもショパンコンクールの影響で、リサイタルがあったとしてもしばらくはチケットを買うだけでも苦労しそうな予感がするのは、気のせいではあるまい。◆ ◆ ◆ ◆ ◆ショパンコンクール関係で、ネット報道を幾つか発見したので、興味がある人は読んでみてはいかがだろうか?・Infoseekニュース(ショパン国際ピアノ・コンクール、地元のブレハチさんが優勝 (ロイター))・TBS News i (ショパンコンクール入賞、2人の喜びの声)ロイター発のニュースだが、「ブレハチ」という表記がちょっと悲しい。また、TBSニュースのほうは関本氏と山本氏のインタビュー等を含む映像が観られるニュースだ。このニュース、確か、朝方にテレビで同じようなものを観た記憶があるが、お二方のインタビューはなかったような気がする。いや、寝ぼけていて記憶違いか。----------------------------------------------------【本日のピアノ練習メモ】本日のメイン練習●ブラームス51練習曲 #07~#10,#15#07:3度を4-1,5-1指で弾く運動。#08:アルペジオ練習。#09:各指を広げる運動#10:5指押さえながら他指の均一運動。#15:3指押さえながら他指の均一運動。●4オクターブスケール24調全て●クラーマー=ビューロー60練習曲 #20#20:左手分散音型練習。弾きこみ段階。●バッハ シンフォニア #10~#12#10~11:おさらい#12:弾きこみ段階。後2,3日安定して弾けたら次へ●ショパン 24の前奏曲 Op.28 #05,#16#05:すっかり跳躍練習と化しているが、もう少し上腕を使ったほうが楽に跳躍出来るのではなかろうかとあれこれ検討中。#16:ゆっくりテンポで全体をさらう。右の進行は練習すればそれなりに進歩していくのだが、左はこれまた跳躍に泣かされることになりそう。特にオクターブを含んだ跳躍は音はずしっぱなし。まだまだ先は長い。●ショパン ノクターン第13番 Op.48-1通し練習後、後半部の粗が目立つ箇所を取り出しながら部分練習。いまだ69~70小節できちんと和音をつかめていない箇所あり。かなり時間をかけて練習しているのに、どうしてもこの部分だけがクリアできない。----------------------------------------------------本日のおさらい●クラーマー=ビューロー60練習曲 #10(両手),#8(左手),#16(3-4-5指強化),#19(右分散音型)●ショパン 24の前奏曲 Op.28-1
Oct 23, 2005
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長かったショパンコンクールも10月21日に本選を終え、6名の受賞者が決定した。あぁ、私にとっても、これで20日間にも及ぶインターネット中継とも別れを告げることとなるのだが、その最後を締めくくるのが、「コンクール受賞者披露演奏会」。22日27時、つまり翌日3時からインターネット中継されるため、それに備えて昼間は寝ておくはずであった。ところが、22日未明から午前中にかけて受賞者の発表を聞いた後もしっかり起きており、それからすぐに寝れば良いものを、昼過ぎからはついついショパン熱に冒されてピアノに向かっていたら、寝る時間がどんどん消えていってしまったではないか。しかし、やはり私はそんなに若くはなかった。体力ゲージがエンプティとなった途端、急激に睡魔におそわれ、19時半頃から23時まで爆睡してしまった。それから慌てて夜遅い夕食をとる羽目となり、なんて不健康な生活をしているのだろうと反省しつつも、それも今日でおしまいだ。さてさて午前3時、インターネット中継が始まった。しばらくの間は授賞式の模様が放映され、本選進出した全てのメンバーに花束贈呈、続いて入賞者の紹介などが延々と続いていた。入賞者以外の面々は既に平服なため、入賞者の紅一点、カー・リン・コーリン・リーさんのドレス姿が妙に浮いてみえたりも。ステージ上に座る演奏者の皆さんの表情は、それこそ様々である。それにしても、どうも演奏会の始まる気配が感じられず、だんだんと途方に暮れかけてきた。そう、ちょっぴり眠くなってきたのだ。本選が終わって、観る側のこちらもすっかり気が抜けてしまった状態だ。あんなに張りつめた気持ちで日々観ていたというのに。ようやく、朝4時半頃になって受賞者披露演奏会が始まった。演奏された曲目は以下のとおり。皆、1次予選や2次予選で演奏された曲目ばかりなので、今回は私もくつろいだ気分で観ることにした。演奏者名エントリー国順位曲名カー・リン・コーリン・リー Ka Ling Colleen Lee香港6幻想曲 ヘ短調 Op.49関本昌平 Shohei Sekimoto日本4スケルツォ 変ロ短調 Op.31マズルカ Op.59-1 (アンコール)山本貴志 Takashi Yamamoto日本4ノクターン 変ホ長調 Op.55-2スケルツォ第3番 嬰ハ短調 Op.39マズルカ Op.59-2 (アンコール)イム・ドンミン Dong Min Lim韓国3ノクターン ハ短調 Op.48-1バラード第3番 変イ長調 Op.47イム・ドンヒョク Dong Hyek Lim韓国3バラード ト短調 Op.23ワルツ ヘ長調 Op.34-3ラファウ・ブレハッチ Rafal Blechaczポーランド1マズルカ Op.56(全曲)ポロネーズ 変イ長調 Op.53「英雄」ワルツ 嬰ハ短調 Op.64-2 (アンコール)ワルツ 変ニ長調 Op.64-1「子犬のワルツ」(アンコール)マズルカ 変ロ長調 Op.17-1 (アンコール)トップバッターのカー・リン・コーリン・リーさんや、そして山本貴志さんはコンクールでの緊張から解き放たれたのか、やや凡ミスが多めであったが、伸びやかに演奏されていた。一方、関本昌平さんやイム兄弟、彼らはコンクールと何ら変わることなく堅実に弾きこなし、特にイム兄弟の演奏を今こうして聴いていると、まぁこの順位もある意味納得かもしれない、と思うようになってきた。そして、ラストを飾るは1位のブレハッチ氏。心地よいマズルカのリズムで会場内を心地よい気分にさせた後、英雄ポロネーズで一気に華やいだムードに。今回の英雄ポロネーズは第2次予選で演奏した時よりも一層内容の充実した演奏だったと思える。彼の演奏は、受賞したからといって浮き足立つということは無い、ということを確信した。丁度日本時間で朝6時半頃、ブレハッチ氏をたたえるブラボーが会場から上がり、大声援のなか、アンコールへ。まずはピアノ習得者ならばお馴染みのワルツ第7番(Op.64-2)でしっとりとした気分にさせた後、今度は子犬のワルツで軽快に、最後にマズルカ Op.17-1で締めくくった。曲が終わるたびにアンコールを求める会場の拍手は、それはもうすさまじく、改めて30年ぶりにポーランド人が1位を受賞したことの喜びを感じられる、会場の風景であった。ふぅ・・・・すっかり燃え尽きてしまった。◆ ◆ ◆ ◆ ◆しかし、このままショパン熱まで燃え尽きるだなんてことは、どうやらあり得そうにない。ノクターンがまだ仕上がってもいないというのに、休日のお遊び感覚で「幻想曲」をぽつぽつと弾いてみたりしているのだから。そう、弾くたびについつい「雪の降る街を~」と歌いながら。ショパンコンクール前まではそれほど好きな部類ではなかったのに、今、無性に幻想曲が好きになっている自分がいる。ショパン(に限らずだが)を弾くにはまだまだ技量が到底ついていけない私であるが、弾きたいという気持ちは誰にも止められないし、弾きたいという気持ちこそが大切なのだ、と思う。だからもっともっと様々な曲を弾き散らかして、そのなかから自分にピッタリの1曲を探せばいい。さぁ、もっともっと弾こう、自分のピアノを。でも、ちょっと疲れた。そういえば、NHKやTBSのニュースでも、今回のショパンコンクールの報道がちらほらと流れているようだ。TBSのニュースは朝方見かけたのだが、画面いっぱいに山本氏の個性的な演奏スタイルが映し出された時には、あらびっくり。でもニュースメディアさんにお願いしたい。日本人の受賞ばかりとりあげないできちんと他の受賞者も取り上げて。せめて1位が誰だったくらいは伝えてくれても良いのではないか。まずい、なんだか支離滅裂になってきた。
Oct 22, 2005
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2005年9月23日の予備予選から始まった第15回ショパン国際ピアノコンクールも、10月21日に本選終了、そして今、その結果が発表になった。きっと、各所のブログでも今日はこの話題を取り上げる人は多いのではないだろうか。というわけで、折角、本選中継終了から結局寝ないまま、結果発表中継を待っていたので、私も勿論のこと、この話題を取り上げることにしよう。とその前に、コンクールに出場された全ての皆さん、素晴らしい演奏を聴かせてくれたことに深い感謝と、そしてお疲れ様といいたい。更に、ショパンコンクール本選最終日の中継から結果発表に至るまで、共に感動を分かち合ってきた皆さんに感謝感謝。そのおかげで、連日の中継観戦疲れも心地よい疲れと変化してくれた。さて、気になる結果は以下のとおり。1位 ラファウ・ブレハッチ(ポーランド)2位 該当無し3位 イム・ドンヒョク(韓国)3位 イム・ドンミン(韓国)4位 関本昌平(日本)4位 山本貴志(日本)5位 該当無し6位 カー・リン・コーリン・リー(香港)ベスト オブ マズルカ賞/ポーランド賞/コンチェルト賞 全てラファウ・ブレハッチ(ポーランド)さぁ、この結果にどう思われただろうか。1位の結果は納得である。文句の言いようもない、満足の結果である。しかし、発表自体が混乱していて、威厳のかけらも感じられず、正直がっかりしてしまった。入賞者発表の中継を観るのはこれが初めてなのだが、毎度こんな感じなのか?まぁなにはともあれ、ブレハッチ氏が予想どおり圧勝ということで、とにかくめでたい。素直に嬉しい。イム兄弟がそろって同着入賞というのも面白い。というか、面白いとしかいいようがない。(実はちょっと納得がいかない。いや、かなり納得いかない、これが本音)関本氏の入賞は確実であろうと思ったが、個性あふれる山本氏が審査員に認められたのは喜ばしいといって良いだろう。それにしても、1位以外は同着入賞ばかり、結局こういう形でしか無理矢理順位をつけることしかできなかったのだろうか。なんだか肩透かしを食らわされた気分である。これまた折角なので、本選における各人の演奏の独断コメントも以下に掲載しておく。毎度書いていることだが、あくまでもこのコメントはネット中継を視聴した印象でのコメントに過ぎないので、会場で実際に聴いた人のコメントとは異なる場合が多々あることをご了承頂きたい。(最終日演奏者のコメントは前日日記のコメントと重複)No.演奏者名(演奏順)エントリー国本選を視聴した際の独断コメント25ヤツェク・コルトゥス Jacek Kortusポーランド(ピアノ協奏曲第1番 Op.11)第1,2次と聴いてきたなかで本選が最も印象が良い演奏。オーケストラと一体化しているが、1,2楽章はオーケストラに埋もれがちで割と控えめに感じたりも。その分、3楽章のピアノパートの出だしはなかなか華やかな音を楽しませくれた。ただ、まだ余裕がないのか、指揮者をほとんどみることがなかった?しかしながら、最年少17歳の若々しい演奏だった。27工藤奈帆美 Naomi Rachel Kudoアメリカ(ピアノ協奏曲第1番 Op.11)ピアノパート冒頭から実に堂々たる弾きっぷり。厚みあるボリューム満点な音は2次で受けた印象と変わりない。指揮者のほうをしっかり見ながら余裕たっぷりな演奏しているのだが、ちょっとひとりよがりなところが見えてしまう場面も・・・。楽章が進むにつれてやや疲れもみえてきたか。29カー・リン・コーリン・リー Ka Ling Colleen Lee香港(ピアノ協奏曲第1番 Op.11)独奏の時はやたら硬質な印象の強かった音色だが、今回、オーケストラのなかで非常によく生きている。表情も豊かながら軽やか。ただ、やはり彼女のもつ音色の特徴からか、2楽章のようなゆったりとした曲においては、表情は豊かなはずなのに何故か退屈な印象も。 46大崎結真 Yuma Osaki日本(ピアノ協奏曲第1番 Op.11)1,2次よりも音が硬質になったか?1楽章はちょっと気負ってしまったか、各フレーズが力んでしまっているようなところもあったが、2楽章はピアノの音色の存在感をたっぷりアピールするとともに、実にたっぷり歌ってくれた。3楽章は彼女の得意としそうな高速パッセージが多いのだが、独奏の時よりもやや大雑把にも感じた。しかし、1,2次とは全く異なる面、パワーのようなものがよく出ていた。31イム・ドンヒョク Lim Dong Hyek韓国(ピアノ協奏曲第2番 Op.21)ピアノパートの冒頭がいきなりヒステリックだったのでおいおい、と思ったものの、その後はなかなかどうして豊かな歌いっぷり。しかし、どことなく「オレ様についてこい」的な印象も?エキサイトすると音が濁り気味になるのは2次で聴いた印象と同じか・・・と2楽章手前でいきなり退席。ピアノにクレームをつけたのか、スタインウェイの調律師が慌ててピアノの蓋を外して調整し、なんとか再開。2楽章は熱く歌い、3楽章は技術力の高さを見せつけてくれた。会場の声援もかなり高い。 55関本昌平 Shohei Sekimoto日本(ピアノ協奏曲第1番 Op.11)フォルテは華やかに、そしてピアノは穏やかで、実に表情豊か。緊張からかちょっとミスが目立ってしまったのが残念。1楽章の後半はやや焦りも感じられたが、その分、2楽章のノクターンは非常に美しく歌い上げ、音をいつくしむ様子が非常によくわかる。音色の使い分けも絶妙。3楽章はかなり急ぎすぎな印象が強かったか。というか、走り出したらとまらないような状態で、この点がかなり勿体なかった。 58ソン・ヨルム Son,Yeol Eum韓国(ピアノ協奏曲第1番 Op.11)1楽章から実にどっぷり歌っているものの、実に安定したリズム感。それゆえか、にどことなく平坦に感じたりも。終始、明るめな音色で押し通してしまった感もあり。技量的には非常に安定感がある。ただ、自分の演奏に没頭してしまっているように見えたのは気のせい?44根津理恵子 Rieko Nezu日本(ピアノ協奏曲第2番 Op.21)全体的にかなり響き重視な音で華やいだ演奏。やや演奏が固い印象とともに、オーケストラとマッチしない部分もチラリと見えたり。2楽章はもう少し夢心地な音が欲しかったが3楽章の軽快さはなかなか好印象。75山本貴志 Takashi Yamamoto日本(ピアノ協奏曲第1番 Op.11)冒頭からたっぷり歌いあげる演奏。個性的な演奏スタイルなのに、奏でる音は決して自己中心的ではなく、オーケストラとよくマッチしており、オーケストラの音色まで映えてくる。なんといっても心温まる音色と、そして泣かせどころのツボをとらえた拍感が良い。1次,2次と聴いてきたなかで最も光っている。ただ、激しいパッセージが続くと走り出してしまう点が勿体なかったか。終楽章が終わらぬうちに会場からブラボーと大喝采がとんだ。78アンドレイ・ヤロシンスキ Andrey Yaroshinskiyロシア(ピアノ協奏曲第1番 Op.11)最終日のプレッシャーからか冒頭から痛恨のミスがあったものの、滑らかな旋律でロマン派の骨頂というべき演奏で立ちなおっている。フレーズの処理が実にしなやか。ただ、テンポがやや不安定に感じる。第2楽章は何とも心地良い響きよ。決して遅すぎず、慌てすぎず、美しい月夜のノクターンを表現してくれた。第3楽章のテーマがちょっともたつき気味か?軽やかな音で楽しげに弾いている箇所もあるので、彼なりの解釈なのか。いまひとつ盛り上がらないままフィナーレを迎えてしまったような・・・ちょっと残念。32イム・ドンミン Lim Dong Min韓国(ピアノ協奏曲第1番 Op.11)1,2次と観てきた独自性の流れのままいくのかと思いきや、予想に反して割と正統派な演奏。1楽章を聴いていると、音色も演奏自体もかなり硬質、持ち味の表現力もかなり控え目。オーケストラと合わせることを意識したのか。第2楽章は自己の表現をアピールした演奏。もう少し様々な表情がみられると良かったのだが、歌い方がパターン化してしまっている感がある。第3楽章は華やかに弾ききってくれた。5ラファウ・ブレハッチ Rafal Blechaczポーランド(ピアノ協奏曲第1番 Op.11)なんと叙情的な音の語りだろうか、音の一粒一粒が生きているかのよう。フレーズの処理も絶妙。コンクールであることの緊張感すらほぐしてくれる余裕たっぷりの演奏だ。第2楽章はどこまでも甘く、そして聴き手の感性に訴えかける小技をチラッと見せたりも。第3楽章は勢いだけで突っ走る者も多いなか、彼特有の情緒深さを忘れず、それでいて軽快さを出している。終楽章終わらぬえちに会場からはブラボーの嵐だった。22日27時(23日午前3時)からは、受賞者披露演奏会が3時間にわたって中継される。あぁ、あと1日は夜更かしが続く羽目になりそうだ。それにしても、今日の昼間はピアノの練習ができるだろうか。非常に非常に不安である。
