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照る月のかげ満ちて 雁がねの棹も見えずよ 我思ふ果も知らずよ ただ白し秋の月夜は ふくかぜの音冴えて 秋草の蟲がすだくぞ 何やらん心も泣くぞ なき明せ、秋の月夜はなぜかしら、暑い夏に秋を待ちかねて・・・?露風を思い出す。龍野に最後に行ったのは何年前・・・いや何十年前かな?主人ももう母親のことは滅多に口にしなくなった。子供の頃の楽しい夏休みの思い出も、心の奥にしまいっぱなしだ。天照神社の方解石は今はどうなったかな?たまには遊びに行きたいが、誰が誰だかわからないくらい、皆、年をとった。
2014.07.29
さわやかな朝だ。あのこの墓標の上にも涼しげな風が通り過ぎる。動物ってやつはたいしたもんだ。点滴と注射に僅かばかりの力を得て、あのこは原っぱを目指したのだろう。隣の家を通って、またその隣の庭を伝って。それは私が行ったことのない原っぱに違いない。昼に、また人らが寝静まった真夜中に、あのこたちはそちらによく遊びに行ったのだ。黒茶々は、眠ったように動かなくなったあのこのそばでずっと寝そべっていた。ちびっ子はさびしそうにカーテンの陰に佇んだ。私が穴を掘り始めると、姉妹たちはガレージの上から見守った。人間が一人死のうが、猫が一匹死のうが、日は同じように過ぎる。そんなことも悲しすぎる。仕方のないことでも寂しい。猫らしからぬ猫。皆、あのこが好きだった。四年前、目茶っ子の産んだ赤ちゃんが一匹死んだ。あの時は裏庭の椿の傍に埋めてあげたのだが、夏、その小さな小さな墳のてっぺんに赤い花が一厘咲いた。花の名は知らず。あのこもいつか土に返る。名にふさわしく大きかったあのこの墓のてっぺんには、きっといつか、大きな真っ赤な花が咲いてくれる。さわやかな風の中で、ふと、そんな気がした。
2014.07.28
四時半。陽はまだ昇らないが、今日もまた暑そうだ。朝の用事を終え、陽が昇りだすと、いっせいに蝉が鳴きはじめた。蝉の合唱の始まりで梅雨明けを知る。毎年のことだ。それまではてんでばらばらにただ時々ないているだけ。チビ太閤さんは病気だ。人間も動物も病院へはなるべく行かない主義だし、行かなくても治りそうではあったが、逆に三日前からはたまによだれを出すようになって、これは流石に心配になって、昨日は病院に連れて行った。車で震え、診察室で振るえ、その震えがとまらない、体だけはおっきいが気の弱い猫である。こんな猫見たことないというくらい、わがままを一切言わない優しい猫だ。家に入れない義姉妹がいると、入れてやってくれとないて呼びに来る。ほかの猫が餌を横取りに来ると皆やる。私が坐ったり寝たりすると寄ってきて、体重がかからないように頭だけもたれかけてくる。爪はほとんど出したこともない。戸外の生き物は獲らない。そんな太閤だから、ノラとは喧嘩にならない。いつも一方的にやられて逃げ帰ってくるだけだ。深傷をおって。昨日は太閤はもう死んでしまうんじゃないかと思って無性に悲しくなった。こんなわがままを一切言わない猫はいない。甘えて甘えて甘えるのはまだ二歳にもならないからだろうか。検査と治療を終えて病院を出た途端、ものすごい力でジャンプして逃げだそうとした。大人しいから必要ないと思っていたが、よくもヒモを持っていたもんだ。目の前を車が二台通過した。本当に危なかった。次に車に乗せようとしたら、ものすごい力で走り出してジャンプ。ヒモがちぎれてしまった。どの猫よりやっぱり本当は凄い力なんだ。あらためて知った。点滴と熱さましの注射が効いたのか、家に帰っては上等の餌を食事をし、久しぶりに背を伸ばして寝た。車の下に飛び込んできたから飼っただけの猫で、一番いらない猫だったが、一番いらないものが一番大切な存在だと、いつだったか教えられたことを思い出す昨日だった。それにしても暑い!蝉だって暑いだろう。
2014.07.16
倒産件数が大幅に減ってきているらしい。結構なことである。しかし一方で自主廃業は増加傾向にあるのではないかと思う。バブル崩壊以降か、リーマンショック以降かどうかはよく覚えていないが、大体は銀行が中小零細相手には金を貸さなくなり、他方、借りていた方も、これからは無借金でなければ生き残れないと、少しの余裕でもできれば、なにはともあれ借金を返すことに努めた。この二十年、既存の多くの中小企業はそういう所が多かったはずだから、当然倒産件数は減り、金銭問題ばかりではないにしても、諸事情から自主廃業は増える世の中になってきたと思う。大阪の我が家の近くの某会社を、帝国データーバンクの者だといって調査しにきたのがいた。どこからか依頼があったのか、倒産予備軍に入れられていたのか、どこかあらぬ所で金を借りているという情報はないか探しているふうだった。先行き見込みのない企業には貸し渋るのが銀行だから、そういうこともあるだろう、ならばここでやめたほうが良いのにと、少しはそこの人と話をすることもあった私はそう思ったものだった。社長兼絵描きさんはやめた。今、会社を畳めば一億か二億かは残る。続ければおそらくその金では一年か二年かしかもたない。私は田も畑も山も持っているし、その金が手元に残れば妻と二人一生暮らせる。従業員もつぶれてから仕事を探すよりそのほうがいいだろう。そんなことを言っていた。上手くない絵だから批評が聞きたいんだと、よく話をしていた頃のことでもう随分になるが、それは賢明な判断だったと思う。今一人、東南アジアに行く以外に道はないとか言っていた人がいた。向うで本当に会社を創ったかどうかは知らないが、日本での会社は畳んだ。私は今はたまにしか大阪に帰らないから、皆、どうしているだろうと、時々は考える。
2014.07.08
共産党員さんが投函していく会報の第一面。TPP交渉が妥結したら、アメリカから軽自動車増税を迫られるは必至だろうと聞いていたが、TPPなんか関係なく増税だ。ちなみに原付は千円が二千円に。倍増だ。軽はものにもよるが1.5倍らしい。十三年以上たったものは重課税なんだとか。これは貧乏人泣かせだね。大体が十年以上も乗り続けてるとか、五年も十年もたっている中古車を買うなんていう人は大抵貧乏人だろうに。今朝、ガソリンスタンドを見たら、またまたガソリンが上がっていた。こういうのが皆、ボディブローのように貧乏人にきいてくるんだろうな~。政治家や官僚や、またそういう者たちから選ばれる有識者は、消費税が少しくらいあがったって、物価が少々上がったって、蚊がさされたほどの痛みもないからか、日本人は富裕層が多いからか、テレビは好景気を謳っている。消費税上がり、物価上がり、給料増えずなら、景気悪くたってそれは普通のことなのに。そろいも揃って皆大本営発表機関だからね。今、テレビをつけているが、あの県議の顔はあまり見たくないね。女性が働くって、、、私自身は働くのは好きだが、女性が外で働くって考えが、世の中をダメにしていくんだ、ほんとはね。
2014.07.05
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