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初期のパーキンソン病患者は、不安感、便秘、流涎(よだれ)など運動障害とは無関係の症状を多く経験していることが、英ニューキャッスル大学のTien Khoo氏らの研究でわかった。「Neurology」1月15日号に掲載された研究論文によると、パーキンソン病の主な症状は運動障害であるため、このような非動作性の症状は治療や診断を受けないまま放置されやすいという。 Khoo氏は、「初期のパーキンソン病患者はこのような症状について担当医に話すことさえせず、医師も尋ねないことが多い。しかし、多くの場合(このような症状は)有効に治療することができる」と述べている。 今回の研究では、新たにパーキンソン病と診断された患者159人およびパーキンソン病でない99人を対象に、胃腸障害、睡眠障害、性機能障害などの30種類の非運動性症状の経験について尋ねた。パーキンソン病患者にみられた非運動性症状は平均8種類だったのに対し、非パーキンソン病者は平均3種類だった。パーキンソン病患者に最もよくみられた症状は、流涎、尿意切迫、便秘、不安感、嗅覚低下だった。 過剰な唾液分泌(流涎)は、パーキンソン病患者の56%にみられたのに対し、非患者ではわずか6%だった。便秘はパーキンソン病患者の42%、非患者の7%、不安感はパーキンソン病患者の43%、非患者の10%が報告している。 「以上の結果は、パーキンソン病が初期段階でも身体の多くの系統に影響を及ぼしていることを示すものである。このような症状は、運動障害と同程度、あるいはそれ以上に患者の生活の質(QOL)に影響を及ぼすことが多い。医師も患者もこのような症状について話題にし、治療法を検討する必要がある」と、Khoo氏は述べている。DailyCare Netよりコメント:パーキンソン病の運動障害は、よく知られていますが、最近は非運動性障害に関しても、研究されています。自律神経障害を早期から来たし易いので、便秘、流涎はよく訴えられますし、不安、うつ状態なども合併し易い症状です。神経性膀胱で、頻尿や排尿障害、嗅覚低下もそうです。パーキンソン症状が出現する前に、そのような症状がある患者さんの早期発見が、パーキンソン病の早期診断に繋がることもあります。
Jan 26, 2013
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日系米国人対象研究,第65回米国神経学会で発表へ 本来,高血圧患者の脳卒中や心筋梗塞などの発症予防に使用される降圧薬に,認知症予防効果が期待できるかもしれないー。米ハワイ州のPacific Health Research & Education Institute(PHREI)のLon White氏らが,日系米国人を対象に降圧薬使用と認知症発症との関連について検討したところ,β遮断薬以外の降圧薬を使用していた人に比べ,β遮断薬のみを使用していた人およびβ遮断薬とその他の降圧薬を併用していた人では脳萎縮が抑制されていたことなどが明らかになったとして,米国神経学会の公式サイトで紹介された。詳しい報告は,第65回米国神経学会(3月16〜23日,サンディエゴ)で発表される予定。日系米国人男性774人対象,使用降圧薬の種類別に脳病変を比較 米ハワイ州の保健衛生研究教育機関であるPHREIのWhite氏らは,同州における高齢の日系米国人を対象に認知機能の低下や認知症について研究するHonolulu-Asia Aging Studyのコホート774人において,降圧薬の使用と認知症との関連を調べた。 774人中,高血圧または降圧薬使用が認められたのが610人であった。降圧薬を使用していた約350人を薬剤別に見たところ,β遮断薬の単剤が約15%,β遮断薬とその他の降圧薬の併用が約18%,それ以外ではβ遮断薬以外の降圧薬を使用していた。 剖検により脳異常を比較したところ,β遮断薬以外の降圧薬使用に比べ,β遮断薬の単剤使用では,アルツハイマー病(AD)や微小梗塞を示唆する脳病変がより少なく,併用は両者の中間に位置しており,β遮断薬単剤使用および併用では,β遮断薬以外の降圧薬使用と比較して脳萎縮が有意に抑制されていた。 同氏は「われわれのコホートはAD発症が著しく増加すると危惧されているが,一般的な降圧薬であるβ遮断薬にAD発症の予防や抑制効果があるとすればとても素晴らしい」とコメント。詳細は,今年(2013年)3月中旬から開かれる第65回米国神経学会で発表される予定。(MTproより引用)コメント:今年になって初めての投稿です。読者の皆様には今年も、よい年になりますように祈念します。さて、降圧剤は多数ありますが、β遮断薬は比較的安価でもあり、私はよく処方する方ですが、脳萎縮も予防する効果があれば、積極的に使用したいです。β遮断薬は、心不全や、振戦にも効果があるので、使用法によっては、見直されても良いかと思います。しかし、認知症の悪化に効果があるかもしれないという降圧剤は、一部のARBでも報告されており、生活習慣病の改善も期待されての効果でもあり、全てを信じるのは無理でしょう。
Jan 10, 2013
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