Oct 22, 2005
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10月21日は第15回ショパンコンクールの本選最終日。今日は何故かちっとも眠くならないのはどうしてだ?やはり年甲斐もなく興奮しているのか。後ほどきちんとした形でまとめようと思っているが、本日演奏する3名のうち、2名の演奏を聴いた印象は以下のとおり(午前3時時点にて)。●アンドレイ・ヤロシンスキ氏(ロシア)「ピアノ協奏曲第1番Op.11」最終日のプレッシャーからか冒頭から痛恨のミスがあったものの、滑らかな旋律でロマン派の骨頂というべき演奏で立ちなおっている。フレーズの処理が実にしなやか。ただ、テンポがやや不安定に感じる。第2楽章は何とも心地良い響きよ。決して遅すぎず、慌てすぎず、美しい月夜のノクターンを表現してくれた。第3楽章のテーマがちょっともたつき気味か?軽やかな音で楽しげに弾いている箇所もあるので、彼なりの解釈なのか。いまひとつ盛り上がらないままフィナーレを迎えてしまったような・・・ちょっと残念。●イム・ドンミン氏(韓国)「ピアノ協奏曲第1番Op.11」1,2次と観てきた独自性の流れのままいくのかと思いきや、予想に反して割と正統派な演奏。1楽章を聴いていると、音色も演奏自体もかなり硬質、持ち味の表現力もかなり控え目。オーケストラと合わせることを意識したのか。第2楽章は自己の表現をアピールした演奏。もう少し様々な表情がみられると良かったのだが、歌い方がパターン化してしまっている感がある。第3楽章は華やかに弾ききってくれた。・・・・で、ただいま30分の休憩というわけである。次はいよいよ最終奏者ラファウ・ブレハッチ氏(ポーランド)の演奏。あぁ、泣いても笑ってもあとひとり・・・・・・・で、みなさん、起きてます?慌てて書いたので誤字脱字などがありそうだが、差し引いて読んで欲しい。ブレハッチ氏の演奏後、追記かはたまた新たな文章を追加する予定。◆ ◆ ◆ ◆ ◆・・・・はい、22日午前4時をまわり、ここから追記分である。ただいま本選の大トリであるラファウ・ブレハッチ氏の演奏が終わったところだ。まさしく「午前4時のブラボー再び」である(というわけで、日記のタイトルも「ショパンコンクール本選最終日!ネット視聴の合間に」から「午前4時のブラボー再び」に変更させてもらった)。実際に聴かれた皆さん、いかがだっただろうか。終楽章が終わらぬうちにあの激しいブラボーの嵐とともに、真夜中にもかかわらずブラボーを言いまくっていたのは、私だけだっただろうか?というわけで、とりあえず一言感想を。●ラファウ・ブレハッチ氏(ポーランド)「ピアノ協奏曲第1番Op.11」なんと叙情的な音の語りだろうか、音の一粒一粒が生きているかのよう。フレーズの処理も絶妙。コンクールであることの緊張感すらほぐしてくれる余裕たっぷりの演奏だ。第2楽章はどこまでも甘く、そして聴き手の感性に訴えかける小技をチラッと見せたりも。第3楽章は勢いだけで突っ走る者も多いなか、彼特有の情緒深さを忘れず、それでいて軽快さを出している。終楽章終わらぬえちに会場からはブラボーの嵐だった。人によって感想は様々だと思うが、私は十分満足させてもらった。しかし、それと同時にすっかり燃え尽きてしまったような気がする。睡眠時間を削って観ていたこの数週間、「生きる屍」状態であったが、もしかしたらこれからしばらくの間のほうが、真の意味で「生きる屍」になりそうな、そんな予感がする。さて、日本時間で午前6時頃、結果発表らしいのだが、ネット中継の「次の中継時間」の案内をみると、なんと現地時間20時、つまり日本時間でいえば翌日午前3時から、となっている。あれ?結果は中継されないのか??????----------------------------------------------------【本日のピアノ練習メモ】本日のメイン練習●ブラームス51練習曲 #07~#10,#15#07:3度を4-1,5-1指で弾く運動。#08:アルペジオ練習。#09:各指を広げる運動#10:5指押さえながら他指の均一運動。#15:3指押さえながら他指の均一運動。●クラーマー=ビューロー60練習曲 #20#20:左手分散音型練習。とにかく弾きこめ。時々、左の分散和音進行の際、音をひきずるように残してしまうことがあるので要注意。●ショパン 24の前奏曲 Op.28 #05,#16#05:弾きこみ段階#16:まだまだ進行に慣れる段階。課題についてはこれから。ただ、左手の跳躍の際、スラーを意識して弾き続けていたら、手に若干の傷みが?無理な移動をさせているのではないかと反省。タコの柔軟性を目指せ。●ショパン ノクターン第13番 Op.48-1通し練習後、後半部中心に練習。荒れがちな和音伴奏を丁寧に。----------------------------------------------------本日のおさらい●クラーマー=ビューロー60練習曲 #10(両手),#8(左手),#16(3-4-5指強化),#19(右分散音型)●ショパン 24の前奏曲 Op.28-1
Oct 21, 2005
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ショパンコンクール本選も今日で3日目。いつもは出場者全ての演奏が全て終了次第、まとめて感想を掲載していたのだが、今日は中継を観てちょっと興奮気味でなかなか寝付けないため、その思いを書き留めておくことにした。10月20日本選3日目の演奏者は、韓国のソン・ヨルムさん、そして日本から根津理恵子さん、そして山本貴志さんの3名。午前1時を回ってまずは女性陣2名の演奏を聴いていたものの、途中の30分の休憩で急激に眠気がやってきた。ま、まずいな・・・次は柔軟系?個性派ピアニスト山本貴志氏の演奏だというのに。仕方が無く、夜中3時だというのに棚からお菓子を引っ張り出すと、お煎餅とクッキーをぽりぽり。あぁ、これで目は覚めるが、健康に良いはずがない。こうして己の体重はまたしても増えていく一方である。でも、真夜中の飲食に妙な楽しさを感じる自分って、やっぱり変だろうか。とまぁそれはさておき、3時を過ぎて山本氏の演奏が始まった。山本貴志氏といえば、1次予選で強烈な演奏スタイル、そう、鍵盤に吸い付かんばかりの接近体勢、はたまた、柔軟体操をしているかのごとく身体をくねらせて表現する、実に個性的なピアニスト。その歌いっぷりも印象的で、一度見聴きした人は決して忘れないのではないか、というほどの強烈なオーラを発している。(でも、顔はある意味母性本能をくすぐる可愛さがある?)2次予選時ではその個性を少し控え目にしたものの、無事に本選進出、そして本日演奏となったわけである。彼が演奏するのは「ピアノ協奏曲第1番」、オーケストラの序奏がしばし続くといよいよピアノパートへ。やはり本日も冒頭からたっぷりと歌いあげる演奏を披露してくれた。しかも、個性的な演奏スタイルなのに、奏でる音は決して自己中心的ではなく、オーケストラとよくマッチしており、オーケストラの音色まで映えてくる。指揮者も心なしか嬉しそうにタクトを振っているようにも見えたり。1次、2次と山本氏の演奏を聴いてきたが、私にとっては今回のコンチェルトの演奏が最も印象に強く残る結果となった。人によっては、彼の粘りある演奏があまり好きではない、という意見もありそうだが、聴かせどころのツボをおさえた演奏はやはり見事である。まぁ、激しいパッセージが続くと走り出してしまうのは若さゆえか??終楽章が終わらぬうちに会場からはブラボーと大喝采、拍手はいつまでもなりやまなかった。いやいや、眠気もいつの間にかどこかへ吹っ飛んでしまい、ついつい午前4時前だというのに、ここでもブラボーとともに拍手喝采する者が約1名いたのであった。ショパンコンクール本選も残すはあと1日。注目株のポーランドのブレハッチ氏と韓国のイム兄弟(兄)がひかえている。しかも、ブレハッチ氏は最終演奏ゆえ、日本時間で午前3時過ぎの中継。ということは、またしても睡魔と闘わなければならないのか。おっと、21日はブレハッチ氏のCDの発売日でもあるし、CDショップをチョット覗いてみようかな。まずい・・・5時過ぎだ。もう寝よう。このままでは2時間しか寝られない。----------------------------------------------------【本日のピアノ練習メモ】本日のメイン練習●ブラームス51練習曲 #07~#10,#15#07:3度を4-1,5-1指で弾く運動。#08:アルペジオ練習。#09:各指を広げる運動#10:5指押さえながら他指の均一運動。#15:3指押さえながら他指の均一運動。●クラーマー=ビューロー60練習曲 #20#20:左手分散音型練習。昨日に引き続き、まだまだテンポは上がらぬ状態だが感触は良い。あとは強弱をきちんとつけることと、テンポアップだが、テンポのほうはもうちょっと安定してからの方が良いか。●バッハ シンフォニア #10~#12#10~11:おさらい#12:弾きこみ段階。あと数日安定して弾けるようであれば次へ。●ショパン 24の前奏曲 Op.28 #05,#16#05:弾きこみ段階・・・だがあくまでもテンポは中程度のまま。テンポの壁は高い。#16:今日は18小節以降を中心に、音符を追いながらゆっくりゆっくり読んでいく。●ショパン ノクターン第13番 Op.48-1ここのところ前進せず停滞気味。主題~中間部まではかなりまとまってきたのだが、どうしても後半がネックになってしまっている。しばらくは後半中心の練習を続けるしかないだろう。----------------------------------------------------本日のおさらい●クラーマー=ビューロー60練習曲 #10(両手),#8(左手),#16(3-4-5指強化),#19(右分散音型)●ショパン 24の前奏曲 Op.28-1
Oct 20, 2005
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10月13日から16日にかけて行われた第15回ショパン国際ピアノコンクール第二次予選では、32人の出場者たちが以下の「マズルカ」「ソナタ」「ポロネーズ」のなかから選択して演奏した。第一次予選よりも曲の選択自由度がぐっと制約されたのだが、まぁ折角なので、どの曲が多く選択されたか集計してみた。ちなみに2次予選の課題曲指定は以下のとおり。●マズルカから1作品選び全曲弾くこと Op.17, 24, 30, 33, 41, 50, 56, 59●ポロネーズから1曲・アンダンテスピアナートと華麗なる大ポロネーズ Op.22・ポロネーズ 嬰ヘ短調 op.44・ポロネーズ 変イ長調 op.53「英雄ポロネーズ」・ポロネーズ 変イ長調 op.61「幻想ポロネーズ」●ソナタから1曲・ソナタ 第2番 変ロ短調 op.35・ソナタ 第3番 ロ短調 op.58■マズルカ曲名人数マズルカ Op.5912マズルカ Op.338マズルカ Op.244マズルカ Op.304マズルカ Op.172マズルカ Op.501マズルカ Op.561■ポロネーズ曲名人数アンダンテスピアナートと華麗なる大ポロネーズ Op.2213ポロネーズ 変イ長調 Op.53 「英雄ポロネーズ」12ポロネーズ 嬰ヘ短調 Op.444ポロネーズ 変イ長調 op.61「幻想ポロネーズ」3■ソナタ曲名人数ソナタ 第3番 ロ短調 Op.5822ソナタ 第2番 変ロ短調 Op.3510だいたい予想どおりの結果となっている。私自身、これまでマズルカはあまり着目していなかったため、ほとんど聴くこともなかったのだが、今回の第2次予選で随分マズルカを堪能してしまったような気がする。そして、ポロネーズに関しては予想通り「アンダンテスピアナートと華麗な大ポロネーズ」と「英雄ポロネーズ」が僅差であった。演奏効果も高い点が大いなるポイントだったのだろう。さすがにこの場で幻想ポロネーズを選択する者は非常にわずかであった。ソナタは、やはり第2番を大幅に上回って第3番を選曲する者が多かった。第2番といえば「葬送行進曲」を含むソナタであり、フィナーレの表現もかなり難しい。おまけにこの2番、シューマンから酷評された曲としても確か有名だったような?第2番よりも3番の方が音楽性的にも好んで弾く人が多いのだろうか。という私もソナタは第3番の方が好みだったりするが、好きなのは1楽章と終楽章のみという、なんともふとどき者といわれてしまいそうだ。今更言うのもなんだが、「アンダンテスピアナートと華麗なる大ポロネーズ」って、あぁ、良い曲だなぁとしみじみと思ってしまった。ちなみにこの曲、ポロネーズのほうが先に作曲され、後にアンダンテスピアナートの部分が付け加えられたとか。もともとはピアノとオーケストラのための曲だったそうだが、そういえば私、オーケストラ付きのこの演奏を聴いたことがなかったりする。現在はピアノソロのみで演奏される方が多いせいか??----------------------------------------------------【本日のピアノ練習メモ】本日のメイン練習●ブラームス51練習曲 #07~#10,#15#07:3度を4-1,5-1指で弾く運動。#08:アルペジオ練習。#09:各指を広げる運動#10:5指押さえながら他指の均一運動。#15:3指押さえながら他指の均一運動。●クラーマー=ビューロー60練習曲 #20#20:左手分散音型練習。昨日に引き続き、まだまだテンポは上がらぬ状態だが感触は良い。あとは強弱をきちんとつけることと、テンポアップだが、テンポのほうはもうちょっと安定してからの方が良いか。●バッハ シンフォニア #10~#12#10~11:おさらい#12:弾きこみ段階。●ショパン 24の前奏曲 Op.28 #05,#16#05:テンポアップは諦め、確実に、そして余裕のある音で最後までたどり着くことを重視しよう。まだまだ練習曲レベルである。#16:まずは前半部17小節までのおさらい、その後、最後までよたよたと弾き進める。まだまだ音符を追いながらゆっくりさらう段階。●ショパン ノクターン第13番 Op.48-1通し練習後、後半部の粗が目立つ箇所を取り出しながら部分練習をしっかり。エキサイトして右旋律がヒステリックにならぬよう、十分ふくよかな音を意識して弾くこと。----------------------------------------------------本日のおさらい●クラーマー=ビューロー60練習曲 #10(両手),#8(左手),#16(3-4-5指強化),#19(右分散音型)●ショパン 24の前奏曲 Op.28-1
Oct 19, 2005
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ショパンコンクールも本選2日目。ところがところが、さきほどからネット中継を観ようとチャレンジしているのに、一向に接続できない。やはり本選ともなると全世界からのアクセスが凄まじいのか。それとも、今日は韓国のイム・ドンヒョク氏が登場するので、いつもよりもアクセスが多いのか。そういえば、1次予選の時もイム・ドンヒョク氏の演奏前後は音が途切れ気味になって、非常に大変だった。でもこんなことで負けてはいられない。ポートランドテレビがだめならば、ポートランドラジオを聴くしかないではないか。というわけで、ネット中継が観られないとお嘆きな方はポートランドラジオの中継を聴いてみてはいかがだろうか?→ポーランドラジオこれからブログのコメントへの返信を書きながら、今日はラジオ中継に耳を傾けることにしよう。・・・・・・・・・ってこの日記を書いていたらいきなりポートランドテレビ中継もつながった。とりあえず一安心。ただいま大崎結真さん演奏中。最終日が近づくにつれ、いよいよネット中継も混雑によって見づらくなるかもしれない。そんな時は、ラジオでチェックしなければならない可能性も大きくなりそう。おっと、今日のピアノ練習メモはおって追記することにする。
Oct 19, 2005
