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小泉元総理があっさりと引退表明。自民党内部にも驚きと困惑が広がっている。麻生内閣が発足したばかりのこの時期に何故?という疑問もあるだろう。小泉劇場の幕引きに相応しい時期を本人は選んだ積もりなのかも知れない。彼の後継者は次男であり、これもまた二世議員(当選すればの話)。小泉政権は発足時87%という空前の高支持率だった。小泉流マジックとそして小泉首相に期待する国民の声が初めて国のリーダーを認めた瞬間でもあった。彼が総理の座に付いていた期間も約5年と近年では珍しく長期に渡った。郵政解散と小泉チルドレンの誕生、そして郵政民営化。良くも悪くも公約を実現した首相は小泉氏くらいのもの。その点に絞ればやはり高い評価を付けるに値する政治家と言えるかも知れない。とにかく他の首相たちが余りにも評価する点がなさ過ぎることが一番の問題ではあるのだが。小泉氏は66歳と政治家としての寿命はまだまだ残っている。政治の世界には長老と呼ばれる高齢の議員が大勢存在する。彼らの存在は果たして必要なのだろうか?民間であればとうに定年退職し、第二の人生を送っている身。死ぬまで権力の座に就いていたいと言う、政治ではなくあくまでも権力に対する執念がそうさせるのかも知れない。政治家としての仕事を終えたのであれば、きっぱりとその座を去り、一般市民の視点から政治を見据えてはいかがなものか。どれほど政治が政治家のために存在し、国民からはほど遠いものかが鮮明に見えてくるだろう。政治家にも定年制を導入すれば少しは真剣に仕事をしてくれるのではないかと、わたしは密かに思っているのだが。
2008.09.30
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三笠フーズから端を発した事故米が日本列島を汚染している。政府はこの問題に対し何ら問題解決の糸口すら見出せないでいる。それどころか、責任者である農水省のトップである「太田農相」「白須次官」の二人が辞任するという始末。またも政治家の責任放棄である。敵前逃亡とはまさにこの事。事故米(汚染米)の被害は風評被害も相まって更に拡大の一途を辿っているが、消費者は意外と冷静?と思えるほど静かだ。汚染米の恐怖をそれほど認識していないとも考えられる。事故米に含まれている成分については既に報道されている通りで、冷凍ギョーザによる中毒事件でも問題になった有機リン系の農薬成分メタミドホス、発ガン物質の毒素であるアフラトキシンB1が検出されている。元々工業用に出荷される事故米が消費者の食卓に並ぶ食材、主に米、そして米を原料とした食品にまで及んでいることが事実になり、日本の安全管理が尽く崩れ去ったわけである。危機管理に疎い日本の体制を今更嘆いても後の祭りであるが、犠牲者が出ないうちは傍観者の如くその行く末を机の上で議論するのみ。不正転売を黙認して来た国と業者の間には国民が知り得ぬ深い闇が存在するのも確かだ。そもそもこの事故米は国が強制的に推し進めた「減反政策」に問題がある。しかし、その減反に追い込んだのは「ウルグアイラウンド」。日本は外国から米を輸入せずとも自国の生産で十分まかなえるにも係わらず、毎年決まったルールの下に米を輸入しなければならなくなった(ミニマム・アクセス、MA米)。税金を使って不要な米を毎年数十万トンも輸入していることになる。倉庫に眠る膨大な米の処分に手を焼いた役人が、民間業者に買い取りを委託する。しかし委託先を間違えたか或いは役人の手抜き管理かは知らないが、工業とはまったく関係のない業者にまで政府は米を押し付けたのである。国は時に犯罪国家に変貌するが、権力の下では犯罪も正義と成りうる。汚染米のことを知った時、チェルノブイリの原発事故が脳裏をよぎった。いまだに、放射能に汚染された地域で生活をしなければならない住民が多く存在すること。そして、放射能は植物をも汚染し、それを食べた動物から人間へと拡大する。体内被曝の恐怖...。事故米がこれに類似しているように思えて仕方ないのである。
2008.09.24
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人生は誘惑との闘いである。生きている間には様々な誘惑が甘い香りと共に人を快楽へと陥れる。人体に害のないものならばよいとしても、酒や煙草などは多少控えた方が健康にはよい。さて、世間では事故米の嵐が吹き荒れている。これに関しては何れ詳しく記事を書こうと思っている。大麻騒動で揺れた相撲界は結局ロシア人力士「若ノ鵬」「露鵬」「白露山」の3人が処分。そして北の海理事長が辞任となり、新理事長「武蔵川親方(元横綱三重ノ海)」の元、相撲協会としては、心新たに新体制をスタートさせた。「臭いものには蓋をしろ」的な発想はどこの世界も同じだが、元力士たちから爆弾発言が出ないとも限らない訳だから、上層部から圧力を掛けて悪夢を封じ込めようという作戦なのだろう。