歌 と こころ と 心 の さんぽ

歌 と こころ と 心 の さんぽ

2010.12.19
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テーマ: 短歌(1696)
カテゴリ: ことば
         ♪  松籟に耳を澄ませば聞こえ来る

           汝 (な) のことづてに

           こころ開きぬ






     静かに流れる風に耳を澄ますと 

     何かが聞こえてきます。

     透明な光りの中を流れる風には 

     神霊の無言の詩 (うた) が託されています。

     澄んだ風の声は 

     静かに心の中を通り過ぎて 

     何かを残していきます。

     私は、そんな風の声を 

     いつも聴いていたい。         -- kyu --

 風は多くのものを運んできます。風が動けば気も移り変わる。

 また、我々は風によって様々な恩恵と影響を受けています。
 日本語にはそれが如実に表れていて、風の字を使って精神的な事柄までも表わそうとしています。風は心の風景でもあります。

 風土、風流、風光、風物

 風味、風俗、風紀、風采、風趣、風雅、風格、風習、風情、風韻

 風貌、風刺、風評、風潮、風説、風聞、風体、

 ラテン語の 「 spiritus 」 は神の吸気のことであり、文字どおり英語の吸気 「 inspiration 」 に当たる。また、風と霊の双方を表す 「 anima 」 という語源から、魂を表す 「 animus 」 、息を吹き込むという意味の 「 animare 」 などの語が生まれ、それが英語の 「 animal 」 まで来ている。
 「息をする spirare 」という語源からは「霊魂 spirit 」「熱望する aspire 」、さらには「霊感、鼓舞 inspiration 」という語が派生している。

 ギリシャ人は風と精神をともに 「 pneuma 」 と呼んだ。
 ヘブライ語とアラビア語でも 「 ruh 」 は息と風の両方を意味する。

 「風に真っ向から吹かれると賢くなる」と、ある詩人は行った。

 人間にとって、風は「精神」と密接な関係にある事が良く分かりますね。


「日歌」が千首を超えたのを機に 「游歌」 とタイトルを変えて、
2009年2月中旬より再スタートすることにしました。
「ジグソーパズル」  自作短歌百選





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最終更新日  2020.02.14 14:31:15
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◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題しました。
◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
◆2016年5月8日より「気まぐれ短歌」と改題しました。
◆2017年10月10日より つれずれにつづる「みそひともじ」と心のさんぽに改題しました。
◆2019年6月6日より 「歌とこころと心のさんぽ」に改題しました。
「ジグソーパズル」  自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)

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