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昨年の今頃、やっぱり私はショパンに燃えていた。そう、昨年の私の頭のなかにはショパンのエチュードで埋め尽くされていたのであった。しかし、20年ぶりのピアノ再開したての私にはあまりに重荷であった。当たり前である。ツェルニー30番の復習しながら、どうしてショパンのエチュードに取り組んでしまっていたのか。昨年の10月頃の日記を読むと、エチュードOp.10-4に翻弄されている自分に、思わず「コワイもの知らずの無鉄砲な奴だな」と苦笑せずにはいられなかった。きっと、あの頃の私の日記を読んでいてくれた皆さんは「こいつ、アホちゃうか」と思っていたのではなかろうか。私もそう思う。身の程を知れ、といいたい。しかし、それから1年ほどの年月が過ぎ、ようやく己の現実が見えてきたのか、もう少し堅実にいこう、という気持ちが強くなってきた。というわけで、一旦は再開したショパンのエチュードだったが、再びお休みして、その分を前奏曲集に注ぐことにした。というのも、ショパンの前奏曲集をみると、なかなかどうしてプレ・エチュード集的な要素が多々織り込まれているではないか。しかも、1曲が短曲であるため、非常に取り組みやすいのだ。ショパンの24の前奏曲集、これは私にとって、ショパンのプレ・エチュード集にしよう。クラーマー=ビューローと組み合わせて練習すれば、曲を進めていくにつれて少しは実力もついてくるかもしれない。あぁ、我ながらチョットは堅実的な考えが出来るようになったか。で、前奏曲集のなかから幾つか自分にとって練習になりそうな要素をひきだしてみた。【基本をしっかりマスターしたい曲たち】・1番(ハ長調):複雑に絡み合う各声を意識しよう・3番(ト長調):左手のための練習・4番(ホ短調):左和音連続をいかに粒良く弾けるか・5番(ニ長調):両手のための練習(初級)。及び跳躍練習・8番(嬰へ短調):両手のための練習(上級)。主旋律の親指レガート練習・9番(ホ長調):各声(上・中・下)の旋律を意識して演奏する練習・10番(嬰ハ短調):右手のための練習・12番(嬰ト短調):リズム感を養う練習・14番(変ホ短調):ソナタ2番フィナーレの予備練習?・16番(変ロ短調):右手のための指練習 左手跳躍練習・18番(ヘ短調):両手のための練習(上級)。いかに両手をピシッと合わせるか・19番(変ホ長調):3連音符跳躍練習。3連符のなかでいかに綺麗に旋律を浮き立たせるか・22番(ト短調):左オクターブの練習・23番(ヘ長調):右分散音型の練習・24番(ニ短調):まとめ(左分散音型、右三度、オクターブ等など)【練習の合間に美しい気分になりながら音楽性を養いたい曲たち】・7番(イ長調):医薬品CMでお馴染み・13番(嬰ヘ長調):舟歌のようなイメージで・15番(変ニ長調):ご存じ雨だれ・17番(変イ長調):無言歌のような流れ。鐘の音を感じながら弾きたい・20番(ハ短調):ソナタ2番3楽章(葬送)のイメージでうーむ・・・こんな感じでいかがだろう?って誰にお伺いをたてているのか(笑)これだけマスターすれば、少しはショパンエチュードに近づけるだろうか。まだまだ足りない??えっ、後は何が必要??・・・・・・・「やる気」か・・・・・・・◆ ◆ ◆ ◆ ◆そうそう、今日は外出ついでに山野楽器でショパンの小品集(パデレフスキ版)の楽譜を買おうと、雨のなかをウキウキしながら訪れたのだが、う・・・売ってなかった。タランテラの楽譜が欲しかったのに、としょんぼり。悔しいので、ソナタ集の楽譜を買って帰ってきた。また、弾けもしない楽譜を買ってしまった・・・・・・バカな私。そして夜中にはショパンコンクールの本選をあいかわらず視聴していたのだが、本選は夜中の1時前後からの放映ゆえ、辛い・・・辛すぎる。しかも放映終了は3時40分過ぎ、おいおい、ということは、床につくのはなんだかんだで4時を過ぎてしまう。そして朝は7時に起きなければならないのだから、かなり辛い・・・辛すぎる。視聴している皆さんもどうぞ健康には気をつけて、栄養とって乗り切ろう。それにしても、生きる屍ここにあり、といったところか。まぁ好きでやっていることゆえ、それも仕方あるまい。あっ、そういえばここのところ、ルイサダ先生の「スーパーピアノレッスン」を録画したままできちんと観ていないではないか。ショパンコンクールが終わったらまとめて観ることにしよう。それまではレビューもお休み・・・ごめんなさい。----------------------------------------------------【本日のピアノ練習メモ】本日のメイン練習●ブラームス51練習曲 #07~#10,#15#07:3度を4-1,5-1指で弾く運動。#08:アルペジオ練習。#09:各指を広げる運動#10:5指押さえながら他指の均一運動。#15:3指押さえながら他指の均一運動。●クラーマー=ビューロー60練習曲 #20#20:左手分散音型練習。よし、かなり慣れてきた。左の分散音型の下行側も音ムラがだいぶ解消してきた。この調子でガンバレ。●バッハ シンフォニア #10~#12#10~11:おさらい(ここしばらく弾いていなかったせいか、#10の一部が破綻しかけている)#12:弾きこみ段階●ショパン 24の前奏曲 Op.28 #05,#16#05:テンポ(八分音符)156で指慣らし。これ以上のテンポアップはまだきついか・・・両手跳躍箇所、特に後半の29~32小節がどうにも跳躍しきれていない。なんとも余裕のない必死な音よ・・・。#16:昨日はとことん前半部(17小節まで)のみをノンストップで繰り返し練習していたが、少し慣れてきたため、今日は最後まで到達。右の流ればかり意識していたが、後半の左手はオクターブと和音の跳躍が絡んでくるため、これがちょっと厄介。●ショパン ノクターン第13番 Op.48-1通し練習後、後半部をゆっくり練習。和音7連符が潰れ気味という昨日の問題点、多少タメるような弾き方でクリアしてしまおうという、せこい考えに到達。ヒントはルービンシュタイン氏の演奏であったという・・・。私もあんなふうに演奏したい。69~70小節のなんたる余裕たっぷりな弾き方よ、対して私が弾くと何とも苦痛な叫びにしかなっていない。----------------------------------------------------本日のおさらい●ショパン 24の前奏曲 Op.28-1
Oct 18, 2005
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10月17日はショパンの命日。この命日を中心として開催されているショパンコンクールもこの日は本選前のひとやすみである。そんな日だからこそ、ショパンを弾こう・・・ってここのところ毎日弾いているではないか。今日は他の練習を全てお休みしてショパンのみで固めようと思っていたのだが、どうも毎日の定例儀式を終えないと調子が出ない、というわけで、ブラームス51番で指慣らし。ここまでくるとやっぱりクラーマーも弾いておきたくなる。というわけで、結局毎日の練習と何ら変わらない状態となってしまった。そして、ここ数日熱心に練習しているノクターン第13番Op.48-1までこなすと、ふと、気軽に弾けるショパンを考えてみた。となるとやはりここで登場するのがワルツ集。バラードやスケルツォのように「さぁ、やるぞ」という意気込みがなくとも、心楽しく穏やかに弾けるショパンといったら、やっぱりワルツしかない。■ショパンの命日に何故ワルツ(苦笑)早速、ワルツ集の楽譜を開き、さぁいざ弾くぞ!・・・ここでだいたい選択される確率の多い曲は、さて、なんだ?第1番の華麗なる大円舞曲? はたまた、子犬のワルツ?(6番) いやいや、別れのワルツ?(第9番)私が最初に選択したのは、なんとまぁ第3番(Op.34-2)、あの暗い暗いワルツであった。この曲にも「華麗なる大円舞曲」というタイトルはつけられているものの、とても華麗・・・とは言い難い切ない曲である。「ショパンの命日ですもの、そんなに明るい曲なんて弾いていられないわ」・・・・・と思ったら、そのまま第4番、5番へと進み、前言撤回か、明るく楽しくワルツの世界に没頭である。実は、私この4番や5番は恥ずかしながら初めて"弾く"曲だったりする。学生時代、ワルツ集もほんの数曲しか練習していなかったのだな、と思うとちょっぴり寂しくなってきた。4番(Op.34-3)が、「猫のワルツ」といわれているのも、ピアノを再開した昨年知ったのだから。つくづく、私はショパンに縁が薄い人間だったのだ。さてさて、このままワルツを最後まで突き進むのかと思いきや?■ショパンの命日、結局新たなる曲に挑戦する羽目となった今日は雨も降っていることだし「雨だれの前奏曲でしょう、やっぱり」と前奏曲集の楽譜に切り替える。で、いざ15番雨だれ・・・・・・・・・・・・・・ではなく、何故かその次の16番を開いていた。そう、変ロ短調のOp.28-16といえばプレスト・コン・フォーコ。とてつもなく激しく、なにかに駆り立てられるような曲である。一度でいいから弾いてみたいと思っていた曲だ。しかし、いかんせん初めて弾く曲はあまりにたどたどしい。「ハノンでも弾いてるのか」といったところか。でもこの16番、右の指運動にもってこいではないか。これ、採用!結局、いつもの弾き散らかし練習と何ら変わらない、ショパンの命日練習であった。ショパンの全ての曲が弾けるとしたら、晩年の曲を弾いただろうに・・・・ショパンを想い、ショパンの命日に弾きたい曲、さて、なんだ?----------------------------------------------------【本日のピアノ練習メモ】本日のメイン練習●ブラームス51練習曲 #07~#10,#15#07:3度を4-1,5-1指で弾く運動。#08:アルペジオ練習。#09:各指を広げる運動#10:5指押さえながら他指の均一運動。#15:3指押さえながら他指の均一運動。●クラーマー=ビューロー60練習曲 #20#20:左手分散音型練習。指と鍵盤の位置関係を確認しながらムラがある部分の改善中。●ショパン 24の前奏曲 Op.28 #05#05:テンポ(八分音符)156で指慣らし。テンポを速めるともつれ気味なところがあるため、落ち着いて。●ショパン ノクターン第13番 Op.48-1通し練習後、後半部をゆっくり練習。今更気付いたか、和音の×連符がどうも潰れ気味。手を硬直し過ぎているがために和音がきちんと響かないとみた。そして今日まだまだ続く69~70小節との格闘。----------------------------------------------------本日のおさらい●ショパン 24の前奏曲 Op.28-1----------------------------------------------------本日の息抜き&おためし●ショパン ワルツ Op.34-2,34-3,42●ショパン 24の前奏曲 Op.28-16
Oct 17, 2005
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10月13日から16日にかけて行われたショパンコンクール第2次予選だが、日本時間16日の夜に本選への進出者12名が決定した。というわけで、進出した演奏者の方々を紹介するとともに、第2次予選での演奏印象を私なりにまとめてみた。あくまでも「ネット視聴」且つ「私の個人的感想」であるため、これが全てではないこと、また人によっては異なる印象をもたれているであろうことをどうぞご理解頂きたい。No.演奏者名エントリー国2次予選視聴した際の一言コメント25ヤツェク・コルトゥス Jacek Kortusポーランドソナタ2番はどっしりとした音を奏でているが、ところどころ大雑把な感はある。マズルカOp.18、特に第4曲あたりは哀愁漂いながら、ふくよかな音色で聴かせてくれた。英雄ポロネーズは華やかでそれでいて非常に豊か。27工藤奈帆美 Naomi Rachel Kudoアメリカソナタ3番は1次同様、響きのある透明且つ粒良い音を聴かせてくれた。演奏も非常に安定しているが、3楽章は感情をたっぷりこめている割と大雑把な感も。フィナーレはもう少し熱き情熱とキレのようなものが欲しかった。マズルカOp.33はどことなく優雅なワルツに近い感じ。そしてふくよかでどっしりとした英雄ポロネーズ。29カー・リン・コーリン・リー Ka Ling Colleen Lee香港彼女は幻想ポロネーズを選択、1次の硬質なイメージがかなりとれ、自然に歌う感じが好印象。ただ、音色は薄目。ソナタ3番は全体にわたってクリアで安定した演奏。個人的にはもう少し厚みも欲しいところだが。31イム・ドンヒョク Lim Dong Hyek韓国アンダンテスピアナートと華麗な大ポロネーズは若干硬質だが、実に音が煌めいている。旋律が生きているようである(聴き手によっては多少しつこいと感じることも?)。エキサイトするとやや大雑把になる。マズルカOp.59は全体的にたっぷり歌い上げているがOp.59-2のリズムがどうもつんのめり過ぎに感じるのは私だけか。ソナタ2番はキレの良い華やかな演奏。やや打鍵がきつめで和音が濁り気味のところもあった。44根津理恵子 Rieko Nezu日本マズルカのリズムをかなり強調した印象。思わず踊り出したくなるがちょっと露骨な感じも?ソナタ3番はあくまで小技派なのかと思っていたら今回は力強い演奏を聴かせてくれた。それだけに細かなミスが耳につき勿体ない。46大崎結真 Yuma Osaki日本アンダンテスピアナートと華麗な大ポロネーズは繊細且つクリアな音色で且つ表現も豊か。全体的に線が細く、デリケート。マズルカOp.59は美しい流れのうちに通り過ぎてしまった感はあるが、終始優美であった。ソナタ3番は高い技術に裏付けられた正統派の演奏。クリアでそれでいて耳に優しく通り過ぎていく・・・1次以上の好印象。55関本昌平 Shohei Sekimoto日本マズルカOp.59全曲通して生き生きとしたリズムと旋律が印象に残る。ソナタ2番においても凛々しい演奏は健在。フィナーレの展開での繊細さも耳に残る。また、躍動感に満ちた英雄ポロネーズは、ここぞというところでうまく歌ってくれる。58ソン・ヨルム Son,Yeol Eum韓国アンダンテスピアナートは平坦気味だったが、ポロネーズに入ると軽やかな音色で実に表情豊かに歌ってくれた。全体の線はちょっと細めか。彼女の場合、技巧は既にエチュード三昧の第1次で証明されているが、ソナタ3番においては折角たっぷり歌っているはずなのにいまひとつ聴き手に伝わってこないところもある。フィナーレもかなり冷静であった。75山本貴志 Takashi Yamamoto日本マズルカOp.59はとことん叙情派なマズルカ。前の出場者(ヴンダー氏)の音色がやたら明るかったため、その差に最初耳が戸惑ったが、どこか憂いをひめた灰色な音色は狙いか?ソナタ2番においては、他の人がサラリと流してしまいそうな旋律の処理もかなり細かい。聴かせどころを心得た演奏。英雄ポロネーズは少々気負ってしまったか、力が入りすぎてしまった感がある。和音の処理が雑になってしまった。1次の評価がプレッシャーとなったのだろうか。78アンドレイ・ヤロシンスキ Andrey Yaroshinskiyロシア線の細い薄味のポロネーズOp.44はリズムが若干もたれ気味なところもあり。マズルカOp.30は叙情的だがどこかさっぱりなのはやはり平坦な音色使いのせいか。ソナタ2番では、各楽章ほとんど間を開けずに演奏。彼のなかで確固たるストーリーを感じる。第3楽章の葬送は静寂で荘厳なイメージで、そのままフィナーレへ。ピアニッシモの表現が上手い。フォルテが荒削りなのがちょっと勿体ない。32イム・ドンミン Lim Dong Min韓国冒頭からかなりたっぷり歌う英雄ポロネーズ。主題の各所でたっぷり過ぎるタメがあり、ちょっと重々しくリズムにのれていない感じもした。マズルカOp.33は、独自の感性で演奏している感がありありと伝わってくるが、脈略なくテンポを上げたり、かと思ったらとことん叙情に満ちたマズルカになったりも。旋律は心に響いてくるだけに勿体ない。ソナタ3番はユニークな感性はあるものの変化に富んだ音楽で聴いていてある種のハラハラ感があったり。賛否両論ありそうだが、良くも悪くも個性的。ただ、フレーズの「ため」感のしつこさがどうしても耳についてしまった。5ラファウ・ブレハッチ Rafal Blechaczポーランド英雄ポロネーズは激情に流されることなく、実に優雅で落ち着き払ったポロネーズ。しかも非常に丁寧に仕上げられている。そしてマズルカOp.56を選択したのは彼だけであるが、リズム感、旋律の聴かせ方、いずれも非常に好印象で安定した演奏だ。ソナタ3番は1次での印象変わらず、丁寧な歌い方で終始安定した演奏。もっと聴きたいと思わせてくれた。エントリー別でいえば、日本4名、韓国3名、ポーランド2名、香港1名、アメリカ1名、ロシア1名という日韓強し!という結果となっている。また、今回は残念な結果となってしまったが、個人的にもっと聴いてみたい!と思える演奏者も発掘できて嬉しい。佐藤卓史氏(日本)、辻井伸行氏(日本)、大嶺未来さん(日本)、マルコ・ムストネン氏(フィンランド)、ベン・キム氏(アメリカ)、インゴルフ・ヴンダー氏(オーストリア)、皆さんいずれも私の感性をくすぐるステキな演奏を披露してくれた。リサイタルの際には是非とも聴きに行きたいものだ。勿論彼らだけでなく全ての演奏者の今後の活躍を期待したい。そういえば今回のコンクールにおける注目株であるラファウ・ブレハッチ氏は、今月にCDも出るらしい。リストやシューマン、ドビュッシー、シマノフスキー、ショパンなどの楽曲が収録されたものである。あぁ、買ってしまいそうな予感・・・本選は18日から、今度はコンチェルト三昧となりそうだ。演奏する側の負担は想像を絶するだろうが、こうして聴いている側もそろそろ体力限界気味。◆ ◆ ◆ ◆ ◆ちょっとちょっと、ピアノ練習は?本日はショパンノクターン Op.48-1の練習だけかろうじで出来たのだが、あいかわらず後半部にさしかかると火山が噴火したようなエネルギッシュな音になってしまう。あぁ、これはノクターンなのに、ノクターンなのに・・・でも好きな曲に向かっていると、どんなに苦しくてもその苦しさがまた幸せだったりする。私ってちょっと・・・変?
