関西ひとりジョーズ紀行

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2005年04月17日
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吉野の桜を見に行きました。桜が咲くと、山全体がピンク色に染まるというダイナミックな見栄えに、毎年観光客で大混雑しているということですが、今年もご多分に漏れず、人混みがすんごいことになっていました。でも桜の美しさは想像以上!でした。


今回は珍しく単独行動ではなく、僕と同じく最近大阪に転勤してきたYさんとお花見。と言っても、桜の下にゴザを広げてというのではなくて、吉野山トレッキングを含めた、健脚向けのフィジカルなものになりました。ただ満足度は高いので、山道を歩いても大丈夫という人には、吉野の桜を満喫できるオススメのコースになるかと思います。それには車で来てはダメです。渋滞で花見どころではありませんから。

さて、午前9時20分ころ、近鉄難波に着き、窓口でお得な割引券を求めると、窓口のおっちゃんが「吉野ならあべの橋がいいよ」とつっけんどんに言われてしまう。あべの橋? 行ったことがなくて、行き方を聞くと、御堂筋線で「天王寺」に行けばいいんだよ、と言われました。知らなかった...トホホ

あべの橋に着くと、この日は桜の花見日和と言うことで大勢の観光客が吉野行きのキップを買っていました。窓口では「近鉄特急は11時10分発まで売り切れ」ということだったので、在来の急行で行くことにしました。が、その急行も大混雑で、あべの橋から吉野までの1時間半、座ることができませんでした。

吉野に着いてからも大混雑。ロープウェイには長蛇の列が出来ていて、中千本(山の中腹)までのバスも、いつもなら所要時間20~30分のところが、2時間かかるとのこと。終点の手前の如意輪寺までなら1時間ちょっとで行くということと、バスはそれほど待たずに乗れたので、とりあえずバスを選択しました。それに電車でずっと立っていたので、とにかく座って落ち着きたいという気持ちもありました。


☆吉野山は大きく4つに分かれます。上千本、中千本、下千本、それに最も山奥にある奥千本です。桜の見頃は下から順に上がっていくわけですが、今は中千本から上千本が旬だということでした。吉野山の桜は合わせておよそ3万本におよび、咲く時期が微妙に異なることで山全体に桜のグラデーションが広がります。だから、吉野は桜の名所と呼ばれているわけです。奈良時代から神木として保護されてきたということですから、これだけの広がりになっているわけですね。

バスに乗ると、案の定、すぐに渋滞に巻き込まれ、少しずつしか進まず、思わず車内で爆睡。30分後に目が覚めて辺りを見回しても、目的地までまだ距離があるということでした。結局、1時間ちょっとで、中千本のやや下にある如意輪寺(にょいりんじ)のバス停の近くで降ろしてもらいました。

如意輪寺からは、中千本の桜と、三万本の水仙を見ることができました。ここで初めて吉野の桜を拝見。確かに、山が様々な桜に彩られていることがわかります。お寺の脇道から後醍醐天皇陵に行けます。後醍醐天皇といえば、南北朝時代の南方の天皇。ここで南朝を開き、いつかは京都に戻りたいと願っていたそうですが、叶わずに亡くなりました。そんなことから、後醍醐天皇陵は京都に向かって築かれているそうです。

同行のYさんの力強い先導に引っ張られる形で、如意輪寺の脇から、上千本の中心地、吉野水分神社(よしのみくまりじんじゃ)へ、トレッキングコースを一気に昇りました。結構息切れがしますが、暑すぎず、寒すぎない気温のおかげで、うっすらと汗をかいた程度で到達することができました。トレッキングコースは、松の林を抜けていくために、必ずしも眺めが良いわけではありません。山の全体像もつかみづらかったです。ただ、このコースを歩かないと、山の中は渋滞が多くて、なかなか上にたどりつきませんよ。



歌舞伎の「義経千本桜」で有名な花矢倉の脇から、トレッキングの道は再びスタートします。急な坂を下りて、足をひねりそうになりますが、そんなことよりも、降りて来るにしたがって姿を現す桜の広がりがまさに絶景でした。上千本から下千本まで、山全体が桜に覆われていました。しかも高さによって咲くタイミングが微妙に違うことと、桜の種類によるコントラストの違いから、白やピンクの花が重層的に見えて、しかもその奥行きが深い。新緑とのコントラストも鮮やか。これはテレビでは表現できない、スケールの大きな美しさです。ここで初めて、吉野が日本有数の桜の名所であることが理解できました。

この急な坂にレジャーシートを敷いてお昼を食べている人が多くいましたが、これぞ美しき花見、という感じです。このコースは車に乗っていたら見られません。山全体を見られるポイントはいくつもあって、そのポイントごとに見える美しさが違いました。ダイナミックながらも繊細さを兼ねた美しさ。

結局、桜に見とれて、大和三庭園と呼ばれる竹林院に行く時間がなくなってしまいました。秀吉が花見に訪れた際に、千利休が造った庭なんだそうです。うわー、見られなくて残念。この隣にある宿坊が雰囲気満点で由緒のある建物。1泊3万円以上することもあるそうですが、納得してしまうほど立派です。ここと、奥千本は次回の楽しみにしたいと思います。

最後に、金峯山寺蔵王堂(きんぷせんじ・ざおうどう)に行きました。吉野水分神社と同じように安土桃山時代に建てられたそうです。ここは歴史的木造建築物としては東大寺大仏殿に次ぐ大きさで(もちろん国宝)、周囲を圧倒する迫力があります。屋根が瓦ではなく檜の皮葺きというのが珍しいです。しかし、こんな大きなものを山の上まで持ってきて建築するという発想が大胆だし、それが数々の地震や戦争に耐えて今日まで建っているという事実にも驚かされます。

蔵王堂では、去年の7月から1年限定で、本尊の秘仏・金剛蔵王権現三体を公開しています。このお堂が完成してから400年以上もの間、一度も公開したことがないという、秘仏中の秘仏です。これが隠しておくのがもったいないくらいに大きくて立派。並び立つ3体のうち、最も大きいのが中央の釈迦如来で高さ7.3m。両脇の弥勒菩薩と千手観音もそれぞれ5.9m、6.1mと巨大。しかも三体とも体の色がブルー、怒りで逆立った髪と吊り上がった眉が金色で力強く隆起しています。こんな色づかい初めてです。体が青いのは、深い慈悲を表しているそうです。写真が撮れないのが残念。

帰り道に仁王門をくぐりましたが、ここにいる仁王像もいい顔・いい体をしてました。腕相撲したら無敵な感じです。

ロープウェイを使って下山。夕方になって体が少し冷えました。行きに予約しておいた18時5分発の近鉄の特急に乗って、爆睡しつつ大阪に戻りました。


冒頭にも記しましたが、吉野の桜はテレビでは表現しきれないダイナミックさがあって美しかったです。来る価値あり!ただし、車だと歩きづらいので控えた方がよさそうです。





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最終更新日  2005年04月24日 04時09分35秒
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