JINさんの陽蜂農遠日記

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2024.01.03
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カテゴリ: 藤沢歴史散歩
「羽鳥御霊神社」を後にして 旧三觜八郎右衛門家住宅跡地
旧三觜八郎右衛門家住宅は、神奈川県藤沢市羽鳥にある歴史的建造物。国の登録有形文化財に
登録されていた
三觜家付近の東海道沿いの集落一帯は江戸時代から明治中期まで羽鳥村と呼ばれ、三觜家は
江戸時代には100石以上の高持(本百姓)で代々八郎右衛門を名乗り、羽鳥村の名主を務め、
羽鳥村の農民の4分の3と小作してもらう関係を結んでいたという。
11代目は明治初期の高座郡羽鳥村の初代村長を務めた。13代目八郎右衛門は、小笠原東陽を招き
学校を開いていたところ、明治5年に学制が布かれると「耕余学舎」という名の小学校に
認定された。明治10年に東陽が、私塾を新設するときは三觜八郎右衛門も援助した。
その「耕余塾」から各界へ多くの人材が輩出され、その中に後に内閣総理大臣となった吉田茂や、
味の素を創設した鈴木三郎助などがいるという。 2013年(平成25年)に主屋、門、石塀が国の
登録有形文化財に登録 された。
建物の保存を望む声があがっていたが、所有権が不動産業者に渡り主屋など 建物全ては
2022年に解体され跡地は既に宅地分譲がほぼ完了し、多くの住宅が建っていたのであった。
しかし、 ネットには、解体完了に対する報道等はほとんどアップされていないのである。
この理由は何故なのであろうか?そして解体に対する藤沢市の見解等も見つからないのだが。



そして虚しく、新しい石碑のみが。



明舜之郷 三觜八郎右衛門邸跡 」と。
明舜 」の意味は?? 「 」ではなく「 」??
」は「むくげ(アオイ 落葉樹 )などの 意味 漢字 」のようであるが、
「三觜八郎右衛門邸」には「 」が庭にあったのだろうか?



三觜八郎右衛門邸跡
三觜家は江戸時代より明治維新まで羽鳥村の名主を務めた素封家として知られ当主は代々
八郎右衛門を襲名した。

開いた読書院はのちに耕餘塾に発展し元内閣総理大臣吉田茂をはじめ多くの近代日本のリーダーを
輩出した。
広大な敷地に建てられた三觜八郎右衛門邸宅は明治初年の創建で重厚な木造二階建て建築であり
多くの居室を持つ稀な商家風建物であった。
近年邸宅等は国登録有形文化財に指定され令和四年春まで一般公開された。

記念碑を建立するもの也。
 令和五年三月吉日
  羽鳥本村町内会
  明治郷土づくり推進会議
  明治郷土史料室運営委員会」



跡地前に建った住宅。



この案内板には 「跡」の文字が必要 なのであった。



その先にあったのが「 白笹稲荷神社 」。
「古代水田農耕民族は、その水田耕作に不可欠の水源に、また人間の生存の礎となる衣食住の
源としての「水源(みなもと)」に、清らかに神奈備(神霊(神や御霊)が宿る御霊域)を
覚出しました。 「宇迦之御霊」と仰ぐ稲魂・穀霊を祀り、「保食神」、「生産の神」として
信仰し、現・白笹稲荷神社の前身としての白篠稲荷の小祠を祭祀してきました。」とネットから。
御祭神
 宇迦御魂命(うかのみたまのみこと)
 大宮売命 (おおみやめのみこと)
 猿田彦命 (さるたひこのみこと)
であると。
笠木部分の曲がりが、とりわけ激しいいのであったが。
藤沢市羽鳥3丁目19−23。



そして旧東海道まで戻ると道沿いにあったのが「秋葉堂」。
写真のように、小さいながらも石造りの太鼓橋風の橋が架かっていた。
以前はこの太鼓橋の下に池があったと。
この日は門が閉まっていたので中に入ることはできず、外から眺めるだけ。
藤沢市羽鳥3丁目21−11。



「この秋葉堂は秋葉大権現(火伏せの神様)を祀っているお堂で、城と羽鳥の集落の人たちが
講中をつくり、命日には毎年交代で行事をしてお祭りをしていました。今もその行事は続いていて
世話人が集まり正月十六には護摩を焚いて供養をしているといいます。」と頂いた資料から。



そして「羽鳥4丁目」にあった「 羽鳥歩道橋 」を渡る。



歩道橋の上から平塚宿方向を見る。



歩道橋の上から藤沢宿方向を見る。



そして「藤沢バイパス」下から「 明小歩道橋 」先の黄葉した大銀杏を見る。



ズームして。



藤沢市立明治小学校
神奈川県藤沢市城南3丁目3−1
この小学校の沿革は明治五年(1872)に名主の三觜八郎右衛門が小笠原東陽を招いて、羽鳥に私
塾「読書院」を開き、明治六年(1873)学制発布により羽鳥小学校に改称されたのであった。



