愚者の選択

October 5, 2005
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†

言い訳を揮発することを持続して

同時に自慰の気持ちで傷をまた雨ざらしにして

滴る沸き上がったような紅に

舐めるように付いた豊饒の軌跡に

くだらない、どうでもいいと言う虚勢を重ねて

またこの詞を紡ぐ


†

この感情を余り言葉に、現実に顕現する事を自分は心よくは思えない



あえて言い訳とするならば
この様に語ろう


†

ふと気がついたときには

思い知っていたはずのなにかが足りない

気がつかないのはおそらく

自分が愚かだからで

そのうえ気が付いたときには虚空しかなかった

余る程にあったそれは

五感の一つの温もりで

今では記憶でも、言葉でも思い返すことは不可能



無くなった瞬間を

自分は見ることも感じることも出来やしない

せめてそれくらい出来るなら

また酷く感傷に浸ることができるのに

そして、次は何を失うのか畏れ、大事にするのに



それはズレてどこか歪んだ眼鏡のフレームの様で

当たり前の不愉快を与える
そしてその欠けた歪みこそが与える物が語るのは

幼い頃の郷愁ではなく

軋む痛み

それだけだった


†


何故だか解らない

だがしかし規程された奥底で踏ん反り返っている衝動

そう、それは積み上げたばかりのトランプタワーを木っ端みじんに破壊したくなる衝動と似ている

きっとそれは…

壊した後の

壊したのもの大切さを計りたいが為なんだろう





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最終更新日  October 5, 2005 07:58:56 PM
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