♪ 意味不明の言葉を放つ幼子を見えない糸で操る次男
1月6日の日記に、「昨夜は、息子(次男)が出張から戻って家に居たので、久しぶりに長男一家と一緒の夕食。食事の後、部屋から下りて来た息子に、孫の方から近寄っていって膝の上にに乗ろうとする。顔を覚えているとは思えないのに、その親しみと懐きようは不思議に思えるほど。」
と書いた。
その日以来、お互いに顔を合わせてはいない。年度末の仕事もキリがついたらしく珍しく早く帰って来た。それで、一緒に夕食を食べたのだが、その時から孫のテンションが上がっていた。
食事の後、次男が相手になってゴムボールで遊んでいる。孫が自分で投げて拾いに行く、それを楽しそうに飽きる様子も無く何度も何度もやっている。次男が見ていることがとても嬉しいらしい。
次は、ビニール袋に入った小さなスーパーボールを、幾つも取り出しては放り投げて遊ぶ。部屋中あっちにもこっちにも所かまわずだ。
ひとしきりやってから今度は袋に戻し始めた。部屋中に散らばっているのを一つ一つ拾って来ては袋へ入れる。次男(孫からは叔父さん)が、あっちにもあるよと無言で指指すと、それをちゃんと拾いに行く。言葉は全くないが、ちゃんと通じ合っている。私らがやってもこうは素直にやっては呉れない。
そこには別の世界が存在するかの様だ。二人だけの磁場の中で、特定の周波数を使って交信し合っている様な感じとでも言おうか。
会うたびに出来ることが増えていく孫。脳細胞がどんどん増殖している様子を観察者として眺めている様な気分。見るものすべてが初めてのものばかりの幼子にとって、こんな楽しい世界はないだろう。
既成のおもちゃは殆ど与えない。身近にあるものすべてが初めて見るものであれば、それら全部がおもちゃになるからだ。
好奇心と知識欲が危険を招くような事も起こって来るだろう。自分の思い通りにはならない事もあるという事も徐々に知っていく。
ああ、私もこんな頃に戻って、このバラ色の日々を送ってみたくなった。
◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。。◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)
☆ 短歌集 「ミソヒトモジ症候群」 円居短歌会第四歌集2012年12月発行
● 「手軽で簡単絞り染め」
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