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五木氏は、「人間の関係」や「林住記」が好評な作家であり、ブッダや仏教の思想に基ずく独自の生き方論は、年代や性別を問わず幅広い読者の支持を集めています。その五木氏が、国の低医療政策などにより、大きな岐路に立たされている医療や医療現場をどのように見ているのか、インタビューの記録から引用させて頂きます。講演依頼も多いのですが、一番多いのは医学界からという。インタビューのダイジェスト「癒し」という言葉は、使わないで、似たような言い方をするなら、「励まし」と「慰め」である。仏教でいう「慈悲」であり、五木氏流にわかりやすく言えば「慈」は「励まし」で、悲は「慰め」であるという。例えばがんの末期患者には、「励まし」より、黙ってそばで見ていてあげるほうがいいかもしれない。病気は治らない。「治める」だけである。手術をしたという結果は残る。それを背負って人々は生きている。笑うことはプラスだけど、悲しむこと、泣くことはマイナスだと捉えられている。だけど腹の底から笑うには、本当に悲しみ、号泣した経験がないとできないものです。科学や医学、経済、文化、全部ひっくるめて20世紀は「躁」の時代だったと思う。だけど今、医療も経済も、ゆっくりと「欝」の時代へ回り始めている。21世紀の医療は、私は「治療」から「養生」へと変わっていくと思う。病気を「治める」ことが使命になる。コメント: 五木氏の医療に関する提言をダイジェストで引用してみました。なるほどと思われる内容も多くみられ、特に時代はゆっくり「躁」から「欝」へ回り始めているという話を戦争の例で戦車戦や爆撃機が飛び交う、ミサイルを打ち合うような、言ってみれば「躁」の戦争から、テロとゲリラという姿なき敵と戦う戦争「欝」の時代に入っているという例えには共感できました。
Jan 30, 2008
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足首の捻挫(ねんざ)や筋断裂のような軽度の脚のけがにより、脚や肺の血栓リスクが増大することがオランダの研究で示され、医学誌「Archives of Internal Medicine」1月14日号に掲載された。 過去の研究から、手術、ギプス治療、長期の安静などを要する大きな外傷によって、静脈血栓症や、さらに危険な肺塞栓症のリスクが増大することはわかっていたが、軽度の外傷との関連は明らかにされていなかった。 ライデン大学メディカルセンターの研究グループは、1999~2004年に静脈血栓症を発症した患者約2,500人を、静脈血栓症歴のない3,500人の対照群と比較。その結果、患者群のうち289人(11.7%)が血栓症発症前3カ月以内に軽度の外傷を負っていたのに対して、対照群で過去3カ月以内に軽度外傷があったのは154人(4.4%)であった。手術などを必要としない軽度の外傷によって、静脈血栓症リスクが3倍になると著者らは述べている。 脚以外の部位の外傷と血栓との関連はみられなかったことから、この関連は局所的なものであると思われる。また、血栓症発症前1カ月以内のけがとの関連が最も強く、一時的な影響であることが示された。遺伝など、ほかの危険因子(リスクファクター)があると、さらに強い関連が認められたという。(HealthDay News 1月17日)コメント : これも昨日の報告と同様の統計学的な研究報告です。軽症の脚の外傷が静脈血栓症から、さらに危険な肺塞栓症などを起こすリスクが増大するという結果です。それも1ヶ月以内のけがとの関連が強いようですが、遺伝などや他の危険因子も関与するであろうということです。上肢のけがはあまり、危険因子にはならないようなので、まだよかったです。神経疾患の患者さんでは歩行障害を伴うため、よく転倒されます。軽症のけがでも注意しないといけないですね。
Jan 29, 2008
