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2003.09.13
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カテゴリ: カテゴリ未分類
先日に引き続き「冷静と情熱のあいだ」の紹介を続けます。
今回紹介するのはRossoにあたる「冷静と情熱のあいだ」(江國香織・角川文庫)です。
昨日紹介した辻さんのバージョンは主人公を阿形順正にして描かれ
ていましたが、今回の江國香織さんのバージョンはその恋の相手で
あるあおいの視点から描かれています。
結果として同じ時間の流れを二つの視点から眺めることができるわ
けですがこれにより一人称の小説にもかかわらず順正がどのような
気持ちで手紙を書いたのか、その手紙をどのような気持ちであおい
が読んだのかが分かるようになっています。

像がつかめる、それでいて一冊ずつでも作品として成立していると
いうことですからね。
人が生きていればその人間にかかわる人間がいるし、それぞれの人
間から見たそれぞれの視点や見方で他人を認識し、理解や誤解が積
み重なっていくことがなんとなく実感される小説でした。
あるバックグラウンドを持っていてもそれを言葉で表現しそれが相
手に理解されない限り相手と自分のあいだで情報が均一になること
がない。そのために順正とあおいは最後まですれ違いつづけたよう
に感じます。
一人称の視点を切り替えていく小説としては9月4日に紹介した「
プリズム」が形式だけなら似ているかもしれません。あれも誤解が

士なら誤解の積み重なりは別れという選択になってしまうのでは
ないかとおもいます。

今回も最後まで読んでくださってありがとうございます。
日頃読み慣れない恋愛小説だと読むのに少し苦労するのがわかった
のが自分の中での発見でした。

書き込んでいってくださいね。
ではまた。





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Last updated  2003.09.14 12:41:52
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