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フィギュアスケート世界選手権で見事金メダルに輝き、女王の座を手に入れた浅田真央。しかし、メダルは結果であって、目標ではない。金メダルを狙うのはどの選手も同じだろうが、メダル獲得を目標にしてしまうと、それがプレッシャーとなり、自分本来のスケートが出来なくなる場合がある。彼女が失敗を恐れず、大胆な滑りを見せられるのは納得のいくスケートを目指しているからだ。敢えて自分に試練を与え、メダルのことは考えず常に高見を目指す彼女の精神力は他の選手を寄せ付けない強さを持っている。スポーツの基礎は体力と身体能力。それをどこまで活かせるかは、日々の練習の積み重ね。そして持って生まれた才能。観衆を魅了し、リンクを上手に使って自分を大きく且つ大胆にそして美しく見せる。自分だけの持つ世界を音楽に乗せてリンクと調和する美的センスがなければ、この世界で頂点を目指すことは出来ないだろう。
2008.03.29
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熱烈な女性ファンの黄色い声が館内を飛び交っていた。3月22日、亀田興毅の復帰戦が千葉・幕張メッセにて行われた。8ヶ月のブランクを経てリングに上がった亀田興毅は冷静だった。今までの試合とは違い緊張の糸が張り詰めた会場にはもちろん、彼のKOシーンを期待するファンの熱気で溢れていた。わたしはこの試合を見るに付け、今までの亀田ファミリーやTV局、マスコミの大騒動を頭の中から一切消して、純粋にレクソン・フローレスとの復帰戦を見つめていた。そうでもしないと、先入観がじゃまをして正しい判断が出来なくなってしまうからだ。亀田一家はマスコミに踊らされ、散々利用されその挙句に踏み潰された悲運の一家だからだ。環境が変わった状況からの再出発。生まれ変わった亀田興毅として、彼の成長ぶりを観察してみようと思ったのである。試合開始直前で、行き成りダウンを奪った彼は「これは行ける...」と思っただろう。それを目の当たりにした観衆も一瞬どよめき、このままKOで終わると思ったに違いない。しかし、さすが世界ランク上位の選手ともなるとそう簡単に倒れてはくれない。試合そのものは終始、亀田興毅のペースで進んだが、6ラウンド辺りで興毅が首を傾げていた。「おかしいなぁ、倒れへん、パンチは当たっているのに...」こんな疑問を自分自身に問い掛けていた。8ヶ月ものブランクがあり、本番からかなり遠ざかっていた彼。その間激しいトレーニングを積んでも、やはり気の抜けない本番のリングとでは大きな差が存在する。自分にパンチ力がないのではない、序盤でダウンを奪うほどの必殺パンチを持っている。相手のボクシングが巧いのだ。追い込まれれば、頭をつけ、クリンチで交わしてくる。相手との距離を計算して深追いしないなど。防御の技巧派である。だから余計に興毅にして見れば実に戦いづらい選手だっただろう。しかし、結果は3-0の文句の無い判定勝ち。本人は勝利に対しそれほど嬉しい表情は見せなかった。やはりKOが頭から離れなかったのだろう。亀田家の長男として、この試合はノンタイトルとはいえ、大きな意味を持つ試合だった。二人の弟たちに見本となるボクシングを見せなければならないという、大きな課題を背負っていたからだ。父、史郎氏の下を離れ今新たな挑戦を目前にして、日々研鑽を重ねるその先にこそ自分の目指す夢があることを、弟たちにもボクシングを通して教えてあげることが出来るよう、成長していってほしいと思う。
2008.03.27
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イラク戦争開戦から5年の歳月が流れた。それに合わせブッシュ米大統領は19日、「テロとの戦い」に関する演説を行い、イラク戦争の正当性を強く訴えていた。イラク中心部のバクダッドでは市民が平静を装い、日本の取材陣に対し「治安は回復しつつある」と米軍の存在意義を訴えるような発言をしていたが、確かに一時期に比べれば一見穏やかさを取り戻しつつ在るように見える。しかし、現実は今でも週に2,3回の自爆テロが頻発しているのが現状。独裁的指導者「サダム・フセイン」なき後、イラク全土はシーア派とスンニ派による対立が激化。内紛状態が続くことになる。