ウチの塾では一人が県中出場決定。
明日、火曜日に代表決定戦がある生徒たちがいる。
負けたら引退、勝てば県中。
受験勉強の開始が3週間ほど遅れるが、ここまで来たら是非とも勝ち残って欲しい。
私自身、小中高と剣道をしていた。
高校最後の総体は当然負けて終わり。
虚しい気持ちはあったが泣けなかった。
強豪といわれる高校の選手が負けて泣いているのを見て少し羨ましかった。
(個人戦でのT高校のMくんとY高校のHくんの延長の繰り返しの長い試合は痺れた。)
今でも「熱闘甲子園」には心を動かされる。
負けて泣けるってことは、それだけ本気で取り組んだってこと。
公立高校の合格発表がNETになって4年になるが、校内掲示のときは毎年どこかに見に行っていた。
自分とこの塾の生徒は見つけても声を掛けないことにしていたし、生徒にも声を掛けるなと言っていた。
生徒にとっては合否は自分一人のものだが、私にとってはそれぞれの塾生の合否がある。
全く知らない受験生が一喜一憂している姿を見ても、心に響くものがある。
合格して泣いた卒塾生、何人かいたなぁ。
不合格で大泣きした生徒は全員覚えている。
不合格で泣けるってことは、それだけ本気で取り組んだってこと。
本気の生徒は(全員ではないが)秋の共通テストの点数が思ったほど取れなくて泣ける。
模擬試験の結果で判定が悪かったときに泣ける。
入試の過去問で合格点に届かなかったときに泣ける。
今から思い返しても、本番以前で泣けた生徒はほぼ合格している。
本番で望んだ結果が出なかったら涙が出る、これはわかる。
でも、本当に泣く権利があるのか?
過程において、泣けるほど、結果が出なかったら怖いと思うほどの努力をしたのか?
全国を狙っている部活の生徒たちは、学生生活のほとんどを部活に懸けている。
本気で合格をしたい受験生は、色々なことを我慢して勉強に取り組んでいる。
負けて、不合格で、泣けるほどの努力をして欲しい。
でも実際、ウチの受験生は「やりきった感」が強くて合否はあまり関係ないって言うケースも多いけど。
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