Oct 16, 2005
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ここのところ、毎日ショパンコンクールのインターネット中継を観ているせいだろうか、やたらポーランド語が耳につく。ポーランドテレビの中継なのだから、ポーランド語が飛び交うのは当然のことである。こんな時、言葉の壁というのは非常に高い。何を話しているのか、トンチンカンなのだから。時々、日本人ピアニストの名前が耳に入ると、ホッとするのは私だけだろうか。しかし、これら中継を観ていて学んだことがある。そう、日本人が「ヤポーニ」であることを。ついでにいえば、ポーランド人は「ポルスカ」、なんだか踊り出したくなる。曲名もなんとなくだが、うっすらと聞き取れるようになってきたような気もする。一方、どうしても空耳状態に陥るものもある。その代表的なものが、「Konkurs Chopinowski」(ショパンコンクール・・・で良いのか??)この「Chopinowski」がどうしても「ショパの助(すけ)」と言っているように聞こえてならない。なんなんだ、「しょぱのすけ」って。毎日放送を聴きすぎて耳が疲れているのか、頭が回っていないのか。それこそ「ショパン漬け」状態なのだから。5年後のショパンコンクールのために、ポーランド語でも勉強するか。そんな勢いも、コンクール期間が過ぎるとそんな思いも自然消滅してしまいそうだが。まぁポーランド語は無理にしても、もう少し英語程度は話せるようにはなりたいものだ。海外に出張した経験があるといっても、私自身はほとんど貝のような状態だったのだから、なんとも情けない。うぅ、ここ数日の日記の反動からか、一気にレベルダウンな内容・・・・◆ ◆ ◆ ◆ ◆毎日、なんとか時間を作ってはコンクール2次予選も視聴しているが、スケルツォ第3番に続いて今度は「ソナタ第3番」が頭のなかを回り出した。ショパンのソナタは聴く側としても苦手と感じていたのだが、これだけ何度も聴かされていると、まるで暗示にかかったかのごとく、その魅力に取り憑かれる。おそるべし、ショパンマジック。「ソナタ第2番」の第3楽章あたり(何を隠そう、葬送行進曲)が頭のなかを支配するよりはまだマシか。次楽章のフィナーレに至っては、「これ、指の体操にならないか?」などと不届きなことを考えてしまう今日このごろ。やっぱり疲れてるのだ。----------------------------------------------------【本日のピアノ練習メモ】本日のメイン練習●ブラームス51練習曲 #07~#10,#15#07:3度を4-1,5-1指で弾く運動。#08:アルペジオ練習。#09:各指を広げる運動#10:5指押さえながら他指の均一運動。#15:3指押さえながら他指の均一運動。●クラーマー=ビューロー60練習曲 #20#20:左手分散音型練習。ゆっくりテンポで音ムラの発生を少しでも減らすべく、1音1音に均等な量が伝わるように丁寧にさらう。しばしこれを続けようか。●ショパン 24の前奏曲 Op.28 #05#05:テンポ(八分音符)160・・・はまだ早すぎたので再び156に戻して跳躍運動代わりに練習。●ショパン ノクターン第13番 Op.48-169~70小節だけを何度も何度も繰り返し練習。その後、再現部に戻る手前の数小節のオクターブ連打も部分練習をしつこく。再現部以降後半から最後までゆっくりゆっくり弾きながら、旋律を浮き上がらせる練習。----------------------------------------------------本日のおさらい●クラーマー=ビューロー60練習曲 #10(両手),#08(左手),#16(3-4-5指),#19(分散)●ショパン 24の前奏曲 Op.28-1
Oct 14, 2005
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ショパンコンクールも既に第2次予選が開始されたというのに、いまだに第1次予選の曲たちを相手に訳のわからない分析ごっこを楽しんでいたのだが、それも今日でおしまい。というわけで、今回は最終回と称して「ショパンコンクール第1次予選で最初・最後に演奏される頻度の高い曲は?」についてまとめてみることにした。何故そんなことを思いついたかというと、限られた時間内で己の演奏をアピールするには曲の順序も大いに影響してくるのではないかと思ったからである。しかし、選曲された全ての曲をまとめていると途方もない時間がかかりそうだったので、今回は1曲目、そして最後の曲に何を選曲したかのみにターゲットを絞ってみた。■1曲目として演奏される曲の選曲頻度1曲目の演奏曲目人数 系統別1曲目の選曲頻度人数ノクターン ハ短調 Op.48-18 ノクターン群 (Op.9.27.48.55.62)25舟歌 嬰ヘ長調 Op.605 バラード群 (1,3,4番)10バラード第 1番 ト短調 Op.235 エチュード群 (Op.10,25 新3)8ノクターン ロ長調 Op.62-15 スケルツォ群 (1,2番)8スケルツォ第1番 ロ短調 Op.205 幻想曲 ヘ短調 Op.495幻想曲 ヘ短調 Op.495 舟歌 嬰ヘ長調 Op.605エチュード ハ長調 Op.10-15 プレリュード群 (Op.28,45)5ワルツ 変ホ長調 Op.184 ワルツ群 (Op.18,34)5プレリュード 嬰ハ短調 Op.454 即興曲第2番 嬰ヘ長調 Op.364ノクターン 変ホ長調 Op.55-24 序奏とロンド 変ホ長調 Op.163即興曲第2番 嬰ヘ長調 Op.364 華麗な変奏曲 変ロ長調 Op.121バラード第3番 変イ長調 Op.473 ロンド ハ短調 Op.11ノクターン ホ長調 Op.62-23 スケルツォ第2番 変ロ短調 Op.313 序奏とロンド 変ホ長調 Op.163 バラード第4番 ヘ短調 Op.522 ノクターン ロ長調 Op.9-32 ノクターン 嬰ハ短調 Op.27-12 ワルツ 変イ長調 Op.34-11 ロンド ハ短調 Op.11 プレリュード Op.28 No.7-121 ノクターン 変ニ長調 Op.27-21 華麗な変奏曲 変ロ長調 Op.121 エチュード ホ短調 Op.25-51 エチュード 嬰ハ短調 Op.25-71 3つの新練習曲1 ■最後の曲として演奏される曲の選曲頻度演奏曲目人数 系統別最終曲の選曲頻度人数スケルツォ第4番 ホ長調 Op.5415 スケルツォ群 (1,2,3,4番)41スケルツォ第3番 嬰ハ短調 Op.3913 バラード群(1,2,4番)14スケルツォ第2番 変ロ短調 Op.3111 幻想曲 ヘ短調 Op.497バラード第4番 ヘ短調 Op.527 プレリュード Op.28 No.19-246幻想曲 ヘ短調 Op.497 エチュード イ短調 Op.25-114プレリュード Op.28 No.19-246 ワルツ群 (Op.18.34)4バラード第1番 ト短調 Op.236 舟歌 嬰ヘ長調 Op.601エチュード イ短調 Op.25-114 ノクターン ロ長調 Op.62-11ワルツ 変イ長調 Op.34-13 序奏とロンド 変ホ長調 Op.161スケルツォ第1番 ロ短調 Op.202 子守唄 変ニ長調 Op.571ワルツ 変ホ長調 Op.181 舟歌 嬰ヘ長調 Op.601 バラード第2番 ヘ長調 Op.381 ノクターン ロ長調 Op.62-11 序奏とロンド 変ホ長調 Op.161 子守唄 変ニ長調 Op.571 これで分かったことといえば、まず最初にノクターンなどでゆったりとした叙情を演出、又は1曲目からバラードなどの大曲で一気に観客の心をつかむ、という2パターン。そして、最後はスケルツォで華麗な終曲を迎えるというストーリーである。だいたい予想はしていたのだが、最後に演奏する曲としてスケルツォ(番号問わず)を選択した人は、今回の第1次予選出場者80人のうちの半数を超えるということだ。おそるべし、スケルツォ。というわけで、あまり意味のなさない選曲分析(第1次予選)はこれにて終了。私は一体何をやっているのだ・・・それにしてもテレビにおける日本の音楽業界はだまだ消極的。大リーグやサッカー中継を夜中に放映してくれるならば、同様にこのようなコンクールも放映してくれても良いのに。そういえば、昔はあのヤマハ主催のポプコンもテレビ放映していたっけ。ましてショパンコンクールはインターナショナル規模、1局くらい放映してくれてもバチは当たるまい・・・と思ってしまう私こそ、ただの音楽バカか?やはりクラシック限定だと視聴者も限定されるか・・・【本日のピアノ練習メモ】は文字数オーバーにつき同日の別日記でひっそり掲載
Oct 13, 2005
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最近、どうにも日記を制限文字数以内にまとめあげることができない。日記内にhtmlのタグを使うとそれだけで文字数カウントされてしまうため、実際に表示される内容以上に文字数を食ってしまうのか。しかし、一覧などを掲載する場合は、文字をただ羅列するよりも、タグを用いてtable処理した方が見やすいはず・・・まぁ、仕方がない。ピアノの練習メモだけ、メイン日記からあぶれてしまったが、これが未掲載のままだと、「自分は今日ピアノの練習をしなかった」ことに等しくなってしまうので、まぁとりあえずこっそり載せておこう。最近、すっかりこのメニューで定着してしまった。「アルゼンチン舞曲」やシューマンの「ウィーンの謝肉祭の道化」もたまには復習してあげなければならないのに、どうしても日々の練習に時間をとられてしまって復習に時間がとれない。1日が50時間くらいあればいいのに・・・----------------------------------------------------【本日のピアノ練習メモ】本日のメイン練習●ブラームス51練習曲 #07~#10,#15#07:3度を4-1,5-1指で弾く運動。#08:アルペジオ練習。#09:各指を広げる運動#10:5指押さえながら他指の均一運動。#15:3指押さえながら他指の均一運動。●クラーマー=ビューロー60練習曲 #20#20:左手分散音型練習。おっ、1日クラーマーの練習を休んだら、何故か左手分散音型が妙に弾きやすくなっている。といっても、下行側はあいかわらず4-2-5の動きが不安定で泣かされているが、それでも19番よりは早くに光が見えてきた。・・・ってここからが長い道のりではないか。まぁゆっくり確実にいこう。●ショパン 24の前奏曲 Op.28 #05#05:テンポ(八分音符)160で跳躍運動代わりに練習。すっかり練習曲レベルに陥っているような?格好良く決まるのは最後の1小節だけである。●ショパン ノクターン第13番 Op.48-1ようやく曲の流れには慣れ始めてきているが、オクターブ連打箇所、そしてそれから続く後半はまだまだ課題多し。特に最後付近の69~70小節、この2小節はいまだ鍵盤に指を叩きつけるような弾き方になってしまう。余裕がないのか。そしてその次の71小節の2,4拍の16分音符の3連符和音、これが綺麗につかめない。細かなところでまだまだ悩まされそうだ。----------------------------------------------------本日のおさらい●クラーマー=ビューロー60練習曲 #10(両手),#08(左手),#16(3-4-5指),#19(分散)●ショパン 24の前奏曲 Op.28-1
Oct 13, 2005
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既に各所のブログなどでも掲載されていて今更「ショパンコンクール第2次予選進出者32名決定」のニュースを掲載するのは、非常に気が引けるのだが、折角なので1次予選をネット視聴した際に感じた一言コメントを加えて、進出者32名を掲載しておくことにした。あらかじめご了承頂きたいのは、この感想はネット視聴における感想であること、それゆえに実際の印象とは異なる可能性も大きく、また私の主観がたっぷりと注がれているため、実際にお聴きになった人のなかには「そんな印象ではなかった」という人もいるかもしれない。というわけで、これはある意味 私自身が彼らを記憶しておきたいがためのメモ代わりだと思って、読み流して頂けると嬉しい。コメント欄が空欄のものは視聴できなかった、あるいはコメントが浮かばなかったいずれかである。No.演奏者名エントリー国一次予選視聴した際の一言コメント19河村尚子 Hisako Kawamura日本安定した巧さ21菊地裕介 Yusuke Kikuchi日本 22ベン・キム Ben Kimアメリカ絶妙な歌いップリ。技巧面も良い感じ!24シチェパン・コンチャル Szczepan Konczalポーランド 25ヤツェク・コルトゥス Jacek Kortusポーランド 26オルガ・コズロヴァ Olga Kozlovaロシア 27工藤奈帆美 Naomi Rachel Kudoアメリカ響きの良い音色が印象的29カー・リン・コーリン・リー Ka Ling Colleen Lee香港ばりばりの技巧派。音も硬め。演奏の際の目線がちょっとコワイ30ディミトリ・レヴコヴィッチ Dmitri Levkovichカナダ鍵盤に椅子が近づき過ぎな印象が強いが、演奏は人を惹きつける何かがある。爽やか系のカナダのショパン頭31イム・ドンヒョク Lim Dong Hyek韓国誰もが言うが確かに別格。安定した巧さがある41マルコ・ムストネン Marko Mustonenフィンランド絶妙な呼吸感がたまらない。技巧に走りがちな練習曲Op.25-11を音楽的に弾きこなしていた44根津理恵子 Rieko Nezu日本小技がピリリときく、そんな演奏45大嶺未来 Miku Omine日本音楽的解釈がステキ。おおらかな演奏46大崎結真 Yuma Osaki日本奏でる音色が実に綺麗。安心して聴け、ある意味模範演奏風な感じがしたりも。47エスター・パク Esther Parkアメリカなんといっても本当に楽しそうに弾いているその姿が良い。かなりどっしりかまえたショパンといった感じ54佐藤卓史 Takashi Sato日本おだやかで実に音楽的な印象。安定感もある。55関本昌平 Shohei Sekimoto日本凛々しい演奏58ソン・ヨルム Son,Yeol Eum韓国演奏がどうのこうの、というよりも予選でエチュードを10曲も弾いたことにビックリ仰天。63グラツィアン・シムチャク Gracjan Szymczakポーランドスケルツォは少々荒削りな感じがしたものの、ノクターンやワルツはとても耳に心地よかった66クシシュトフ・ツシャスコフスキ Krzysztof Trzaskowskiポーランド正統派な演奏。風貌が映画俳優?67辻井伸行 Nobuyuki Tsujii日本変な小細工的な表現無しに純粋な音色と演奏を楽しませてくれた72スワヴォミル・ヴィルク Slawomir Wilkポーランド全体的に雑なイメージが強かったが、華やかな面もあり好みが分かれるところ74インゴルフ・ヴンダー Ingolf Wunderオーストリアかなりの技巧派なのかエチュードの超速にビックリ。クリアな音が印象的だが、スケルツォは割とあっさり目であった75山本貴志 Takashi Yamamoto日本鍵盤に顔を吸い付けるような独特の演奏スタイルが印象的。うまく歌えており、しかもメリハリもあるから聴き手は飽きない。場内の観衆も大声援であった78アンドレイ・ヤロシンスキ Andrey Yaroshinskiyロシア全体的に耳に優しい演奏で、エネルギッシュな曲でもそつなくまとまっているような気がする2アン・スージュン Ann Soo-Jung韓国模範演奏っぽい感じがする3ピオトル・バナシック Piotr Banasikポーランド音が綺麗、弾き方は優等生風だったが、聴きやすい5ラファウ・ブレハッチ Rafal Blechaczポーランド全体的にどれも丁寧に歌い上げられていて、安定した美しさがあった。もっと聴きたいと思わせる演奏家である。6ニコラス・ブランギエ Nicolas Bringuierフランス 8チャン・チャオイン Chang Chiao-Ying台湾バラードの歌いどころをよく把握して演奏している。音色も全体的に柔らかく温かい。32イム・ドンミン Lim Dong Min韓国よく歌い、安定感もあり。演奏の途中で退席した、あれはなんだったのか?エチュードOp.10-4はかなりの超速、しかもきちんと弾ききっている。13アレクセイ・ゴラッチ Alexej Gorlatchウクライナ こんな感じであったが、第2次予選ではソナタ・マズルカ・ポロネーズに限られてくるため、第1次予選で受けた印象とは大きく異なる可能性もありそうだ。今回、第2次予選の進出への道に漏れてしまったが、個人的に応援したいのは演奏No.38のアレクサンドラ・ミクルスカさん、内声の響かせ方が実に心に沁みた。そして76番のリョー・ヤナギタニさん、ちょっとシブガキ隊のヤックン似の彼は終始爽やかな演奏で、聴いていてとても楽しかった。今回は残念だったが、こうして個人的に良いなと思っている人間も結構いるはず。他の出場者の皆さんに対してだって、進出有無に限らず予選を通して「あ、またあの人の演奏を聴きたい」と感じた人だっているだろう。これを機会に、更に大きく羽ばたかれることを、大いなる活躍を願ってやまない。【本日のピアノ練習メモ】●ショパン ノクターン第13番 Op.48-1本日は外出していたため時間がとれず。後半部が嵐に、オクターブが津波のようにならないように、冷静になって耳を傾けること。早く弾けるようになりたいからって、ただがむしゃらに弾けば良いってものではないのだ。冷静になれ冷静に。
Oct 12, 2005
