福が来たぁ♪ ~時事コラムな日々~

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朝に昼に夕に夜に、珈琲一杯分の語り書きタイムです。

「辛」に「福」という一文字を加えれば「幸」となります。

笑う門に福が来たりて・・孝は、百行の本(もと)なり。
人生は、隠喩(メタファ)なり。考福学なり。冒険なり。
思い立ったが、いつも吉日なり。
天に顔を見上げれば、いつも笑顔がこぼれる社会になりますように。
世界中の空へ。

無理しても・・笑顔で♪ 空元気で♪  いつも朗らかに♪

天運に感謝です。人生は、ありがたいものです。
暑い日もあります。吹雪く日もあります。
その豊かな境遇・環境に感謝です。
この幸福な人生と運命に「ありがとう」です。
日々雑用。日々精進。
根気良く、毎日の更新を目標に励みます。

大いなる幸あれ!

人に勝つ喜び。人よりも出世していく喜び。人よりも金持ちになる喜び。 そんな喜びなんて・・小さい。
それは、あなたの気持ち次第。
日々の小さな嬉しさ、喜びを沢山見つけましょう。育てましょう。
きっと、いつか、とてつもなく大きな喜びに変るでしょう。
何かの人生訓にあるでしょう。
「籠に乗る者、籠を担ぐ者、その草鞋を作る者」
人の一生は、含み笑いではなく、「福笑い」です。

大いなる福あれ♪

この世に生まれ出でた以上、偉い人よりも、ありがたい人になれ・・。
父の遺言でした。
November 20, 2014
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カテゴリ: 出来事雑感
イデオロギーを別物として、右翼でも、左翼でもなく・・真ん中の「なか」を取り、「なかよく日本人の心」が揺さぶれるようなコラムな一日でした。

日本の政治・社会を先導する立場であるのにもかかわらず、国会審議中に居眠りをする国会議員の先生たちにも読んでいただきたくなるような日本各地の今日の新聞コラムです。

北から南へ、日本各地の新聞コラムを下記転載させていただきました。感謝。

・・高倉健さんへ捧ぐ。

「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「


日本映画の全盛期にデビューし、斜陽の時代にも気を吐き、80歳を超えても演じ続けた人が消えた喪失感はファンの胸に日増しに募ろう。スクリーンの健さんに揺さぶられ、映画館を出てもしばらくはその気分で街を歩いた――。それは昭和のいつかであったが、昨日のような気がする。(日経)

「男が生きていくには我慢しなければならないことがいっぱいある」▼誰もが健さんのように生きたかった。健さんならそんなことはしない。それでも現実は厳しくて、ずるいことも考える。調子よく立ち回りもする。泣き言と言い訳の日々▼「そういうのを草野球のキャッチャーちゅうんじゃ…。ミットもない」(「幸福の黄色いハンカチ」)。北風に向かって背中で「男」を教えた人の旅立ちに大人たちが狼狽(ろうばい)している。(東京)

「網走番外地」「幸福の黄色いハンカチ」「南極物語」…。健さんはひたすら、あらまほしき「日本の男」を演じ続けた。(産経)

高倉さんのたたずまいは、孤高に深く錘を下ろしている者だけが醸す存在感に満ちていた。吹雪の中に立つだけでこれほど絵になる人を、ほかに知らない。(朝日)



健さんの多くの映画を貫く一筋のものがある。持って生まれたやせ我慢の美学、と言えばいいだろうか。信じたものや愛する者のために耐え忍び、逆境をはね返していく寡黙でいちずな男たち。その真っすぐな役柄に、健さんはぴったりだった▼だが任侠(にんきょう)映画のヒーローになった時には、なぜ観客が熱狂するのか不思議で、有頂天になれなかったという。そんな銀幕の自分を見つめる冷静なまなざしが、名優・高倉健を育てたのかもしれない▼耐えて、筋を曲げず、慎み深く。日本人が大切にしてきた美徳を誰よりも深く体現した、国民的な大スターだった。(京都)