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認知症患者の診断からの平均余命は4年半であることが示され、英国医師会誌「British Medical Journal(BMJ)」オンライン版に1月11日掲載された。生存期間は、年齢、性別および身体障害の有無によって左右されるが、結婚歴や社会階級、地域社会(コミュニティー)で暮らすか老人ホームに暮らすかなどの社会経済的な因子による影響はみられないという。 今回の研究では、英イングランドおよびウェールズの地域集団ベースの研究に参加し、1991年から2005年まで定期的に認知症の検査を受けた65歳以上の1万3,000人強のデータを分析。14年間に438人が認知症を発症、このうち356人(81%)が死亡した。 最も若年(65~69歳)の患者では平均余命が10.7年、最も高齢(90歳以上)の患者では3.8年と、7年の差があることが判明。診断時からの平均余命は女性で4.6年、男性で4.1年であった。診断時に大きな身体障害のあった患者は、障害の最も少ない患者に比べ余命が約3年短かった。高学歴の人は低学歴の人に比べてわずかに余命が短かったが、統計学的に有意な差ではなかったという。 認知症診断後の余命に影響をもたらす因子がわかれば、医療従事者、患者、介護者および政策立案者にとっても役立つはずだと研究著者らは述べている。(HealthDay News 1月10日)コメント : 英国医師会の研究で、認知症患者の診断からの平均余命は4年半であることが示されたという。最も年齢により、平均余命も3.8年から10.7年と変動があるので、短いという結果にはならないかと思われます。統計学的な研究なのですが、余命に影響をもたらす因子は、まだはっきりしないようです。
Jan 28, 2008
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昨日の午後に県のSCD友の会設立総会に招かれ、神経内科医会を代表して祝辞を述べさせてもらいました。SCDは脳の変性疾患でも遺伝性の可能性が強い疾患であり、家族も一緒に勉強できる場を作り、同じ病気の仲間同士の交流は大切なことです。神経難病は難病の中でも、治療が確立されていない病気が多く、医療でできることは限られていますが、福祉や介護保険、身体障害などの申請手続きなど神経内科が関わっていくことは多いのです。それと動かないで廃用性筋萎縮を起こすことがないように、できるだけ積極的に動いてほしいものです。そのために、訪問看護や訪問リハビリもできるように手続きなどしています。総会の後に、大学の先生からの講演と、患者さんの病気に対して負けないで生きている体験談の発表がありました。
Jan 25, 2008
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心肺蘇生法に関する国際ガイドラインでは、院内で心室性不整脈による心停止が起きた場合、2分以内に除細動を行うことを推奨している。しかしこれまで、その現場レベルの実証データは、ほとんど報告されていない。本研究は米国心臓協会(AHA)が、米国内の医療機関の実態について報告したもので、処置の遅れはどれぐらいあるのか、処置の遅れと生存率との関係について報告している。NEJM誌2008年1月3日号より。全米369病院で心停止患者6,789例を調査本研究は、米国心臓協会(AHA)の米国心肺蘇生登録に参加している369の医療機関から、心室細動または無脈性心室頻拍で心停止を起こした患者6,789例を同定して行われた。多変量ロジスティック回帰を用いて除細動の遅れに伴う影響を確かめ、さらに、患者・病院特性の違いを補正したうえで、除細動が2分以上経ってから行われた場合と、生存退院率との関連性を検討している。3割で除細動実施に遅れ心停止から除細動実施までの時間の中央値は1分(四分位範囲:1分未満~3分)だったが、一方で除細動の遅れは全体の30.1 %(2,045例)で起きていた。患者の生存退院率は、除細動が推奨時間以内なら39.3%、遅れた場合は22.2%で、有意な差がみられた(補正オッズ比0.48、95%信頼区間:0.42~0.54、P<0.001)。また除細動が1分遅れるごとに段階的に生存退院率が低下していくとの関連性もみいだされている(P<0.001)。除細動遅れの特性は、患者が黒色人種だったこと、非心臓性疾患と診断されて入院していたこと、250床未満の病院だったこと、監視の行き届かない病棟だったこと、時間外(午後5時以降午前8時までの時間帯または週末など)だったことなど。