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10月11日の日記その(1)にて「第15回ショパン国際ピアノコンクール第一次予選において、演奏された曲目の多い順」について掲載したが、こちらでは更に詳しく各部門ごとに分けて集計してみた結果が以下である。「へぇ~」程度に読み流して頂ければ幸いである。本来ならば、課題曲の指定に沿って区分したかったのだが、課題曲指定がやや入りくんでいるため、面倒になって単純に曲集ごとに区分してしまった。あぁ、つめが甘いか。■エチュード編曲目演奏人数エチュード イ短調 Op.25-1123エチュード ロ短調 Op.25-1021エチュード ハ長調 Op.10-120エチュード ヘ長調 Op.10-816エチュード イ短調 Op.10-215エチュード 嬰ト短調 Op.25-613エチュード ホ短調 Op.25-512エチュード 嬰ハ短調 Op.10-410エチュード ハ短調 Op.10-1210エチュード 変イ長調 Op.10-1010エチュード 変ト長調 Op.10-510エチュード ハ長調 Op.10-79エチュード イ短調 Op.25-44エチュード 嬰ハ短調 Op.25-72エチュード 変ホ短調 Op.10-62エチュード 変ホ長調 Op.10-1123つの新練習曲1エチュード 変イ長調 Op.25-11エチュード 変ト長調 Op.25-91エチュード ホ長調 Op.10-31■ノクターン編曲目演奏人数ノクターン ハ短調 Op.48-117ノクターン 変ニ長調 Op.27-214ノクターン ロ長調 Op.62-114ノクターン ロ長調 Op.9-313ノクターン 変ホ長調 Op.55-28ノクターン ホ短調 Op.62-27ノクターン 嬰ハ短調 Op.27-16ノクターン 嬰ヘ短調 Op.48-24ノクターント長調 Op.37-23■バラード・舟歌・幻想曲編曲目演奏人数舟歌 嬰ヘ長調 Op.6019幻想曲 ヘ短調 Op.4917バラード第4番 ヘ短調 Op.5216バラード第1番 ト短調 Op.2315バラード第3番 変イ長調 Op.477バラード第2番 ヘ長調 Op.386■ワルツ編曲目演奏人数ワルツ 変イ長調 Op.4228ワルツ 変イ長調 Op.34-118ワルツ 変ホ長調 Op.1817ワルツ ヘ長調 Op.34-311ワルツ 嬰ハ短調 Op.64-27ワルツ 変イ長調 Op.64-36ワルツ 変ニ長調 Op.64-1 4ワルツ イ短調 Op.34-22■スケルツォ編曲目演奏人数スケルツォ第3番 嬰ハ短調 Op.3920スケルツォ第2番 変ロ短調 Op.3118スケルツォ第4番 ホ長調 Op.5415スケルツォ第1番 ロ短調 Op.2011■プレリュード編曲目演奏人数プレリュード Op.28 No.13-1814プレリュード Op.28 No.19-2413プレリュード Op.28 No.7-128プレリュード 嬰ハ短調 Op.456■即興曲編曲目演奏人数即興曲第2番 嬰ヘ長調 Op.367即興曲第3番 変ト長調 Op.516即興曲第1番 変イ長調 Op.291■その他作品曲目演奏人数子守唄 変ニ長調 Op.579序奏とロンド 変ホ長調 Op.166タランテラ 変イ長調 Op.434華麗な変奏曲 変ロ長調 Op.123ボレロ ハ長調 Op.192ロンド ハ短調 Op.11ところで、プレリュードの演奏規定はOp.28のNo.7~12、No.13~18、No.19~24おのおの6曲を1セットとして演奏することになっていたが、No.1~6は最初から課題曲に含まれていなかったのは、やはり難易度が低いから??ノクターンのなかではやはり、13番、つまりハ短調Op.48-1の演奏率が高かった。これに影響されて、私も練習を始めただなんて・・・あぁ、否定できない。----------------------------------------------------【本日のピアノ練習メモ】本日のメイン練習●ブラームス51練習曲 #07~#10,#15#07:3度を4-1,5-1指で弾く運動。#08:アルペジオ練習。#09:各指を広げる運動#10:5指押さえながら他指の均一運動。#15:3指押さえながら他指の均一運動。●ハノン #22,23,25(3-4-5指を元気に)●クラーマー=ビューロー60練習曲 #20#20:左手分散音型練習。分散音型の下行が苦手なのはやはり4-2-5指の動きが非常に不安定だから。進行に慣れ始めてくるとその弱さがかなり目立ってきた。だからリズムと力配分が不安定となり、ムラのある下行となってしまうようだ。これをクリアしなければ・・・●バッハ シンフォニア #12#12:弾きこみ段階。テンポを上げるとかなり雑になりがち。もっと丁寧に。●ショパン ノクターン第13番 Op.48-1中間部の和音進行はだいぶ慣れてきたものの、その後のオクターブ連打が汚く濁ってしまい、悩みは深い。更に後半部はいまいちど片手ずつ練習し、自分が今どんな音を発しているかに耳を傾けること。----------------------------------------------------本日のおさらい●クラーマー=ビューロー60練習曲 #10,#08,#16,#19(指強化)
Oct 11, 2005
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10月3日から11日にかけて行われた第15回ショパン国際ピアノコンクール第一次予選では、80人の出場者たちがおのおの40~45分の間で、課題曲のなかから自由に選択して演奏したのだが、ここでふと思った。「80人の出場者たちが選んだ曲のなかで、最も多く弾かれたのはどのショパン曲だろうか」と。そこで、予選中継を観ながらメモした曲目一覧と、欠けた部分はネット上で調べながら各出場者の演奏曲を集計してみたところ、以下のような結果となった。(データ自体は、中継を観ながらちまちまとExcelに曲目を入力していたので、そんな手間ではなかったのだが、かんじんのExcelの使い方を忘れていた)えっ、なんて意味のない集計をしてるのだ?って。ちなみに1次予選の課題曲指定は以下のとおりだった。●エチュード2曲をa,bグループから各1曲。1曲は予備審査と異なること・(a)Op.10-1,4,5,8,12 Op.25-11・(b)Op.10-2,7,10,11 Op.25-4,5,6,10●ノクターンから1曲・Op.9-3 Op.27-2 Op.37-2 Op.48-1,2 Op.55-2 Op.62-1,2●バラード、舟歌、幻想曲のなかから1曲●ワルツから1曲・Op.18 Op.34-1,3 Op.42 Op.64-3●次のなかから1曲以上 コンサートアレグロOp.46 子守唄Op.57 ボレロOp.19 エチュード(予備,1次以外)、 即興曲Op.29,36,51 ノクターンOp.27-1 プレリュードOp.28 (a No.7-12) (b No.13-18) (c No.19-24)を1セット以上 プレリュードOp.45 ロンドOp.1 ロンド・ア・ラ・マズールOp.5 序奏とロンドOp.16 スケルツォOp.20,31,39,54 タランテラOp.43 ワルツOp.34-2 64-1,2 変奏曲Op.12曲目演奏人数ワルツ 変イ長調 Op.4228エチュード イ短調 Op.25-1123エチュード ロ短調 Op.25-1021エチュード ハ長調 Op.10-120スケルツォ第3番 嬰ハ短調 Op.3920舟歌 嬰ヘ長調 Op.6019スケルツォ第2番 変ロ短調 Op.3118ワルツ 変イ長調 Op.34-118幻想曲 ヘ短調 Op.4917ノクターン ハ短調 Op.48-117ワルツ 変ホ長調 Op.1817エチュード ヘ長調 Op.10-816バラード第4番 ヘ短調 Op.5216エチュード イ短調 Op.10-215スケルツォ第4番 ホ長調 Op.5415バラード第1番 ト短調 Op.2315ノクターン 変ニ長調 Op.27-214ノクターン ロ長調 Op.62-114プレリュード Op.28 No.13-1814エチュード 嬰ト短調 Op.25-613ノクターン ロ長調 Op.9-313プレリュード Op.28 No.19-2413エチュード ホ短調 Op.25-512スケルツォ第1番 ロ短調 Op.2011ワルツ ヘ長調 Op.34-311エチュード 嬰ハ短調 Op.10-410エチュード ハ短調 Op.10-1210エチュード 変イ長調 Op.10-1010エチュード 変ト長調 Op.10-510エチュード ハ長調 Op.10-79子守唄 変ニ長調 Op.579ノクターン 変ホ長調 Op.55-28プレリュード Op.28 No.7-128即興曲第2番 嬰ヘ長調 Op.367ノクターン ホ短調 Op.62-27バラード第3番 変イ長調 Op.477ワルツ 嬰ハ短調 Op.64-27序奏とロンド 変ホ長調 Op.166即興曲第3番 変ト長調 Op.516ノクターン 嬰ハ短調 Op.27-16バラード第2番 ヘ長調 Op.386プレリュード 嬰ハ短調 Op.456ワルツ 変イ長調 Op.64-36エチュード イ短調 Op.25-44タランテラ 変イ長調 Op.434ノクターン 嬰ヘ短調 Op.48-24ワルツ 変ニ長調 Op.64-14華麗な変奏曲 変ロ長調 Op.123ノクターン ト長調 Op.37-23エチュード 嬰ハ短調 Op.25-72エチュード 変ホ短調 Op.10-62エチュード 変ホ長調 Op.10-112ボレロ ハ長調 Op.192ワルツ イ短調 Op.34-223つの新練習曲1エチュード 変イ長調 Op.25-11エチュード 変ト長調 Op.25-91エチュード ホ長調 Op.10-31即興曲第1番 変イ長調 Op.291ロンド ハ短調 Op.11というわけで、ワルツ 変イ長調 Op.42が堂々一位であった。エチュードは、「木枯らし」(Op.25-11)とオクターブ連打曲(Op.25-10)を組み合わせて弾く者が多かったことも特徴である。そして、数日前に「1日に何回もスケルツォ第3番を聴いていると・・・」なるお題目の日記を書いたことからもわかるように、スケルツォ第3番を選曲する者が非常に多かったことが証明されている。今回のコンクールの予選における珍しい選曲といえば、「即興曲 Op.29」「ロンド Op.1」「ボレロ Op.19」あたりだろうか。演奏したのは1~2名のみであった。なかにはエチュードをぶっ通し弾く者などもいて、別の意味で驚かされたりもした。そして、今回の予選で全く演奏されなかった1曲を発見、それが「ロンド・ア・ラ・マズール Op.5」である。これまで、ショパンといえばバラードやノクターン等にばかり心が動いていたのだが、今回様々な曲を聴くなかで「タランテラ Op.43」あたりも私好みであることが判明した。頭のなかでただいま、タッタラッタ、タッタラッタ、タッタラッタ ラ~♪というリズムが踊り続けている。参考までに、各部門別における順位もつけてみたが、一気に掲載しようとしたら、日記の文字数制限につき別日記に分けざるを得なかったといっておこう。やはり、htmlを使ったのが文字数を増やす要因となってしまったか。
Oct 11, 2005
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世間では楽しき3連休、しかし、己はといえば3連休早々、生活にちょっとしたトラブルを抱えており、楽しきどころか、憂鬱な香りが部屋内を充満している。いや、トラブルといっても男女関係のもつれなどドロドロ昼ドラマ系トラブルではないため、ご安心を(って誰が安心するのだ)。しかし、もともと胃があまり丈夫でないほうな私は、ここ数年、ストレスによる胃炎をよく起こしてしまう。最近ではちょっとした心の変化でも胃に直接ダメージを与えてしまい、自分がこんなにデリケートな人間だったのか、とビックリしてしまう。それでも、幸い、私にはようやくピアノという逃げ道を見つけたため、ストレスの半分ほどはピアノを介して身体から放出できているような気がする。どうしてもっとピアノを早く再開しなかったのだろう、と思ってしまうほどだ。あぁ、何を訳のわからない日記を書いているのだろう。読んでいる皆さんが困るだろうに。このへんで心の愚痴はやめておこう。◆ ◆ ◆ ◆ ◆そうそう、10月初めからショパンコンクールの予選中継を聴くために、すっかり早起きさんとなった私は、朝、「弁当を作りながらショパンを聴く」ことがすっか日課になってしまった。朝、ショパンの調べに耳を傾けながら卵焼きを作る、ささやかな幸せである。ショパンコンクールの期間中はずっとこんな調子の朝が続くのだろうが、早朝のショパン視聴がクセになった自分、コンクールが終わってしまったら、なんとも物足りない朝になってしまうのではなかろうか。それが心配だ。しかし、朝からショパンのスケルツォや重量系エチュードはちょっと重い、いや、重すぎる。朝に似合うショパン、やはりワルツあたりか?そういえば、ここ数年、朝これほどゆっくりと音楽を聴くなんて生活とは縁遠かった。朝の音楽といえばバロックやモーツァルトあたりがピッタリ合いそうだが、ショパンだってなかなか悪くない。「朝、音楽は聴いてますか?」----------------------------------------------------【本日のピアノ練習メモ】本日のメイン練習●ブラームス51練習曲 #07~#10,#15#07:3度を4-1,5-1指で弾く運動。#08:アルペジオ練習。#09:各指を広げる運動#10:5指押さえながら他指の均一運動。#15:3指押さえながら他指の均一運動。●ハノン #22,23,25(3-4-5指を元気に)●クラーマー=ビューロー60練習曲 #20#20:左手分散音型練習。どうにも下行側の分散音型に苦手意識が植え付けられてしまったか、「行きは良い良い帰りは怖い」状態と化している。とにかく指に分散音型を覚え込ませることに集中すること。●ショパン 24の前奏曲 Op.28 #05#05:1,2日この曲の練習をサボってしまったため、テンポ(八分音符)156で、まるで指運動のごとく弾き続ける。これって実テンポは一体どれくらいなのだ。まだまだ中テンポ程度から脱せずじまい。まぁ焦ることはない。●ショパン ノクターン第13番 Op.48-1本日は昨日と全く同様。つまり、進歩せず・・・。時々、和音を1,2個増やしたり間引きしたりするのは、早々にやめること。どうしてこんなクセがついたのやら。きちんと譜面を見て。----------------------------------------------------本日のおさらい●クラーマー=ビューロー60練習曲 #10,#08,#16,#19(指強化)●ショパン 24の前奏曲 Op.28-1
Oct 10, 2005
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「毎月9日はクラーマーの日」にちなんで、クラーマーな話をひとつ。というのも、数日前、クラーマー作曲「ルソーの夢」(ピアノのための変奏曲)の楽譜を製作した、と掲示板に投稿してくれたtotohiroさんのお話がきっかけである。(totohiroさん、感謝!)この「ルソーの夢」が、現在子どもたちの間で親しまれている歌「むすんでひらいて」につながっている、という話はご存じだろうか。手をグーグー、パーパーしながら歌うあの歌ならば、幼い頃、1度や2度、いや、もっとか、歌っている人は多いと思う。あの幼少時代親しんだ曲が、まさか、クラーマーにつながっているとは思ってもいなかった。いや、正確にいうならば、ルソーの夢は、クラーマーに始まったのではなく、更に歴史がある。それは、何故、クラーマーが「ルソーの夢」という題目をつけたかでわかる。そう、ルソー(ジャン=ジャック・ルソー)は1700年代を生きたフランスの哲学者であり思想家であり作家。音楽の道にも手を出したようだが、世の中にはなかなか受け入れられなかったという。そんなルソーが作ったのが歌劇「村の占い師」。これが予想外に大ヒット、長きにわたって上演されてきた。ところが、ルソーは教育論「エミール」を世に出したことでフランスを追放される羽目となり、その後は各地を転々としながらの生活だったようである。1700年代後半になり、「村の占い師」の一節が「ルソー新ロマンス」としてフランスで広まり出す(これには別説もある)と、更に今度は1788年、イギリスで「メリッサ」なる歌となって更に多くの人々の間に浸透していくこととなった。時代は1800年代、さてここでクラーマーの出番である。1812年、クラーマーは上記で紹介した「メリッサ」の旋律から「ルソーの夢」なるピアノの変奏曲を作曲。主題と10曲の変奏曲から構成されているこの曲は、発表後、ヨーロッパ内で評判も高かったようである。クラーマーはこの曲を作る際に、今でいう「むすんでひらいて」に近い状態へと変えている。ほどなくこの「ルソーの夢」に歌詞がつけられ、賛美歌として世界に広まり、これが明治時代に日本にやってくると、日本語の歌詞がつけられて「見渡せば」という小学校唱歌となった。そして更に親しみやすい形へと姿をかえ、「むすんでひらいて」として子ども達に親しまれる歌となった・・・とか。なにげなく歌っていた、その歌にこんな長き歴史があるとは、いやはや、面白いものである。さて、ここで多忙ななか、楽譜製作をしてくださったtotohiroさんの楽譜を紹介させて頂こう。→こちらクラーマーに親しまれている皆さんの参考になれば、と思って掲示板で紹介してくださったのだが、掲示板に情報を埋もれさせておいては勿体ないため、こちらに転載させて頂くことにした。クラーマーの「むすんでひらいて」な気分を味わいたい人は楽譜を見ていてはいかがだろうか。ここで、「それでは私から音源を紹介します」といえれば最高なのだが、うっ、申し訳ない。◆ ◆ ◆ ◆ ◆全然関係無い話であるが、「小学校唱歌」という文字を自分で入力しながら、ふと、小学校時代を思い出してしまった。小学校唱歌といえば、よく遠足のバスのなかで歌ったりしなかっただろうか。学校から「ポケット歌集」なんていうものも確か配布されたはず。小学校唱歌や世界の歌など、親しみやすい歌がいくつも掲載されていた。お~牧場はみどり~♪や、アルプス一万尺などなど、あぁ、懐かしい・・・。遠足のバスのなかでは、だいたいひとりずつ歌わされるわけだが、私はなんと場の空気も読まず、中村雅俊の「ふれあい」を歌い、大顰蹙を買ってしまったことを今でも覚えている。「それ、遠足で歌う歌じゃないよ。なにか嫌なことでもあったの?」と先生からチクリと言われたっけ。やっぱり遠足に、短調の曲を持ち込んでは・・・だめ?----------------------------------------------------【本日のピアノ練習メモ】本日のメイン練習●ブラームス51練習曲 #07~#10,#15#07:3度を4-1,5-1指で弾く運動。#08:アルペジオ練習。#09:各指を広げる運動#10:5指押さえながら他指の均一運動。#15:3指押さえながら他指の均一運動。●ハノン #22,23,25(3-4-5指を元気に)●クラーマー=ビューロー60練習曲 #20#20:左手分散音型練習。今日は右手付きで練習を始めたが、ほぼ左手に集中しながら弾けるのは助かる。しかし、7小節、20小節の左進行は指使い、指運びでどうしても指が停まり気味。苦手な進行だ。また全体的に分散音型の下行側が苦手とみた。しばし葛藤が続くだろう。●バッハシンフォニア #12#12:弾きこみ段階●ショパン ノクターン第13番 Op.48-1中間部の和音進行については親指軸を使う箇所、使わない箇所をとりあえず明確にし、できるだけ自然なアルペジオを心がける(まだまだであるが)。オクターブ連打とその間に挟まれる和音のつながりが悪い。そして、49小節以降はまだまだ進行自体に慣れる段階。どうもこの曲を練習してしまうと没頭する傾向があり、他の曲が練習不足に陥ってしまう。これはまずいか。----------------------------------------------------本日のおさらい●クラーマー=ビューロー60練習曲 #10,#08,#16,#19(指強化)
