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先日早朝にミツバチの巣箱を開放し除去した『ムダ巣』を机に上に保管しておいたので、
日に翳して観察してみた。

ミツバチの巣の材料はミツバチの腹部にある蝋線から分泌される蜜蝋から出来ている。
上の写真の如く、巣を表面から見ると六角形の部屋が無数に垂直方向に重なり合って
構成されている。その断面は空洞の六角柱で底は三角錐になっているのです。
例えば円形だと縦横に並べていくと隙間ができてしまいます。また四角だと幼虫が中に入
ったときに隙間ができてしまいます。ところが六角形であれば無駄なスペースをつくらず
非常に効率の良い構造物をつくることができるのです。
奥行きは10~15ミリ程、厚さは約0.1ミリ?の壁から出来ており蜂蜜などがこぼれない
ように少し上に傾いています。このように六角形が無数に重なり合って構成されたものを
ハニカム構造と呼びます。ハニカムとは蜂の巣(honeycomb)の意味です。
ハニカム構造は強度に優れ、空間が多く軽量で材料を最小に抑えられる特徴が有り、
人工衛星や飛行機、スペースシャトルなど様々なものに応用されているのです。
そして何よりも私が感激したのは反対側(裏側)の巣は、半分ずつずれていることです。
写真の六角形の真ん中に『Y』が回転した形で薄く見えますが、これが裏側の巣の
半分ずれたハニカムの壁なのです。日本語に今話題の"遼くん”の「はにかむ=シャイ」と
いう言葉がありますが、響き的には優しい形状をイメージしますが、これとは全く無縁な
ものですね。そして小さな昆虫であるミツバチがこのような合理的な構造を、
人間が作り出す何千年も前から作っていたのですから正に神秘的であり
大きな驚きです。