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♪ それぞれに愁いにおわす秋の花遠く野分の空を濁らす 6時少し前にウォーキングに出た。秋らしくないグレーの空が広がっていた。大気はずっと機嫌が悪いままだ。 定点観測の場にしている秋葉神社から、朝日の昇る方角を望む。5:46が日の出で、雲の間から朝日が顔をのぞかせていた。 冬に向かって、徐々にこの日の出の位置が北の方へ移動してくる。コキアジニア・リネアリス(細葉百日草)アンデスの乙女千日紅鶏頭 縦に伸びる品種彼岸花白芙蓉朝顔 我が家でも勝手に生え、別の植物の上で咲いてフェイク写真のようになっている。 11月ごろに真っ赤に紅葉するコキア。今まさに色変わりし始めたところ。コキア鑑賞の有名なところ。*国営みちのく杜の湖畔公園(南地区)【宮城県・川崎町】*国営ひたち海浜公園【茨城県・ひたちなか市】*東京ドイツ村【千葉県・袖ケ浦市】*ひるがのピクニックガーデン【岐阜県・郡上市】*箱館山コキアパーク【滋賀県・高島市】 「ジネア・リネアリス」は百日草の仲間。ジニア属のエレガンス種とアンガスティフォリア種を掛け合わせた「ジニア プロフュージョン」というのがあって、丈夫で乾燥にも強く栽培しやすい品種になっている。 「アンデスノ乙女」は、ブラジル中部からアルゼンチン北部が原産地のマメ科の木。夜になると葉を閉じるため、昼とは違った印象を与えてくれるとか。名前の割には丈夫で成長も早いらしい。 めったにお目に掛かれない。5℃以下になると枯れてしまうといわれるが、このお宅には3本の木が立派な花を咲かせている。 「千日紅」5月から11月と約7ヶ月間にもわたって咲く。この丸い花は、花ではなく「苞(ホウ)」という葉が変化したもの。花は苞の上にひっそりと(1ミリほど)咲いている。 ジェット機が尾を引いていく。後ろの方で飛行機雲は途切れ途切れになっているのを見ると、上空の湿度は高くないようだ。 これまた珍しい花が咲いていた。1.8㎝ほどの小さな花でツル性のもの。先日のサツマイモの花にそっくりだ。 星朝顔(ホシアサガオ)というものらしい。熱帯アメリカ原産で、北アメリカ、オーストラリア、東南アジアなどに広く帰化している。他物に巻き付いて長さ数mになるらしい。 ヒルガオ科サツマイモ属でまさしくサツマイモの仲間なのだ。白い花のマメアサガオと共に環境省の生態系被害防止外来種リストにおいて、その他の総合対策外来種に指定されている。
2024.09.30
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♪ 夢なるは薔薇色の空いつしらに儚い雲にメタモルフォーゼ 昨日、ようやく歌会始の詠進歌を書き上げ、投函してきた。お題は「夢」で、いろいろ詠んではみたもののどうにも納得できない。 どれも自分のことを詠んでおらず、実感が伴っていない。 1首を確定してからもまだ推敲しているという有様。まあまあというところで手を打って、毛筆で書く練習を始めたのが前日。1年に一度のことで、何度書いても下手糞で嫌になる。 半紙が足りなくなって買いに行ったものの、よくよく見直すと去年買ったものがあった。馬鹿みたい。 そんなこんなで昨日、半日かかってようやく書き上げた。投函してようやく解放され、疲れがどっと出た感じ。何もする気が起こらない。 大谷の所属するドジャース。前日に大谷の活躍もあって2位のパドレス戦に勝ち、何とか地区優勝を決めたばかり。この日もロッキーズ戦があり、最後のところを見ることができた。 なんと!この日も「5打数4安打4打点、2得点1盗塁」の大活躍。54号3ランを放ち、日本勢最多(イチロー越え)となる57盗塁を決め「54-57」とした。打率も.305から.309まで上げ、リーグ2位に浮上。1位はアラエス(パドレス)の.314で、5厘差だ。三冠王まで手が届くところまできている。 大谷翔平は怪物だ。しかしそれが普通の人に見えるという不思議。ここ8試合の打率は驚異の.706。残り試合がロッキーズ戦2試合のみだが、クアーズ・フィールドは標高が1600メートルの高地にあり、空気が薄く球が飛びやすい。ホームランが出やすいことで有名だ。 前人未踏の「55-55」まで本塁打あと1本だし、三冠王まで取るようなことがあったら・・・・・ああ、考えただけでも頭がどうかなりそうだ。 この日の午後は、ゆっくり話をしたいと思って兄貴を呼んで、昼間っからビールを飲んだ。周りが変わってしまったので案内がてら、駅まで迎えに行って・・。 二人だけでゆっくり話をすることなど初めて。 大した話でもないが話題には事欠かず、2時から5時までの3時間に二人で缶ビール10本ほど飲んだ。どういうわけか、まったく酔わなかった。 大好きなエバンスの「AFFINITY」など、ジャズのレコードを掛けると「ジャズもなかなか良いねぇ」というので、カミさんがいない曜日に「ゆっくり聞きにくれば」ということになった。 四捨五入すれば二人とも80の大台に乗る。80は大きな節目でもあるようで、いつ何が起こるか分からない。 “元気なうちに言いたいことや考えていることなど、心の中にしまってあるものなど吐き出しておきたい” なんて思ったりしている。
2024.09.29
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♪ 天気図に五目並べを思いおる秋までの空は波乱含みで ここのところ天気が悪い。天気図を見ると見たこともないような状況で、低気圧が幾つも並んで賑やかなこと。日本の南海上には前線があり、その南には台風17号ともう一つの熱低。それが台風に発達するらしい。 来週10月に入ると、2つの台風が関東や沖縄に接近する予想になっている。その予想進路を「GPV Weather」の各国モデルを見てみると・・・ 緑のラインが日本気象庁。各国も大きな違いはなさそうで、上陸は避けられそうだ。 18号の方は今後、変化するかもしれない。米国大西洋海洋気象研究所(くすんだピンク)だけがちょっと違う予想をしているが・・ 名鉄の高架下の草の問題は、“除草剤で済ます” という方針が固まっているようだ。 先日、4回目の除草剤散布が行われたらしく、後から生えて来ていた草がほとんど枯れている。セイタカアワダチソウのようなタイプは2度目の散布で根絶し、しぶとく生き残っていた灌木類も新たに生えて来た草もほとんど枯れている。1本の灌木だけがしぶとく生き残っている 9月25日の様子 除草剤を4回も撒けばそりゃあ効果が出るでしょうよ。ビッグモーターが街路樹を枯らしたぐらいだから。 しかし、草は枯れてスッキリはしたが、その枯れた草をかたずけようとしないのは納得できない。1回目4月18日の様子4月22日の様子5月24日の様子気温も高くなって、ブタクサが再び伸びてきた。2回目6月5日の様子6月27日の様子 自分ながらマメに撮ってあると思うが、コンビニへ行くついでだし。2年前から関わっている以上無関心ではいられない。 7月27日に3回目が撒かれているのを確認。私が残っていた草を刈り、名鉄に今後どうなるのか電話で問い合わせてあった。明確な答えがないまま2カ月以上が経過。そして、9月25日に4回目が撒かれていることに気付いたわけだ。9月25日の様子 ほとんどのものが駆除できているが、茶色に変色した枯れ草が側溝にも溢れていて、とてもきれいになったとは言い難い。 2度目に草を刈ってもらったのが放置してあり、そこに今回のものが重なっている。後片付けがセットになっていないのは、美意識の欠如と言われてもしょうがない。 10月の一斉清掃の時に、みんなに声を掛けてきれいにするか。名鉄の土地だからといって放っておくというのも大人げないし。折角ここまでやってくれたのだから、そのぐらいのことはやってもいいだろう。
2024.09.28
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♪ 四年前を知っているらん四十雀わが様変わりせしサンクチュアリの 昨日、ふと四十雀が営巣したもう一つの巣箱が気になった。どんな感じなのか開けてみたくなった。使用した巣箱は中身を片付け、掃除をしておいた方が良いらしいということもあった。 サイドを上に持ち上げて開けるようになっている。 開けると、なんと! アシナガバチが飛び出してきた。“なんだなんだ! 巣でもあるのか?” 刺されるのも嫌なので慌てて閉じたが、それじゃあ用事が済まない。再び開けるとまた数匹が飛び出してきた。どうやら巣があるわけでもなさそうだ。2度ほど繰り返すとすべていなくなった。10匹ほどいただろうか。 しかし、この時期に巣もないところに集まっているというのはどうも変だ。 蜂の一生からして、7~8月頃が最盛期で9月になると巣の活動は終っているはずで、この時期になるとメスの働きバチは死んでしまう。 女王バチと交尾を終えたオスは、まだ死ぬまでに少し時間がある。それが巣箱の中でのんびり余生を送っていたのだろうか。オスなら刺さないので、慌てて追い出す必要もなかったか。★ それで、巣を取り出してみると、“なんと!” まったく想像と違っていた。卵がそのままあって、温めて孵そうとした形跡がない。真ん中の凹みに置物のように、6つの卵がきれいに収まっている。厚みは5㎝ほど 東側の巣箱と同じように、こっちの巣も孵化させるには至らなかったようだ。遅くまで番がやって来ていたようなので雛が育っているかもしれないと思っていたが・・・。 安心して雛を孵す気になれなかったようだ。それをさせない何かがあった。ここの巣箱は過去2回、四十雀が子育てしている。その当時は今とは環境がまったく違っていた。今回は、大きな庭のお屋敷がなくなりその庭木も無くなっている。そしてその場所に、今風の家が立ち並ぶことになった。 タイミングも悪かった。営巣し始めたころは静かだったが、その後、目の前の新築工事が再開して、人や車の出入りが激しくなった。騒音などが障害になったのだろう。気になっていたがどうしようもなかった。★ 本当は、静かな森の中で子育てしたかっただろうに、二つの巣箱とも雛を育てるまでに至らなかった。可哀そうでならない。あの営巣中の四十雀の可愛かったこと。その姿を思い出すとなおさら辛い。 もう2度とやって来ないかもしれない。 かなり昔の2度の営巣のときは、2度目までの間がかなりの年数が経っている。翌年も続けてというわけではないようだった。今よりは良い環境ではあった。しかし、そうはいっても近くに森があるわけでもなく、野鳥にとっては決して良い場所とは言えない。 かなり久し振りに営巣してくれて、とても楽しく観察していた。それが途中から来なくなってしまった。 周りが変化していくのを眺めながら、彼らはこの場所を子育ての地に選んでくれた。エサ台に餌を置いて寄せる努力はしていたが、こんな結末になるなんて想像もできなかった。 諸行無常。有為転変の理のうちに、往々にして大切なものは失ってから気がつく。 建築中の家もエクステリアを残すばかりとなっている。空き地だった頃が懐かしい。★ たった4年前の11月はまだこんな風景だった。隣家のお屋敷にたくさんの木が植えてあり、秋になれば尉鶲が縄張りを作ってあの独特の声を聞かせていたし、柿の木には鵯はもちろん、コゲラまでやって来ていた。向こうには畑があり、その向こうには空き地があった。ちょうど上の新築の住宅が建っている場所に当る。大きなナンキンハゼもその家も今は無く、新しい家が建っている。 そして2021年2月に解体工事が始まって、あっという間に様変わり。その後の3年で環境が激変してしまった。解体の前日(2月10日)の隣家の庭の様子がブログにしっかりと書き残してある。
