『とんとこひ・セクスアリテ』
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「にじいろホットラインについて」Anno JOb Logに、その一部がご紹介されていたので。富田林市人権教育推進協議会 機関紙第182号「にんげん」(2006年8月1日発行)いろんなイロがまじって いろんなイロでなりたっているにじ いろんなイロがあるからこそ にじってきれいなんですよね ひともみんな同じイロではなくてもいいんですよね 同性のひとを好きになっても 反対の性になっても 女の人や男の人のどちらかにならなくてもいいのです いろんな性のありかたがあってステキなにじができあがります あなたのありのままのイロがもっとかがやけるよう 社会がもっとイロのステキさにきづけるよう「にじいろホットライン」をはじめました ■ にじいろホットライン●セクシュアル・マイノリティの人たちの電話相談『にじいろホットライン』 子どもから高齢の方まで、セクシュアル・マイノリティに関することで悩んでいる ご本人やその周囲の方なら、どなたでも無料でご利用できます。 自分のこと。家族や恋人、学校や会社とのことなど、お悩みのことをなんでもお聴きします。相談員はひみつを守り、あなたにとってよい方向に進むよう、一緒に考えていきます。お気軽にお電話くださいませ☆●相談例 「自分の性別に悩んでいる・・・」「同性を好きになるっておかしい?」「理解してくれる人がいなくて・・・学校に行きたくない」「子どもが同性愛者みたい。どう理解したらいいのか・・・」「同じようなことで悩んでいる仲間に会いたいけど、どこにいったらいい?」などなど※日時:第1金曜日・・・10:00~17:00 第3金曜日・・・14:00~21:00 (11月3日はお休みで、11月10日に実施します。)※電話番号:0721-20-0285※連絡・問い合わせ:富田林市人権教育推進協議会 Tel:0721-20-0285 Mail:tayousei_tondabayashi@yahoo.co.jp■シリーズ連載1「性同一性障害」と子ども~多様性の社会へ~ 「性同一性障害」という言葉は、最近マスコミなどでも数多く取り上げられるようになってきました。2003年には、テレビドラマ「3年B組金八先生」でも取り上げられ、2004年には「性同一性障害特例法」が成立。つい最近も「性同一性障害」と診断された子どもが「女児」として、学校生活を送ることを認められたとして大きく取り上げられました。 認知は進んできたものの、性別に違和感を持つ当事者自身の苦悩やこの問題での予断や偏見による差別・社会の障害はまだまだ残っています。 例えば、「性同一性障害」は、「心と体の性が異なる人」とよく報道され、ホルモン療法や性別適合手術(いわゆる性転換)をして、完璧な女性/男性になることをめざしている人と思われがちです。 しかし、ホルモン療法のみ、精神療法のみ、反対の性の服装のみを希望する人等、「性同一性障害」にも多様なものがあります。また、「性同一性障害」に限らず、診断を受けていない、または診断に囚われないが性別に違和感をもつ人は多くいます。 よく「同性が好きだから性別を移行するのでは?」と聞かれることがありますが、自分の性別・性器への違和感によって性別を移行するのです。もちろん、性別に違和感がある人の中にも同性愛の人は存在しています。女性から男性に移行して、男性と交際するという人もいます。それぞれが多様で、多様性を尊重する姿勢が求められています。 また、性別違和をもつ子どもをとりまく社会の障害を考えてみましょう。性別違和をもつ子どもの不登校経験率は、32%(あべメンタルクリニック 1999)。日本の小、中学生全体での不登校率が1%(文科省 2004)と比較しても、大きな差があります。学校での強固な男女区分(例:制服・体育の授業など)や、先生や友だちからの偏見・いじめなどもその要因です。以前、取材で、「女の子のような男の子」がいじめられていることを知りながら、それを止めないどころか「俺も(その子が)気持ち悪い」と平然と語る先生の実例を聞くこともあったほど、差別は横行しています。 