GOlaW(裏口)

2010/07/04
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 只今、黄金伝説の熱狂的視聴者である親戚とともに、その親御様に掛けあい、『毒トマト殺人事件』完全版の購入相談に入っています。
 ……まさかテレ朝っ子な親戚(夕方7時代はいつもテレ朝)がいることが、購入に関してこんなに有利になるとは。

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 『メタフィクション(多重虚構)という構図を如何に楽しむか』
 このドラマの見どころはこれに尽きます。

 過程を100個ほどぶっ飛ばした目標、ひたすらに無茶な撮影方法、そこへ暴走していくスタッフ。
 ここだけを取れば『阿呆だろ、あんたら』という言葉も褒め言葉。

 ……まぁ問題があるとすれば、その『阿呆なこと』に出演者の承諾を得ないで巻き込み、暴走したことでしょうか。うん、『緩く犯罪』だと私も思いますよ(汗)。
 こういうちょっと倫理的な部分を笑い飛ばせるか、出来ないかが『黄金伝説』スタッフの番組を楽しめるかどうかの基準だと思います。ちなみに私は残念ながら後者のタイプです。

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 『メタフィクション』という作り、実は私の大好物。


 バラエティでありながらドラマとしても撮影するため、無理な要求を入れるスタッフ。
 そこから生まれる『歪な部分』がハプニングとして紹介される冒頭こそが本番で、ドラマがむしろ種明かし。
 本当なら隠すべき歪さをとことん売りにできるのが、このスタッフの強さでしょう。むしろ歪である事こそが売りなのです。

 その歪さを冷静に指摘できるSMAPは、むしろ視聴者の代表。
 スタッフが盛大なるボケを用意し、SMAPが代わりにツッコむ、その構図が本題だと分かりました。


 フジテレビのメタフィクション・ドラマ(『ヘキサゴン殺人事件』etc.)などとは作り方が真逆ですね。

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 内容そのものについては……ここでツッコミを全部してしまっても面白くないので、止めておきましょう。完全版で更に『萌え』と『ツッコミ』が膨らみそうですし。
 しかし最初から最後まで、チープなことに壮大な作りを用意するスタッフの姿勢はいっそ見事だったと思います。うん、『阿呆』は褒め言葉ですね。

 ちなみに試聴前、私は犯人はあの若い男の刑事さんだと思っていました。

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 最後に。
 謝る場所は各所にあるでしょうが、スタッフは『本格ミステリ』の名前を冠するお仕事に関わる人達にも念入りの謝罪をしておくように(きっぱり)。

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 そはどこまでも歪に壊れ、今だ完成せずに。





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Last updated  2010/07/04 06:24:38 PM
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