2024.09.27
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♪ 乱れつつ季節はめぐり来るべし秋の気配の彷徨っている 22日、北海道の利尻山で「初冠雪」を記録。平年より11日早く、昨年より25日早い。地上(稚内市沼川、下川町)でも、今季初となる氷点下を観測したもよう。こんな感じの気圧配置になって、涼しい風が流れ込んだらしい。 このごろの天気は水物で、コロコロ変わって予想も当たりにくかったりする。 朝晩は20度前後で涼しいし日中も過ごしやすくなった。でも、まだまだ暑い日がある。日中はまだ暑いのでいつもの場所で長くなって寝ている。辞書を枕に寝る姿は初めてだ。 そろそろ歌会始の詠進歌を毛筆で書かなければと思っているのに、これじゃあ邪魔だなあと思っていたが、朝はカミさんのベッドで寝ていた。 最近は、決まって私のところで寝るようになった。今朝は一人になってもまだ寝ている。 夜中の3時にトイレに起き、その後うつらうつらしたころに “餌が欲しい” と起こしに来る。それから1時間ほどして再びやってくる。こっちは安眠妨害でめいわくしている。 最低気温が下がり、ようやくベッドで寝られるようになってアランは嬉しいだろうが、寝返りは打ちにくいし夜中に起こされて、こっちは堪ったものじゃない。 今朝の短歌を詠んでいるそのタイミングに、横の網戸でツクツクボーシが鳴きだした。あまりの突然のことで至近距離でもあり、その声が一瞬、何なのか分からなかった。何かを告げに来たとしか思えない。 「まだ夏は終わっとらんぞ~!」これから先も夏のような日が続くんだぞ~と言いに来たのか。一節鳴いて、さっと飛んで行った。
2024.09.26
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♪ サツマイモの花を見たるは記録的猛暑の秋の不吉なるべし 今朝は中木曜日以来、中5日も開いてしまったウォーキング。5時半に家を出た。すでに日が昇り始めていて、朝焼けがとても美しい。6時ごろはさすがに人が多い朝日を受けて真っ赤に染まっている23分に佐布里池に到着ミニチュアシュナウザーとミニ柴?珍しい、見たこともない花が咲いていた。野生化した朝顔 また会ったミニチュアシュナウザー2匹。ちょっと距離があったのでよく分からず「犬種は?」なんて訊いてしまったが、6月30日と9月5日だったか、過去に2度会っている。「花ちゃん」だった(7月1日) 前回も同じことを訊いているのでバツが悪かった。ようやく飼い主と犬を覚えることができた。 ちょっと見慣れない犬種だったので訊くと「アメリカンコッカー」という返事だった。 略して「アメコカ」。コッカースパニエルのアメリカバージョンだね。人懐こい中型犬で、ディズニー映画『わんわん物語』のヒロインになったことで、世界中で知られる犬になったとか。その割には、あまり人好きという感じではなかったなぁ。 畑の一角に、見慣れない花が草に紛れて咲いていた。朝顔のような形をしているがかなり小さい。 画像検索で調べてみると「サツマイモの花」とある。アサガオなどと同じヒルガオ科の植物。熱帯、亜熱帯ではよく開花して結実するが、日本では沖縄県を除いて通常の条件では開花しないものらしい。 しかし、条件によっては開花することもあるという。これは栄養生長(芋の肥大)ができない環境下におかれたために生じる現象なんだとか。また、短日性で気温が高いまま日照時間が短くなると咲くのだとか。 どうやら、以前栽培していたところに残っていた根から発芽していたものらしい。栄養が足りず地下で子孫を残せなくない環境だったらしい。そこへ高温のまま日が短くなったため、この地ではめずらしく咲を付けたというわけだ。
2024.09.25
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♪ 運命と言ってしまえば赤とんぼすいすい飛んで日の暮れゆきぬ 昨日は、カミさんが借りて来た「オッペンハイマー」を観た。3時間もある映画を字幕スーパーで観たので疲れてしまった。展開が早いので文字を一言一句逃さぬように読み取らないと、訳が分からなくなる。 内容が濃く、関係性が複雑でテンポが速い。外人の顔と名前が覚えられず、あたふたとしている間にどんどん先へ行ってしまう。それでいて3時間もあるのだから、老人にはちとハードルが高い。 後半の1時間がこの映画の本題。オッペンハイマーの苦悩と、原子力委員会議長の狡猾な裏舞台を暴いていく。 カラーとモノクロ画面が入り混じって混乱する。現在と過去を表していると思いきや、カラーがオッペンハイマー(演:キリアン・マーフィ)の視点、モノクロがストローズ(演:ロバート・ダウニー・Jr.)の視点で描かれているんだとか。そして、「モノクロパートは戦後の出来事を描いている」と認識できれば混乱は避けられると・・。 監督のクリストファー・ノーランは「オッペンハイマーという人物をより完全に理解するため、2つの視点を対比させたかった」とインタビューで語っている・・。聴聞会での原子力委員会議長(ロバート・ダウニー・Jr.) 第96回アカデミー賞で、同年度最多となる13部門にノミネート。作品賞、監督賞、主演男優賞(キリアン・マーフィ)、助演男優賞(ロバート・ダウニー・Jr.)、編集賞、撮影賞、作曲賞の7部門を制覇。 クイーンの映画「ボヘミアン・ラプソディ」でフレディ・マーキュリーを演じた「ラミ・マレック」が出ていて、なんだか嬉しかった。◆ 「渡辺謙」 ノーラン監督とは「インセプション」でタッグを組んだ。「『クリス・ノーラン』は僕にとってだけでなく、多くの観客の脳内をかきまわす監督である。今も、この世界を終わらせてしまうかもしれない爆弾を作った男が、細やかに、エキセントリックに描かれていた。彼の幻覚の中にある、被曝の実態を世界はどう見てくれたのか。日本の観客にとっても観ておくべき作品なのだと思った」。 日本での公開がかなり遅れたのは、アメリカ目線での日本軍、原爆を投下された当事国としての立場と被害者感情など、いろいろ取りざたされたのでしょう。 もう一度、今度は “吹き替え” でじっくり観てみたい。 折しも、朝ドラ「虎に翼」で、1955年に広島と長崎の被爆者5人が国を訴えた原爆裁判があり、原爆投下が国際法に違反するかどうか、真っ正面から争われたことが描かれていました。NHK みみより!解説「虎に翼」解説(2024年9月11日放送) 原爆裁判と核兵器廃絶への願い 判決(1963年12月7日)で、原爆投下が「無差別爆撃であり、当時の国際法からみて違法な戦闘行為である」と明言しており、被爆者への支援では、「救済策をとるべきことに多くを述べる必要はない」とし、最後には「政治の貧困を嘆かずにはおられない」と述べて国に救済策を強く促す内容になっている。 判決はそのまま確定。主文の上では賠償を退けて国が勝訴しているため、国は控訴ができない。一方原告は、おそらく国際法違反の判断を維持するため、控訴しなかった。◆ 判決後は世論の高まりもあり、「原子爆弾被爆者に対する特別措置法」(1968)、さらに95年「被爆者援護法」がいずれも施行されている。 判決は英訳されて海外でも知られるようになり、96年、国際司法裁判所は勧告的意見で「核兵器の使用や威嚇は、一般的には国際法の上では人道主義の原則に反する」と記されました。 さらに2021年発効の核兵器禁止条約では「核兵器の使用は非人道的で国際法に違反する」としています。 日本反核法律家協会の大久保賢一会長は「国際司法裁判所の勧告的意見を経由し、核兵器禁止条約へと継承されている。原爆裁判は現代に生きているのだ」と指摘。 原爆裁判と司法の判断。それは決して終わった話ではない。 核兵器に限らず、市民への攻撃や不当に多くの巻き添えを出す「無差別攻撃」は国際法で禁じられているにもかかわらず、多くの子どもたちが犠牲となっているガザ地区など、いまも世界で繰り返されている。
2024.09.24
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♪ ジャンジャンの竹山を収めたLPの津軽三味線懐かしきかな「吉田兄弟 デビュー25周年47+1都道府県ツアー」 ー極生ー 開場13時30分、開演が14時というのに、家を出たのが13時。間に合ったはいいが、駐車場は一杯で駐車できない。そのまま外へスルーすることに。どこかの路地にでも停めようかと、裏通りへ。路地の奥の方の草ぼうぼうの空き地で何やら車の誘導をしている人がいる。 “こういう日を狙って民家が有料駐車場にしてるのか?しょうがない、行ってみるか” ところがここは、ホールの臨時駐車場だった。係員が「ここは出口です。ここからは入れません」というが、もう入ってしまっている。しょうがないと思ったらしく、奥の1台分空いている場所に誘導してくれた。 車から降りて向こうをみると、係員が二人いて反対側の入り口に何台もの車が並んでいる。 ありゃあ、悪いことしちまったなぁ。でもラッキーだった。入場したら開演5分前だった。 いきなり演奏が始まって、荒々しい津軽三味線を想像していたので最初はちょっと戸惑った。繊細な旋律と演奏に、抱いていたイメージが追い付かず、自作の曲の出来を疑い、二人の演奏レベルを訝るような感覚があった。 しかし曲が進むにつれて、巧妙なテクニックと津軽三味線の別の面─リリカルな側面─を表現を追求していることに気づく。 ただ曲の展開にパターンがあってもう少しデュオの多様性が出るといいと思ったりもする。掛け合いの醍醐味は見せ場でもあるが、片方の音程が不安定だった感じがあり、今一つ乗り切れない。 やはり最後の「津軽じょんがら節」が最高だった。これは素人の言うことで、通の人が言うことではないのかもしれない。パイプオルガンでも、素人は「トッカータとフーガ イ短調」を聞きたがるのと同じで、そういう耳なじみのものを聴くと安心するのだ。 この曲は演奏し慣れているし、そのジャズと同じ即興演奏は奏者によって変わるのが「じょんがら節」の特徴でもあり、それを延々15分ほどもやって見せたのだから聴衆も大満足だったろう。間に拍手も起り(MCで催促した)、奏者、聴衆ともに一つになって大いに盛り上がった。 アンコールでは “カメラ撮影OK” として、「SNSにどんどん載せてください」とまで言うあたり、今風の乗りでPRも忘れない。1時間半ほどで途中休憩もなかった。 全国ツアーの最中で、前日は群馬県、翌日は和歌山県への移動があり、このくらいが限度なのだろう。 吉田兄弟(吉田 良一郎 / 吉田 健一)プロフィール 最大キャパ1000人で、ほぼ満席だった。指定席 前売3,000円はちょうどいい料金だったのだろう。大ホールの「もちのきホール」は複合施設の一画にあって、身近な感じがして入りやすいのも良い。 午後3時半には終わって、主婦でも知人とゆっくりお茶して帰ることができる。 能登で大雨。地震での被害の癒えぬ間に水害という悲しい日でもあった。津軽の方も大雨だったのだろう。こっちはは大した雨も降らず、何の問題もなかった。 津軽三味線の楽曲の原型は瞽女のの三味線と言われ、門付などで生計を立てていた歴史が背景にある。厳しい過酷な音楽でもある。高橋竹山のレコードを聴きたくなった。
