今日は成人の日ですが、我が家でも親戚にも新成人はいないので、特にお祝いごとをすることもなく、自宅でのんびり過ごしました。
ということで、今日は去年のうちに録画しておいた次郎長三国志という映画を観ました。
次郎長といえば、ご存じ定番の渡世人映画です。 かつて、いろんな人が次郎長を演じてきましたが、今回僕が見た次郎長は中井貴一が演じていました。恋女房のお蝶には鈴木京香が扮しています。

この映画の監督はマキノ雅彦という人です。この名前だけだと誰だかわかりませんが、実は俳優の津川雅彦の監督作品第1号というわけです。
公開時には、それなりに話題になったこともあり、映画館で観たかったのですが、時間が取れなくて当時は観に行けませんでした。
さて、次郎長一家といえば、子分衆にも有名な人が多いですね。たとえば、大政、小政、森の石松、桶屋の鬼吉、法印の大五郎などです。
この映画では、大政には岸辺一徳、小政は北村一輝、石松は温水洋一、鬼吉は近藤芳正そして法印には笹野高史が扮しています。
次郎長一家ではおなじみのメンバーである増川の仙右衛門は登場しませんでした。同じく追分の三五郎がいなかったのも残念でした。
なお、小政ですが、本来は山本政五郎という名前のはずですが、なぜか追分の政五郎と名乗っていて、追分の三五郎と山本政五郎をいっしょくたにしていたのが気になりました。
さて、物語は、次郎長一家の創成期といった感じで、若き日の次郎長の活躍が描かれています。また、良く知られたことですが、旅の途中でお蝶が死んでしまうのですが、このお蝶の死を中心としたストーリーになっています。
次郎長一家では、この後、森の石松が都鳥一家にだまし討ちにあったり、荒神山の決闘で法印の大五郎と吉良の仁吉が討ち死にしたりと、いろいろと物語が続くので、この中井貴一の次郎長も続編を期待したいと思います。
なお、次郎長の映画を観ていると江戸時代の真っただ中のような気がしますが、実は次郎長が生きた時代は幕末から明治初期だということなんですね。
あの幕末の時代にまだ次郎長のような渡世人が生きていた、つまり次郎長は、西郷隆盛や坂本龍馬たちと同じ時代を生きていた・・・と考えるとなんだか不思議な気分です。
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