P-Blog アイデア&インプレッション

2003.11.10
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カテゴリ: 食べものネタ
京都の北白川に総本店のある「天下一品」。独創のこってりスープは、ラーメンというより「天下一品」という別の食べ物である。昔は京都でしか食べられなかったが、今ではチェーン展開をし、全国でその個性を味わうことが出来る。だが、チェーン店とは言えども、単に、均等なサービスを提供しているわけではない。各店創意工夫を凝らし、顧客を掴んでいる。今回は、中央線沿線の高円寺店である。

「高円寺」は、古くから高円寺系のロック文化があり、なんとなく、インディーズの香りがする。先月「 高円寺ハートトゥーアート 」というアートイベントに行くために、改札で待ち合わせをしていると、顔面にピアスをしたロッカーがいっぱいいた。 高円寺ハートトゥーアート にしろ、いろんな自分たちで出来ることで、何かを作り上げようという雰囲気を持っているのが高円寺であり。高円寺付近には、彼らのパワーを支える店が立ち並んでいる。
高円寺の駅を南に3分ほど歩いたところにある「天下一品・高円寺店」もそのような店の一つ。
この店のサービスの特徴は「味付けタマゴ1個無料」である。オーダーを頼む際、店員から薦められるので、是非つけたいオプションである。以前は、いくつでもタマゴを無料で各自取って、つけることが出来たそうだが、高円寺のインディーズパワーは、貧困とあいまって、タマゴを際限なく食べる人を大量繁殖させることとなり現在のスタイルに落ち着いたという。
二つ目の特徴的なサービスは「スープライスセット」である。このセットは、「天下一品」独自のこってりスープを、普通のラーメンより多くいれ、付け合せの明太ライスの上に掛けて食べるのだ。これがなかなかの絶品なのである。こってりスープと、明太子と海苔とが混ざったものと、白ご飯が絶妙に合うのである。私は、こってりスープの臭みを減らすために、最初胡椒とラーメンだれを少々入れ、途中から、辛子味噌を加えながら、それをご飯に掛けながら食べる。途中箸休めに、無料のタマゴを頂いて、これで790円。実に幸せである。
「天下一品」のこってりスープを、中華そばとごはんで堪能し、レジへ向かう。ここで、3つ目の高円寺店の特徴を見る事ができる。それは、店員である。ここの店員の何人かは、音楽や演劇などの活動をしていて、店内で看板娘のやってるバンドのCDが買えてしまう。厨房のスタッフのやっている演劇のチラシも置いてあるので、おそらく、チケット販売もしているのだろう。

「天下一品」は、京都、北白川が本店である。京都という街は、永い都の歴史から伝統的な印象があるが、常に新しいものを作り出してきた街である。ザ・タイガース、ザ・フォーク・クルセダーズ、村八分、ボ・ガンボス(ローザ・ルクセンブルク)、演劇のそとばこまちなど、数しれずのアーティストを生み出した街。「天下一品・高円寺店」は、そんな京都のカルチャーと、高円寺のカルチャーが、小さな店で競演していように感じた。





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最終更新日  2004.08.12 11:42:19
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