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◆編集後記「千鳥足」◆ 今週紹介したのは、妹の結婚式での父のスピーチを、ビデオから起こしたものです。厳密には、悟風の「作品」といえるかどうかは、分かりません。 しかし、父の死後、遺品を整理していたところ、このスピーチの下書きも見つかりました。かなり推敲を重ねた跡も見えました。それに、何よりも、私が聞いた父の話の中では、間違いなく、最高の出来でした。正直に言いまして、「さすが、お父さん。さすが、校長先生だったな」と、見直すほどのスピーチでした。 2002年6月は、その結婚式からちょうど5年。そういった経緯を踏まえて、メールマガジンで公開しようと決めたのです。 このスピーチ、「相当計算したな」と思います。特に、冒頭の部分です。 「嫁に行く日が……」と言うと、ここで、父は言葉に詰まりました。芦屋雁之助さんの「娘よ」の有名な一節です。父が黙った瞬間に、披露宴に集まっていた人たちが、何人もプロンプターになり、「来なけりゃいい」と、ささやいてくれました。 その言葉を受けて、父は、「嫁に行く日が来なけりゃいい。男親ならだれでも……」と続けました。 ところが、こうなるのは、どうやら父の描いたシナリオ通りだったようです。聴衆をぐっと引き寄せておいて、「でも、私は、そうは思っていませんでした」「むしろ、ここ2、3年は『嫁に行く日が来るのだろうか』と、思ったりしていました」と、笑いをとったのです。 そのうえで、体育の先生らしく、1992年のバルセロナ・オリンピックの競泳平泳ぎ金メダリスト、岩崎恭子さんの言葉につなげました。 さらに、真面目そうな話をした後、今度は、結婚式の前年(96年)のアトランタ五輪で、マラソンの有森裕子さんが銅メダル獲得後に語った言葉を踏まえて、一言。ここまで来ると、会場に集まった人たちは、「次は何を言うのだろう」と、集中して聴いてくれるようになりました。 今、読み返してみると、父が一番言いたかったのは、次の部分じゃないかと、私は思うのです。============================== ルンルンという名の雑種犬を十数年飼っていたことで、 娘の生涯の最も大切な転換点、 最も重要な転換点になったことを、 私はうれしく思います。淳一君、よろしくお願いします。 私は胸に、ルンルンの写真を持っています。きっと喜んでいると思います。============================== 妹が、真っ黒い子犬を拾ってきたのは、1982年でした。妹は、まだ中学生でした。当時、両親は、あまり動物を飼いたいとは思っていなかったようです。というのは、私たち兄妹が幼いころから、我が家は、犬やウサギなどの動物をよく飼っており、その都度、事故や私たちのミスで動物たちを死なせてしまっていたからです。 ところが、妹は、この黒い雑種犬だけは、放そうとしなかったそうです。(「そうです」というのは、私は当時、米国の高校に留学中で、このあたりの事情をよく知らないのです) 妹に根負けして、両親はこの犬を飼うことを許し、犬は「ルンルン」と名づけられました。犬の世界では、かなりの美人(美犬?)だったらしく、毎年春になると、どこからともなくボーイフレンドがやって来て、ルンルンはたくさんの子どもたちに恵まれました。 やがて、おばあちゃんになったルンルンは、病気になってしまいました。雑種犬ですから、「商品」としての価値はないに等しい犬だったでしょう。しかし、妹にしたら、十数年可愛がってきた子どものようなものです。ルンルンを近所の動物病院に連れて行き、治療を受けさせたのです。 ここで、父のスピーチに戻りましょう。「娘の生涯の最も大切な転換点、最も重要な転換点になった」のは、まさにこの「時」でした。妹は、この動物病院の院長先生のご紹介で、後に夫となる獣医師と知り合いました。一方、ルンルンは、間もなくあの世に旅立って行きました。 妹夫婦の結婚式の日、父は、ルンルンの写真を胸ポケットに入れていたといいます。ルンルンは、もうこの世にはいませんでしたが、ルンルンの記憶と、ルンルンが連れて来てくれた「縁」は、確かに、その会場内にありました。そして、今も私たちのそばで、生きています。(発行者・山口一朗)
2002年06月28日
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4週ごとに、発行者が悟風の教育コラムそのものではなく、メールマガジン「おかあさんへの手紙」の背景などについて書いてきました。ちょっと予告しておきますと、今回から、新しいメニューも増えます。「何が増えるか?」なんて、もったいぶるほどじゃないんだろうけど、一応、発行後にお知らせすることにします。講読の申し込みは、http://www.honya.co.jp/mag/letter2mom/index.htmlへ、お願いします。
2002年06月20日