Oct 9, 2005
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ショパンコンクールのスポンサー企業であるmaxellの特設サイトを読んでいたら、「あなたの読んでみたいショパンに関する本」なるアンケートを発見。その結果、最も票を獲得していたのが、タイトルにもある「パリのヴィルトゥオーゾたち」-ショパンとリストの時代-という書籍である。これは、ショパンやリストが生きた時代、彼らと深く接したある音楽愛好家による回顧録らしい。著者は、ヴィルヘルム・フォン・レンツ。パリのヴィルトゥオーゾたち(税込 1,995円)ちょっとした事情により、出かけることもままならぬ私はちょうどその時間を利用して、この本を読んでみることにした。なんとこの著者、あのリストやショパンからピアノを習ったという、とんでもない羨ましい人間。だからこそ書ける文章なのだろうが、読み始めた当初は「これは単なる空想の物語ではなかろうか」と疑ったほどである。著者がリストのレッスンを受けようと持って行ったウェーバーの「舞踏への勧誘」に、リストがすっかりハマッてしまったこと、リストの元でレッスンしたショパンのマズルカがきっかけで、ショパンのレッスンを受けられることになったこと、著者からみたショパンとサンドの関係やらが綴られている。この書籍に関するレビューを、ピアニストである青柳いづみこ氏が書かれているので、そちらを参考にして頂くと分かりやすいと思われる。→こちらの下の方この本のなかで、私が興味をひいたのは以下の数点。・リストの部屋にあったピアノのうちの1台は、普通の人間では弾けないような重い鍵盤であったこと(もしかして漫画「ピアノの森」で森に捨てられてあったピアノは、これがヒントになっていたのか?)・あのクラーマーはショパンやリストの音楽を理解していなかったということ(いまやショパンやリストの曲への予備練習にもなりえると思っているクラーマーの練習曲、それなのに、当のご本人は彼らの、(当時でいう)彼らの新しい音楽や奏法が理解できない、と語っていたらしい。)・ショパンやリストの時代においては、まだベートーヴェンの曲ですら理解されていなかったこと(32曲あるピアノソナタのうち、弾かれていたのはソナタ変イ長調Op.26や、月光、熱情)・ショパンは自分の演奏会前には決して自分の曲は練習せずひたすらバッハを弾くこと(ここでも、ショパンがいかにバッハを大切にしていたかがよくわかる)・ショパンのルバートは「左手は聖歌隊の指揮者です。失っても揺らいでもなりません。右手は貴方の好きなように、出来ることは何をなさっても構いません」(本書から引用)、ここにショパンの音楽性をみたような気がする。(これは後にリストによって「風は木々の葉の中で戯れ、生気を与えるが、木の幹は揺るがない。これがショパンのルバートです」と弟子に教えていたらしい。読んでいる私も、なんだかハッとさせられた瞬間である)本のボリュームとしてはかなり薄いほうなので、サラリと読み終えてしまえそうだが、そこから何を得るかは、多分、人によって大いに異なるだろう。ただ、ショパンやリストが生きた時代をちょっとだけ体感できたような、そんな気がする。◆ ◆ ◆ ◆ ◆ショパンコンクールの1次予選も順調に進んでいる。相変わらずネット中継に翻弄される日々が続き、これだけ時間をかけて観ているならば、ちょっとした感想を書きたいところ。しかし、主観に満ち満ちた文章を書いてしまうと、参加者や関係者に迷惑がかかってしまわないかと心配し、いまだなかなか書けずにいる。しかし、本当は書きたくてしかたがない。だって、コンクールは別にしても、またこの人の演奏を聴きたい!という人が何人も発掘出来てしまったのだもの。まぁ、時間をみつけてぽつぽつと、やんわり(笑)と書くことにしよう。----------------------------------------------------【本日のピアノ練習メモ】本日のメイン練習(準備運動省略)●クラーマー=ビューロー60練習曲 #19,#20#19:分散音型練習。明日からおさらいに含む(右手分散練習として)#20:左手分散音型練習。本日から開始。まずは左手のみ譜読み。指使い含めてゆっくりゆっくり確認しながら弾いていく。なるほど一部なかなか慣れそうにない指使いがあったりで、これも#19同様、かなり苦労させられそうである。●ショパン 24の前奏曲 Op.28 #05#05:表情面における検討中。前日の日記にて「指をすべらせて弾いてしまうことがある」と書いたが、これを少しでも改善すべく、メトロノームに合わせてリズム良く指を動かしながらすべり改善を目指す。と同時に曲の表情も自然につけられるようにしていく。●ショパン ノクターン第13番 Op.48-1今日は49小節以降を中心にじっくり練習。どうもこの後半を私が弾くと激しくなりすぎの感あり。冷静さは保つこと。メロディを引き立てることを意識して。その後、中間部のアルペジオ含む和音進行をしばし検討する。広音域のアルペジオといっても、すべてを親指軸の弾き方を採用するのではなく、次音との兼ね合いで使い分けたほうが良さそう。----------------------------------------------------本日のおさらい●クラーマー=ビューロー60練習曲 #10,#08,#16(指強化)●ショパン 24の前奏曲 Op.28-1
Oct 8, 2005
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一昨日から突如始まったショパン ノクターン13番(ハ短調 Op.48-1)の練習は、今日になって更に熱を上げていた。木枯らしが吹く季節になる前までには、ある程度弾けるようになっておきたい、そんな思いがいつまで続くかは本人にも分からないが、とにかくやってみたいと、いつになく真剣。いや、いつでも真剣なのだが、移り気なのがたまにきず。このノクターン第13番は一見とっつきやすい。それこそテーマ部分は初見で弾けるほどのシンプルな進行であるが、それゆえに表現力を非常に要する部分でもある。そして中間部の和音進行、コラールのような響きをいかに美しく、それでいて静寂に満ち満ちて弾くか、更に途中から盛り上がっていくオクターブ連打、これはかなり厄介である。最後に主題の旋律が3連符の伴奏の上で歌う雄大な部分、これは特に右手の和音の一部に旋律が含まれるため、旋律だけを浮き上がらせるには、指のコントロールが十分必要となる。で、ここ数日私が練習したなかでクリアしなければならない問題点は以下のとおりだ。1.広音域アルペジオをいかに自然に美しく弾くかこれまで9度程度のアルペジオについてはごく普通に弾いてきたものの、更にそれを超える広音域のアルペジオでは、1指(親指)を軸にして回転させてアルペジオを弾く、という方法をとらなければならないのだ。しかし、そういった曲にあまり触れてこなかった私は、親指を軸とするアルペジオにどうにも慣れておらず、どうしても回転後の音だけを強く打鍵してしまったりとムラだらけ。まずはここをクリアしなければならない。2.オクターブ連打をばたつかずに弾くことその昔、オクターブ連打は結構好きであった。ショパンのバラード1番だって弾けない中間部をすっとばして、最後のオクターブ連打だけ弾いて満足していたような状態だった。しかし、ピアノを再開してから、好きであったはずのオクターブ連打がどうにもうまくいかない。まだ手首に力が入っているのだろうか。1オクターブ音をきちんとつかみきれていないこともある。非常に悔しい。予備練習を、とハノンの50番あたりのオクターブ練習をしてみたものの、長すぎてギブアップ気味。オクターブ連打をスムーズに弾けるコツ、これを早急になんとかせねばならない。3.右4,5指で奏でる旋律を、さも旋律だけを弾いているように浮き上がらせるかこれについては、シューマンの「ウィーンの謝肉祭の道化」のインテルメッツォでそこそこ苦労させられてきた内容であるが、今回の場合、更に難しく感じるのが、和音の1部に旋律が含まれる箇所が多いこと。インテルメッツォのように、4,5指で旋律を弾いて別指で分散和音を弾くほうがコントロールはしやすいのだが、一気に和音をつかみ、そのなかの1音だけを浮き上がらせるのが、自分にとっては苦手とみた。だから私が弾くと、折角の旋律が伴奏側の和音に埋もれてしまっているのだ。いかに4,5指をコントロールし、まるで別の人が旋律だけを弾いているような弾き方が出来るか、大いなる課題となりそうである。◆ ◆ ◆ ◆ ◆・・・と、まぁ他の人からみれば、些細なことなのかもしれないが、私にはこれらが結構重くのしかかっている。つくづく、自分の技量ってまだまだなのだな、と思い知らされること多々であるが、ひとつひとつクリアして、仕上げていければ良い、と考えている。すっかり独り言風な日記であるが、こんな練習をすると良いよ、なんて意見があったら是非聞かせてほしい。えっ、自分で考えろ??問題点までは発掘できるのだが、なかなかその先に進めないのが毎度毎度の現状である。でも、この曲は練習すればするほど、ちょっとずつ光がさし込んできて、練習するのが楽しい。それにひきかえ、私のクラーマー19番(分散音型)は惨憺たるもの。1ヶ月ほど練習しても、どうにも納得がいくところまでは達せない。ここは潔く諦めて先に進み、ほとぼりが冷めた頃に、また戻ってくることにしようか。って、そうやって、またしても1曲「ねかし」状態な曲が増えるのか。まぁ、私のワインセラー、いや、ピアノ曲セラーのなかは山のような「ねかし曲」がじっくりじっくり熟成の時を待っている・・・と思いたい。ねかせすぎて存在そのものが消えていたりして。笑うに笑えない話だ。お読みのみなさん、ねかせたまま放置されている曲、その存在すら忘れてしまっていないだろうか。----------------------------------------------------【本日のピアノ練習メモ】本日のメイン練習●ブラームス51練習曲 #07~#10,#15#07:3度を4-1,5-1指で弾く運動。#08:アルペジオ練習。#09:各指を広げる運動#10:5指押さえながら他指の均一運動。#15:3指押さえながら他指の均一運動。●ハノン #22,23,25(3-4-5指を元気に)●クラーマー=ビューロー60練習曲 #19#19:分散音型練習。もう、きりがない。メトロノームオフで。あと1日ほど練習して一旦終了、次へ進むことにしよう。(納得はいっていないのだが足踏みし過ぎである)●ショパン 24の前奏曲 Op.28 #05#05:表情面における検討中。まだ技術面でも一部、指をすべらせているような状態で弾いていることがあるため、気をつけて。それにしてもこの曲、跳躍(または手首の使い方)の良い練習曲代わりにもなりそうか。●ショパン ノクターン第13番 Op.48-1今日は最後までじっくり譜読み。テーマ再現部に入る手前のオクターブ連打は激情に任せすぎないように。後半の3連伴奏のなかからいかにメロディをくっきり出すか、これは大きな課題となりそう・・・ってその前にとりあえず譜面どおりに弾けるレベルに達するのが先決か。----------------------------------------------------本日のおさらい●クラーマー=ビューロー60練習曲 #10,#08,#16(指強化)●ショパン 24の前奏曲 Op.28-1
Oct 7, 2005
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秋の長雨シーズン、今日は厚く覆われた雲の合間から秋の穏やかな日ざしがさしこんだので、窓を開けてみる。すると、フワッとどこからか、懐かしい香りをのせて風が部屋内に入ってきた。そう、その香りは、キンモクセイ。10月頃になると小さな橙色の花がたくさん咲き、甘い香りが非常に強い多い木である。実家の庭にはキンモクセイの木があり、それこそ私が物心ついた頃には毎年秋になるとこの甘い香りを漂わせてきた。私が年を重ねると共にキンモクセイの木もどんどんと大きくなっていき、今では実家のシンボル的存在だ。だから、私にとってはこの甘い香りがとても懐かしい。ただ、このキンモクセイ、間近で香りを楽しむにはちょっときつい。秋風にのって運ばれてくるくらいの方が、優しい甘さが楽しめる。秋なんだなぁ。ひんやりとした秋風とキンモクセイの香りについ感傷的な気分になってしまう。いや、感傷的な気分になるのはこのせいだけではない。やはり先日から弾き始めたショパンノクターン第13番のせいだろう。今日は所用があり、ほとんどピアノに向かえなかったのだが、まさしくこのキンモクセイの甘く、それでいてどこかせつない香りに誘われるかのごとく、ノクターンの練習だけはやめられなかった。私に感傷的な気分など似合わない、なんていう者も多いだろう。しかし、ここのところちょっと気持ち的に沈み気味。まぁ生きていればいろんなこともあるさ。こんな時だからこそ明るい曲で気分も盛り上げて、といきたいところだが、そういうレベルは超えてしまったのか、逆にどっぷり深みにはまりたくなってきた。それの第一弾がまさしく「ノクターン第13番」だったわけである。聴いて・弾いて感傷的な気分になる曲って、他にどんな曲があるだろう??やはり同じくショパンのノクターンの第20番あたりか。ってショパン以外に無いのか、と言われてしまいそうだが、どうにも頭が働かない。----------------------------------------------------【本日のピアノ練習メモ】本日のメイン練習(準備運動省略)●クラーマー=ビューロー60練習曲 #19#19:分散音型練習。弾きこみ段階(テンポは(八分音符)126)。本日練習時間がかなり短縮されてしまったため、いきなりクラーマーから入ったのだが、指がほぐれていなかったのか、最初はミス連発。数度繰り返しようやく安定してきた。●ショパン ノクターン第13番 Op.48-1このノクターンが気になって気になって仕方がなかったため、他の練習すべき曲をさしおいて短い練習時間をこのノクターンに費やす。今日も40小節までを中心に。特に中間部の和音進行に悪戦苦闘。アルペジオにしてもかなり広い音域なので、手首を柔軟に使わないとミスするわ音はぎこちなくなるわ、しばらくは悩む日々か。----------------------------------------------------本日のおさらい●クラーマー=ビューロー60練習曲 #10,#08,#16(指強化)
Oct 6, 2005
