時空の流離人(さすらいびと) (風と雲の郷本館)

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December 19, 2009
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 うっかり本屋で目にした、土屋賢二の 「貧相ですが何か?」

1.見なかったことにして、そのまま通り過ぎる。
2.パラパラと立ち読みをして、読んだことにする。
3.家に帰って、ネット書店でどんな本か検索し、読んだつもりになる。

○「貧相ですが何か?」(土屋 賢二:文芸春秋社)



 しかし、ご本人が、本のまえがきで「本書には実用的な価値はない。少しでも役に立つような実用的な内容は、すがすがしいまでに排除してある。」と書いてあるくらいだ。わざわざ2や3の選択肢を取っても、何の効用もないだろう。つまりは、1の選択肢が一番理性的なのだが、恐ろしいことに、私は既に「ツチヤ」の病に冒され、ツチヤ依存症になってしまっていたようだ。気が付いてみると、本書をレジに運んでお金を払ってしまっていたのである。

 不覚にも、これまで飽きもせずに、3冊も「ツチヤ」本を読んでいるうちに、知らず知らずのうちに、「ツチヤ」が伝染していたのだろう。何しろ、既に、「口車」に乗り、「弁明」を聞き、「断れ」なくされてしまっているのである。本屋の店頭から、「貧相ですが」と哀れにも呼び掛ける、この本の誘惑を振り切ることはできなかったのだ。

 確かに「ツチヤ」の病は伝染することは間違いない。それが証拠に、この本の解説を書いている女優のミムラなど、いったい「ミムラ」が「ツチヤ」なのか「ツチヤ」が「ミムラ」なのか分からないくらい、見事にツチヤ化しているではないか。そう「ツチヤ」本は、読む者を依存症に陥らせるだけでなく、「ツチヤ」化までさせてしまうのである。



 いやいや、名門お茶の水大の学部長まで務めた「ツチヤ」氏のこと。きっと、そこには、何か綿密な計算が隠されているに違いないだろう。だから、この表題でも、「何か?」と開き直っていられるのだ。それが何かは分からないが、きっとそうに違いない・・・

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ツチヤの口車
ツチヤ学部長の弁明
簡単に断れない

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(本記事は「本の宇宙」と同時掲載です。)







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Last updated  December 19, 2009 12:23:26 PM コメント(6) | コメントを書く
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