宗教対立は根が深い分非常に厄介で、平和的解決を求めることは絶望的と言ってよいほど困難を極める。先のチベット問題もやはり根底に信仰の自由があり、それを許さない一部の人間が武力の下に殺戮を繰り返す。世界には様々な宗教が存在するが、どの神も人を殺せとは説いていないはず。平和をもたらす為の宗教であるのに対し、それを利用する一部の権力者或いは指導者の間違った方向性が、罪もない人たちを争いに巻き込み、犠牲になるのは女性や子どもといった弱者ばかりである。人間がどれほど賢くなっても、宗教問題だけはあらゆる地域で民族と絡み合い戦争の火種となっている。サダム・フセインは処刑されたとあるが、それは果たして事実だろうか。彼を生かしておいて利用するくらいのことはCIAであればやりかねないことだ。国際テロ組織アルカイーダの指導者である「オサマ・ビン・ラディン」がいまだ捕まらず生き延びているのは、彼を生かしておいた方がテロとの戦いにおいて大儀名分が立つという、ブッシュ大統領の思惑があるのだろう。軍需産業を支える為の戦争、石油の利権などアメリカにとって利潤のあるイラク戦争から米軍がイラクを去る日など来るはずもない。抜いてしまった刀を誰も切らずに元の鞘に収める勇気がない。それを義務だと勘違いしている戦争屋がどれほど多いことか。
2008.03.24
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炭水化物抜きダイエットを始めてから暫く経過したが、この間に体重は7キロ減。目標値だった60キロをほぼ達成した。短期間でこれほど落ちるとは思っていなかったので、嬉しい限りであるがこれでダイエットが終わった訳ではなく、更に継続あるのみ。つまり、ダイエットに終点はない。正しいダイエットは健康的に痩せること。一時的に痩せたからと言って食事や環境を元に戻せば直ぐに太り始めてしまう。満足出来る体重に戻ったらそれを維持して行くこと、これがダイエットである。さて、ウコンについて殆どの人はご存知と思われるが、わたしは5年ほど前からウコンの粒を飲み始めていた。ウコンはショウガ科の植物であり食用に用いられる。身近なところではカレーの材料にもなっている。ウコンを漢字で書くと「鬱金」。ここで気づく方はどれくらいいるだろうか?つまり、ウコンは「うつ病」にも効果があるのである。これは四千年前のギリシャで既に、ウコンが薬用として用いられていた事実があり、長い歴史を持っていること。今では大手食品メーカーがこのウコンに目を付け、「ウコンの力」というドリンクを販売しており、誰でも身近で購入することが出来る。肝機能を強化する意味で、お酒の好きな人に進められるが、ウコンには様々な効能があり、ダイエット効果もある。つまり、肝機能を改善すれば体脂肪が燃焼し易くなる。ウコンについてここで詳しく書かなくともネットで調べれば載っているので割愛させて頂く。最近、友人から進められて「ウコン茶」を飲み始めた。粒より吸収率が高く、腸内の悪玉菌を掃除してくれるようだ。利尿作用もあり、もちろん便秘にも効く。肥満の大敵「便秘」に悩まされている人は多いと思う。便通が長い期間無いと腹部膨満や、肌荒れ、吹き出物など身体にとって悪い影響が現れ、毒素が溜まる一方である。これについてもウコン茶はお薦めだ。但し、ウコンが万人に効果があるかどうかそれは多少疑問が残るところ。人間の身体は個々違っており、一つとて同じものはない。肝臓に病気があったり、胆石などがある人は医者と相談してからの方が良いだろう。ウコンで死者が出たという記事もあったりするので、要注意である。まずは、自分の身体を知っておくことから始めよう。
2008.03.18
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3月8日に行われた(WBC)フライ級タイトルマッチ、内藤大助VSポンサクレック・ウォンジョンカムの試合は辛くも内藤選手が判定で引き分け、2度目の防衛を果たした訳だが、消化不良と言う試合内容にいささか残念な気持ちが残った。チャンピオンの目的はベルトを守ることにあるので、終始防御に回る事が多い。ボクシングの醍醐味は壮絶な打ち合い、ダウン、そしてKO。近頃のボクシングではそのKOシーンが殆ど見られず、判定に持ち込まれる事が多くなっている。