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NHK教育テレビ「スーパーピアノレッスン」ショパン編第10回目のレッスンは、「ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調」Op.11 その4 第2,3楽章ワンポイントレッスンである。全曲通してのレッスンではないためか、残念ながらテキストには2,3楽章の楽譜は掲載されていないが、各楽章の冒頭部分を中心に実際にレッスンしながら注意点などを紹介していく。それでは、早速曲中での細かな注意点についてあげてみよう。実際に番組を御覧になった人は十分承知していると思うが、あくまでも各楽章の冒頭部分のみなので、「これの続きはどうした?」なんて言わないで。(以下、各小節の注意点は青字はルイサダ先生の注意点、括弧内の黒字はそれに対する補足(私なりにかみ砕いて)である)参照した楽譜はパデレフスキー版のショパンピアノ協奏曲集。(レッスン使用時と同様と思われる)【第2楽章 ROMANCE】全体にわたるポイントこの楽章はいわゆる「月明かりのもとで弾くノクターン」。その雰囲気をつくって。感性の豊かさを十分に発揮し、大きく弾くこと。そしてテンポが速くとも静けさや落ち着きは壊さないように。・1小節~:2拍子の感覚で(伴奏)(ルイサダ先生いわく、ショパンは鉛筆でこれを4拍子から2拍子になおしたという。それゆえ2拍子感を出して)・5小節:装飾音は拍子に合わせて(伴奏)・11小節:和音に少しビブラートをかけて(伴奏)・12小節:ペダルを踏んでから腕を降ろして弾き始めること(以降ソロパート)(ピアノソロパートの開始部分。カンタービレで)・13小節:左の伴奏は目立ちすぎず、宙に浮いたような感じで・17小節:32分音符の9連符の後半はポルタートで(32分音符をさらっと流すのではなく、もっと目立たせて、という意。)・20~21小節:2拍目以降夢見がちに(前小節との対比として)・21~22小節:テンポを遅くしないで(22小節2拍目から入る伴奏のことを考慮すること。テンポを遅くしてしまうと、伴奏との間にちょっとした隙間ができ、それが重く疲れ気味にきこえてしまう)・23~26小節:2小節単位でメリハリをつけよう(前半23,24小節は思い切って雄大な音で、そして後半25,26小節は聴き手の感性を刺激するべく優しくフワッとした感じでメリハリをつけてはどうだろうか?とルイサダ先生の提案。)・26小節:1拍目のド音の後の32分音符は軽やかに(補足事項として、1拍目のド音と同じ調子で32分音符下行しないで、ということ)・27小節:3拍目の右トリルは目立ち過ぎないように・28小節:3拍目の16分音符5連符はたっぷりと歌うように、慌てないで(ここでルイサダ先生、ショパンが歌好きであったことを語るとともに、19世紀のピアノ作曲家のなかで弾き手に「歌う」ことを要求したのはショパンだけだ、と力説する。ショパン曲においては「歌う」ことが非常に重要なポイントだ)・35小節~:付点進行、ほんの少しだけテンポを速めて・38小節:ここで最初のテンポに戻る・39~52小節:多くの記号やトリル、アルペジオ等を平然と弾くこと(この曲のなかでもとても難所な部分。)・・・・とここで第2楽章のレッスンはおしまい【第3楽章 RONDO】全体にわたるポイントこの曲はクラコーヴィアクといったポーランドの踊りであり、男女の踊りが想像できるような演奏を心がけて。コロコロッとした展開でついテンポを速めてしまいがちだが、速すぎることで脚がもつれて転んでしまって大変。・17小節~:スケルツァンドは楽しく、それでいて左手が速すぎないように(ピアノソロパートの開始部分。ポロネーズに近いイメージで弾くこと)・18小節:1拍目はシンコペーションを意識して(前小節からのタイで始まる箇所。きちっとしたリズム感で弾きたい)・20小節:騎士のように凛々しくキリッと。(16分音符4音と8分音符のスタッカーティシモがふにゃっとしないように)・23~24小節:途中で息切れしないで最後まで力強いままで(主題反復手前の区切り部分。16分音符が勢いよく続く)・25小節:速すぎず、そしてペダルも過度に踏みすぎないように(再び主題へ。)・26,30小節:伴奏の違いを意識し、反復側の伴奏は小節始めの和音をけだるめに(25~28小節のテーマの反復が29~32小節に位置し、微妙に伴奏部が異なるのはわかるだろうが、1度目(26小節1音目)は機械的に、2度目(30小節1音目)は官能的に弾くと良い)・35小節:スタッカーティシモは思い切って弾くこと(ポロネーズを意識し、大胆にキリッと弾くことが望ましい)・48~51小節:木琴のような音色で響き渡るように(leggierissimo(きわめて軽やかに) 高域からキャラランキャラランと下行している箇所)・60~62小節:こじんまりとしないでもっと思い切って(主題から展開し3連符を含む16分音符が続く箇所は、63小節目でritとなるのだが、その手前からこじんまりとまとめあげようとせず、もっと遠慮せずに62小節のstrettoに向けて勢いもっていくこと)・・・第3楽章はここでおしまい、曲はまだまだ始まったばかりなのだが、まぁ仕方ないか。実は、飛ばし飛ばし進めながらとりあえず最後までさらうのかと思いきや、いつもの調子で実に細かく冒頭部を指導しているので、今日の放映時間は1時間くらいあるのか、と思ってしまうほどであった。第2,3楽章はちょっと消化不良気味に終わってしまったのは、私だけであろうか。◆ ◆ ◆ ◆ ◆今週の「ショパンの風景」は、「選択、そして再会」(っと勝手にお題目をつけさせてもらった)。つまり、パリに住むショパンがロシア皇帝に忠誠を誓うか、それとも亡命者となってしまうかの選択である。亡命者となってしまったら、祖国に戻るどころか両親に逢うことも困難になるであろう。しかし、ショパンが選択したのは亡命者の道である。その後もショパンと両親は手紙でやりとりを続け、ショパン25歳の夏には、カルロヴィ・ヴァリ(ボヘミアの温泉保養地)で両親と再会したのであった。これが両親と逢う最後だった。以後、両親はなにかとショパンに手紙を送り、ショパンのことをとても心配していたという。その文面の一節が「親がどれほど心配しているかをあなたは時々忘れますね」・・・と。おいおい、親の心子知らずな子どもだったのか、ショパンは。◆ ◆ ◆ ◆ ◆こうして、様々な思いが形として残る「手紙」、そういえば手書きの手紙なんてここ何年も書いていないではないか。今じゃ電子メールが当たり前、親とだって電子メールでたまに近況を報告していたりする。でもよくよく考えてみたら、メールは便利な半面、味気ない。たまには綺麗な便せんに文字を埋めてみるのも良いかもしれない。・・・って、PCをよく使うようになって以来、漢字能力が著しく下がってしまったような気がするため、手紙を書くのも一苦労する羽目となるのか、あぁ、情けない。おまけに気合いいれていざ便せんに文字をしたためてみても、一字でも間違えたら、ええーいっ、と便せんまるめてゴミ箱へ。しかし、こんな姿が何故かとても懐かしい。今じゃDELETEキーでいつでも削除・修正可能だものね。たまに部屋の奥深く?を整理すると、古い古い友人からの手紙がひょっこりと出てくることがある。当時の流行の便せんに可愛い丸文字、ふっとタイムスリップする感覚だ。たまには便せんと封筒でも買おうか、そんな気持ちになってきた。おっと、今週のショパンの風景のBGMはショパン「バラード第2番」Op.38。バラードは1番と4番がお気に入りであるが、2番や3番にも心ときめく旋律が含まれており、つくづくショパンという人は聴き手の感性をくすぐるエッセンスをとことん発揮する作曲家だ、と思う今日このごろ。って、今さら言うまでもないが。さぁ、ピアノ協奏曲のレッスンも今回で終了、次回は「ノクターン第8番 変ニ長調」 Op.27-2である。ちょうどノクターンを始めた私にとっては、曲こそ違えども少しでもノクターンのエッセンスを学べれば良いな、と楽しみにしている。----------------------------------------------------【本日のピアノ練習メモ】本日のメイン練習●ブラームス51練習曲 #07~#10,#15#07:3度を4-1,5-1指で弾く運動。#08:アルペジオ練習。#09:各指を広げる運動#10:5指押さえながら他指の均一運動。#15:3指押さえながら他指の均一運動。●ハノン #22,23,25(3-4-5指を元気に)●クラーマー=ビューロー60練習曲 #19#19:分散音型練習。本日は更に更にテンポをはやめて(八分音符)126で練習。ここらでそろそろ限界か。しかし指定テンポは138。まぁあまりテンポにこだわってかんじんの音を乱暴に扱っていては元も子もない。これで数日安定して弾けたらようやく次へ。●バッハシンフォニア #09~#12#09~#11:おさらい#12:弾きこみ段階。数日安定して弾けるようであれば次へ。●ショパン 24の前奏曲 Op.28 #05#05:中程度テンポでそろそろ表情面のほうに着目して進めよう。短い曲の割にはかなり起伏は激しいほうであるが、最後一旦ディミヌエンドしてから再びクレッシェンドする部分、どうもディミヌエンドしづらい。ついついそのまま突進してしまいがち。●ショパン ノクターン第13番 Op.48-1とにかく40小節までを集中的に練習。特に中間部の和音進行はアルペジオの指使いなども含めて検討を要する。パデレフスキー版と全音版ではアルペジオの位置が異なっており、全音のほうが多め。日本人の手の大きさを考慮してのことだろうか。●ショパン エチュード Op-10#04:1度通して時間切れ・・・ほとんど練習にならなかった。----------------------------------------------------本日のおさらい●クラーマー=ビューロー60練習曲 #10,#08,#16(指強化)●ショパン 24の前奏曲 Op.28-1・・・・って気付いたらなんだなんだ?練習メニューがショパンで占められているではないか。
Oct 5, 2005
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練習メニューにショパンが再開してからほぼ1ヶ月、仕上がりまでのペースが非常に遅いものの、前奏曲1番(Op.28-1)はそこそこ形となり(といっても世間でいう仕上げ状態よりはかなり低めか)、5番はようやく弾きこみ段階へ(こちらはまだまだかかりそう)。そこそこ形になると、すぐに安心してしまうのが私の悪いクセ、それはよくよく分かっている。しかし、自分が納得いくまで続けていると、それこそ一生終わらなさそうだ。どこかで区切りをつけるのは必要、なんて実はそれは単なる口実だったりして。まぁ、折角涼やかな秋もやってきたことだし、ここらでそろそろ別の曲も弾いてみたいぞ、とぼんやりと書棚を眺める。さすがに昨日話題にしたばかりのスケルツォ第3番、というわけにはいかないので、もう少し取り組みやすそうな小曲はないだろうか。ワルツはどちらかといえば春先にウキウキと楽しく弾きたいから、来年までとっておこう。となると、やはりここで登場するは「ノクターン集」だろう。秋の気分にもピッタリである。ノクターンを練習するならば、16番(Op.55-2)にしよう、以前の日記でもそんなことを呟いていたような気がする。が、ここのところ、前奏曲で長調曲ばかりだったので、ここらでどっぷりと短調の曲に浸りたいではないか。となると、さあさあ何弾く何弾く?頭のなかを様々な思いが巡る巡る・・・・・・・そして決まったのはノクターン第13番(Op.48-1)これはまさにどっぷり短調の世界にハマることができる、短調のなかの短調!といったノクターン。って、実はこのノクターンもショパンコンクールの第一次予選で何人もの人たちが演奏していた曲、まるでその暗示にでもかかったように、この曲の魅力に取り憑かれてしまったのである。短調好きならばこのノクターンが好き、という人も少なくないのではないだろうか、しかも終曲に向かって聴かせどころ満載なドラマチックな曲なのだ。早速、譜面を追いながら弾き始める。うん、主題部は良い感じで進む。しかし、しかしだ。中間部のこの和音進行、これは予想以上に難儀である。音域が広い広い。手が決して大きくない私はとても10度和音は届かないため、そのほとんどをアルペジオで弾くしかないのだが、アルペジオで弾く部分もこれまたガタガダカタ。そう簡単に私を受け入れてくれる曲ではなかったらしい。とほほ・・・こうやってまた主題だけ弾いて満足する曲が増えてしまうのか。いやだ。私はあのクライマックスのテーマ再現部を雄大に弾きたいのだ。しかし、そこに到達するにはどうしても中間部を通らざるを得ない。ショパンの曲って、さわりだけ弾いてみると一見とっつきやすい曲が多いのに、いざ踏み込んでみるととんでもないいばらの道、という曲が多すぎないか?そういえば、同様にあの有名な「別れの曲」(エチュードOp.10-3)だって、以前少し練習した際、主題部はストレスなく弾けるのに中間部に至ると頭のなかの火山が噴火しそうなストレスを何度味わったことか。まぁそれも己の技量不足ゆえ・・・だが。そうか、己の技量不足をショパンのせいにするなんて、なんて私はふとどきな奴だ?◆ ◆ ◆ ◆ ◆というわけで秋の夜長にノクターン、うん、これでキマリだ。◆ ◆ ◆ ◆ ◆ショパンコンクールの第一次予選2日目、今回の注目株であるイム・ドンヒョクが出場するということもあってか、なんとこの日のネット中継は実に悲惨な状況であった。多分、アクセス集中のせいだろうが、ほとんど映像は届かずじまい、なんとか途切れ途切れにその演奏を聴くことが出来たものの、これでは観たうちに入らないといった方が良いかもしれない。残念である。まぁよくよく考えてみれば、全世界の音楽好きな方々がサーバーにアクセスするわけだから、状況によってはサーバーダウンなんてことも大いにあり得るのだ。予選3日目はこんな状態でありませんように・・・----------------------------------------------------【本日のピアノ練習メモ】本日のメイン練習●ブラームス51練習曲 #07~#10,#15#07:3度を4-1,5-1指で弾く運動。#08:アルペジオ練習。#09:各指を広げる運動#10:5指押さえながら他指の均一運動。#15:3指押さえながら他指の均一運動。●ハノン #22,23,25(3-4-5指を元気に)●クラーマー=ビューロー60練習曲 #19#19:分散音型練習。本日は更にテンポをはやめて(八分音符)120で練習。これでもなんとか多少のミスで済むようにはなってきた。どうしてこの曲にこだわるのか、自分でもわからない。が、自分はやっぱり分散音型が苦手だからここでなんとか克服しようという意識が働いているのかもしれない。●バッハシンフォニア #09~#12#09~#11:おさらい#12:本日も中程度テンポでじっくり繰り返し。たまにフレーズが分断されることがあるので、要注意!!●ショパン 24の前奏曲 Op.28 #01,#05#01:弾きこみ段階。昨日悲惨な状態だったのは、どうやら気の迷いだったらしい。そろそろおさらいモードへ移行するか#05:昨日まであれほど悩んでいた指使い修正だが、今日になってみるとあっさりクリア。昨日のあの苦悩は一体なんだったのだ。しかし、テンポを上げ始めるとすべったような音になることが多々あるため、もうしばらくは中程度テンポでじっくり弾きこめ。●ショパン エチュード Op-10#04:2日休んだだけなのに、折角指に覚え込ませたはずの45,46小節の左指使い(全音山崎バージョン)をすっかり忘れてしまっている。覚えたての時期に休むのは良くない・・・。再び覚え直し。----------------------------------------------------本日のおさらい●クラーマー=ビューロー60練習曲 #10,#08,#16(指強化)----------------------------------------------------本日のおためし●ショパン ノクターン第13番 Op.48-1前奏曲1番がとりあえずおさらいモードに移行するため、代わりに何か練習しようと選択したのがこのノクターン。さてさて、本格練習モードへと移動するか。全体をさらった後、40小節までじっくり譜読みしなおし。
Oct 4, 2005
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まずは休日の蜂の巣騒ぎが、その後一体どうなったか、の話からすることにしよう。月曜日の朝、業者の営業時間である9時をちょっと回ると、慌てて電話をかけた私、「ハチの巣を駆除して頂けますか」と。駆除業者が同じ地区内にある、ということが幸いしてか、なんと電話から1時間もしないうちに自宅にやってきた。「5分か10分もあればハチの巣は撤去できますので」と、さすがプロは頼もしい。しかし、駆除に現れたのは一人だけ、蜂の巣退治といったらそれこそ分厚い防護服を身にまとってやってくるものとばかり思っていたのに、かなり軽装である。おいおい、大丈夫だろうか。そんな心配をよそに、実に見事な手さばきであっという間に軒下の蜂の巣を撤去してくれたのであった。確かにものの5分である。あぁ、プロはすごい。幸い、攻撃性の少ないアシナガバチの巣ではあったが、脚立と専用スプレーが無ければ到底駆除できるはずもなく、また、それを揃えればそれなりの金額がかかる。ということは、やはり頼んで正解であったと思う。まぁこれで一安心。◆ ◆ ◆ ◆ ◆さて、次に本題といこう。「第15回ショパン国際ピアノコンクールの予選中継がWebで視聴可能」という話は同日の別日記で掲載済みであるが、あれから夜は夕食の準備をしながら、夜中はブログのコメントを書きながら、早朝はウトウトしながら弁当を作りつつ、ひたすらWeb中継三昧となってしまった。各出場者のレビューについては、専門家による現地レポート~即日レビューがPTNAのサイト内に掲載されているので、是非ともそちらを参考にして頂いたほうが良いだろう。即日だけあって更新も実に早い。実は私もWeb中継を観ながら演奏曲を必死にメモしていたのだが、後ほどこのレビューを拝見したら、曲目もしっかり掲載されていた。というわけで今後はこの労力を演奏を聴くほうに集中させようかな(笑)→「諌山隆美のショパンコンクール即日レビュー」さて、その話題のWeb中継であるが、時間帯によっては回線が混雑するせいか、なかなか安定して視聴出来なかったりする。たまに画面が上下逆さまになってみたり、緑スクリーンが覆い被さったような映像になったり、ハッと止まったり。「おーい、そこでとまるかー」と何度吠えたことか。それでも、なんとか演奏の様子は伝わってくるので、結局、観るのを諦められずに、こうしてPCの前でふんばってしまうのだ。それにしても、10月3日の9人の演奏者たちのうち、「スケルツォ第3番 嬰ハ短調 Op.39」を演奏する者がなんと5人にも渡り、否応でもスケルツォ第3番が頭から離れなくなっていく。スケルツォ第2番の冒頭が「ところてん」ならば、第3番は「うにくらげ? うにくらげ?」にきこえないでもない。何故うにくらげ?。我が家の食卓では毎晩のように、うにくらげが登場する、そのせいである。そういえば、私が最近まともにスケルツォ第3番を聴いたのは、実は今年の7月8日の清塚信也氏のサロンコンサート。それまで、スケルツォといったら第2番ばかりだった。しかし、そこから第3番の魅力にとりつかれつつあり、今回のコンクールの予選中継でまさに決定的となってしまった。「ええわ~、スケルツォ第3番。完全に惚れたわ」・・・・といっても、さすがにすぐに練習できるレベルでないことは自分が一番よく知っているのだが。いやはや、皆さん実に高レベル(当たり前だが)な競い合いである。この日出場した清塚氏、ちょっと緊張気味だったようだが、サロンコンサートで聴いた曲が幾つか登場していき、緊張が徐々にほぐれていくのがWeb中継を通してもわかるくらいだった。本当にお疲れ様でした。河村尚子氏の安定した演奏はもとより、予選の演奏を聴くまで全く気に留めていなかった(失礼)アメリカのベン・キム氏、彼の演奏にとても好感をおぼえたのは、私だけだろうか。いやいや、みんな頑張っているのだ。だから、みんな頑張れ!!言えるのはそれだけ。私も頑張ってWeb中継観よう。家族に呆れられない程度に。----------------------------------------------------【本日のピアノ練習メモ】本日のメイン練習●ブラームス51練習曲 #07~#10,#15#07:3度を4-1,5-1指で弾く運動。#08:アルペジオ練習。#09:各指を広げる運動#10:5指押さえながら他指の均一運動。#15:3指押さえながら他指の均一運動。●ハノン #22,23,25(3-4-5指を元気に)●クラーマー=ビューロー60練習曲 #19#19:分散音型練習。本日もまずはテンポ(八分音符)110で練習。ようやく細かな音ミスも減少傾向にあるので、更なる弾きこみを。当面の課題はスラー内の音凸凹感をいかに美しく自然な上下行にするか。●バッハシンフォニア #10~#12#10~#11:おさらい(今日は何故かミスが多く、ややイライラしたりも)#12:テンポを上げだすと途端に各声の流れを忘れてしまいがちなので、もう少し中程度テンポで弾き慣れること。●ショパン 24の前奏曲 Op.28 #01,#05#01:弾きこみ段階。バッハシンフォニア音ミス連続でイライラ度が増したまま取り組んだら、バス音は濁るわ上声は埋もれるわ、とこちらにまで影響が。ここで一旦休憩後、気持ちを冷静にして取り組み直す。全体的に形になったものの、ff手前3小節5連符の小節はいまだ納得できていない。#05:1番と違ってこちらはなかなか形にならず苦しい。まだ指使いの修正箇所に慣れておらず必ず指がとまる箇所あり。一旦慣れた指使いの変更は必要以上に苦労する、ということを痛感しながら、今日もテンポを落として練習。特に前半集中して。----------------------------------------------------本日のおさらい●クラーマー=ビューロー60練習曲 #10,#08,#16(指強化)
