とうとうJALは事実上の倒産となる、会社更生法の適用を申請しましたね。グループ3社で債務超過8676億円に達する見込みで、負債総額2兆3221億円というとてつもないもの。
以前から気になっていたあのロゴマーク。いつ見ても、身体の真ん中に傷を負って血を流しているように見えて仕方がない。袈裟掛けで切られた手負いの志士みたいじゃないですか。
2002年にエアシステムと経営統合し、「JAL」の黒文字に太陽をあらわす赤と銀のアークをあしらったというこのシンボルマークがスタート。そして新しい機体デザインには垂直尾翼に日の丸のイメージをあしらって日航は新しい幕を上げた。
政官業もたれあう「責人者不在」の構造が首を絞めていったことが原因で、「役所と民間の悪いところを合わせたような会社」との批判も。
様々な問題を抱えながら、リストラや機種更新のスピードはジェット機時代にふさわしいものではなく、問題の先送りと日本政策投資銀行の融資などで延命してきた。しかし、2008年のリーマン・ショックと新型インフルエンザによる航空不況にあらがう体力はもうなかった。
それにしても、貸した金を棒引きさせられる方はたまったものじゃないね。
昨日の新聞の一面広告「JALは飛び続けます。」にはお詫びの言葉一つなく、面子と奢りの体質そのものが現れていました。
果たして今後、日航は日本を代表する大空に舞う華として、みごとに咲き誇る時が来るのでしょうか。
「日歌」が千首を超えたのを機に、 「游歌」 とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。
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