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カテゴリ: カテゴリ未分類
安倍さんの靖国参拝に関して、昨日の中国のメディアコントロール方針は「無視」。さすがに人民日報など党、軍系の紙面に記事はあって、厳しいことを書いているけれど、それだけ。経済紙の紙面にはほとんどなし。メディア自身も、もともと本当は興味がないので、自主的に載せている記事もない、という感じ。

外交部は(1)今回の参拝を論評して、歴史的秩序を乱すといっているが、国際的秩序を乱すと言っていた2006年にくらべひっこめている。(2)毛沢東120周年紀念行事にひっかけて、どうのこうのとも言わなかった。

これについて、まず日中の外交関係に関しては、(1)安倍さんとの首脳会談はなし。あるとしたら、日中との交渉で、中国側が完全に自信を持つシチュエーションで、習が求めてきたときだけ。(2)防空識別圏で中国が横暴というイメージが相殺され、日本が意固地なナショナリストだ、という札を切ったイメージのほうが強くなる。その意味で、中国が得し、日本の発言力は落ちた。(3)そして、たぶん、外交カードとして、靖国を使うのにはもうあまり興味がない。尖閣、領土そのものが焦点にしようとしているのでは。靖国か、尖閣か、どのカードを選ぶのか、というボールは今中国側にわたってしまった。(4)結果として、靖国そのものには総理は好きなだけ行けるかも。逆に、靖国に行かないという決断だけで、中国の動きを牽制することは出来なくなった。 (5)自民党vs共産党vsアメリカ民主党の間では、ナッシュ均衡かも?

全体として、日本にとっては不気味な静けさだと思う。

もうひとつ、中国国内の情勢についても、今回の動きは示唆があるように思う。まず、2006年の小泉参拝のときは、SNSなどで反日の雰囲気が盛り上がる気配は強かった(実際、タクシーに乗って、日本人だとわかると、ののしられて下ろされるという経験を初めてした。)、今回はそういう動きがとりあえず、まだ見えない。去年の尖閣国有化のあとは、反日デモと破壊活動。今回は静か。なにが一番の違いか。やはりこれまで2回の反日デモは、国内の権力闘争の手段になっていたのではないかな。胡錦濤政権はそれだけ、不安定だった。特に去年の9月は、習近平への政権移行期で、彼からのプレッシャーを感じていた公安系統がデモだけでなく破壊活動まで、仕切っていたのかもしれない。特に、破壊的なデモは、胡錦濤の系列といわれる共青団系の人間がトップを務めていた町で起こっていた印象が強い。周永康という虎が檻に入れられてしまった今回、妙に組織だったデモや破壊活動はたぶん起きないんだろうな。

ちなみに、私の親族では、祖母の弟が靖国に眠っています。祖母は東京に出てくるたびに、弟のことを口にして会いに行きたいとは言いながら、決して靖国の門をくぐろうとはしませんでした。けれど、「私の代わりに首相には参拝して、国を代表して弟に謝ってほしい。」とも言っていました。なので、私にとっての靖国は、祖母が行けないところ、です。





この人の洞察力はきっとすごい。

メディアコントロール という言葉も腹に落ちた。









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最終更新日  2013年12月30日 20時09分10秒
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