安倍首相がGWを利用して、ロシアとサウジアラビアなどの中東諸国を訪問するということが発表されました。

ロシアを訪問するということで、北方4島の領土問題に何らかの進展があるかもしれないということが推測されていますが、この問題はここ数年進展していません。
そもそもこの4島は日本固有の領土であると日本は主張していますが、色丹島と歯舞諸島の日本への返還は見込みがありそうですが、一方で、すでに国後島や択捉島にはロシア人が移住してきているとのことです。
つまり、国後島と択捉島にはロシア人が住んでいるということであり、当然そこではロシア人たちが日常生活を営んでいるわけです。そこにロシア人がいないという状態であれば「すぐに返してくれ!」と言うことはできるでしょうが、現状はかなり難しいと思います。
太平洋戦争末期に旧ソ連が日ソ不可侵条約を一方的に破棄して北方から日本に攻め込み、当時、国後島や択捉島に在住していた日本人は北海道に移ることを余儀なくされたようです。
もともと国後島や択捉島に住んでいた人たちにとってみれば、自分たちの故郷に帰りたい・・という気持ちは痛いほど良く分かります。さりとて、国後島と択捉島が日本に返還されたら、今そこに住んでいるロシア人たちは、島から出ていかないといけないということになると思います。
彼らロシア人たちは強制的に島に移住させられたわけではないようで、自らの意志で島に移住してきたようですし、もしかしたら、島で生まれ育ったロシア人もいるかも知れません。
国後島や択捉島で生まれたロシア人がいるとすれば、彼らにとってみれば国後島や択捉島は「故郷」になります。島が日本に返還されることに伴って、彼らが島から出ていかざるをえないことになれば、今度は日本が、彼らから故郷を取り上げてしまうことになります。
日本の領土か、ロシアの領土か、どっちにしても難しい問題が残ります。であればいっそのこと共同支配地にして、パスポートなしでお互いに行き来できるようにならないものか・・・
安倍首相やプーチン大統領には、国の威信とかいうことよりも、そこに住む人々のことを第一に考えて、より良い解決策を提示してもらいたいものです。
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