これらの結果を受け、「入院患者の心停止に対して除細動処置が遅れることは日常的であり、それが生存率低下と関連していることも判明した」と結論付けている。Chan PS et al. Delayed time to defibrillation after in-hospital cardiac arrest. N Engl J Med. 2008 Jan 3; 358(1): 9-17. ケアネットからコメント : 日本でも一般市民が除細動できるようになり、除細動装置(AED)は普及してきました。学校や公共施設には必ずあると言ってよいでしょう。病院にはもちろん、診療所でも普及してきており、私のクリニックも開院2年を過ぎて使用するような事件はなかったのが幸いでした。しかし、いつ患者さんに起こるかわからないし、やはり備えあれば憂いなしで、昨日やっと私のクリニックにもモニター付きのAEDが入りました。最近のAEDは使用法も簡便で、電源を入れればあとは説明に沿って行うだけです。でも使用することがないように祈って備えておくだけです。
Jan 23, 2008
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新型インフルエンザ対策ワクチン 備蓄1千万人分増量へ2008年01月22日新型インフルエンザの流行初期に接種する「プレパンデミックワクチン」について、厚生労働省は、備蓄計画を現在の2000万人分から3000万人分へ拡大する方針を決めた。 06年度にベトナムとインドネシアのウイルス株の計1000万人分を製造(予算45億円)。07年度は、中国のウイルス株の1000万人分を3月までに製造(同43億円)し終える予定だ。新たに追加するウイルス株の種類や製造時期は未定だが、厚労省はウイルス株を多様化させる考えという。 厚労省の推計では、新型インフルエンザが世界的に大流行した場合、国内で4人に1人が感染し、最大で約2500万人が医療機関を受診し、約64万人が死亡する、とされる朝日新聞健康ニュースより コメント:新型インフルエンザのウイルス株はまだ同定されたわけではありません。しかし、対策を立てておかないと、大流行してからでは遅いのです。流行する株から製造できれば一番よいのでしょうが、予測できないのが新型インフルエンザなのでしょう。ある程度予測できそうなものに関してウイルス株から新型インフルエンザの流行初期に接種する「プレパンデミックワクチン」の備蓄数を増やしたということでしょうか。
Jan 22, 2008
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大寒に入り、寒さが厳しい日々が続きますが、今朝から感染症の患者さんが急に多くなりました。今朝は電話で往診依頼があり、昼休みの時間帯に往診に出かけてきました。元々は高血圧、糖尿病、狭心症など生活習慣病の患者さんですが、78才で高齢でもあり、昨年の冬にも一度感染症で抗生剤の点滴などで改善した経緯がある方でした。発熱が1週間前から続いており、今朝も38℃以上あったとのこと、往診しましたが処置が限られているため、再度クリニックに家族に連れてきてもらい、胸部X-Pや採血で気管支肺炎が疑われ、抗生剤の点滴を行いました。また認知症の患者さんが、夜間に喘鳴があり、食欲がないという患者さんも誤嚥性肺炎が疑われ、抗生剤の点滴をしました。そんな患者さんや感染性胃腸炎などで、午後は比較的ゆっくりできるのが一日多忙でした。
Jan 21, 2008
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不穏下肢症候群((RLS:レストレスレッグス症候群、むずむず脚症候群ともいう)の患者は、この症状のない人に比べて脳卒中ないし心疾患のリスクが2倍であることが、米ハーバード大学(マサチューセッツ州)を中心とする研究によって示され、医学誌「Neurology」1月1日号に掲載された。症状が頻繁で重篤な人ほどリスクが高いという。 RLSは、脚にむずむず感が生じて動かさずにはいられない神経障害。静止しているときに症状が出やすく、主に夜間に生じるため、睡眠を妨げることもある。