2024.09.23
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♪ 日本をリスペクトする世となれば自信持つべし魂(たま)誇るべし もう誰も止められない!2日間の固め打ち。「ショー!タイム」なんて言ってられない、まさにワンマンショーだ。 大リーグ史上初の「50-50」を達成したかと思えば「51-51」までやってのける。その翌日には「52-52」まで積み上げてしまった。 2試合で10打数9安打12打点、ホームラン4本、3盗塁。 化け物、超人、マジンガーZ。漫画でもここまでは書けない、怒涛の進撃。想像を絶する夢幻の世界だ。不振の後、完全に「ZONE」に入ったようだ。◆ ◆ 前日までの成績 ◆ ◆中日新聞 このドジャースの本拠地はロサンゼルスにある。同じロスで同時期に、別の日本人が快挙を成し遂げた。 FXのドラマシリーズ『SHOGUN 将軍』がエミー賞を受賞。エミー賞史上最多の18部門を受賞!作品賞、主演男優、主演女優他 主要部門総なめ制覇! 9月15日(現地時間) この4日後に大谷が「50-50」を達成。このニュースが話題になっている最中の活躍で、ほぼ同時期の快挙といってもいいでしょう。 本作は、同賞のドラマシリーズ部門にて、主要部門を含む本年度最多25ノミネートを記録。キャスト陣に加え、スタッフ陣も数多くノミネートを果たし、史上最多11名の日本人がノミネート。先日発表された、主に製作・技術に携わった人々に贈られる「クリエイティブ・アーツ・エミー賞(Creative Arts Emmy Awards)」では、7名の日本人を含む、最多14部門を受賞するなど、主要部門の授賞式を前に同賞を席巻。 この時点ですでに史上最多受賞作品となり、本日のエミー賞主要部門の発表で、どこまでその最多受賞記録を伸ばすのか、その行方に世界中が注目をしていた。 その結果、競合作品がひしめく中で【作品賞】を堂々の受賞。本作でプロデューサーを務め、徳川家康にインスパイアされた武将・吉井虎永を重厚に演じた真田広之が、【主演男優賞】を獲得。これは、1980年にドラマ化された『将軍 SHŌGUN』で、主演を務めた三船敏郎が受賞を逃していた賞で、真田が悲願の受賞を成し遂げる形となった。 更には、英国人航海士<按針>通詞であり、虎永のもとで戦乱の世を8強く生き抜いた鞠子役アンナ・サワイが【主演女優賞】。そのほかにも【監督賞】を受賞するなど、主要部門も軒並み制覇し史上最多18部門を受賞と最多受賞記録を更新。まさにSHOGUNが堂々の天下獲りとなった! Disney+(2024年9月17日)より このドラマを制作するにあたって、真田広之は「本当の時代劇を作る」ことを命題にしていたという。様々な取り決めを設定し、畳のサイズなど、全てに妥協しない徹底的な管理のもとに、800ページにもなるマニュアルを作成。撮影中以外でも土足で畳の上を歩かないなど、立ち居振る舞いから精神性まで、本物を貫き通したという。 ◆ ◆ ◆ 日本の武士の本当の姿を世界に知らしめることができた。 真田広之の妥協しない姿勢と武士道精神。大谷の謙虚で一筋のスポーツマン精神性と、不言実行の努力と実績。 「できるか、できないか」ではなく、「やると決めたら、やる」「そのためにどうするべきか、だけを考える」。それが大谷翔平の生き方だし、真田広之も同じ哲学を持っているに違いない。そしてちゃんと結果を出している。 そんな彼らを、野球ファン映画ファンだけではなく一般の人々もリスペクトする。ここ最近の日本人のイメージは、10年前とは大きく違ってきているように思う。180度ひっくり返っているのかもしれない。 それがインバウンドにも反映しているにちがいない。
2024.09.22
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♪ 植物のごとく一つの場所に生くかれらに生き方教わりながら 猛暑が続き、わが狭庭は、枯らしてはならぬとばかりに朝晩の水遣りをし、暑いので手入れなどする気にもならず、放ってあった。伸び放題で、局地的ジャングルみたいなっている。 土の部分がなく、草木がほとんどない周りの新築の家とは極端すぎるほどの違いがある。 歌壇ような花を愛でる雰囲気はまったく無く、ただただ植物たちが葉っぱを広げているばかり。植物と共存するというイメージばかりの箱庭ジャングル。 かろうじて咲いている花のなんと貴重なことか。いじらしくもある。短歌を詠んでいるものにとってこの程度の庭しかないのが口惜しいが、短歌は後付けなので仕方がない。 宮城野萩もようやく咲き始めたようだ。これが咲き出せば多少は華やかさが出るし、少しは秋らしい風情を見せてくれるようになる。★ 万葉集で最も多く歌われているのは萩(万葉表記:芽子 波岐)で140首を超えている。ヤマハギ、ミヤギノハギ、ツクシハギ、マルバハギ、ニシキハギが代表種で、ヌスットハギ(ヌスビトハギ:盗人萩)というのもある。 パークロードには何種類かの萩が植えられている。道を狭めるほどに繁茂していて、その種(アレチヌスットハギ:荒地盗人萩)がヒッツキムシとなって靴に付いてくる。 今年はコナカイガラムシやハダニがやたらに蔓延っている。 グリーンカーテンにしている朝顔の若い蔓にコナカイガラムシ、葉にはハダニがビッシリ。気づけば唐綿にも伝播していた。暑くて消毒する気にもならない。 この庭では貴重な花。 朝顔はカンカン照りの場所では可哀そうだ。半日蔭くらいの方が綺麗に咲いてくれる。キバナコスモスは逆にカンカン照りが好きみたいだ。 ハツユキカズラは、肥料などなにも施していないのにこんなに大きくなる。条件さえ整えば「土と空気と水だけ」で育つ植物って、ほんとエライものだと思う。 東北・北陸地方で大雨が降っているらしいが、太平洋側は晴れている。それでも大気が不安定で、雲が次々と流れていく。明日も場所によっては大雨が降るという予報だが、この地方では確率50%程度。降ってほしいがどうだろう。 レーダーに雨雲は映っていないが、雲はつぎつぎと形を変えながら南西から北東へ流れている。
2024.09.21
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♪ 満席が空席になるまでの間の八十七年分の二時間半 昨日は喫茶店で87歳のご婦人と用事があって待ち合わせ、2時間半も喋っていた。「さわらび短歌研究会」のリーダーだ。この日は日赤病院に行く日だったとかで、そこから直行して来たのだった。 話をしたくてしょうがない事柄が頭の中に渦巻いているのに、話が分かってちゃんと聞いてくれる人がいない。日ごろから欲求不満が溜まっている様だった。私も、昔はどんな人とでも話ができるという変な自負を持っていたこともあって、“普通じゃない人” と話をすることが案外好きなのです。 話題が切れることなく、自慢話的なものと思えば思えなくもないが、事実有ったことをそのまま伝えたいだけ。こちらにもそういう部分があるのだからお互い様だ。 一つの話題が出るとそれにまつわる話題がどんどん出てくる。言いたいことがあればすぐに口に出てしまうタイプ。自身がヴァイオリンをやっていたという話から五島みどりへ、そして鈴木メソッドから鈴木ヴァイオリン製作所へ。そのオーナーが音楽を学びに行った時の案内にアインシュタインが来たという話へ、ZONEに入ったことがあるという話から井上尚弥の話しへと、蜜を求める蝶のように次ぎから次へと移っていって止まらない。 怖いものなしなのだから、言動が凡人とは違うわけで、周りとは馬が合わない。常識的な当たり前の話しなどしたくもないというところなど、私との共通点もたくさんあって話が弾む。 父親に小さい時に死に別れているものの、その弟が衆議院議員で何かとよく可愛がってもらったらしい。それで普通の人が体験できないことを経験し、やりたいようにやって来た人生が面白くてしょうがないという。そういうところは自己抑制の塊みたいに生きて来た私とは真逆なのに、相手の言っていることがとてもよく分かる。「20年前に会いたかったですね」と私が言えば、「そうそう、そう思いますね」と意気投合。人は生まれた環境によって基本的な部分は決まってしまうものと思っているが、案外そんなことは小さなことなのかも知れない。 こんなことを書きかけたら、大谷翔平が飛んでもないことになっている。 6打数6安打、3打席連続のホームラン、打点10、盗塁2。あっさりとメジャー史上初である「50-50」を達成し、「51-51」まで伸ばしてしまった。歴史的瞬間だったが、完全にゾーンに入った感じ。まるで漫画みたいな活躍と試合だった。 今日のニュースはこれで決まり。全てが霞んでしまう。総裁選のグダグダはもう聞きたくないし、馬鹿みたいな報道を続けているテレビ局も、ニュースの差し替えに忙しいことだろう。 総裁選の方が大事?! 中身を知らないからそんなことが言えるのだ。
2024.09.20
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♪ うろこ雲の穏やかな空に風もなし巷は熱き生存競争 6時過ぎにウォーキングへ。家を出る前に救急車が近くに来て止まった様だった。早朝から急病人が出たのだろうか。 外へ出てみると隣保班の一軒で、入院していたご主人が自宅療養しているというお宅の様だった。隣保班とて全く交流がなく、何も知らないでいる。 今は、救急車とレスキューが一緒に来ることになっている。 しばらくして追い越していった。西知多総合病院に搬送されるようだ。傘寿なので、先日、偶然に会って立ち話した、気管支肺炎で大変な思いをして回復した人と、全身の筋肉がダメになってなんとか生還した人と同じ年齢だ。 80歳という節目には、どうも肉体的な関所のようなものがあるらしい(人によって2歳くらいの+-がある)。私はあと5年でその関所に差し掛かる。5年なんてあっという間だ。 ウォーキングも疲れやすくなっている。坂を駆け上がるのは続けているが、日によって体調にバラツキが出るようになってきた。疲れも残ったりするし、間が空いてしまったりする。 体力、体調のバロメーター最初は蹴上の小さな60段。 本番は秋葉神社の120段 いずれ、“家の階段の上がり下りができなくなるのは間違いない” という事で、「1階を改造して、下で寝られるようにするべきだよ」と、カミさんが以前から言っている。ここへきて、「早く決めようよ」とせっつかれている。 仕事関係のものが置いてある部屋と、染色場に分かれているのを一部屋にする必要がある。なかなか処分できず、踏ん切りがつかないでいる。まだ現役で頑張っている仲間もいるし、男はそう簡単に断捨離はできない。 いつも通る石材店の脇に、最近、樹木葬の幟が立ててある。お墓に対する考え方が変わり、墓石が売れなくなっているのだろう。背に腹は代えられず、時代に合わせた新しい商売を模索しないといけない。 私は昔から葬式仏教を否定している。最近、ようやく時代が私に追い付いてきたなぁと思ったりしている。 「スーパーセンターOKUWA 知多店」がオープンしているし、この10月に「HEIWADO」がオープンする。人口が減っていることに対応して企業は生き残りをかけ、顧客の奪い合いに入っている。 あからさまに、至近距離の場所に仕掛けていく強気の企業もある。TVでじゃんじゃかPRして知名度を上げ、足元からじわじわと顧客を奪おうという「チョコザップ」。 スーパーヤマナカの向かいに「チョコザップ」がすでにオープンしている。 すぐそばにある「フィットネスクラブ・ラサンテ」の後に、昨年オープンした「FIT-EASY」から150mほどしか離れていない。喧嘩を仕掛けた格好だ。 100円ショップ的発想で、至れり尽くせりのサービスをちりばめて、今風の人々の気質をくすぐってくる。珍しい数珠玉小式部。紫式部より小さい。 朝倉団地の地域猫。耳カットがしてあり、猫好きの人が餌を与えているようだ。 人慣れしているかと思いきや、にゃーにゃー鳴いて「近寄るな」と言っている。エサをくれない人には興味ないってか。 この日は12,000歩ほどで、時間も遅かったこともあって挨拶した人も少なかった。中4日も空いてしまったが、そのお蔭でいつもほどの疲れは感じなかった。
