空腹ラッコの雑記帳
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3歳児の思わぬ反応に、子供のデリケートな感性を思い知らされたことがありました。聴いていた歌の中に「まいごになった」というフレーズがあったのですが、ある日そこにさしかかったとたんに「迷子になるのはいやだ」と大泣きしました。それ以来、歌詞の何気ない場面が気になります。その1つが「別れ」。年少の聞き手を想定している歌は、おおむね刺激的なところがありませんが、「別れ」が織り込まれている歌は存在します。出会った「おばけ」と友達になるうた、海の動物が少年と仲良しになるうた、雪の精を思わせる「わたし」が子供達と冬を楽しむうた。どの歌にも「別れ」がおとずれます。避けるのがよいとは決して思いませんが、いつかの経験から、子供に残る記憶が気になります。月替わりの歌が楽しみな「おかあさんといっしょ」で、1月は「もくもく ふゆーん」と題された歌が毎日流れました。「はくいきが しろくなる」10文字で言い尽くせる冬の光景が1つの歌に仕上げられています。白くなった息はやがて消えてゆきますが、この「小さな雲」との別れならすぐに再会できる。そのことに、不思議な安心感を抱きながら、ひと月を過ごしました。穏やかな曲想と歌声でひとときを満たしてくれる「ふゆーん」。毎日出会えるのは今週までですが、いつでも会える身近なところにいるような黄がします。
2018/01/31