ある子どもは、先生になりたいという夢を持ち、学校に行きたいけれども希望する性の制服に変更許可してくれないために、不登校せざるを得ない状態にあることを語ってくれました。その一方で、本人の希望する性の制服、希望する名前での呼称、ゴム印、名札の作成などをしている学校も存在します。その学校に通う「性同一性障害」の子どもは、「勉強する気になった」と活き活きと語っていたことを思い出します。 「性同一性障害」とは、本人がいかにこの問題を「受容するか」ではなく、いかに社会が性別を移行するひとたちを受け入れるか、強いては「男」・「女」という仕組みのみでよかったのか、を考える機会を与えてくれていると思います。(この連載は、にじいろホットライン担当の栄留里美さんにお願いして3回のシリーズで連載します。)参考)私の視点 同性愛 偏見と不平等解消に力を(朝日 2005/08/18朝刊オピニオン面)http://d.hatena.ne.jp/annojo/20050817大阪府議 尾辻かな子(おつじ・かなこ) 私は同性のパートナーと暮らしている。03年4月に大阪府議に初当選して以来、公職に就く自分が同性愛者と公表することで、レズビアン、ゲイ、バイセクシュアルなどの人たちの現状に目を向けてもらい、法的整備を進めるきっかけにしたいと思い続けてきた。 大阪府では01年3月に策定した人権施策推進基本方針で、同性愛者など性的マイノリティ-に属する人々に言及し「さまざまな人権問題が存在しています」と明記している。同じような方針を掲げる自治体もあり、社会の理解は徐々に広がってきているように見えるかもしれない。 だが、当事者の側から見ると、偏見や差別を助長する動きが目立ち、むしろ息苦しい社会になってきているというのが実感だ。 ある社の高校家庭科の教科書では、02年の検定で「同性愛のカップルを家族と考える人も増えてきた」という記述が認められたが、一部の政治家やメディアから「不適切だ」と批判を浴びた。文部科学省が全国の中学生に配った冊子には「好きな異性がいるのは自然なこと」と書かれている。2年ほど前には大手新聞に、同性愛などが過剰に強調されると「なにが正常なのか、判断する常識を人びとから、とくに子供から奪っていくことになる」とのコラムが載った。 私は「不自然」で「異常」なのだろうか。子どものころから男性アイドルに興味がない自分をいぶかしみ、大学時代には先輩の女性に抱いた恋心に恐れおののいた。思い悩みながら、ありのままの自分を受け入れられるようになるまでの長い時間は、切り捨てられるべきものなのか。 同性愛者の多くは、性的指向に気づいた時にだれにも相談できず、「同性愛者なんて、世界で自分だけではないか」と思い悩む。社会との葛藤(かっとう)に疲れ、自殺を選ぶ人もいる。思春期の同性愛者が自殺を試みる比率は、異性愛者に比べて2~3倍高いとする米国の調査もある。何げない言葉に、深く傷つく人がいるのだと気づいてほしい。 同性パートナーと生活していくうえでの法的な課題にも口を向けてほしい。公的には「友人」でしかない私たちは、財産分与や遺族年金など、異性同士であれば事実婚でも認められる権利が保障されず、住まいや看病、葬儀など多くの問題に直面している。 公営、民間を問わず、親族以外との同居を認める世帯向け住宅はほとんどない。私も民間住宅にパートナーと同居しようとして断られたことがある。 病院や公的機関では、「個人情報保護」の壁が立ちはだかる。大災害で最愛の人が被災しても、入院や死亡の事実さえ教えてもらえない。男性同性愛者の知人は、長年、一緒に暮らしていたパートナーが突然死した際に、最後を看取(みと)れなかったし、私もパートナーが倒れて病院に運ばれた時に、立場を説明できずに不審がられたことがある。 カナダやスペインなど4カ国は同性の婚姻を認めている。英独仏やニュージーランド、米国の一部の州など婚姻に準じる権利を認める国や地域もある。日本では、人権課題には掲げていても、法整備に向けた動きはほとんどない。 昨年の米大統領選でCNNなどが実施した出口調査では4%が「私は同性愛者だ」と答えた。身の回りにも悩み苦しんでいる人がいるはずだ。偏見と不平等の解消に手を貸してほしい。』
September 1, 2006
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