2024.09.19
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♪ 白露のとどめむ草を照らしつつ月冴え冴えと空わたりゆく 夕べの十五夜、9時ごろに南南東の空に輝くのを眺めることができた。南中近くの11時ごろにベッドがら眺めるつもりだったが、位置が悪く観ることができなかった。 酒を飲みながら雅な歌でも詠んでみようと思ったが、日常が日常なので、つまらない歌しか浮かんで来ない。それでも粘って、なんとか6首を詠むことができた。♪ いにしえの月を観ているその証千年前の歌よみがえる♪ 夜勤のあるわかき隣人十五夜にいつものように戸を閉ざしおり♪ 熱帯夜にお月見をする令和なり気象予報士が雅を語る♪ 南中の月は見えざり独り寝の閨(ねや)のすすきのかげ淋しけり♪ 月観れば木橋を渡りゆく牛車思い起こさむふるさと杳かーー たのしい万葉集:月を詠んだ歌 ーー アランが久しぶりにベッドに乗ってきたものの、まだ27℃ほどもある熱帯夜だ。数分でベッドから下りてしまい、すぐ下で横になっていた。扇風機のコードが・・
2024.09.18
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♪ 団塊は昭和の滲みをひけらかす郷愁というは病かもしれぬ 今日は十五夜。中秋の名月。月の満ち欠けをもとに、1か月の日付を決める太陽太陰暦(旧暦)の8月15日の夜に当ります。 旧暦では1年を3か月毎に分けて、1月〜3月を春、4月〜6月を夏、7月~9月を秋、10月〜12月を冬としていて、秋の真ん中にあたる8月15日を中秋とし、その日に見える月を中秋の名月として愛でるようになったんですね。 中国から伝わって、日本では平安時代(794ー1192)から始まったという「お月見」。貴族たちは、月を眺めながら和歌を詠む「観月の宴」を開いたり、池に月を映して、風景とともに楽しんだという。 万葉集は629-759の131年間の歌か収められています。平安時代はその文化を引き継いでいるわけですね。自然に包まれて生活していた時代。自然しかない無いわけですから、自然を愛で、いかに楽しむかが重要だったのでしょうね。 短歌は1000年経っても未だに受け継がれていますが、お月見となるとほとんど絶えてしまっている。歌詠みとしては一首詠んでおかねばと思う。今晩は、赤ワインでも飲みながら月を愛でると致しましょう。 中秋の名月と満月は必ずしも一致しない。「満月」は、月、地球、太陽の位置関係で決まるため、新月から満月までの日数は変動して13.9〜15.6日かかる。それで旧暦15日とは合わないことも多くなるんだね。 現代人は、自然から遠く離れたところで電気・電子機器などの人工物に囲まれて暮らしている。 月を眺めることが1年に何回あるだろうか。1度も見る機会がなかった人も多いんじゃないかな。 昨日、2時半ごろになってふと思いついて、ハゼ釣りに行ってみた。家を出て車を運転している間に、そういえば連休中で “たくさんの子どもたちがハゼ釣りしているんじゃないか” 、とその姿が目に浮かんできた。松江市大橋川での親子ハゼ釣り大会(2021年10月9日) 子どもは釣りが好きだ。ゲームで遊ぶのとは違って、自然と触れ合いながら見えない魚とのやり取りが面白いのだろう。 しかし、中潮の上げ潮も半分以上過ぎて帰える人が多く、子どもの姿はなかった。上げ始めて少し経った13時頃に行くべきだった。 釣果も思わしくなく、20㎝ほどのセイゴとハゼ10匹ほど。まあ釣り過ぎて困るよりはいいかなと。 ブログを確認すると、昨年も同じ時期(9月16日)に行っていて、大潮だったので午後4時ごろから釣って満潮時に帰ったようだ。2時間で30匹も釣っている。
2024.09.17
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♪ 伸びてゆく記録に水をあけられてますます数の減りゆく子ども 今年漬けた梅干しを頂いた。猛暑に耐えるわが元気玉。8月中に持ってきてくれるはずだったが、都合で少し遅れたがとても嬉しい。 紫蘇を使ったものと紫蘇なしの2種類。酸っぱい王道をいく梅干だ。 本格的に各種のパンを焼きマルシェに出したりする、なかなかの腕を持つセミプロの2児の母。若い頃に私のところに絞り染めを習いに来ていた、山口智子似の絵の上手な娘さんだった。一昨年も頂いていて、味は折り紙付きのすぐれもの。 長男が、米シカゴに自動車関連をはじめとする機材の製造メーカーに勤務。一緒に来た長女は、今年 IT 企業に就職したらしい。手製のノートを上げた。★ 暑かったこの猛暑も20日過ぎにはようやく収まりそうで、せっかくの梅干しは来年のお楽しみとなりそうだ。 秋雨前線が南下し停滞する見込みで、場所によっては大雨が降るようだ。ウェザーニュース 平年よりも高い気温の日が続くものの極端な暑さは無くなり、低気圧や台風の影響で雨の多い日がつづくようだ。 北海道は冬の顔を見せる日があり、東日本も急激に気温が下がったりするので要注意だね。 ご主人は団塊ジュニアの少し前に当る50代。人口が一番多い世代だという話になった。「株式会社プリエンドマーケティング」CEO及び「一般社団法人プリエンド協会」終活サポートパワーチームリーダー。「終活ビジネスDX企画」として様々な活動をしている。終活ビジネスというもっともトレンディーな仕事をしているわけで、今後ますます発展する世界だろう。全人口の約3割が高齢者となっており、さらには前年比+0.14%と上昇が続いている。日本の高齢化率ランキングは、世界217の国・地域の中で2位。1位はモナコで、35.79%。対前年増減率は-0.13% 16日は敬老の日ということで、それについてのニュースが多い。知多市では100歳以上が62人いるとの記事と関連の事を9日のブログに書いたばかり。 65歳以上の高齢者は推計で3625万人で、昨年より2万人増えている。人口は逆に59万人減少している。 高齢者の就業率は25.2%に上り、仕事に就いている人全体の割合でも13.5%を占め、およそ7人に1人が高齢者という高齢大国。★ 「合計特殊出生率」は、出産可能な年齢を15 歳から49 歳までの女性と規定し、年齢階級ごとの出生率をもとめ、それを足し合わせることで1 人の女性が一生に産む子供の数の平均。 出生率は最低水準ながら、健康寿命は最高水準。かくしてますます少子高齢化が進む。 高齢で働く人が増えている。総務省が行った労働力調査で働く高齢者の数は、去年、914万人と過去最多を更新。男性が前の年から4万人減って534万人だった一方、女性は5万人増えて380万人となっている。 また、高齢者の就業率は25.2%で、4人に1人以上が働いていて、このうち65歳から69歳の就業率は52%と半数を超えている。今後も働く高齢者が増える傾向にある。
2024.09.16
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♪ おもむろに鳴き出している法師蝉徒爾の万博尽く尽く防止カジノ側(北)からの様子向こうに見えるクレーンの林立する場所が「カジノを含む統合型リゾート施設」30年秋ごろの開業を目指している。 進捗状況は芳しくない。2か月前とさほど変化がないように見える。 大阪万博は2400万人の入場者を見込んでいて入場券の販売目標2300万枚と試算。そのうち6割の1400万人が前売りを買うと見込んでいる。そのうち、300万枚を関西経済連合会(関経連)へ副会長を輩出している16社に割り当て、販売数の確保をもくろんでいた。(700万枚ほどを経済界の購入を当て込んでいる。) 1枚6000円、1社15万~20万枚となり、13億5千万~18億円ともなれば簡単な数字ではない。 6月19日の段階で280万枚で2割にとどまり、7月3日時点での販売は318万枚にとどまっている。 6月27日に開かれた理事会では、建設の遅れが指摘される海外パビリオンを巡って、日本側が新たに50億~76億円を負担することを決めた。9月に、パビリオン関係で当初見込んでいなかった費用が生じたとして、52億~62億円を計上することが判明。 130億円の予備費の半分近くを使う可能性があり、今後のコスト増によっては予備費で賄えなくなるおそれも出てきているという。協会はタイプXの25棟分の資材の確保と設計を大手ゼネコンに頼んだが、参加国の意向を聞き、9棟に減らした。そのため、先行した設計費と16棟分の資材のキャンセル代が約4億円発生している。 次々に追加費用が発生している。今さら止めるわけにもいかないこのツケを、払うのは国民の血税だ。 そうでなくとも火の車の台所の日本。 東京オリンピックの総括もされないまま、粛々と税金が土砂災害の前触れの漏水のように流れ出ている。★過去のブログ「万博が頓挫しかける ゆで蛙」(2023.07.01)「ドブに金を捨てるようなイベント」(2023.12.28) 前売り券は、スマホで使う電子チケットのみで、来場日時の予約が欠かせない。万博会場が大阪湾に浮かぶ人工島で、会場アクセスに制約があり、来場者が特定の日時に集中しないようにつくったしくみだ。 売れ行きに伸び悩み、新たに10月から全国のコンビニで紙の前売りチケットを販売することを決め、てこ入れを図るのだという。一部で予約なしの来場もできるようにすることにするらしい。 ただし、電子チケットを原則とする方針は変えない。 紙チケットは個人客をターゲットにしており、約200万枚の販売を想定した場合、システム改修などで21億円の追加費用が生じる。1160億円の運営費の枠内で収める方針だとか。 すべての計画が金のかかるものになっている。あたかも最初から金を注ぎ込むことが目的じゃないかとさえ思う設計・計画だ。無尽蔵に国債を発行して賄うことが基準になっている。 大義名分を創り上げて戦争をしたが、るどこぞの国家指導者にどこか似ている。
2024.09.15