米国では成人の5~10%にこの障害があるという。過去の研究でRLSと心血管疾患との関連が示されたが、懐疑的な見方も多く、これまでほとんど研究されていなかった。かつていびきが軽視され、睡眠時無呼吸のリスクが認識されるまでに数十年を要したのと同じ状況だと、米エモリーEmory大学医学部(アトランタ)のDavid Rye博士は指摘している。 今回の研究は、本来は睡眠呼吸障害の心血管への影響を調べるためデザインされた「睡眠心臓健康調査(Sleep Heart Health Study)」に参加した平均68歳の男女3,433人を対象としたもの。全参加者が回答した質問表に基づき、女性の7%、男性の3.3%がRLSであると診断された。 RLSのある人は、心疾患または脳卒中になる比率が2倍以上であり、この関連は症状が月に16回以上ある人および症状が重い人に特に強く認められた。今回の研究からは因果関係は明確にされていないが、この関連が生理学的意味をもつことも考えられる。RLS患者の多くは、一晩に300回も断続的に脚を動かしており、この動きが血圧および心拍数の増大に関わっていると著者らは述べている。また、RLSによる睡眠不足も心血管疾患の原因となると指摘されている。 Rye博士は「この研究により、RLSには単なる症状を超えた重要な意味があることが示された」と述べている。一方、別の専門家は、結論を急がずにさらに研究を重ねる必要があると指摘している。 これまで誰も気付いていなかったが、今後の研究では、RLSを治療することにより心疾患および脳卒中のリスクが軽減するかどうかを検討する必要があると、Rye氏は述べている。(HealthDay News 1月1日)コメント : 医学的な話題になりますが、RLSは神経内科医にとってはよく遭遇する症状です。RLSがあると心血管疾患の頻度が高くなるという研究結果です。いびきもかっては軽視されていましたが、最近では睡眠時無呼吸症候群という疾患であるという認識で研究されています。いびきよりも頻度は低いようですが、RLSのある患者さんは他の生活習慣病の治療もした方がよいでしょう。
Jan 18, 2008
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米国睡眠医学会(AASM)によると、年頭に当たり睡眠を見直すことで、さまざまな健康面での効果が得られるという。 現代人の多くは慢性的な睡眠不足であることが多くの論文で示されていると、米コロラド神経学研究所睡眠障害センター(コロラド州)のRon Kramer博士は述べている。 1日2~3時間の睡眠不足でも長く続けば、事故リスクの増大、疲労による抑うつ症状、運動する活力の不足、脳を刺激する物質の変化による食事量の増加や、塩分や糖分の摂取の増加など、健康に重大な影響を及ぼす可能性があるという。質のよい睡眠を取ることにより、運動する活力も得られ、健康的な食生活のために自制心も働きやすくなると同氏は述べている。 AASMによると、成人は一晩に7~8時間、ティーンエイジャーは約9時間、学齢児童は10~11時間、就学前の小児は11~13時間の睡眠時間が必要だという。以下のような徴候がみられる場合は、もっと睡眠を取る必要がある:・目覚まし時計がないと朝起きられない。何度もスヌーズボタンを押している。・運転しながらぼんやりする、居眠り運転をしてしまう。・眠気を覚ますために1日1杯以上コーヒーを飲む。・集中力があれば避けられるミスをする。・忘れっぽい。・憂うつ、不安、いらだちを覚える。・頻繁に体調を崩す。免疫システムの強化には睡眠が欠かせない。 このような問題は、十分に質のよい睡眠を取ることで解消できるとAASMは述べている。同学会は、よい睡眠を得るために以下のことを勧めている:・いつも同じ時間に就寝する。・リラックスできる睡眠環境を作る。・毎晩、朝までぐっすり眠る。・空腹の状態で床に入らない。ただし、寝る前に多量の食物を摂るのも避ける。・就寝前は、アルコール、カフェインを含む飲食物、興奮作用のある薬剤の摂取を避ける。・就寝前の6時間は激しい運動をしない。・寝室は静かで暗くし、少し涼しくする。・毎朝同じ時刻に起きる。(HealthDay News 1月1日) コメント : 睡眠は人生約1/3の時間を費やしていますが、その質は生活習慣にまで影響を及ぼす大事な時間帯です。今年ももう1月半ばになり、寒中で寒い季節で体調がすぐれない方もおられるかもしれません。しかし、よい質の睡眠を取れば必ず体調はよくなるはずです。いろんなストレスに伴う疾患や、不眠を起こすうつ病も根源は、不眠が影響していると考えられます。最後の8ヵ条を守ってよい質の睡眠を取るようにしましょう。
