依頼されて制作中のホームページに 中国語の画歴 を載せてほしいということなので、メールで送ってもらえれば簡単に出来ると思って、二つ返事で引き受けた。
しかし、これがそう簡単に出来る話ではなく、かなり手こずることとなった。
「簡体文字」といって、簡略化させた現代の漢字はそのままでは日本のPCに表記出来ないことが判明。コピペしてみてももその簡体文字の部分が「?」で表されていまいまともな文にならない。
Windowsが対応している中国語に切り替えて見ても、その結果は同じだった。
ハタと困った。沈思黙考、五里霧中。
む、そうだ!
ひらめいたゾ。ワードのテキスト保存で、HTML形式を使えばいいのでは?
そう、これが上手くいった。ちゃんと原文のまま表示されたぞ!!
そのままでは形として整わないので、これにHTMLのタグを書き加えて望むべき形にしてみた。うん、上手くいった。首尾よく望みどおりのページとなり、アップロードして完成だ。
このワードのテキストソースを見てみると、簡体文字の部分に特殊文字用のコードが使われていて、「簡体文字」が世界標準に対応されている事が分かる。
漢字は、中国およびシンガポールなどで使用されている「簡体字」と、台湾や香港で使われている「繁体字」の体系になる。
世界ではさまざまな文字が生まれたが、今日まで連綿として使われ続けているのは漢字のみで、漢字はまさに中国文明の象徴である。漢字が歴史の大河の中で淘汰されなかった大きな要因は、その時代にあった漢字の現代化がなされてきたから。
簡体字の出現もそのような歴史の長い流れの中で見直すと、必ずしも唐突なものではないということらしい。
それにしても、あまりに簡略されてしまった文字は本来のものから離れ過ぎて、殆ど読めない。中国でも問題視する意見が出ているようです。
これなんかを考えると、日本人が漢字からカタカナ、ひらがなを発明し、日本独特の文字として上手に使い分けていることの凄さに、今更ながら感心する。
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