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♪ ゆきあいの空さえ見せず乾坤に夏が居座るガガイモの花サッカー場に群れる椋鳥。 ♪ 仕事を辞め毎朝歩いているという同年婦人の柔きほほ笑み♪ 晴れわたる空に猛暑の兆しあり梅干し切らしている敬老の日前♪ 体力のバローメーターにと駆け上がる神社の階段いつもより長し♪ 駆け上がる百二十段この頃は半ばに一息空ふり返える♪ 八歳のポメラニアンは疲れしらん腕に抱かれて我を見るなり♪ グランドに足袋型シューズ履く人の「良いか悪いかよく分からない」♪ 百舌鳥の声を聞いたばかりの青空を白雲ながれて鶯の声♪ 右足の静脈瘤をさらけ出し声をかけたる二十数人 今朝は6時にウォーキングに出た。いつも北の空はピーカンだ寺本駅の階段から朝日を眺める久野庄太郎の生家愛知用水発祥の地定点観察する秋葉神社階段の途中からの眺望今年の稲の作況は良さそうだゲリラ雨雲?山萩の繁茂するパークロード「シオン(キク科)」しおん / 紫苑 朝鮮半島、中国東北部を中心とする北部中国、モンゴル、シベリアに分布し、日本では九州と中国地方の山地の湿草原にまれに生育する。地下にある短くやや肥厚した根茎を乾燥したものを漢方で紫苑という。平安時代から観賞用としても栽培されている。
2024.09.14
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♪ 調息に血圧下げる検診時かつて睡眠時無呼吸ありぬ 今年も住民健診の日がやって来た。 いつものごとく血圧測定の数値が「171─107」とかなり高く出た。深呼吸などして少しおいてからもう一度測ることになる。それで得意の深呼吸をして測ると、なんと「130─109」と出た。 昨年は、175 → 145 と「30」も下げて看護婦が驚いていたが、今回はそれ以上の「40」も下がった。自分でもびっくり。 歳が歳だけに150ぐらいあっても不思議じゃないが、130とは自分でもびっくりだった。 いわゆる診察室血圧というもので、高めに出ることが多い。実際の値はもっと低いはずなのだ。 どうやって下げたかというと、禅瞑想の呼吸法をするのです。以前にも簡略したものを書いたことがあるので詳しくは書きませんが、要するに「ゆっくり」した「長い(深い)」呼吸をするのです。とてもいい本で、本当の座禅のことなど目から鱗のことが書かれています。廃番になってますが、アマゾンに中古本があるようです。 2度目の計測までは数分間で、その間にいかにリラックスして深い呼吸をするか。1分間に4~5回程度のもので、数を数えながらやるといい。吐く息を吸う息よりも長くするのが重要で、例えば、吸う時を「5」とすると、吐くときは「7」という具合に。 目をつぶって(本来の座禅は半眼)、周からの情報を絶って、意識を集中するんです。慣れないと難しいですが慣れればできるようになります。「調息」と言って、呼吸を整えることで自己をコントロールすることができるのです。♡ 💛 ♡ 呼吸をゆっくりするということは、体の内部で、激しく活動するすべての自律神経の活動にブレーキをかけ、その活動を抑制するということなんですね。 緊張した時とか、イライラしている時など、この呼吸法が役に立ちます。嘘みたいに心が落ち着きます。交感神経を鎮め、副交感神経を高めることでリラックスできるのです。エンドルフィンの分泌が促進されるようです。 「吐く、吸う」のリズムが大切で、無理にやって呼吸が乱れては意味がありません。慣れないうちは「2─3」とかから始めると良いでしょう。是非、お試しを。 血圧の正常範囲は、上140mmHg以上、下90mmHg以上 といわれる。一般的には虚弱な体質も考慮して、低く設定されている。 今回、下の血圧が高いのが少し気になる。下の血圧が高くなるのは、身体の末端にある「末梢血管」が硬くなっているから。心臓から遠い場所にある末梢血管は細いため、動脈硬化があると血液がスムーズに流れなくなってしまう。 動脈硬化によって本来の弾力性を失った血管は、血液の圧力をそのまま受けることになり、血圧が高くなる。下の血圧だけが高い状態であっても「高血圧」とみなされるとか。 心拍出量が少ないことが考えられ、次のような人がなりやすい。「*若い人 *更年期の女性 *肥満 *運動不足 *喫煙している *アルコールを過剰摂取している」どれも該当しない。 「脈圧」(上の血圧から下の血圧の数値を引いたもの)の正常値は、脈圧40~60mmHg以下程度とされている。70以上の場合は動脈硬化が進行している可能性があるという。今回の値では「130-109」で「21」。全く問題ないと思われる。最初に出た「171─107」でも脈圧は「64」だ。大阪大学大学院医学系研究科 老年・総合内科学 ただ、ふくらはぎの上部に静脈瘤(大伏在静脈瘤)があり、それと関係があるかと思い調べてみたが、あまり関係ないようだ。60歳前後をピークにその後はあまり悪化しなくなるらしいが、75歳ともなればあまり気にする必要はなさそうだ。 短パンを穿いていて目につくので、子どもに「それな~に?」なんて訊かれることがあるが、気にしないことにしている。♡ 💛 ♡注 日本老年医学会では次のように定義している。 老人「(1)65歳以上、(2)脳・心合併症がない。(3)独立独歩生活可能、(4)痴呆がない、 (5)貧血、肝障害、腎不全、薬物を必要とする糖尿病、肺機能障害、弁膜症、著明な不整脈がない、(6)神経、運動器疾患で500m歩行不能の者は除く ── 条件を満たした65~94歳の老年者2,000人以上の( 降圧薬を服用しておらず、肥満・るいそうがなく、心電図異常所見がない者)データから」 正常血圧値の上限は, 収縮期血圧140~150mmHg, 拡張期血圧80~89mmHgとしている。今朝の富士山(精進湖)
2024.09.13
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♪ 雲上より地上を見ればおおらかな時の流れに生きてる我ら暑い、あつい、アツイ!連日の猛暑。関東じゃ軒並35℃超えが続くらしい。 雨上がりの早朝ウォーキング向こうから挨拶をくれた。パパイヤの実何犬? チワワだった。 この地方は、一部を除いてあまり雨も降らず、未だに庭の水遣りから解放されない。 予報では来週木曜日以降は崩れるようで、気温も30℃を下回るようだが、果たしてどうだろう? 台風10号が近ずいたとき、うっかり水遣りを忘れた朝顔が枯れかけて、葉っぱが半分落ちてしまった。ようやく花が咲き始めたというのに・・。葉っぱが多すぎたのでちょうどいい具合になった? 毎日、せっせと水遣りをしてどうにか花の姿を維持している。 黄色系と紫系の補色関係の花が、良い具合に咲いてくれている。(拡大します) 大気が不安定で、あちこちで入道雲が出現して空が賑やかだ。雲フェチの私がが放っておくはずがない。
2024.09.12
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♪ マスク美人は歯科医師の前に秘をさらす腹の底まで見られるごとく今朝の精進湖 富士山の顔 8月21日に部分入れ歯を作り変えている。最後に、表面を磨いて終わりにしましょうという事になり、きのうそれをやってもらった。 処置が終わって最後に、「3カ月に1度メンテナンスをすることをお勧めします」と言い、「保険対応のものと保険の利かないものがある」と言ってきた。 そんなことはじめて聞いた。「保険対応だと時間も短いので、すべてをきれいに出来ない場合があります。保険が利かない方では、1時間ほどかけてやるのでとても安心です」みたいなことを言う。値段は?と訊くと、保険だと3000円だが、9,900円ほどかかるという。歯の表面を磨いただけで、こんな明細になる 以前、この歯科医院で治療前の説明の時に「前にかかった時に定期的なメンテナンスの話しがなかったんですが、どうなんでしょう?」と訊いてみたところ、「3カ月に一度は必要ないですよ。歯周病も無いしきれいですから、5カ月に一度くらいでいいですよ」と言われている。 別の歯科衛生士だろうが、今回の歯科衛生士は、全く違う事を言っているわけだ。★ 他の歯科医院でも、保険対応外のメンテナンスを勧められたことなど無い。カミさんの働いている歯科医院は、保険対応で当たり前に45分ほどかけて、きれいに掃除をしているという。それ以外のものの選択肢は無いという。 一体この歯科衛生士は何をもってこんなことを言っているのだろうか。また、病院としての統一性がなく、バラバラな対応をしている。ポイント制で成果によって報酬がもらえる何か、選択できるようになっているのだろうか? 支払いの時に、「3カ月後の予約は、いつがいいですか?」というので、こっちから電話します言って断った。心はすでに決まっている “5カ月後くらいに電話すればいい” と。 先生がしょっちゅう変わるし、HPにも名前を載せていないかった。研修医を受け入れていると書いてあっが、今はどうなんだろう?(今はごく簡単なものに変わっている。) 実際には、“丁寧にやってくれている” という印象を持っていて、腕が悪いなどと思ったことはない。むしろ、以前に掛かっていた歯科医院のオーナー先生よりは良いと思っている。その歯科医はかなり問題のある先生で、“腕はいいが、患者とのやり取りに問題がある” という風に思っていたが、医院を替えてからは、その抱いていた印象が「違和感から異常」に変わっている。★ 先生に遠慮してセカンドオピニオンを言い出せない人は多い。病院を替わると最初から同じ検査をさせられる。そこにも抵抗があって、なかなか替わることができない。 しかし、一度、違う先生に診てもらうと、見立や治療法など違う事も多く、医者と言えども “個人というものがいかに偏っているものか” がよく分かる。 歯医者でも人気商売という一面もあるのだし、コミュニケーションをとるためにも対面式にするべきだと思う。口のなかというデリケートな部分をさらけ出すのだから、信頼関係というものも重要に思う 愛知学院歯学部付属病院の場合、スペースがあるからできることではあるが、右前に先生がいて対面できる形になっている。お互いに顔を見ながら話ができるので、何かと都合がいい。先生の人となりが見てとれるし、病状の説明や治療についても対話形式で進められる。 通っているこの歯科医院は、狭い空間に治療椅子を押し込んで細い通路を何とか確保しているような状態だ。先生は後ろにいて、お互いに顔を見ることなく治療が始まり、終わればすぐにその場を離れてしまう。愛想もなにもなく、最後まで顔を見る機会がない。★ 理想は、「○○が担当します」と名乗って、患者の顔を見て話をするべきで、それは歯科衛生士でも同じこと。口の中を見られることに抵抗がある人もいるようで、そんな人にとっては有難いのかもしれないが、それはそういうものに慣れていないだけの事でしょう。 そういうものだと分れば、顔を晒して生きている人が、“口の中を見られることに抵抗を持つことはナンセンス” だと思うようになるんじゃないでしょうか。 治療後に質問があって、先生を呼んでもらって話をしたことがある。私のような図々しい人は良いが、遠慮深い人は何も言えないんじゃないかな。たまに、楽しそうに話している声が聞こえてくると、何だかほっこりする。
2024.09.11