Jan 17, 2008
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米国ピッツバーグ大学 津久井宏行 つくい ひろゆき氏。1995年新潟大医学部卒業、東京女子医大日本心臓血圧研究所外科入局。2003年より、ピッツバーグ大学に留学。心臓移植、人工心臓Fellowshipの後、現在、University of Pittsburgh Medical Center Passavantにて、Advanced Adult Cardiac Surgery Fellow。 かつての日本は、「水」と「安全」はタダの国、といわれてきた。 しかし、現在の日本では、「おいしい水は買うもの」という認識が浸透してきているのではないだろうか。蛇口をひねれば、廉価な水が飲めるにもかかわらず、高価なミネラルウォーターのボトルがコンビニの棚にずらりと並ぶ。日本ミネラルウォーター協会の統計によると、1986年に83億円であった消費が、2006年には、1862億円まで増えている(金額は「国内生産」と「輸入」の合計)。その成長率たるや20年間で約22倍だ。 「安全」もしかり。各種防犯グッズや安全を売り物にした商品が店頭に並ぶことが当たり前になった。また、安全に関するサービスを提供する会社の業績は順調のようで、今や東証一部に警備会社が3社も上場するような時代になった。 なぜ今、日本人は高い金を払ってまで、「水」や「安全」を買うのだろうか? -- 「水」や「安全」は命にかかわる大切なもの。命にかかわるサービスにお金がかかるのは仕方がない、という認識があるからだろう。 ん?ちょっと待ってよ。 「医療」は、「水」や「安全」よりも、より直接的に命にかかわるサービスであるはずだ。「医療」に払うお金は、「水」や「安全」と同じように増えているのだろうか。いや、日本人は、医療費の自己負担増に対して非常にネガティブだという印象を受ける。 なぜ、「水」や「安全」には金を払い、「医療」に払いたがらないのか? 「水」や「安全」を売り物にしているビジネスが、高額な支払いを伴うにもかかわらず成り立つ最大の理由は、「お金を払う価値がある」と消費者が感じるからだろう。 「水」は、飲むことで、その旨さの違いを素人でも判断しやすい。「安全」は、特殊な鍵やセンサー、緊急時の連絡手段など、目に見える形で、その価値が実感できる。つまり、それほど専門的な知識を持ち合わせていなくても、そのサービスの価値を比較的容易に判断できるから、「このサービスに、この値段を払っても仕方ない」と納得できるのではなかろうか。日経メディカル オンラインよりコメント : この記事を引用したのは、確かに日本人は国民皆保険に慣れてきて、医療はお金がかからないものだと認識しているような気がします。しかし、これからの国策では医療保険が使えなくなりそうなのです。75才以上を国民保険と切り離した特定高齢者医療が今年の春から始まろうとしています。医療費抑制策ばかりが先行して、世界の医療費のGNP対比では日本は先進国から開発国のレベル以下に下降してきています。さらに、75才以上を切り離して地方に医療費を押し付けるという態度はこれまで高い保険費用を払ってきた高齢者に対して失礼なことだと思います。高齢者の方にとって、年金から保険費用をされに天引きされることになるのは、大変な負担かと思います。国は他の無駄な出費を抑えて医療と福祉にもっとお金を出すべきでしょう。
Jan 16, 2008
