「パリからのアート・エンタイア」
旅先から自宅へ宛てて、手紙を出す。
切手蒐集する人は多いが、その切手で手紙の宛名面を凝りに凝る。
自作の句を添えて。
消印の位置まで注文すると言う凝りよう。
広告代理店に勤務していた方だけあって、デザインセンスがすこぶるいい。
エンタイアとは、[entire]とは全体とか全部揃っているという意味から、切手に押された消印を封筒丸ごと蒐集するということ。と本人の弁。
主は俳人の中原道夫さん。
手紙を何倍かにして楽しむ「技」とも言う。
いわば「旅のアリバイ」思い出作り。空飛ぶアート。
中学時代に始まったペン・パルとの文通をきっかけに、切手蒐集が始まったらしい。
元々筆まめだった事も有って、海外へ行く機会が増えるにつれて、土産の変わりに絵葉書を出すようになったのだとか。
何でも高じてくると妥協を許さなくなってくるらしく、それはそれで大変らしい。
しかしこういう楽しみ方が有ったのかと、痛く関心・感動した次第。
● 突然ケッタイナ行動に出る。それを人は… 2019.04.04 コメント(2)
作家 村上龍 が発行しています 2005.04.12
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