時空の流離人(さすらいびと) (風と雲の郷本館)

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March 19, 2010
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「シンバシノミコ」 。実は、「ビジネスジャンプ増刊」の方はあまり読んだことはなかったのだが、先日このブログにレビューを書いた 「怪物王女11」 の帯に、「光永康則2大作品」としてこちらの作品が紹介されていたので、買ってみたという訳だ。もちろん、この「シンバシノミコ」の帯にも「怪物王女11」の紹介がされている。

 しかし、これは、なかなか面白いコラボだと思う。作者は同じだが、出版社がそれぞれ集英社と講談社なのである。これが、集英社と小学館ということなら同じ「一ツ橋グループ」の系列なのでそう意外性はないのだが、系列を超えてのコラボというのは最近多いのだろうか。

○「シンバシノミコ 1」(光永康則:集英社)



 それは、さておき、内容の方だが、集英商事に奇跡的に入社した菰田貞夫は、入社2週間で営業から総務2課に転属になった。地下2階にあるその課には、なぜか巫女さん姿の宮間一子がいたのだ。実は集英商事のある新橋は魔物のたむろする魔界都市だった。魔物は、人の心の隙に入り込み、「魔がさした」ような行動をとらせるのだ。一子は、絶大な霊力により、その魔を祓っているのだった。

 東京が魔界都市という設定は、菊地秀行の「魔界都市」シリーズもあることだし、かっては、江戸時代の天海僧正が、霊的結界を張ったと伝えられる位だから、そう意外なものではないだろう。しかし、なぜ「新橋」が舞台なのかはちょっと謎である。

 一方、会社に巫女がいるというのはなかなか意外な設定だと思う。この巫女さん、あることを経験してしまうと、その霊力の大半を失ってしまうという。また、一子の相棒に選ばれた菰田も同じくあることの経験がないということで、白羽の矢が立ったらしい。別に巫女萌えというわけではないが、二人の珍コンビが繰り広げる「魔物退治」は、なかなか愉快で、適度なお色気もある。

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Last updated  March 19, 2010 07:12:52 AM コメント(6) | コメントを書く
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