これは両者のテクニックやパンチ力にさほど差がないことも上げられるが、挑戦者の場合試合に敗れても失うものがないことから、捨て身で王者に立ち向かう闘争心が絶対条件である。チャンピオンも挑戦者の時代が当然あった訳で、その頃の自分と同じ様に戦えるかと言うと、これは疑問が残る。チャンピオンの座を如何に守り通すか、連続防衛をどこまで伸ばし連勝し続けるか、これは相手に勝つ事ではなく、ベルトを手にした時からは自分との戦いとなる。結果的に試合内容に不満が残る事も多々あり、観衆を楽しませる試合から遠ざかってしまうのも事実である。昨年行われた、内藤大助VS亀田大毅の試合は暴走した大毅選手とセコンドについていた亀田ファミリーの影響もあり、ボクシングとは呼べない試合内容になってしまったが、TBSの思惑通り興行的且つ視聴率アップでは成功を収めたと言えるだろう。但しこの試合で一番得をしたのはチャンピオンの内藤大助選手自身だった。このカードが組まれた時から国民の期待を一身に背負い、その期待に応え内容はともかく勝利したのだから、これで地名度は大幅にアップし、日本中に彼の名が知れ渡り一夜にしてスターダムにのし上がったのである。TV、マスコミからの出演依頼が殺到し、様々なTV番組に登場するようになった内藤選手。自叙伝「いじめられっ子のチャンピオンベルト」と言う本まで出版するに至った。しかし、タイトル戦の前にチケットが多く売れ残ったことで、こんな筈ではないと困惑を隠せないでいた。有名人の仲間入りを果たしたことが、自意識過剰となりそれが「自惚れ」に繋がったとすれば、初心に帰り自分がハングリーなボクサーである事を認識しなくてはならない。チャンピオンの使命とは自分に挑戦することである。そして自分に勝つ、これが真の王者にふさわしい姿なのである。
2008.03.11
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点滴の流れる音に耳を澄ましてごらんほら聞こえてくるよポトン ポトン一滴ずつ 確実に命に 栄養を与えているポトン ポトンほら見てごらん命が 少しずつ膨らんでいくのを
2008.03.09
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海上自衛隊のイージス艦「あたご」と漁船「清徳(せいとく)丸」の衝突事故から10日以上が経ち、先日は漸く艦長自らが行方不明になっている漁師親子の自宅を訪れ謝罪した。福田首相も2日午前千葉県勝浦市の自宅を初めて訪れ、家族らに涙を浮かべ謝罪。謝罪のタイミングを計っていたような、両者の頭に漁民の憤りや思いは伝わったのだろうか。石破茂防衛相は苦虫を潰したような苦悶の表情を浮かべ、二転三転する今回の事故について国民への説明が付かないことに苛立ちを隠せない。情報が混乱し、何が事実を伝えているのか、誰かが情報操作をし内密に水面下で責任のやり取りがなされ虚偽説明のシナリオが作成されていることを石破茂防衛相自身が一番知っている筈である。隠蔽工作の得意な国家権力の大きな壁の前には真実を明かす手立てすら削除される。洋上での訓練を終え、寄港中のイージス艦であるが、訓練とは艦が無事港に入り、乗り組み員全員が、艦を降りた時初めて訓練は終了する。寄港中だったイージス艦の艦長も含め、乗員全員が訓練の終了と共に肩の荷を降ろした時のようにやれやれという安堵感と油断が生まれ、海上自衛隊員である事をわすれ、一般市民の顔に戻った時、心に隙が生まれ、やがてそれが大きな事故に繋がる。ハイテク技術を駆使し、最新鋭の機材を大きな税金を使って洋上を航行しても、その機材すら使いこなせず、いくら暗闇の中とは言え一隻の漁船を沈めてしまうという、重大な人為的ミスを犯したことは甚だ遺憾に思うし、今後の自衛隊のあり方、防衛省そのものを解体し立て直す必要すら出てきたと思う。もし仮にこの小さな漁船がアルカイダの自爆船だったら、今頃海底深く沈んでいるのはイージス艦の方だっただろう。危機意識がスッポリ抜け落ちてしまった日本国家にあっては、日本列島がテロの標的になるのはそう遠くない現実であるかも知れない。漁師たちの悲しみが荒波となって打ち着ける川津漁港では漁の再開が始まりはしたが、人々の心の奥深くにはこれからも悲しい事故の結末が消えずに波となって漂うのだろう。
2008.03.05
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