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うさんぽの後には、モヒうさぎさんにおやつをあげる約束になっている。モヒうさぎさんも勝手知ったる様子で、おやつの袋をガサガサ探すと、目を輝かせてやってくる。そして、僕がおやつの袋に手を入れると、もはや我慢ならんとばかり、僕の太もものあたりに前脚を乗せて催促するのだ。モヒうさぎさんは、おやつのフルーツミックスが大好き。でも、甘いものの食べ過ぎは健康によくないから、1回4粒と決めている。小さな口で一粒づつムシャムシャ。オレンジ色の粒、黄色い粒、白い粒、いろいろあるけど、赤い粒の時には、目を細めてひときわおいしそうに食べる。だから、ラストの4粒目は、袋の中を覗き込んで赤い粒を見繕って差し出す。モヒうさぎさんは賢い。1回4粒ルールを理解している。そして、4回の回数を数えているのだ。4回食べ終わると、さっと僕から離れる。そのままいては、抱っこされるかもしれず、場合によっては、爪切りや尻洗いされるかもしれず。長居は禁物なのだ。君子たるモヒうさぎさんは、"うさぎ危うきに近寄らず" なのだ。ウサギを飼ったのは初めてだけど、モヒうさぎさん以上のウサギはいないのではないか。飼い主のひいき目かもしれない。世界中の飼い主が、自分のウサギが一番と思っているのかもしれないが。
2026.09.20
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去年よりも涼しいとはいえ今年も暑かった。そして雨が多かった。そんな気候も影響したのか、8月は9冊読むことができた。今月読んだのは以下のとおり。①Dr野村のウサギに関する100問100答(野村潤一著/メディアファクトリー) ★★★★ 8月第2位!!②帰郷(浅田次郎著/集英社) ★★★★③こちらの事情(森浩美著/双葉文庫) ★★★★ 8月第1位!!!④有川浩の高知案内(有川浩/メディアファクトリー) ★★★⑤高知県の不思議事典(谷是著/新人物往来社) ★★⑥野生動物発見!ガイド(福田忠夫著/築地書館) ★★⑦夢をかなえる読書術(伊藤真著/サンマーク出版) ★★★★ 8月第3位!⑧県庁おもてなし課(有川浩著/角川書店) ★★★★⑨成熟スイッチ(林真理子著/講談社新書) ★★★内訳は、ストーリーコンテンツ(小説・エッセイ)が3冊、事実・主張コンテンツ(ビジネス書・新書)6冊。また、分野別では、文芸3冊、歴史1冊、観光2冊、生物2冊、読書1冊だった。①、②、③、⑦、⑧が★★★★。いずれも甲乙つけがたかったが、娘に紹介された③「こちらの事情」は、クリームソーダーを飲んだような涼やかな多幸感が味わえたので、今月のベストワンに。トラブルが家族の絆を再確認するようなそんな作風で、中学受験の問題に引用されるのも納得だ。①「Dr野村のウサギに関する100問100答」を読んで、うさぎへの理解が更に深まった。本書によれば、うさぎは人間のことを"同族”と思っている模様。モヒうさぎさんも、僕のことを"大きいウサギ”と思ってくれていれば嬉しい。但し、大きいウサギとしても、いざという時は、上下関係を明確化する"アゴ乗せの刑”だ!⑦「夢をかなえる読書術」は読書の効率を上げるのに役立ちそうな一冊。情報の使い道を意識すること、要するにを考え、推理しながら読むこと、を意識しようと思った。2026年に読んだ本は、8月末までで54冊。目指せ年間80冊!、かな・・・
2026.09.19
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自分で自分のことが嫌になる・・・そんな失敗をしたことはありませんか旅行に出発しようとする直前、いよいよスーツケースのファスナーを閉めたのだけど、飛行機で荷物を預けるのだからと、スーツケースの鍵をかけたい衝動に駆られた。魔が差したとしか思えない。鍵をかければ、3ケタの番号で開錠することになるのだが、いざ閉めてから不安になった。案の定、思い当たる番号では、開かない・・・。イヤーな予感。いくつか番号を変えてみるが、鍵は開かない。絶望・・・。僕は、スーツケースを前に狼狽し悲しんだ。「何たる、失策であることか!」ひょっとしたらと思って、鍵の部分を引っ張ってみたり、強く押してみたり。けれど、鍵はガッチリと閉じたままだった。出発時間が迫る。旅行の荷物は既に、スーツケースの中だ。ついに、僕は観念し、決断した。工具箱から、ペンチを取り出す。そして、鍵の細い部分を挟み、ゴリゴリと揺すった。鍵は壊れ、もう二度と鍵の用は足さなくなった。スーツケースのポケットに、番号を記したメモが入っていた・・・。覚えのない番号、スーツケースを購入した際の初期設定のままの番号に違いない。あーあー。自分で自分のことが嫌になる。ショックな出来事で、思いのほか重く感じられるスーツケースを引いて、トボトボと家を出た。
2026.09.19
