♪ テポドンもノドンも射ちはしないけど領域犯す猫の憂鬱
オスの割には狭いテリトリーを死守せんと、果敢に戦いに挑むピピ。
取っ組み合い噛み付き合ってのバトルが、目の前で繰り広げられている。
カメラを向けると、ガンコ(カミさんが勝手にこの野良に名前を付けている)は私の存在が気になって、戦いの手を止めて頻りにこちらを見る。
その間、隙を見て攻撃を仕掛ければいいものを、ピピは飽くまでも受け身で相手の様子を窺っているだけ。
そしてピピが、逃げた。 追いかけるガンコ・・・。
屋根の上で再びバトルが始まった
二階に上がって見ると、やってるやってる。
双方が絶叫に近い唸り声で張り合っている。
屋根の上は猛暑でチンチンに焼けているはずだが、そんな事に構ってはいられない。
そして、私の再度の視線に気づき、「また来たか・・」と言う顔をしてこちら睨んだ。
ちょっとあって、「ちぇッ、しょうがねえなぁ」とばかりに降りて行ってしまった。
その姿をジッと見送っているピピ。
ホッとしている様子が窺える。今までもう何度この様な嫌な目に合わされているか・・・。気弱なピピには物凄いストレスに違いない。
何でわざわざピピが棲んでいるこの家の周りにやって来るのか、意味が分からない。
ただの嫌がらせか、金正恩の様に存在を誇示し、威光を知らしめるためなのか。
屋根の上に脱糞したらしいものが転がっている。どちらのものか分からないが、ガンコのもののはずもない。これを見てもピピがかなりビビッていた事が想像できる。
暫らくして、私のいる二階の窓から家に戻たピピ。作業机の上で、心臓発作でも起こしているかのように、物凄い勢いで体全体で呼吸している。口まで開けて苦しそうだ。
声を掛け、体をさすってあげたりして落ち着かせようとするが、なかなか収まらない。
来訪のチャイムが鳴り。ピピは慌てて机の下へ。息子一家が旅行から戻って、土産を持って来てくれた。
仕事も途中だったし、ピピの事も気になっていて落ち着かない。カミさんは仕事で居なかったこともあり、祖母の家へ寄ると言って間もなく帰っていった。
その間に大分落ち着いたらしく、呼吸も正常に戻っていつもの姿。
よほど辛くて不安だったのか、私の座っている椅子の下まで来て横になった。
カミさんにピピのことを話すと、かなり前にも同じような症状があってそれ以来ネコの喧嘩と言えども気になってしょうがないのだという。
その話は聞いてはいたが、今回目の当たりにしてその事がようやく実感となった。
こういう事があって、ピピはあまり外へ出たがらないらしい。トイレもわざわざ家に入ってからするぐらいだから、トラウマになっているようなのだ。
猫もいろいろだ。
◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。
◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
◆2016年5月8日より「気まぐれ短歌」と改題しました。
★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)
☆ 短歌集 「ミソヒトモジ症候群」 円居短歌会第四歌集2012年12月発行
● 「手軽で簡単絞り染め」
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