P-Blog アイデア&インプレッション

2003.11.21
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昨年、一昨年あたりに「コーチング」という言葉が流行ったが、今年は「ファシリテーション」という言葉が流行っている。この11月23日-24日の連休中も、このファシリテーションのワークショップが、いくつも開催されるという流行りようである。(勤労を感謝して休んだらいいのに・・・)

いま、流行っているのは、ソフトウェアとしてのファシリテーションで、それを促進する人をファシリテータと呼び、このファシリテータの養成講座が流行っているのだ。
私も、9月より、 NPO法人 国際 ファシリテーション協会 のファシリテーションベーシックコースという8回シリーズのワークショップに通っている。
さて、私がどうして、このファシリテーション技術に興味をもったのかだが、いくつか理由がある。
一つは「無意味な会議が多すぎるので、効率的にしたい」。二つ目は、「会議に参加できていない人が目に付く、どうしてたら多くの人が参加できるか」。三つ目は「インターネットでのコミュニケーションが多いが、その前に、リアルなコミュニケーションをきっちりと押さえておきたかった」からである。
まず、「無意味な会議が多すぎるので、効率的にしたい」ということだが、無意味な会議と思える原因がいくつかある。話しがいつまでたっても平行線のまま進展しない、同じことの繰り返しになる。会議で決まったことが守られないので会議をしても無駄。会議が会議でなく報告会で終わってしまっているので、そんな時間を拘束されるなら、会議をしない方がいい。などである。
このファシリテーションが、NGOや国際会議などを中心に採用され発達したのは、話しが平行線のままでは埒があかないのと、会議で決まったことが守られないというのでは、せっかく貴重な人材を集めて会議をした意味がなくなるからである。

次に、二番目の「会議に参加できていない人が目に付く、どうしてたら多くの人が参加できるか」だ。これは、普通の会議より、テレビ会議システムの方が良くわかる。
以前より展示会などでテレビ会議システムを使ったステージの仕事を何度となく行ったが、多地点接続をしてのステージでは、いつも興ざめさせてしまうビジュアルが出てしまい、演出に困るのである。
それは、テレビコマーシャルなどで見たこともあると思うが、 NOVAのお茶の間留学 のような画面で、テレビ会議をしている時に発生するのだ。テレビの画面に4地点の画像を映すとき、だいたい一人は、つまらなそうな顔をしているのだ。これは、トークショーとしての演出としてはマイナス効果である。パネルディスカッションの時、長机に何人か並んでいても、その一人がつまらなそうな顔をしていても、客席から遠いので気が付かない事が多いが、テレビ会議システムをプロジェクターで拡大して、100インチ、200インチにして表示すると、つまらなそうな顔が巨大化して会場に映し出されるのだ。これは、見ているお客さんも興ざめするし、時には、不快感を与える。
そして、三番目の「インターネットでのコミュニケーションが多いが、その前に、リアルなコミュニケーションをきっちりと押さえておきたかった」というのは、仕事でインターネット経由でいろんな仕事の会議をする事があるので、それを効率的に運営できないかという事である。会議とまではいかなくても、チャット、掲示板、メーリングリストでも、話しが噛みあわなかったり、妙によそよそしくいつまでも盛り上がらなかったり、はたまた、あらしが発生したりと、まあ、いろいろある。確かに、インターネットを通じると、一部の情報しか伝わらないので、それによる食い違いが発生したり、相手を過大に見てしまう事もある。しかし、やはり、ネットを通じてと言えども、人と人の付き合いなので、やはり、コミュニケーションの基本が大切なのではと思っている。
そんな事で、私は、ファシリテーションを学ぼうとしたのだが、ファシリテーションベーシックコースと言えども、なかなかのツワモノ揃いだ。ビジネスコーチ、社内研修のインストラクター、アナウンサー、行政やNGO関係の職員、大学院生(研究生)。みんな、プロじゃん。うっひゃー。
そんな事で、このコースを始めたのだが・・・
最初は、アイスブレイクというのをやった、これは、緊張をほぐす、会議の準備運動のようなものだ。これは、単純だが工夫がされていて、面白い。ということで、初日のワークショップが終わって、その勢いで、数人と飲みに行ってしまった。ぶはは。
ファシリテーションの話は奥が深いので長くなるので、詳しい、ワークショップの話は、後日として・・・
この、アイスブレークというのは、人と人との緊張感が取れて、親しくなる、とても、快感の得られるものである。これが、ファシリテーションが流行る理由の一つだと感じた。
リンゴ屋さん も、別のファシリテーションのワークショップを受けたのだが、その印象を「まるで幼稚園に行っているようだ」と話していた。

ただ、この快感は、ファシリテーションのワークショップを流行らす理由にはなるにしろ、アイスブレークだけが一人歩きしてしまえば、話し合いを円滑にし、決まった内容を守てれようにするという、ファシリテーションの本来の意味を見失ってしまうであろう。
中野民夫著「ファシリテーション革命」の最後の方に、著者も私と同様の危惧を抱いている。
ファシリテーションが、ブームで終わらないように、結果の出るファシリテーションを心がけたい。


★参考文献★

ファシリテーション革命 参加型の場づくりの技法



著者:中野民夫|出版社:岩波書店|発行年月:2003年 04月 |ISBN:4007000697|本体価格:740円






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最終更新日  2004.07.12 21:28:17
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