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術後5日で松葉づえが不要-日常生活への復帰早い- スポーツ外傷で多いアキレスけん断裂。関東労災病院(神奈川県)スポーツ整形外科の内山英司部長は「内山式アキレスけん縫合法」を考案し、注目されている。 ● 2週目から足首動かす アキレスけん断裂は、ジャンプや踏み込み、バックステップなど、ふくらはぎの筋肉を急激に使ったときに起こりやすい。治療法には、断裂したアキレスけんをギプスで固定してつなぐ保存療法と、縫合してつなぐ手術療法がある。それに加え、内山部長は6年前、松葉づえによる歩行期間の短縮と早期復帰を目的に、内山式アキレスけん縫合法を考案した。 「従来の手術と基本的に異なるのは、断裂した線維を損傷形態ごとに幾つかの束に分け、それぞれの束を縫合する点です。その分、固定が強くなり、早くつながるのです」 これまで300人以上に行い、通常なら術後5日で松葉づえが必要なくなり、歩行ギプスに変えて歩ける。 「従来法では、松葉づえが必要なくなるまで4週前後かかります。その分早く日常生活に戻れるので、術後11日目に出勤できた会社員もいます。足首を動かせるようにする訓練も、術後2週目から行えます」 これまでの手術療法や保存療法でも治療は可能だが、内山式アキレスけん縫合法のメリットは、回復の早さ。今後、広く普及するものと期待されている。 Medical Tribune(健康百科)よりコメント : アキレス腱断裂は、多くの人が経験する外傷の一つかと思います。患者さんや、友人、身内にも過去に負傷した人がいるかと思われます。そのアキレス腱断裂に早期に回復する手術を開発したという内容です。昨日の成人の日は天候がよかったので、妻と一緒に近くのスキー場に行ってきました。午前中の2時間ほど、白銀の世界に戯れてきました。連休らしい過ごし方ができたかとささやかな満足感に浸りました。
Jan 15, 2008
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ここ最近、他院や病院から紹介患者さんが、結構多いのです。先週の土曜日にも新患の数名のうち半数が紹介されてきた患者さんでした。例えば、ある総合病院からはパーキンソン症状があるため、神経内科がないのでこちらで診察と治療を依頼されたり、認知症とパーキンソン症状に関しての診察依頼もありました。昨年になりますが、眼瞼が重く、眼がぼやけるという訴えで総合病院の脳外科、耳鼻科などで診療してもらって、診断に至らないで紹介された重症筋無力症の患者さんもありました。この患者さんはテンシロンテストも陽性で抗Ach抗体も上昇しており、胸腺腫も疑われるのですが、胸腺摘徐術も勧めながらステロイド内服で現在は軽快してきています。また機会をみて手術を勧めたいと思っています。今日もある整形外科の病院から腰部脊柱菅狭窄症術後で歩行障害が悪化したので、パーキンソン病などの神経疾患がないかどうかなど、いろんな紹介があります。再来患者さんが多い年初に、紹介患者さんや新患があると時間がかかってしまい、患者さんにも診療側も疲れます。しかし、紹介して頂ける患者さんが多くなるということは嬉しくやりがいのあることなので頑張って診療していこうと年初に誓っています。
Jan 11, 2008
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記事:共同通信社提供:共同通信社【2008年1月4日】 【ロンドン29日共同】「就寝一時間前の電子メールのチェックは睡眠を妨げる」との研究結果が、28日付の英紙デーリー・テレグラフに掲載された。濃いコーヒーのエスプレッソ2杯分を飲むのと同じ不眠効果があるという。 研究を行った英エディンバラ睡眠センターのクリス・イジコフスキ博士は「コンピューターの光が、眠りを助けるホルモンのメラトニン分泌をやめるよう脳にシグナルを送ってしまう」と指摘。「静かさや暗さ、快適さとともに、リラックスした環境が十分な夜の眠りを確保する」と述べ、携帯電話でのチェックを含め、寝る前のメールに注意を呼び掛けている。コメント : 就寝前のメールがこんなに睡眠妨害になるとは知りませんでした。最近は就寝前にメールはしませんが、コンピュータの光は、メラトニンの分泌を妨げるとは、朝の太陽のような働きをするのですね。携帯やPC依存症の人は注意しましょう。
Jan 8, 2008