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♪ 一日の有終の美を見たかりき雲のハラスがそれをさせない 少し前から赤トンボがたくさん飛ぶようになっている。暑いとは言っても「白露」ともなればもう立派な秋だ。 屋根の上に、交尾中の赤トンボがちょっと休みに下りて来た。赤トンボといっても種類が多く、判別はむずかしい。「*翅の先端部に黒かっ色の部分がある。*腹部だけが赤くなる。*胸の部分は黄色やかっ色。」これらからすると「リスアカネ」のようです。中型の赤トンボだ。 「マイコアカネ」に続いて今度はリスアカネがやって来たのだ。交尾していたところを見ると、この屋根の直下に3つあるメダカの鉢に産卵するのだろうか? 調べてみると、「産卵は空中から卵を振り落とす打空産卵で、水のない池畔の土や枯れ草の上で雌雄が連結して行う」とある。「秋に産み落とされた卵はそのまま越冬し、翌春産卵場所が増水して水面が上昇し水没した環境下で孵化し幼虫となる。」「水田やプールなどの明るく開放的な環境では見られないことが多い。アキアカネなどとは違い遠くまで移動することはなく、羽化後も羽化水域の近くに留まり、体が成熟するまでそこで摂食活動を行う。」とある。 この近辺の何処にそんな場所がある? 確かに田園都市として、周囲に田んぼや畑があるし、葦の生える湿地や溜池もある。しかし、ここからはかなり遠い。風に流されてきたのだろうか。 夕方、ウォーキングがてら、雲を見に伊勢湾の元横須賀港まで行ってきた。信濃川夕照 唯一夕陽が沈むのを見られる場所で、歩いて来られるし距離もちょうどいい。やっぱり、たまには海を見たいと思う。 鈴鹿の山は雲に覆われているようで、太陽の沈むのを事件現場を覆う幕のように隠している。中部国際空港へ向かうジェット機などが見える 大して面白い写真も撮れず、6時も回ったので港を離れた。 南東や南西の遠い空に積乱雲が夕日を浴びて色付いている。大気は相変わらず不安定で、局地的な大雨を降らせているらしい。鳥よけの鳥型カイトが棒に繋がれて、空中を翻っている。 この信濃川の夕景が好きだ。刻々と変化し、あっという間に沈んでしまう。季節によって太陽の沈む位置が変り、川面の見せる情景も変わっていくのも面白いし、秋の夕景が一番きれいなのは言うまでもない。 先日の歌会で「マジックアワー」という言葉を紹介して喜ばれましたが、そんな美しい空が見られるのはこれからの季節が一番でしょう。「太陽が沈む直前と沈んだ直後に見られる、40分ほどの目の覚めるような美しい空。(映画や写真の撮影用語)」と言われていますが、日没直後の数分間程度が一般的でしょうか。 とにかく、呆気にとられるほど美しいです。今朝6時。精進湖からの富士山
2024.09.10
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自分のブログ日記が、いつ何を書いたのか分からなくなってしまう。それで読み返すことができるようにと、アーカーブを設けてみました。● カナダにもついに山火事 地球危機(2023.06.)● 病んでゆくアマゾン(2019.09)● 「アフリカの角」が乾ききって(2022.04)● 暖冬とオーストラリアの山火事(2020.01)● 天候操作 神を超えた人工の技術(2013.08)● 砂漠地帯で大雨 ドバイなどで水害(2024.04)● 過去の高温ランキングで見る猛暑(2024.07)● 131億年前の銀河 超巨大ブラックホール(2021.06)● じわじわと犯されている北極圏→地球(2023.04.09)● 「大西洋南北熱塩循環」が消える・・(2023.07.28)● 「インド洋ダイポールモード現象」(2020.06)● 太陽の黒点と偏西風 地球の気温(2021.09)● 発生確率が一律でない ハザードマップ(2024.01.26)● ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた宇宙(2020.02)● 宇宙から来た遺産(2023.12)● 梅毒患者の数が2千人を超えた(2015.11)● 世間遺産という名の街おこし(2016.06)● マンガンノジュール 海底資源(2017.02)● 牛の糞から消臭剤 微生物の力(2023.09.12)● 野糞のすすめ(2024.07.16)● アオスジアゲハ羽化作戦(2023.05)● この辺りでは珍しいトンビの声(2018.10)● 海岸で一斉清掃 地引網は不漁だった(2017.07)● 現代人は自然を遠ざけて生きている(2022.01.15)● 昼間に星を見る(2010.02.02)● 大樹に惹かれる。バオバブという木の魅力(2014.11.02)● 菩提樹はややこしい(2013.06)● 蘭のキンギアナム ちょっと臭い系だった(2019.04)● ススキ、カリヤス和風テイスト(2008.11.18)● 「メタセコイア」と「セコイア」(2016.08)● 植物には生き残りの戦略がある(2019.05)● ニホンタンポポは本当に危機か?(2019.03)● カメムシ 驚くほど多彩な生物(2013.07)● セミの寿命は意外に長い(2019.08)● このお祖母さんあっての、この孫(2018.09)● 時間は全部が繋がっている(2016.04.30)● 山中湖そば、石割神社の階段が楽しい(2014.11.10)● 家の中で不審な物音が(2022.01)●
2024.09.09
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♪ 生物の細胞すべにすみついて地球を統べるミトコンドリア 敬老の日を1週間後に控えて、知多市の長寿番付を調べてみた。数え年100歳以上(大正14年12月31日以前前生まれ。8月1日現在) 62人。知多市長寿番付(掲載を了承いただいた方だけ、数えの年齢で掲載。知多広報 )敬称略*108歳 1人 藤ミくへ(大興寺 )*107歳 1人 古市ゆり子( 南巽が丘)*106歳 1人 伊藤まさの(佐布里)*103歳 5人 竹内タケ(岡田) 、 名越スミ子(長浦) 、 深川清二(八幡) 、安永よしみ(新知 )、平野さよ子(南粕谷新海) *102歳 9人 前田ヨシ子(金沢) 、水野ヒデ(梅が 丘) 、内山操(八幡) 、石井ちえ(大興寺)、大橋まさみ(新知) 、伊藤あさせ (八幡)、鰐部すみ子(八幡)、石井みち子(南粕谷本町)、 竹内安子(金沢)*101歳 10人 山崎まき(新知)、平松舒子(八幡) 、瀧塚美子 (岡田) 、藤井 リツ子(八幡)、伊藤兼吉(八幡) 、越川幸子(八幡) 、 杉山幸子 (新知台)、關明子( 新舞子) 、石濱まつ江(南粕谷新海) 、山﨑マサヱ(梅が丘)*100歳 17人 岩見田美智子(つつじが丘)、竹内美代子(岡田)、山本キミ(八幡新町)、内藤ヤヱ(八幡)、可児はな子(西巽が丘)、新帯雅子(日長)、早川廣子(八幡)、石井よ志(大興寺)、元松嘉枝(新知東町)、弓削廣子(つつじが丘)、土井直幸(大興寺)、舟橋清(新舞子)、石井はつえ(大興寺)、石川す江の(八幡)、尾之内千惠子(新舞子)、早川やえ(南粕谷本町)、坂野幸子(巽が丘) 高齢者の割合がどんどん増え、16年後には(大府市、東海市以外)30%以上になっていく。 全国では、2022年の100歳は9万526人となり、52年連続で過去最多を更新。増加幅が、2020年は前年比12.9%増、2021年7.5%増、2022年4.6%増と減少傾向にある。 2023年は1613人増加し、9万2139人となっていて、今年も大きな変化はなくそのまま推移しているのでしょう。 2067年には、100歳以上の人口が50万人に達するという恐ろしい予測数字が出ている。出生数を上回るのだとか。 しかし、減少傾向もありこのままセンテナリアンが増え続けていくかというと、疑問がでてくる。そのことは2022年のブログ(上の画像にリンク)に詳しく書いている。 100歳は別にして、健康を維持するために「ミトコンドリア」がいかに重要か。エネルギーを作り出す働きとその効果のほどを「2018.05のブログ」に書いたことを思い出し、再認識しています。 ミトコンドリアを増やすには 1、プチ断食・・・1日の摂取カロリーを3分の1程度にしてみる。空腹感を増すと、ミトコンドリアが増えて行くそうです。 2、ちょっときつめの運動をする・・・心臓がちょっとドキドキする程度の運動。エネルギーが足りないと感じてミトコンドリアを増やそうとする。 3、ALA(アミノ酸の一種)を多く含む食材を食べる・・・イカ、タコ、ほうれん草、ブロッコリー、ひじき、海苔、納豆、切り干し大根 そしてその重要性を訴える「免疫学の世界的権威・安保徹先生」についても触れている。*現代人の生活における問題点 いつも忙しく働いていて、睡眠時間も十分ではありません。自律神経には交感神経と副交感神経がありますが、忙しいと交感神経が刺激されて、血管は収縮し、血流に障害が起こります。 顔色も悪くなり、各臓器に血液が届かなくなり、臓器にも負担がかかる。ウイルスや細菌と戦う免疫細胞は主に血液の中で活動していので血流が悪化すると、免疫力が低下する。血流障害による臓器の負担増と免疫力の低下が体の不調を引起す。 免疫細胞が働かず臓器も働けない。同時に出現すれば、当然病気になる。日本人は責任感が強い。仕事の重圧が知らず知らずのうちに体に負担をかけている。 つらいストレスがかかっても、それを挑ね返す力があれば、病気にはならない。そのためには血流をよくすること。 体の中で熱を作りだしているのが、細胞の中のミトコンドリア。このミトコンドリアを活性化させることで体温低下を防げる。プロテインをとると筋肉はつくが、逆に疲れやすくなる。体温を上げたければ、野菜をとること。 ミトコンドリアは太陽の力で活性化する。低体温の人にガンが発症しやすいということもミトコンドリアが関係している。 詳しくは安保徹先生「独占インタビュー」「生き様を見直し自分自身が持っている免疫力を高めましょう」(RAINBOW)をご覧ください。 著書を読む方が良いのでしょうが・・。
2024.09.09
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♪ 朝顔のコナカイガラムシの白を指で潰さんやわき蔓さき 鰹節と鰹節削り器をいただいた。 買って使ってはみたけど上手くいかないので、使うのを止めてしまったらしい。そう、これって慣れないとなかなかうまく削れないよね。鰹の向きがあるし、下手をすると粉々になってしまう。 削りたては香りが良いし、いい味も出るのでカミさんが喜んでいる。しかしその削り方を見ているとまあ何とも幼稚なやり方をしている。それも、押すのではなく引いて削っている。 本当はこうしてやるもんだと教えても、聞こうとしない。どうにも頑固で、自分のやっていることを否定されるとカチンとくる性格。まあ私とよく似ているわけで、強くは言えない。 こうやってやると力も入って良く削れる。自分のやり方を通そうとして、私が削ろうかといっても「やらなくていい」と、断わってくる。「煮物にダシを出すために使ううんだから、粉になっても構わないの」の一点張り。★ 女の小さな手では力が入らず、きれいに削れないだろうと思い、ちょっと工夫して手を加えてある。抑えやすくなり、力が入れやくなった。 刃の付いている板を取って中身を取り出すようになっているので、刃の向きは自由に変えられる。しかし、せっかくのアイデアも無視して、変な持ち方で削っている。 勝手に削ってしまおうものなら、“削りたてが使いたいのに!勝手なことしないで” と怒るに決まっている。 9月7日は「白露」。期間としては23日の秋分の日の前まで。 昼夜の気温差が大きくなるこの時季は、朝晩に空気が冷やされ露を結ぶ。湿度を含んだ空気が冷気に触れてできる水滴は、朝晩の気温が低くなっている証拠でもある。自然界にあらわれる結露なんだね。「秋萩に置ける白露朝な朝な玉としぞ見る置ける白露」作者不詳 朝の光に白く輝く草の露を、古の人は「白露」いって愛で親しんできた。その美しさは「露華」「露珠」「玉露」などと、花や宝石にたとえられていた。「月の雫」も露の異称で、夜の間に月がこぼしていったと見立てられたもの。私の根っこプロジェクトより あと2週間足らずで、秋分の日がやって来る。「暑さ寒さも彼岸まで」というのは、今ではかなり怪しくなっている。今年はかなりずれ込むようで、10月になっても平年よりかなり暑いらしい。拡大します