 「自分、不器用ですから」。CMの台詞(せりふ)がやけに決まっていた。寡黙で無骨、でも心根は優しく、仕草(しぐさ)に哀愁が漂う。10日亡くなった俳優の高倉健さんは、男にして「こんな男になりたい」と憧れてしまう大きな人だった。(東奥)

その演技はファンの心のスクリーンから消えることはない。(上毛)

その時の一番気になる人の名を挙げ加護を祈ったという。耐えしのぶ映画の健さんを見るたび背筋が自然に伸びてすがすがしい気持ちになるのは、人柄が伝わってくるからだろう。あこがれの人はスクリーンで生き続ける。(信濃)

元東映東京撮影所長の幸田清さんが以前本紙に語っていた。「健さんは礼儀が正しすぎると言っていいほどの人。掃除のおばちゃんにも必ず頭を下げる」(新潟)

そんな光景に震えるほど心を動かされた高倉さんは、絵本『南極のペンギン』(集英社)に書いた。<ぼくの仕事は俳優だから、よくひとから拍手される。でも、拍手されるより、拍手するほうが、ずっと心がゆたかになる。そう思いながら、ぼくは手をたたきつづけていた。(中日)

寡黙でストイック。でもロケでは市民エキストラにもよく声をかける気さくな人だったという。たびたび訪れた熱海温泉の定宿からコーヒーの注文を受けた喫茶店ボンネットのマスター増田博さん(85)は「コーヒーも一本道だった」としのんだ。(静岡)

受刑者を前に、健さんがあいさつをした。「皆さんのようなユニホームを日本で一番多く着た俳優です」。聞きようによっては、ドキッとする。嫌みや皮肉にとられかねない。殊更言わなくても済むあいさつだろう。あえて、同じような「ユニホーム」という不思議な縁を口にし、相手を和ませる。素顔の健さんも「男気」のある人だと知って、また憧れた。着流し、軍服、鉄道員姿など、私たちも健さんと同じ「ユニホーム」をひととき装い、スクリーンに男の夢を追った。(北国)

本人は「作品を選ぶなんて偉そうなことはしてません」と語った。一方で、死肉をあさるハイエナを例に「まずい餌の獲(と)り方をしていると姿が悪くなる。人間にも通じるんじゃないですか」と述べている(「高倉健インタヴューズ」プレジデント社)▼長く残しておくべき話(映画)をやりたい。声高に主張せず、伝えたいことは低い調子でそっと伝えればいい、とも語っていた。健さんならではの美学を貫いた83年のスター人生だった。(山陽)

「義理と人情を 秤にかけりゃ 義理が重たい 男の世界」。俳優の高倉健さんの訃報に接して、心に広がったのが、この歌だった。健さんが歌う任侠映画の主題歌は、日本人の心情に訴えかける。 背中の入れ墨も鮮やかな健さんが日本刀を構え、悪党に「死んでもらいます」と引導を渡すシーンに観客はしびれた。忍耐がいつ限度を超えるのか、ファンは今か今かと待っていた。 健さんが背負っていたのは、工場や商店、漁場、田畑で汗と油にまみれ、社会の悪や理不尽さに怒り、耐え抜いてきた庶民の心ではなかったか。 北海道を舞台にした映画「幸福の黄色いハンカチ」では、妻への愛を心に秘めた刑務所の出所者を演じ、観客を感動と涙の渦に包んだ。「昭和残侠伝」「八甲田山」「南極物語」「居酒屋兆治」「ブラック・レイン」「鉄道員(ぽっぽや)」「あなたへ」と、健さんはさまざまな役柄を演じ分けた。寡黙で、忍耐強く、謙虚で、優しく、思いやりがあって、絵になる男。それが健さんのイメージだが、素顔は気さくな人だったという。昨秋、健さんが文化勲章を受けた時、国は俳優を見る目があると分かった。 ありがとう健さん。別れに、寂しさも悲しさも尽きないが、唯一の救いは、健さんの出演作が200本余りあることだ。きょうは家でどんな役の健さんに会おうか。(徳島)