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「健康のためには1日8杯水を飲むとよい」「人の脳は平均10%ほどしか使われていない」「暗いところで本を読むと目が悪くなる」などの話は、いずれも事実ではない。しかし、このような考えは依然として蔓延(まんえん)しており、医師でさえ信じる人がいるという。 米インディアナ大学医学部のRachel Vreeman博士およびAaron Carroll博士は、英国医師会誌「British Medical Journal(BMJ)」12月22日号に掲載された報告で、このような医学的俗説の7つをやり玉に挙げている。その7つを取り上げたのは、それらが医師の口からも聞かれるほか、メディアでもよく使われているためだという。 同じような俗説に関するウェブサイトに関わっている米アーカンソー大学助教授Graham F. Greene博士も、脳の話は自分も信じそうになったと認める。また、「毛をそると濃くなる」との話も、自分の母親が言っていたのを聞いた覚えがあるという。この俗説は1928年以来、対照試験を行った研究で否定されているにもかかわらず、今も広く信じられている。 このほかの俗説として、「人の死後にも髪やつめが伸び続ける」といわれるのは、実際は死後皮膚が収縮するために、そのように見えるのだとVreeman氏らは説明する。また、「七面鳥にはトリプトファンが豊富に含まれるため、食べると眠くなる」といわれるが、実際にはそれほどのトリプトファンは含まれていないという。「七面鳥を食べるとき、一緒に飲むワインのせいだろう」とのこと。 この7つには入っていないが、「チューインガムを飲み込むと胃の中に7年間残る」などという俗説もある。Vreeman氏らは現在、100を超える医学的俗説に関する本を執筆中だという。(HealthDay News 12月20日)コメント : 医師も信じるというか、一般的に俗説はそんなものかと思ってしまうような内容のことが多いですね。しかし、最近でいうEBMがないため俗説と言われるのかと思われます。水を飲むことは血液を薄めるので、脳梗塞の予防になるなどはよく聞くお話です。確かに脱水症状は予防できるし、排泄で身体の内部を清掃してくれるような気がします。人の脳は10%ほどしか使われていないなども信じてしまいますが、脳は神経細胞が多く、神経線維と密接に連絡しているので、10%だけということはないでしょう。
Jan 7, 2008
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熟睡できない日が続くと2型糖尿病になる危険性が増すことを、米シカゴ大の研究チームが突き止めた。米科学アカデミー紀要(電子版)に発表した。小規模な実験ながら、眠りが浅いと血糖値を正常に保つ機能に悪影響があったという。 感染症などをきっかけに小児期に発症することの多い1型糖尿病とは違い、糖尿病の大部分を占める2型は生活習慣が主な原因とされる。睡眠時間が短い高齢者や、睡眠時無呼吸症候群で眠りの浅い太った人に目立ち、眠りの質との関連が指摘されてきた。 研究チームは今回、20~31歳の健康な男女9人を対象に、眠りの質と、血糖値を正常に保つインスリンの効きぐあい(耐糖能)の関係を調べた。被験者の脳波を測定しながら、実験室で8時間半ほど眠ってもらった。深い眠りを示す脳波が出始めたら、目覚めるほどの音量ではないものの、深い眠りを妨げる程度の騒音をベッドわきのスピーカーから出した。 3日にわたって実験した結果、被験者の耐糖能が実験前より25%ほど下がり、糖尿病に近い状態になっていた。研究チームは「睡眠時間を長くするとともに、眠りの質をよくすることで、2型糖尿病の予防につながる可能性がある」という。 朝日新聞健康ニュースよりコメント : ストレスは糖尿病の素因になることは、理解されていることから不眠が糖尿病を引き起こしやすいことはまた当然とも言えるかもしれません。生活習慣があらゆる疾患の原因になる可能性があり、不眠も大きな原因になると思われます。明けましておめでとうございます。今年も、その日に感じたことや、新しく知りえたことなど共有していきたいと思いますので宜しくお願いいます。
Jan 4, 2008
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