2024.09.08
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♪ 白け鳥の飛びいる空に湧く雲のすがたあやしき総裁選挙 台風11号は最も海水温が高いところを通って、さらに発達する見込み。7日00時には中心気圧は905hPaまで下がり、最大風速は55m/s、最大瞬間風速は80m/sと予想されている。 今までこのエリアで、ここまで気圧が下がったことはないという。 中国の雷州半島や海南島では猛烈な風が吹き荒れ、大荒れの天気のようです。大雨で甚大な災害が起きる恐れがある。 その後、次第に勢力は弱まるものの、ベトナムでも荒天が予想されるとか。 乱気流が渦巻いているのは自民党の総裁選も同じだ。 つぎつぎに発生している低気圧。選挙が終わった後、千切れた破片がぶつかり合ってカオス状態にならないとも限らない。「 “ぼくも、わたしも、やってみた~い” とばかりに手を挙げて、まるで小学生の学級委員選挙みたい」と、誰かが言っていた。 改憲を持ち出して、あの裏金問題を無かったものにしようとしているところなんか、とても小学生にはまねができないが・・。 茂木幹事長が出馬表明して、政党から議員に支出される「政策活動費廃止」を訴えて引っ掻きまわせば、小泉進次郎氏も出馬表明して負けずに、「政策活動費」を廃止し、国会議員に支給される「調査研究広報滞在費」の使い道を公開し、残った金額の国庫への返納を義務付けるとか言っている。 彼は経験もたいした実績もないのに、言葉をうまく操って行けば何とかなると思っているのだろうか。★ 国家の最高権力者であり最高責任者である者が、小学生の学級委員選挙みたいなことをやっていると思われていること自体が情けない。「あなたは、本当に国のかじ取りができるとお思いですか? 岸田総理が、あれほどあたふたとして後手に回り、目先の人気取りに終始したにもかかわらず、支持率は下がる一方だったことを、知らなかったわけじゃないですよね」 テレビへの露出度を競い、知名度と人気取りのために一生懸命。国民に人気があれば総理大臣が務まるとお思いですか。 もしそうお思いでしたら、いっそ「ひふみん」みたいに「吉本興業」に登録されたらいかがでしょうか。 TVに出て、田崎史郎氏(安倍晋三と親交が深かったことで知られる。2013年、自民党の政党交付金から組織活動費名目で資金提供を受け、菅義偉・岸田文雄の政策擁護を繰り返している)と、掛け合いで政治漫談でもやったら(少なくとも自民党支持者には)受けるんじゃないでしょうか。 今また台風発生の可能性が高くなって来ている。海水温は高いままだし、雲が発達しやすい状況が続いている。Windy海水温 今の低気圧が熱低となり、新たに低気圧が発生して熱低になるのは間違いないでしょう。そしてその後、台風にまで発達する可能性が高くなっている。河口湖の富士山
2024.09.07
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♪ 初鳴きかと呟きながらモズの啼くパークロードの朝(あした)を歩く精進湖の富士山 今日も土、日も猛暑の予報。ウォーキングの予定を早朝に予定していたところ、いい具合に4時半に目覚めた。準備運動をして5時に家を出た。 あさくらロマン通りから。 以前から佐布里池で日の出を迎えたいと思っていた。それで、パークロード経由で佐布里へ向かうが、日の出は「5:28」で、佐布里池に着く前に日が昇ってしまう。パークロードに街灯が並んでいる。 皆さんも同じで、早朝にウォーキングに出てきている。何故か、私とは反対に南から北へ向かう人が多い。次々にやってくるのに一方的に挨拶をする。25人(組)ほどにはなっただろうか。 あの坂を上れば佐布里梅の館だ。 梅の館周辺に、ストックを持ち、首に札を下げた人が何人かいて話をしたりしている。イベントか何かあるのだろうか。 ベンチに座っている人に声をかけてみた。 ああこれ、と首のビニール札を持って「大府に長寿医療なんとかがあるでしょう、そこの実験・・」「ああ、コグニサイズとかいうやつですか。私にも案内が来たけど参加しなかったんですよ」 確か、20カ月にわたって色んな運動をする。そのデータを運動しないグループと比較して、効果を精査するというものだった。ブログにも書いた覚えがある。 こんな場所で、朝早くからやってるなんて・・。 そりゃあ健康にいいに違いない。しかし、みんなと一緒に義務的にやって続けられたとしても、個人で続けるのは簡単ではないでしょう。 佐布里池は周りが木に囲まれているので、太陽が見えるまでには少し間がある。ちょうど雲の間に顔を出すところだった。 佐布里池で朝日を見られ、朝焼けの雲が池の面に映って、とても美しかった。 もっと先の季節。静かに平穏を保っている水面と大好きな雲のコラボレーションを、朝もやのなかで見てみたい。 今朝は珍しい人に会った。お互いに顔を合わせて「久し振りだねぇ、元気?」。 元気そうに見えるし、80歳にはとても見えない。 でも、今年の3月だったか、突然筋肉がダメになってまったく力が入らなくなってしまったという。買い物を両手に下げていたままひっくり返ったのだという。5月にもあって、その時の方が酷かったらしい。痛みがあって身動きが取れないようなのがずっと続いていたとか。 一時は “このまま死んでしまうのか” と思ったというからよっぽどのこと。医者にはかからず、自分で直してしまったというから恐れ入る。5㎏も痩せて体力が落ちてしまい、体力をつけるために佐布里池まで歩くようになったとのこと。今では堰堤の上を走ったりもするというから、回復力もすごい。 先日会った、病気から生還して元気を取り戻した近所の知人と同じ年齢だ。 自分の身体は自分が一番よく分かるので医者にはかからないし、自分で治すというのが当たり前という信念の持ち主でもある。その辺は私とよく似ている。 頭がいい人で、独立独歩。生き方はまるで仙人のよう。冗談抜きでそう思う。
2024.09.06
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♪ 才能は抑えることのできぬもの場所を選ばずしみ出してくる 4日は短歌研究会の例会の日。めずらしく全員参加で9人と、賑やかな会となった。 先日、「かりん全国大会」に出席してきたリーダによると、知多半島で9人は多い人数だと驚かれたとか。京都の支部などは3人というのもあって、どこも少ない人数でやっているらしいのだ。 また、私が入会したことで人数が増えたというのも目を引く事件らしい。短歌ブームとは言え、大方は往年のベテランが中心で、コロナ禍以降は続けているのがやっとという現状のようです。 何せ主宰の馬場あきこ氏は96歳。周りも高齢となって、かつての隆盛時代のようなわけにはいかなくなっているのでしょう。 馬場あきこ氏 前衛的短歌の隆盛期にもかかわらず、古典評論や、入門した喜多流宗家の能の韻律を取り入れた独自の短歌で徐々に人気を博していく。 さらに歴史、古典文学、昔話の視点から綴った『鬼の研究』が大ベストセラーになり、歌誌への寄稿、講演会、能の評論、ラジオやテレビでの短歌講座など、その活動は多岐にわたった。77年、29年に及ぶ教師生活に終止符を打ち、作家活動に入る。 昨年5月に、1年間を追ったドキュメンタリー映画『幾春かけて老いゆかん 歌人馬場あき子の日々』(監督・田代裕)が、5月27日に公開されている。★ いま現在も、朝日新聞の「朝日歌壇」の選者をしておられ、45年になるという。毎月寄せられる5000通の短歌の中から、5人の選者が20首の秀歌を選んでいる。「はがきを握った瞬間に、初句と結句が見えて良いものはわかるのよ。私の選歌の基準は明かしませんが、長年の経験で、これはというのがわかる。」 1枚に数秒目を通すだけ。初句と結句を瞬時に読み切って、直感で選んでいく。「今、若い人の間で短歌ブームと言われるけれど、明るいブームじゃない。孤独なの。若い人の歌を読むと、10首あれば1首必ず「死の歌」が入ってくる。それから孤独、断絶、絶望……。うまいけれど、悲しい歌が多いです。今の世の中は、若い人の感性の底に不安や孤独や死のイメージが入りやすい。社会がものすごく悪いから。若い世代の沈没を何とかしなきゃいけない。」婦人公論.jpより その「第四十五回かりん全国大会」の詠草集なるものをリーダーが貸してくれた。全国から208名の参加者があり(確認していないので違っているかもしれない)、提出した歌を全員で互選するという催し。連番が打たれた名前は伏せられている。その中から、良いと思う歌を一人何首か(多分5首?)を選ぶのでしょう。 お借りした冊子には鉛筆で、獲得数が書き込まれていた。 信じがたいが、「0」というのが50首ほどあって、自分でも評価しない歌を提出しているということ? 1年に一回、旧交を温めるとか、お上りさんとなって東京見物をするとか、別の方に重点が移っている。同窓会のちょっとした余興という位置づけなのかもしれない。 勿論、馬場先生にお会いしたいという事は含まれるのでしょうが、ちょっと情けない。*確認したところ、2日間のうち1日しか出席しなかった人は「0」になるのだそうです。失礼しました 場場先生も名のある歌人も全員が「無記名」なので、まったく先入観なしに選ぶことになる。リーダー曰く、「どれが誰の歌だか全く分からない。そこが面白いのよ。先入観って怖いですね。」 連番に名前が書かれている別紙が、選が終わった後に配られるのでしょう。そこでどの歌が誰のものかがようやく分かる。 事実、馬場先生には7票しか入っていなかったようだ。111票が最高で、30票台が2人、20票台が1人、10票台が10人。 書き込まれていないものもあって、厳密なものとは言えないが、それだけ意見が分かれるというのが短歌の奥深いところとも言えそうだ。 私も目を通してみて、いいなあと思うものは少なかった。私は「かりん」向きじゃないのかもしれない。 こちら「さわらび」。9人の提出した歌(1首の人もあれば3首の人もある)を、順に評価、討論していく。そうは言っても、ほとんど自分の意見を持たない人もいたりして、ゆるい和やかな歌会ではある。「けたけた笑う大声だしてあくびする図書館むかしの武士(もののふ)あふるる」という歌を提出した人があった。「武士(もののふ)」はそぐわないという意見があり、本人は「老爺」というのも考えたとのこと。それではと、「けたけた笑う大声だしてあくびする老爺一日すごす図書館」としてはどうでしょうかと、提案させてもらった。 でも、「こういう悪口を詠んだような歌は、かりんのでは絶対に取ってもらえないですよ」と作者。「試しに出して見たら」という意見もあった。そこから先は本人の自由。 別の人の、「よく晴れた夕ぐれ時にピンク・ブルー空一杯にオーロラにも似て」という歌には、「一杯」を「一面」に変えた方が良いとリーダー。結句の「オーロラにも似て」を「マジックアワー」ではどうでしょうかと私。いい言葉を知りましたと、あっさり決定。 私の歌は「おもむろに蜩ひとつ鳴きだせばふるさと杳か知る人もなし」いい歌だというリーダーの意見あって、直しはなし。「流行という舟に乗る娘らは顔に熱風当てて街ゆく」これにはいろいろ意見が出て、結局、上の句と下の句を入れ替えて「娘らは顔に熱風当てながら流行という舟に乗りゆく」となった。 いつもより人数が多く、歌も16首あってかなり時間がかかった。 日差しが強いとても暑い日なので、地域バスで帰るつもりだったが、間に合わなかった。 歩いて帰ることになり、心身がウォーキングの体制になっていないので、3㎞の道のりが遠く感じた。 コミュニティの「あいあいバス」は2時間に1本しかなく、決して便利とは言い難いが、「足」のない人にとっては有難いものだ。小まめに要所要所で止まってくれるし・・。☆ 75歳以上の高齢者は無料パスがもらえるので、近いこともあって市役所に申請に行って来た。 写真が入るので1週間ほどかかると言われたが、「水曜日に図書館に行く用事があるけど間に合わないね」と言ったのを気遣ってくれたのか、3日ほどで届いた。 せっかく間に合ったのに使うには至らなかった。精進湖からの富士山