Oct 3, 2005
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ピティナのWebサイトをチェックしていたら、ショパン国際ピアノコンクールの第一次予選の模様がWeb生中継されるらしい記事を発見。興味がある人は、ピティナのショパンコンクール関連記事をすぐにチェックだ。第一次予選のスタートは10月3日、おっと今日である。予選開始時刻は現地時刻で朝10時から。ワルシャワと7時間の時差と考えると、おやおや、時計をみれば日本時間で17時半過ぎ、既に始まっているではないか。今、Web生中継を観られる環境にある人は、こちらにアクセスしてみよう。(ピティナのWeb中継記事に書かれていたURLは英語バージョンで、しかもページ内に再生ボタンらしいものが見当たらなかったのだが、私の探し方が悪かったのか・・・と後々確認してみたらどうやら中継している間だけ「LIVE」ボタン(英語バージョンの場合)が表示されるようだ。ポーランドバージョンサイトならば、「ZOBACZ TRANSMISJE」ボタンで再生する)あぁ、しばしピアノの練習も中断だ。ちなみに予選/本選スケジュールは以下のとおり。(公式サイト情報より,予選日時は現地時間、中継時間は日本時間で表記)●第一次予選月日予選時間(現地時間)Web中継時間(日本時間)10/0310:00~13:50 17:00~21:4016:50~21:20 22:00~23:0023:50~26:00 翌5:30~07:3010/04同上16:50~21:20 23:50~26:00翌5:30~07:3010/05同上16:50~21:20 23:55~26:00翌6:15~08:1510/06同上16:50~21:20 23:55~26:00翌5:30~07:3010/07同上16:50~21:20 23:55~25:30翌5:30~07:3010/08同上16:50~21:20 23:50~26:00翌7:15~09:1510/09同上16:50~21:20 23:50~26:00翌5:30~07:3010/10同上16:50~21:20 23:50~26:00翌5:40~07:4010/1110:00~13:50 17:00~20:5016:50~21:20 23:50~26:00翌6:10~08:10●第二次予選月日予選時間(現地時間)Web中継時間(日本時間)10/1310:00~13:50 17:00~21:4016:50~21:20 23:45~26:00翌5:30~07:3010/14同上同上10/1510:00~13:50 17:00~20:5016:50~21:20 23:45~26:00翌7:00~09:0010/1610:00~13:5017:00~21:00結果発表→25:00~27:00●本選月日本選時間(現地時間)Web中継時間(日本時間)10/1818:00~20:4024:50~27:3010/19同上同上10/20同上24:55~27:3010/21同上24:50~27:30結果発表→22日06:00~07:00●受賞者披露演奏会月日演奏時間(現地時間)Web中継時間(日本時間)10/2220:00~23:00翌3:00~6:00中継カレンダーを見る限りは、丸ごとすべて中継はしてくれなさそうだが、気になる人は毎日17時前後、及び夜中0時前後にWeb中継サイトにアクセスしてみると良いだろう。注)中継時間が若干変更されたので、それに伴い修正した
Oct 3, 2005
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今日も暑い。10月なのに暑い、暑すぎる。というわけで、午後遅くになってピアノ部屋の窓を開けると、なにやら軒下に不穏な動きを察知する。奴がとうとうやってきてしまった。そう、最近都内にやたら出没する「蜂」である。民家の軒下にあっという間に巣を作る、家造りの達人?「蜂」。テレビのニュース番組でも、時々「スズメバチの巣を撃退!」なる特集が組まれたりしていたが、まさかそれがこんな身近な出来事となってしまうとは、ショックを通り過ぎてただ呆然とするだけ・・・ではいけない。しかし、とても自分で撤去作業は出来そうにもない。というわけで、すぐに専門業者に依頼しようとあちこち調べると、あらまぁ、役所が推奨する業者は土日祝日休業ではないか。これ以上、巣を拡大されてはたまったものではない、とピアノの練習にも身が入らぬ始末である。仕方がない、とにかく明日朝一番で業者に問い合わせてみることにしよう。ただ、秋はスズメバチの巣が大きくなる季節らしく、業者も大忙しではなかろうか。すぐに来て貰えるのだろうか。おまけに、撤去料金もかなり高いのではなかろうか。あぁ、蜂に生活を脅かされることを考えればやむを得ないが、財布もかなり痛い。こんな腹立たしい?日にふさわしいのが、リムスキー・コルサコフの「熊蜂の飛行」。巣を作っているのは熊蜂ではないので、とんだ濡れ衣であるが、まぁ同じ蜂ということで許してもらおう。実はラフマニノフ編曲版の楽譜ならば、昔、購入したものがあるので、ここぞとばかりに譜読みである。ラフマニノフ版はそこそこシンプルなので、譜読みは楽である。しかし、いかんせん、左の和音が1オクターブ以上の箇所が多く、辛い、辛すぎる。やっぱり左の和音は、カチッとキメたいところだ。しかし、どうすりゃいいのだ、この和音。「熊蜂の飛行」といえば、最近日記内でも話題になったジョルジュ・シフラの編曲版、これがまたスゴイらしいとか。実はまだ実際に聴いたことはないのだが、あの半音階をオクターブで弾いてのけるとは、さすが超絶技巧ピアニストである。誰かチャレンジした人はいるだろうか。・・・ってそんな呑気なことを言ってる場合ではないのに、どうすることも出来ない己である。◆ ◆ ◆ ◆ ◆さて、撃退話をもうひとつ。夜中、楽天仲間の某a嬢の日記を読んでいたら、スパイウェアに関する記事が掲載されており、ふと自分のPCが心配になってきた。私のPCには、ウィルス撃退!でお馴染みの「ノートンアンチウィルス」がインストールされている。このソフトウェア、ウィルスの他にスパイウェアにも有効、との宣伝があったため、そこそこ安心して使っていたのだが、果たしてそれは本当なのか。a嬢の記事のなかにあったSpybotなるスパイウェア対策ソフトウェアを早速ダウンロードし、いざ稼働させてみると、検出画面をみて呆然。「げげっ、スパイウェアがいるよ」一体どこから侵入したのか、スパイたちよ。蜂と違ってこちらならばすぐに撃退できる。即座に削除だ!◆ ◆ ◆ ◆ ◆最後にもうひとつ。今度は撃退したい話である。それは「国勢調査」の調査票を偽調査員が集めに来るといった、実に腹立たしい事件が愛知県内で発生したのだ。国勢調査票は調査員が回収にくる他、提出する術がない。しかし、こちら側としては調査員の顔を知らない訳だし、訪問してきた調査員に「あなた、本物ですか」と聞くのもなかなか勇気がいる。調査員は証明書を携帯しているらしいが、それだって偽造は可能だろう。世の中、これだけ詐欺まがいな事件が多発しているのだ。訪ねてきた人をいきなり信用しろといわれても、無理なのでは?そんなことを感じてしまう己の性格も、既にゆがみが生じている。しかし、今回はまぁ無理にしても、次回からは郵送可能か、またはもっと別の提出方法を考えて貰いたい。切に願う今日このごろである。あぁ、今日は憂鬱なことばかり語ってしまった。こんな日の日記は、書いている本人よりも読んでいる方が辛くなるだろうか。だとしたら、本当に申し訳ない。----------------------------------------------------【本日のピアノ練習メモ】本日のメイン練習●ブラームス51練習曲 #07~#10,#15#07:3度を4-1,5-1指で弾く運動。#08:アルペジオ練習。#09:各指を広げる運動#10:5指押さえながら他指の均一運動。#15:3指押さえながら他指の均一運動。●ハノン #22,23,25(3-4-5指を元気に)●クラーマー=ビューロー60練習曲 #19#19:分散音型練習。本日はテンポ(八分音符)110で練習。それまでは必ず数回は指が止まっていたのだが、リズムに合わせて冷静に弾くことで、演奏自体も少しは安定気味になってきた。しかしまだまだスラー内の力配分がまちまちになりがち。更に弾きこめ。●バッハシンフォニア #10~#12#10~#11:おさらい#12:左手側で中声・下声を担当する際に横の流れを忘れがちになってしまう。気をつけて。●ショパン 24の前奏曲 Op.28 #01,#05#01:弾きこみ段階。#05:ゆっくりテンポにして運指に気をつけながら練習しなおし。どうも全体的に騒がしい。----------------------------------------------------本日のおさらい●クラーマー=ビューロー60練習曲 #10,#08,#16(指強化)----------------------------------------------------本日の不定期譜読みタイム●R.コルサコフ=ラフマニノフ「熊蜂の飛行」蜂の巣に腹をたてながら弾く曲は何故かコレ。実は昔、簡単版は弾いたことがあったのだが、ラフマニノフ編を弾くのはこれが初めて。基本的に半音階の練習代わりになりそうな曲なのだが、いかんせん、左手がオクターブ以上の和音が多いため、と、届かない・・・・無理なのか(涙)
Oct 2, 2005
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今日から10月。本格的な秋と思いきや、なんと九州では猛暑となり、福岡や熊本で最高33.7度まで気温が上昇したらしい。あぁ、秋はどこへ行ってしまったのやら。しかし、日が落ちると途端に肌にあたる風は冷たく、確実に秋が来ていることは実感できる。さてさて、フリーページの「みんなのクラーマー音源集」にまたしても新たな音源を紹介できることとなった。今回紹介させて頂くのは3曲、tyeesさん演奏の第8番、そしてFrancois松さん演奏のお馴染み番外編、第15番(改)、更にF松さんの演奏を受けて急遽掲載の運びとなったPianistたけみちゃんの第15番(オリジナル編)である。「みんなのクラーマー音源集(1)」・第8番 (Moderato con espressine)・第15番 (Lento)「みんなのクラーマー音源集(2)」番外編・第15番改 (Lento)第8番は私も「左手のための練習」として毎日練習している曲であり、これがなかなか左手の活発化によく効く。以前、ショパンのエチュードOp.10-12を練習の際、このクラーマーの第8番を予備練習代わりにしていたのだが、無理に弾きすぎて、手を壊してしまったことを、懐かしく?思い出す。まぁ、何事もほどほどに、がかんじんということだ。tyeesさんの演奏は、まだ練習中であることをコメント付きで、と言われていたのだが、快調なテンポであれだけ弾けていたら、羨ましいとしか言いようがない。私ったら、長々と練習している割に、どうしても中間部で指がとまる箇所があるのだ。一方第15番の、このスペシャルバージョンにはおそれいった。まぁこれは実際に聴いてもらった方が早いだろう。オリジナル第15番は両手のトリル練習曲であるが、実は苦手な部類な曲であった。でも、このスペシャルバージョンだったら楽しんで弾けそうである。演奏者であるFrancois松さんには、是非楽譜を掲載して欲しいな、なんて思ってしまったら、やっぱり我が儘か?(ここから日記追記→)そして、Francois松さんのスペシャルバージョンを受け、学会中にもかかわらず急遽音源録音をしてくれたのが、Pianistたけみちゃん演奏の第15番。2日の朝5時前に「音源掲載したよ~」なるメッセージが届いていたのにはこれビックリ。いつもながら感謝感謝である。この曲を聴いて頂ければわかるように、これでもか、というほどトリルの連続。「タラタラタラタラタラタラタラタラ」が続く箇所はまだ良いのが、たまに「タラリラ」とフェイントが入ると、一瞬ウッとなっていたのは、まぁ私だけであろう。自分にとっては苦い苦い曲であるが、それをさすがPianistたけみちゃんは実に綺麗に演奏している。こうしてみなさんの演奏を聴くたびに、「よっしゃ、わしも頑張らねば!」と元気が出る。◆ ◆ ◆ ◆ ◆夜、HDDレコーダーに溜まった録画番組を整理しながら、その合間にテレビのチャンネルを変えると、ちょうどピアノのリサイタル映像が視界に飛び込んできた。えっ、なになに?とそのまま見入ると、それはNHK教育テレビの「きらっといきる」なる番組。「脊髄空洞症」という重い病気を患った女性ピアニストの特集であり、丁度ラフマニノフの「ひなぎく」Op.38-3の演奏シーンが映し出された。病気の影響から視力も失い、点字楽譜で練習をするという彼女の音色は、実に純粋で優しい。うぅ、番組の存在にもっと早く気付いていれば、最初から観ることが出来たはずなのに、見始めた途端、番組が終わってしまい、ちょっと残念である。どんな苦難な道であっても、辛い状態であっても、こうしてピアノを続けているその女性の姿を見ていると、己の甘さが恥ずかしく思えてならない。なかなか上達しなくたって構わない、私ももう二度とピアノから離れないで生きていきたい。----------------------------------------------------【本日のピアノ練習メモ】本日のメイン練習●ブラームス51練習曲 #07~#10,#15#07:3度を4-1,5-1指で弾く運動。#08:アルペジオ練習。#09:各指を広げる運動#10:5指押さえながら他指の均一運動。#15:3指押さえながら他指の均一運動。●ハノン #22,23,25(3-4-5指を元気に)●クラーマー=ビューロー60練習曲 #19#19:分散音型練習。初心に返ってテンポ(八分音符)106からスタート。これで不安定なテンポを改善するのだ。●バッハシンフォニア #01~#12#01~#11:おさらい#12:ゆっくりテンポで十分弾きこんだら少しテンポアップをしてみて。●ショパン 24の前奏曲 Op.28 #01,#05#01:弾きこみ段階。#05:パデレフスキー版の指使い、スラー内を綺麗につなげるためには必須な指使いなのだが、全音に慣れてしまった指からなかなか変更できない。これまた初心に返って片手ずつ。なかなか前進しない。●ショパン エチュード Op-10#04:本日も引き続き41~46小節を中心に。45,46小節に苦戦中・・・あまりの苦戦ぶりに、すがるように全音山崎版の解説を読むと、「指使いの提案」箇所にこの45,46小節の左手指使いが掲載されているではないか。実際に試してみると、今までよりも音の輪郭がくっきりする。これでいこう!----------------------------------------------------本日のおさらい●クラーマー=ビューロー60練習曲 #10,#08,#16(指強化)----------------------------------------------------期間限定練習●カスキ 「秋の朝」ようやく弾きこみ段階へ突入。十分に歌い上げ、更に左手は必要以上にやかましくならないこと。
Oct 1, 2005
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