高倉健さんはフランスの映画俳優ジャン・ギャバンが好きだったという。「望郷」「現金に手を出すな」「暗黒街のふたり」などで見せた渋い演技を覚えている人は多いだろう。「セリフでも動作でもない。ただ黙ってカメラを見つめてる表情のなかに感情の動きが表現されてる」(野地秩嘉「高倉健インタヴューズ」プレジデント社)。このギャバン評は、そのまま高倉さん自身にも当てはまるのではないか。 「八甲田山」「幸福の黄色いハンカチ」「駅 STATION」「南極物語」「鉄道員(ぽっぽや)」…、そして最後の作品となった「あなたへ」。演じた役柄は違っていても、スクリーンの中にいるのはいつも高倉さんその人だったように思う。 芸能プロダクションのマネジャーになるつもりが、ひょんなことから映画界入りし、任俠(にんきょう)映画でスターの座に駆け上がった。存在感のある静かな名優への「変身」には多くの苦労があったに違いない。共演経験の多い小林稔侍さんの「努力の人」「忍耐の人」という評がそれを物語る。酒を飲まず、たばこも3年がかりとなった「八甲田山」完成への願掛けでやめた。「熱くなるから」と賭け事にも手を出さなかった。「普段の生き方が芝居に出る」との信念が禁欲的な生活につながったのだろう。表情はむろん、背中だけで喜びや悲しみを伝えることができる数少ない俳優だった。


文化勲章を受けたとき《彼》は「日本人に生まれて本当によかったときょう思いました」としみじみと語った。《彼》がそう言うのを聞いて、私も「日本人に生まれてよかった」と思った。(宮崎)

主演俳優の名前だけで映画館に観客を呼べるのが「銀幕のスター」だとすれば、最後のスターというべき存在だった。背筋正しく、寡黙で、どこか影があり、情に厚い男。後半生はそんなイメージの役柄が多く、ファンは映画の主人公に高倉さん自身を重ねて引きつけられた。(佐賀)

CMを出した健康家族(鹿児島市)によると、実直な人柄が、土作りから手間暇かけた商品のイメージに合うと出演依頼したところ快諾を得た。小林市など撮影現場ではうわさ通り、周りのスタッフに遠慮して休憩中は絶対に座らなかった。
 鹿児島では知覧の特攻隊員を描いた映画「ホタル」を撮った。制作のきっかけとなった故鳥浜トメさんの孫の明久さんは、関係者の話に「はい」「はい」と正座したまま聞き入る様子に律儀さを感じたという。色紙にサインを求めると隅っこに小さく書いた。トメさんゆかりの資料館では、多くの人が待ち構える中に入っては迷惑になるからと見学を遠慮した。「いつかまた来ます」は実現しなかった。寡黙で義理堅く、ここ一番の時に立ち上がる勇気を秘めた存在感は、日本人の美学を体現していた。背筋をすっと伸ばし、含羞(がんしゅう)ある姿を見ることはかなわなくなったが、私たちの心に刻まれた数々の名演技が消えることはない。(南日本)

▼1960年代の任侠ものでは若い男性を魅了した。代表作中の代表作「幸福の黄色いハンカチ」で真骨頂を発揮し、人気を不動にした。必死に生きてきたのに報われず、武骨さの中に哀愁や優しさがにじむ愚直な役に魅せられた。(沖縄)



以上、とても遠い存在のようで、とても近くにある日本人の良心・善・美徳を体現した高倉健さんへの全国から届けられた日本人の想いです。

・・高倉健さんへ捧ぐ。





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最終更新日  November 20, 2014 04:13:18 PM
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