ふさの国から 晴走雨読パパの日記帳

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2026.01.24
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テーマ: 日本史(1748)
カテゴリ: 歴活
県中央博物館が開催する講座に参加した。
1月18日の講座(第1部)は、「戦国時代の恩賞と古文書」。
歴史好きで、なかでも戦国時代は大好物。ひととおりの史実や人物は大抵知っている。
それでも、古文書そのものを注意したことはなかったし、講座で新しいことをいくつか知ることができた。

まず、古文書とは?
僕自身、勘違いしていたのだが、狭義の古文書とは、
特定の相手に読ませるものに限るのだという。
一般的には意志を伝達する「書状」や、何らかの権利を保障する「証文」などだという。
現代でいえば、書状は年賀状やメール、証文は戸籍や住民票ということらしい。


戦いと古文書の例として、竹崎季長が描かせたという蒙古襲来絵詞を例に説明していた。
自身の奮闘を「書状」にしたためて提出し、
戦功を確認する「証文」を得ているのだ。
中世は「自力救済型の社会」。アピールしないといけないのだ。なんだか、がめつい。
この時代に生まれたら、うまくやっていけるだろうか・・・。不安である。

さらに、戦いの際の古文書は時系列で、
戦いがあるから参陣せよ、という「軍勢催促状」があり、
戦功を報告する「軍中状」で応える。
そして、よくやった!という「感状」がもたらされるが、
感状の中でも後日褒美をとらすという「A型感状」と、
よくやったと褒めるだけの「B型感状」があるのだという。




1566年の古河公方・足利義氏の恩賞給付はA型感状ではあるものの、褒美は領地ではなく官途(官職)で、官途と一緒に発給されたのは7年後。もらう側としては、ちょっとがっかりだ。
この辺の気配りのなさが、古河公方衰退の要因のひとつかと思ったが、どうも、社会全体で主従関係が強化され、主君優位の中で、感状も褒美も主君次第となっていったようだ。
それでも、同じ関東でも、北条氏側なら、褒美は官途ではなく刀剣であったり、もしかしたら土地を宛がってくれるかもしれない。それに、きっと7年も感状を寝かしたりはしないだろう。
一方で、北条氏は、厳密な軍事動員を課すらしい。
負うべき軍事負担の古文書によれば、

二間の槍17本、鉄砲2挺、そして自身は騎乗して甲冑をつけてこい、
甲冑は金色で、黒字に赤の日の丸の旗を差してこい、と誠に細かい。
北条氏側の侍も辛そうだ。

もし、古河公方と北条氏方の戦になり、双方から軍勢督促状がきたら?
(足利義氏の時代は、古河公方は北条氏の管理下にあったけれど)
自由だけど先行き不安な古河公方につくか、
強固だけど管理型の北条氏方につくか、
思案のしどころだ。
話を聞いていて、真剣に悩んでしまった。







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Last updated  2026.01.24 21:00:47
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