P-Blog アイデア&インプレッション

2003.11.20
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カテゴリ: 食べものネタ
厄除けと、ラーメンで有名な、栃木県佐野市に 「耳うどん」
この耳うどんは、麺というより、小麦粉で作った小さな団子を、平らにして、ねじったような、うどんで、麺というより、分厚いワンタンに近いノリ。これが人間の耳に似ているから、耳うどんと言うそうだ。
「鬼の耳に見立てたこのうどんを食べると、悪口が聞こえないので隣近所の噂も耳に入らずうまくやっていける」という言い伝えがあるという。
つゆは、関東風の濃いつゆや、ほうとうのように煮込んだものではなく、透き通った、澄まし汁の中に、耳のようなものが数個浸かっているという感じだ。
この「耳うどん」は、旧正月など、お祝い事のある時に食べるそうだが、実際に味わってみると、シイタケと、ゆずの香りも心地よく、なんとなくすっきりして、確かにお正月のお雑煮ようなありがたい感じがした。

おそらく、耳うどんは、うどんの古いスタイルのうどんを残しているものと思われる。
うどんは、混沌という言葉から生まれたそうで、端がなく、ぎゅっと一塊にした丸いものという意味らしい。
日本の神話を記した、古事記の最初の方に、宇宙が出来てくる以前に、その混沌というものが出てくる。
創世の神々と高天原 より抜粋)
これが、混沌であり、うどんの語源でもあるのだ。
小麦粉の団子の混沌を、煮て食べるというのは、やはり宗教的な意味を持っていて、この混沌の延長が、この耳うどんかもしれない。だからこそ、新年に、宇宙の始まりである混沌を、食べるのではないだろうか。

そして、その混沌を、切り、麺にし、冷やして食べたのが「ひやむぎ」、暖めて食べたのか「あつむぎ」となり、この「あつむぎ」が、今のうどんになったと言われている。
しかし、この混沌というのも、そのルーツがいくつもあると言われるから、また、ややこしい。

一つは、奈良時代に渡来した唐菓子の一種で、小麦の皮に餡(肉や糖蜜など)を包んで煮たものだったという。水餃子のワンタンを分厚くしたイメージだろうか。そのような混沌が、時を経て、混沌から、饂飩(オンドン、ウンドン)になまって、室町時代ごろには「うどん」と呼ばれるようになった。
しかし、それを、なぜ、細く切って「切り麦」にしたのかが、よくわからない。もともと、日本に来た時点で、別の食べ物だったという説もある。
もともと別のものだったのに、一度合わさって、なにか良くわからない状態になり、違う形状の食べ物に、もともとの意味と違う言葉が引っ付いてそれがが残った。うーんややこしい。よくわからない。
そして、「耳うどん」は、唐菓子の混沌の皮の部分の分厚いワンタンのようなもので、それが、そのまま、今に残っていると考えられる。だから、麺という形でない「うどん」が存在しているのではないかと思う。
さて、「耳うどん」は、うどんのルーツなのか、別の食べ物なのか・・・。そして、実際の歴史の方は、どうだったのだろうか。

ほんと、うどんの歴史も、混沌としている。



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最終更新日  2004.08.12 11:36:02 コメント(3) | コメントを書く


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