力士たちによる大麻事件が発覚した時点で、本来ならば力士全員の精密検査を行うべきである。将来的にはそうなるだろうことは予想されるが、相撲協会の理事長たちは全て力士出身だから当然ながら身内に甘くなる。しかし国技と称される以上、その名を汚すような不祥事があってはならない。力士たちに完璧なストイックさを求めるのは無理にしても、善悪の判断くらいは子どもでも分かる。当たり前のことを実行すれば何ら問題は起きない筈である。つい最近の話だが、自宅で大麻を栽培していた夫婦が大麻取締法違反(所持)の疑いで逮捕された。自分たちで吸うために大麻を育てていたと言うが、どうも怪しい。しかも、大きく成長した大麻を目立たないように周りに向日葵を植えて隠していたと言う。向日葵の明るいイメージの影に隠れて大麻が伸びる...。大麻自身には罪がなく、それを悪用する人間が多いことに問題があるのだ。これもやはり誘惑に負けた結果なのだが、大麻の魅力がどんなものかわたしには理解出来ないが、高額で取引される麻薬、違法ドラッグよりも最も恐い誘惑は「金」なのかも知れない。
2008.09.22
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あなたの胸に抱かれて眠ってみたい豊かな乳房を抱えたあなたのかぐわしい香りに包まれて途切れぬ夢の中で戯れて幸せなひと時をたっぷりと味わってみたいこの世で叶わぬ想いをこの詩に託して天国の何処かにいるあなたへ届けと思いながら僕はあなたの乳房を吸ったのですか?あなたは僕を抱きしめたのですか?
2008.09.18
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楽天イーグルスの5階VIP席チケット2枚を偶然手にしたのが、7月15日のことだった。しかし、わざわざその為に仙台まで足を運ぶほどの熱狂的な楽天イーグルス、千葉ロッテマリーンズのファンではなかった。しかし、一生の内にこのようなチケットなど手に入れる機会などないだろうと思ってみると、野球ファンから見れば、喉から手が出るほど手に入れたいチケットなんだろう。わたしたち家族がこのまま持っていても、宝の持ち腐れになってしまうような気がしていた。しかし、わたしの周りには楽天ファンがいない。誰かに譲るにしても心あたりがなく、迷っていた。8月30日、時計は午前9時を少し回っていた。東京駅での待ち合わせ場所と言えば「銀の鈴」。しかし、初めて東京駅を下りる人間にとって見れば、銀の鈴だろうと、駅の改札口だろうと関係なかったと思う。わたしにとっては退院後、初めての長時間外出。しかも一泊二日の仙台までの小さな旅である。しかしこの仙台行きは大きな意味を持っていた。彼にして見れば、別に仙台まで行く必要はなかった。わたしに会えればそれでよかったのである。彼とは・・・もうひとりのわたしの息子。27年前、2歳をもう少しで迎える息子を残して上京した。生きてさえいれば、いつか再び会える日がくるだろうと思いつつ、過去を振り返りながら過ごしてきた27年間。29歳に成長した息子の顔は全く分からない。「目印に父さんの本「天国の地図」を持って行くから」と言っていた息子。銀の鈴は朝から大勢の人たちで溢れかえっていた。みなそれぞれ誰かと待ち合わせをしているのだろう。人ごみをの中を凝視しながら、息子らしき人物を探して回った。「いない・・・、まだ時間が早いから来ていないのか、それとも迷ってしまったか」と思い始めていたとき、わたしの目の前に一際輝いた青年。運命を感じた瞬間だった。顔は分からずともそれが息子であることを確信したわたしは、彼に近づいた。本など目に入らなかった。「父さんですか・・・」わたしは「うん」と頷く。彼の目が真っ赤に染まり、涙で潤んでいた。27年目の親子の再会。逞しく好青年に成長した息子ではあるが、わたし以上に想像を絶するような苦労を重ねてきた。しかし、その表情は晴れやかで清清しく、わたしの方が恥ずかしくて隠れてしまいたいほどだった。父親として何ひとつしてやれなかったし息子には謝罪するしかなかったが、心優しい大人に成長した姿を見て、そしてわたしの中に在ったひとつの気掛かりが神様からの贈り物によって、達成されたのである。ところで楽天イーグルスVS千葉ロッテの試合は打撃戦となり、非常にゲームとしては面白い内容だった。10回延長までもつれ込み、結果的に楽天イーグルスが8対6で逆転負けであったが、これぞプロの野球という場面を幾つも見せてくれたので、充分満足出来た。
2008.09.08
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あたしは いつも真剣勝負使い捨ての恋なんてしたくないあんたはいつもの決め台詞あたしを口説いてくるけれどあたしの耳は貝になるかたく閉じて海の底深く沈んで海の底光もささない深海であんたの言葉も届かない
2008.09.01
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