2024.09.05
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♪ 大谷の早朝ライブ「打ったよ~!」の弾んだ妻の声ひびきおり 大谷翔平は、昨日 “44-46” を達成。2安打3盗塁でチームも快勝した。「45-45」まで、本塁打1本となった。 打率:.292でリーグ5位(.301、ア.338)、本塁打:44本で1位(ア51)、打点:98で2位タイ(99、ア124)、盗塁:46で2位(61、ア37)9月3日現在。カッコ内は1位、アはア・リーグ* 指名打者の最多ホームランは、2006年のデビッド・オルティス選手の47本塁打。* 球団最多ホームランは、2001年のショーングリーン選手の49本塁打。 ホームラン王になると、MLB史上4人目の両リーグHR王。(現在、2位のオズナ選手とは7本差。)* 50盗塁すると、2006年にロバーツ監督がパドレス時代に記録した49盗塁を超える。* MVPを獲得すると、両リーグでの獲得となり、指名打者としては初となる。 MLBは、野球大国だけあってチーム数も多いし、優勝までのステップも複雑でややこしい。 各3地区5チームが優勝争いをして、勝率上位3チームがワイルドカードに選ばれた3チームとトーナメント戦(日本のプレーオフに当るもの)を戦う。 ワイルドカードは、地区優勝できなかった12(4×3)チームの中から勝率のいい上位3チームが選ばれる。 “勝ち数ではなく勝率が重要” というところがいかにも大リーグらしい。3日の「ひるおび」AKI猪瀬氏の解説ナショナルリーグ 9月3日時点日の丸は日本選手が所属するチーム 第1シードにこだわるのは、ワールドシリーズまでホームフィールドアドバンテージが使えて、ドジャー・スタジアムで多く試合ができるためらしい。9月3日時点で、条件に合ったチームを当てはめてみると・・ 大谷の9月の活躍はポストシーズンへの出場、さらにワールドシリーズへの出場がかかっている。申告敬遠の問題もあるが、怪我から復帰したベッツとフリーマン共に調子が良いので、勝負せざるを得ないだろう。エンジェルスの時のようなことはないはずだ。 出塁が増えれば盗塁のチャンスも増える。三盗を決めるドジャース・大谷。今季46盗塁となった瞬間。 現在の盗塁数 1 デラクルーズ レッズ 61 2 大谷翔平 ドジャース 46 3 トゥラング ブリュワーズ 40 1番バッターで打点を稼ぐのは至難の業だが、大谷はそれをやってのけている。打席も多い時は6回も回ってきたりするので、それも有利に働いている。 勝つことに意欲を燃やしている大谷は、次にフリーマンとベッツが控えていることで、安心して打席に入ることができる。無理をせず安打を打って、チャンスがあれば盗塁するという最高の状態にある。 あの遠い遠い存在だった大リーグで、何の差もないかのごとくに活躍している日本選手。そのイメージの頂点にいる大谷は、完全に日米の壁を取っ払ってしまった。往年の日本野球の殿堂入りした名選手にとっても夢を見ているようだろう。 それぞれの個性を見せてプレーしている日本選手ばかりでなく、大谷の活躍は本場大リーガーたちにとっても、怪物かあるいは野球の神様的な、恐れ多い驚異の存在だろう。
2024.09.04
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♪ はや九月残り三割三分三厘ジャネーの法則憎たらしかり 1か月が、新幹線の窓をよぎる電柱のように過ぎ去っていく。「人生のある時期に感じる時間の長さは年齢の逆数に比例する」。歳を取るにつれて自分の人生における「1年」の比率が小さくなるため、体感として1年が短く、時間が早く過ぎると感じる。「ジャネーの法則」というらしい。三田キリスト教会より 1歳の時に感じた1年を1/1とすると、2歳の時の1年は1/2となり1歳の時の2倍速く感じるようになる。二十歳のころに比べると、私の1年は20/75の早さで過ぎていき、1年の体感時間は5日でしかない。 しかし、この数式自体には科学的な根拠はなく、主観的時間は個人によって大きく違ってくる。【ジャネーの法則】19世紀のフランスの哲学者・ポール・ジャネが発案。甥の心理学者・ピエール・ジャネの著書において紹介された。主観的に記憶される年月の長さは年少者にはより長く、年長者にはより短く評価されるという現象を心理学的に説明した。 私の感覚だと、ある時点を境にしてその先から急速に1日が早く短く過ぎていくような気がする。 若い頃は過去が短く、未来が長い。歳をとるにつれてそれが逆転していく。 スタートから未来に向かって上り坂を進んでいき、峠に差し掛かる。そこを境にして下り坂を進むことになる。 ゆっくり長い過去を積み重ねてきて峠に差し掛かってからは、短い未来の急な下り坂を進むことになる。 当然下りは速度が上がって進むスピードが速くなるというわけだ。イメージ図 人によってその頂点に差し掛かる時期が違う。また、いつ頂点に立ったのかは分からず、気付けば下り坂を下っていたという感じ。 日々を必死で生きている間は濃密で長く感じる一日が、リタイアして自分の時間ができるようになると、コマ落としのように時間の密度が薄くなる。 タイパでDVDを見ているような感じと言えるかもしれない。 昨日の夕方の空は変化があって面白かった。 自宅の周りは家が建ち並び電柱が立ってしまい、窓から大きく広がった空は見えなくなってしまった。一歩出れば広い空間が広がっているので、こうして雲を眺めることができる。 今朝は、湿度が高いもののピーカンに近いやや薄い青空が広がっている。陽が高くなるにつれて湿度も下がっていき、昼には青空が広がってくるようだ。
2024.09.03
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♪ 水蒸気の重なるごとくふくらみて不安が空よりゆれ降りてくる 昨日は気温は低かったが湿度が高かった。夕方は100%の風呂場状態で、夜も90%前後あった。 夜は熱帯夜で、一緒にベッドに就寝したアランもいつの間にか居なくなっていた。アランの行動をよく見ていればだいたいの温度が分かる。 百均の温度計。湿度計が通常は緑の範囲に収まっているが、この日は80を差していた。 とにかく湿度が高く蒸し暑い。まだクーラーが要るとはねぇ。涼しい思いをした後なので、油断するとヤバイことになる。 台風のせいで生活のリズムが狂っている。 前回のウォーキングの翌日に何故かふくらはぎに痛みがでていた。その上、自宅の階段で足を踏み外して膝頭をしこたま打ち、痛みで2日ほど難儀していた。膝を着けないし曲げることもままならなず、トレーニングも何も出来なかった。 昨日の午後、鈍りそうな体を動かそうと、雨の止み間にウォーキングへ。4時以降に雨が降るもののそれまでは大丈夫そうだったのだが、間もなく降り出した。雨宿りしたりしてやり過ごし、取りあえず図書館へ。1年間読めずに飢えている朝日新聞の束を取り出し、めぼしい生地を拾い読み。 天気の回復を見計らって外へ出ると、雲の切れ間に青空が。おおイイ感じとばかりに帰途につく。しかしそれも束の間、10分ほどしてにわかに空がかき曇り、雨が降りだした。残り2キロ半ほど、濡れるのも厭わずに歩いてきた。 坂道を走ったこともあって、体が少し軽くなった。 5分、10分の間に空の様子が変わっている。不安定な空は、いつ降りだすか分からない。
2024.09.02
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♪ 植栽の枯れゆく夏にあまた降る水は地表を通過してゆく モラトリアム迷走台風10号は熱低となり、勢力は衰えるものの湿った空気をたっぷり保持していて、今後、紀伊半島、静岡、神奈川などで大雨を降らせるところがありそうだ。 台風一過の後もスカッとせず、湿度の高い暑い日がふたたびやって来るらしい。涼しい思いをした後なので、よけいに暑く感じるのだろう。 きのうは大雨で常滑市に警報が出た。昼過ぎにもの凄い雨だったが、マークにプレゼントを届けに行った時点ではもう止んでいた。しかし、その後に常滑市だけに警報が出たのは意外だった。 帰り路の雨の止んだ空に、餅を引き伸ばしたようなつるっとした見慣れない雲が浮かんでいた。雲フェチにとって空の様子を観察するにはもってこいの日だ。 夕方になって、ぶらっとスマホを持って “雲狩り” へ。雨もすっかり止んでいて、刻々と変化を見せる様子をしばし楽しんできた。 この放射状の光は何なのだろう。湿度が高いのでこんな風に見えるのだろ。DCMの大型店舗がある方角的だが・・。ゴルフ練習場や野球のグランドが、真っすぐ上に光を放っているのを見たことがあるが、こんな放射状にはなっていなかった。 北側は晴れ、南の空は曇っていた。夕焼けの真っ赤に染まって、おどろおどろしいほど。 昼頃にこんな雨雲がオオタカが羽を広げるように北西から南東へ流れ込んで来たのだ。知多半島にも大雨を降らせたわけだが、それも14時ごろまでで止んでしまった。 まだ台風がその辺をうろついていて、今日も同じような場所で大雨を降らせるらしい。 昨日、大谷翔平はあっさりと43-43を達成してしまった。そして今日も、第一打席で44号ホームランを打っている。この調子だと45-45はもちろんのこと、50-50もやってしまいそうな勢いだ。★ 8月28日。藤井聡太が史上最年少(22歳1カ月)で「永世王位」となった。翌日の新聞に号外が折り込んであったが、台風に気持ちを持っていかれて、書いておくのを忘れていた。 こっちも大谷に追従するようにあっさりと塗り替えてしまった。「永世王位」は、大山康晴十五世名人、中原誠十六世名人、羽生善治十九世名人(永世七冠)の3人しかいない。 藤井七冠は7月に、史上最年少の21歳11カ月で永世棋聖の資格を得たばかり。22歳1カ月での永世二冠は、羽生善治九段(53)の24歳9カ月を29年ぶり。
2024.09.01
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