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僕はしっかりとプランを立てて準備をして、旅に出るタイプである。今回の高知旅行でも、娘のリクエストで最西端の柏島でシュノーケリングを楽しむ予定にしていたから、シュノーケリングセットや、水陸両用のマリンシューズを購入。準備万全、のはずだった・・・ところが出発前夜に帰宅した娘は、なんと水着を持ちかえってこなかったというではないか・・・。あ然。どうも、娘は旅行を楽しむイメージばかりが先行して、必要な準備にまで頭が回らないらしい。僕とは正反対のタイプ。実の父娘でもこうまで違うとは。我々、父娘は晴れ親子だ。これまで、旅行で天気が崩れた記憶がない。今回もあいにくの雨模様の予報だったが、実際に高知龍馬空港に着いてみれば、予報に反して空模様は上方修正。特に、柏島アクティビティの2日目は、晴れ間さえものぞく天気となった。実際に見る柏島は、青い、そして透明だった。なんだか、オシャレなブルーのカクテルのような海。出発間際にあわてて買ったラッシュガードを着た娘は、シュノーケリングを頭に乗せて、いち早く、海へ向かって駆け出す。父も慌てて追いかける。父娘で橋の上から青い海をのぞいているうちに、いてもたってもいられなくなって、海に入り泳ぎだす。どこまでも澄みきった海。光が水の中でも輝いている。泳ぐ僕の掻き手から発する泡がゆっくりと水面にのぼっていく。水の中で娘がサインを送っている。娘が指す方向の岩の隙間には、おびただしい魚の群れ。その黒い群れは、赤い目こそなかったけれど、かつて父娘が寝床で読んだ「スイミー」そのもの。我々、父娘が近づいても群れは平然と隊列を組んで泳ぎ続ける様も、スイミーそのものだ。白い砂浜に寝そべって青い空を眺める。来てよかったとうなずきあう。我々、父娘は貪欲だ。天気がいいのをいいことに、一気に四万十川も楽しむ気になった。15時発の屋形船「四万十の碧」に駆け込むと、お座敷の前方に陣取った。川を伝う風が心地良い。船頭さんのうんちくに耳を傾ける。四万十川の長さは196km(高知県の室戸岬と足摺岬を直線で結んだくらい)で、日本の川の長さランキング11位。200kmまであとわずか!10位まであとわずか!の惜しい川なのだとか。それでも、清らかな水が、ゆったりと流れている様は、唯一無二だ。水鳥の視線で風景を楽しむ。沈下橋に腰かけた地元の少年たちが、屋形船に乗った我々に手を振っている。ああ、いい風景だ。と思った。そして、その絵葉書のような風景の中に入ってみたいと思った。そこで、下船後は、その沈下橋へ。橋の欄干がないので、おっかなびっくり歩いてみる。そうこうしているうちに、軽トラックが橋に差し掛かり、橋の真ん中にいる我々父娘に近づいてくる。わずかに徐行はしてくれても、怖いものは怖い。手をつないで橋の端による。右手は軽トラまで20cm、左手は四万十川まで20cm、の隙間でなんとかやり過ごす。過ぎてしまえば欄干のない橋にも少しだけ慣れて、腰が引けながらも橋の端に座ってみる。緑の水面に、もっと濃い周囲の山々が溶けるように映り込み、もはや怖さを感じなかった。我々、父娘も絵葉書の中に入り込んだのだ。こうなると、水の中に入りたくなるのが、我々父娘。再び水着に着替えると、四万十川の緩やかな流れに身を浸す。柏島の海と違って、水は冷たい。それでも海水と違って、さわやかな川の水。冷たさに慣れたころには、四万十川に抱かれているような気分になった。水の中には、コイやウグイ。素早く反転していくのは鮎に違いない。と、大きな縞のある魚が突然、目の前を横切ってびっくりさせられる。ブラックバスだ。別の屋形船が泳ぐ僕らのそばを通りすぎる。船のお客さんは、地元のやんちゃな父娘と思ったに違いない。僕らも、その期待に応えて、地元の川ガキよろしく、屋形船に沿って泳ぎ、お客さんに向かって手を振る。いいサービスができたかな?高知市内に戻って、評判の居酒屋あおき さんへ。知り合いの家に呼ばれたような雰囲気のお店だ。だから、注文もおかみさんのおすすめをそのまま受け入れる。郷に入っては郷に従えだ。名物のウナ丸たたきは、白焼きのウナギが甘酸っぱいタレに浸っている。四万十川の岩の間にも、こんなウナギが潜んでいたに違いない、と娘と話しながらペロリ。大当たり、美味しい。大学生になり、すっかり酒飲みの気持ちを理解できるようになった娘と、グラスをぶつけ合うこと数度。ほろ酔い気分で店を出た。楽しみが目の前にあると、いてもたってもいられなくなるところ、それから、水に飛び込んでみたり、とことん体験したくなくところ、など、我々、父娘の行動は共通している。やっぱり父娘なんだなー。旅の終わりにそう思った。父と娘、正反対のところもあり、似ているところもある。お互いの違いを尊重しながら、つかず離れず適度な距離感で父娘関係を気づけていけたら。空港で、都内に戻る娘を見送りながら、そう思った。
2026.09.13
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残暑厳しい日の午後、ぽっかりと仕事が空いた。これ幸いと休暇を取得。プール&サウナで、ととのうべく近所のスポーツクラブに行ったところ、キッズ優先とのこと。夏休み中は、特に、こどもまんなか社会なのだ。ならば、と市民プールに転じた。これが、大当たり!平日のプールはガラガラで、端の2コースはほぼ独占状態。傾きかけた日差しが水中を照らし、25メートル先までくっきりと見通せる。泳ぐ僕から出る水泡が水面にあがっていく景色も、実に愉快だ。水面に顔を出せば、背後の森の緑が涼やかだ。この景色だけ切り取れば、沖縄のリゾートホテルのようではないか。行く夏を惜しむかのような、アブラゼミの鳴き声に合わせて、僕も腕をふり、バタ足を打つ。もう1ターン、もう1ターンとターンを重ね、気づくと1,000メートル以上泳いでいた。プールから上がった後の全身の疲労が心地よい。こんないい場所があったとは。この夏、もっと早く気づけば良かった。2026年の夏が終わる。
2026.09.01
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