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◆編集後記「千鳥足」◆ 2002年の「内地」は、ほぼ一斉に梅雨入りしました。蒸し暑い日が増えてきました。皆さん、いかがお過ごしでしょうか。大阪は、今日も午後に通り雨が降りそうだということです。 さて、梅雨のない北海道。1982年度の富良野市立鳥沼小学校6年生は、5月18~20日の3日間、道央(北海道中央部)を旅行しました。「北海道のへそ」である富良野市から、どのあたりに行ったのかということは、1カ月前に発行した第7号(「土壌の手ざわり」他)に載せた「★修学旅行の事前学習」をもう一度、ご覧下さい。(新規読者の方は、http://www.honya.co.jp/mag/letter2mom/index.html に掲載したバックナンバーをご覧下さい) 今回の「★修学旅行 寸描」に載った「鵡川町」に聞き覚えがある方がいるかもしれません。今春に開かれた選抜高校野球大会に「21世紀枠」で出場し、活躍した北海道鵡川高校のある町です。2月に行われたソルトレークシティー冬季オリンピックのスピードスケート日本代表、田畑真紀選手の出身地でもあります。 新日本製鉄の室蘭工場は、大きかったのですね。かつての後楽園球場(現在の東京ドーム)が100個と言いますと、だいたい百数十メートル四方の建物が100棟ほどあるのと同じとなるはずです。(ここで書いた「後楽園」が、日本三名園の一つ、岡山後楽園、http://www.okayama-korakuen.jp/ という解釈は、成り立たないと思います。悟風は、岡山とは全く縁がなかったと考えられますから) 「さっぽろ丸」については、インターネットで調べたところ、東京と北海道の苫小牧市間を運行していた船で、後に「さんふらわあさっぽろ」という名前になったそうです。(なお、この部分は、日本財団事業成果ライブラリー 日本海難防止協会「気になる船名あれこれ 安田榮治」 http://lib1.nippon-foundation.or.jp/1996/0165/12/contents/12-021.htm と、商船三井フェリー株式会社、http://www.sunflower.co.jp/ のサイトを参考にさせていただきました。) ところで、普段は、このメールマガジンに「こよみ」を載せることはありません。しかし、今年(2002年)は明後日6月16日が「父の日」。ちょうど、「父の日」に関する記述があったので、特別に掲載しました。「すきな」「きらいな」お父さんの項目を引用した雑誌は、小学館が発行する「小六教育技術」という雑誌(http://www.ed.shogakukan.co.jp/book/syou06/index.html)ではないかと思います。 本能寺の変、ペリー来日(82年度6年学年通信「つながり」での表記は「ペリ」)は、旧暦での日です。現在の暦では、1カ月ほど後のことです。また、「計量記念日」は、93年に新計量法の交付を記念して11月1日に変わったということです。(この部分は、「Anniversaries なぜなに記念日集 - 記念日研究室? - http://www5.justnet.ne.jp/~virgil/WELCOME.HTM」を参考にさせていただきました。) ところで、お父さんの「すきな」点、「きらいな」点、あなたはチェックしてみましたか? 私の場合、「すき」も「きらい」も全部、当てはまりました。(発行者・山口一朗)
2002年06月14日
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◆編集後記「千鳥足」◆ 地球温暖化の影響が言われて久しいですね。今年は、特に暑いようです。これを書いている2002年6月7日午後1時過ぎの段階で、私のいる大阪は31度だそうです。暑いはずです。 悟風が「★雨の日が好き」「★81年ぶりの寒さ」を書いたのは、1981年です。1900年以来の寒さだったのですね。5月末から6月、7月と言えば、「内地」(北海道弁で「本州、四国、九州」の総称)では、梅雨直前から真っただ中ですが、北海道では、ストーブをたくこともあります。おそらく、この年は、6月ごろにもストーブを使っていたのでしょう。 温暖化の影響は、北海道にも確実に及んでいると感じます。私が風連中央小の1年生か2年生だったころ、ゴールデンウィークのころまで道路に雪が残っていたことを記憶しています。中学生、高校生のころには、5月に雪があったことはありません。残っても4月初めまででした。 1981年の場合、4月、5月に雪は降らないまでも、相当の天候不順だったのでしょう。 文中にある「ルービック」と聞いて、懐かしいと思った方も多いでしょう。「ルービックキューブ」というサイコロ型のパズルで、六つの面がそれぞれ白、赤、青、緑、黄、オレンジに塗られていました。一つの面が九つのパーツに分かれており、まず1面、次に2面・・・・・・と揃えていき、6面すべてを揃えることが出来たら、友人や家族に、ちょっとした自慢が出来るものでした。 大ブームになった1980年。わが家にも1個のルービックキューブがやってきました。当時中学3年生だった私は、受験勉強の合間によくやりました。81年3月にあった高校入試の日にも、受験会場に持って行ったほどです。そのころは、6面揃えるのは時間の問題で、それだけでは面白くなかったので、全面、格子模様や十文字などを作って遊んでいました。 インターネットで調べてみましたら、攻略法を紹介するサイトがありました。登場から20年以上経って、今も人気があるというのは、息の長いおもちゃですね。 「★うんどうかい」を読んで、「もう終わったの?」と、驚いた方もいらっしゃるかもしれません。北海道の小中学校では、通常、運動会は6月で、夏休みと冬休みは25日間なのです。先ほど、NHKがテレビニュースで、大阪の高校でも今月、運動会をやるところがあると放送していましたが、たいていは10月ですよね。北海道で10月といえば、そろそろ初雪が降る季節なのです。(発行者・山口一朗)
2002年06月07日
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