そして到着したのが「 城(たて)神明社 」。
以下頂いた資料から
「祭神は天照皇大神、創建は永久5年(1117)鎌権五郎景政が所領の大庭荘を伊勢神宮の御厨として
寄進したのち当所に天照皇大神を勧請したといい、城地区の鎮守です。それに因んでこの辺りは
御伊勢宮という小字地名が残されています。また大庭地域にはこの他にも台谷神明社、
小糸神明社など「大庭御厨」に関わると伝えられる神明社があります。
◇石塔群
ここで紹介した石塔群は「城部落の今昔(宮本隆治郎著)」の大神宮の石造物」の項から引用
しました。(内道祖神ー基は移転時に行方不明とありますが、現在再建されています)
・山王大権現 文化十酉年 月吉日
・疱癒神   安政四丁巳年正月吉日立之
・庚申供養塔 安政ニ年月 吉日立之
・庚申供養塔 安政六巳未 吉日立之
・地神塔   明治十年丑丁一月日 第十ハ大区大庭村
       (笠塔婆型・青面金剛像)
・庚申供養塔 明治ハ年四月建。左側小笠原東陽大先生筆。
・道祖神   再建(寛政七年正月十四日)
鳥居には「昭和二十七年二月吉日建之」と。



国道1号線(藤沢バイパス)の北側に隣接する高台 に、「城神明社」の 赤い屋根の「鐘楼」
建っていた。



本堂 」。



左斜から。



お賽銭の盗難防止用か
左:臨時 お賽銭 投入口
右:臨時 補修募金 投入口



内陣。
御祭神は天 照皇大神 。土地の人は「 お伊勢の宮 」と呼んでいると。



「本堂」の右隣に「 慰霊塔 」。
城地区の戦没者317柱を合祀する慰霊碑。同地区の遺族らによって昭和37年3月建立。
碑本体380㎝、幅・奥行150㎝、台石90㎝。
所在:城神明社(藤沢市)
(刻字)
碑正面:
「慰霊碑」
碑左面:
「略敬称 順序不同   (14名×11段+12名の氏名)」
碑右面:
「(14名×10段+11名の氏名)」



「惟フニ過グル 第二次大戦 ハ吾々ノ宿命ダッタカモ知レナイガ各方面ニ多大ノギセイト惨禍ヲ
モタラシタ  要スルニ戦争ハ引合ウ仕事デナイコトヲ誰モガ痛感シタ  戦没ノ諸君ハ
実ニオ気毒ダ 然シ諸君ノ功績ハ実ニ偉大デアル  諸君ノギセイニヨリ民主主義日本ガ誕生シ
諸君ノ助力デ東洋ノ被圧迫民族ハ自主独立ノ宿願ヲ果シ得タト云エナイダラウカ  諸君ハ
決シテ犬死シタノジャナイ 諸君ノ功績コソ永久ニ歴史ニ大書サレルベキダト信ジテル
   昭和三十七年三月 明治辻堂地區初代郷友會長 石井佐一」



背部碑
 發起人(66名の氏名)
 城世話人(5名の氏名)
 地区遺族会(5名の氏名)
 施工 鍛代石材店 山口石材店 西山工務店



城公民館 」。



「本堂」左側には、多くの石碑、石塔が並んでいた。



御神樂殿建築記念碑 」。
御神楽殿建築記念碑   昭和拾八年八月四日建之  従六位勲七等清水善茂敬書 」と。



拝殿建築紀年碑 」。
御大典紀念 拝殿建築紀念碑  昭和参年十一月吉日  巴城 加藤伸吉謹書 」と。



手前右から
・道祖神   再建(寛政七年正月十四日)
・山王大権現 文化十酉年 月吉日
・庚申供養塔 安政ニ年月 吉日立之
・疱癒神   安政四丁巳年正月吉日立之  疱瘡神とは祈ると疱瘡を免れたり、軽減して
         くれたりするとされた神とのこと。

・道祖神   再建(寛政七年正月十四日)
後方右から
・庚申供養塔 明治ハ年四月建。左側小笠原東陽大先生筆。
・地神塔   明治十年丑丁一月日 第十ハ大区大庭村
・庚申供養塔 安政六巳未 吉日立之
・庚申供養塔 笠塔婆型・青面金剛像)



移動して左から。



近づいて。



鐘楼 」、「 石鳥居 」を振り返る。



「石鳥居」の近くにあった「石灯籠」(左)。



「石灯籠」(右)。



城町内会掲示板
城町内会デジタル回覧板(LINE)の参加方法 」についての案内が掲示されていた。



そして「城神明社」を後にして、再び「 明小歩道橋 」を渡りながら 銀杏の大木 を見る。



右手に「 藤沢市立明治小学校 」が。



再び 「藤沢バイパス」に沿って東に 向かて進む。



すると予定の道には道路工事中の案内板が。

​​



                                   ・・・ もどる ・・・




                  ・・・​ つづく ​・・・








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Last updated  2024.09.01 06:30:08
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