P-Blog アイデア&インプレッション

2004.02.16
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8時だよ全員集合のDVDボックスを手に入れた。

まず、冒頭のいかりや長介の舞台の背景説明がうまい。複雑な設定も、やさしくわかりやすく、説明している。この前説で、会場はおろか、テレビの前で見ている子供が、舞台に引き込まれていく。
20年以上経って、改めてみてみると、一見、下品で暴力的ともいえる笑いの連続の中にも、いろんなメッセージが込められているようにも感じた。
まず、毎回、冒頭の大掛かりな舞台装置のあるコントでは、いかりや長介が、一貫してリーダー役を演じ、高木ブー、中本工事、加藤茶、志村けんの順番で、少しずつボケ度が増しながら登場する。そのなかでは、必ずといっていいほど、いかりや長介が、あとの4人に対し、理不尽な命令をする。最初のほうの命令は、まだ、まともだが、命令を重ねるうちに、命令がエスカレートし、大義名分のもとに、自分の私利私欲のための理不尽な命令になってくる。
その理不尽な命令に対し、一番対応できない、劣等生役の志村けんが、最後の最後に、リーターに対しての仕返しに成功するというパターンだ。
その1本目の冒頭のである、1983年3月12日放送分の作品で、未亡人が4人兄弟を育てるというストーリーだが、志村けんが知恵遅れの子供を演じていた。志村けんは、知恵遅れという事で、他の3人の兄弟と一緒に勉強させてもらえず、母親に別室に閉じ込められる。でも、今日、学校で習ってきた、しりとりがやりたくて、他の兄弟としりとりを始めたら、母親に見つかる。
そこで、志村けんは、母親に信じられないことを言われる。「この子達3人は、将来があるから勉強しなさい。だけど、あなたは、将来がないから、今日生きていればいいのよ。だから、この部屋に居なさい!!」
志村けんは、「なんで、将来がないの」といい、納得いかない態度を取る。その態度を見て、母親が、さらに、きつく、犬に支持をするように「そこにお座り」「お手」という。

しかし、その別室で、志村けんが、一人で遊んでいると、その家に起こる不思議な現象に気が付き、この方法で逆襲する方法を思いつき。見事に一泡吹かせることに成功する。というストーリーだった。
ここには、リーダーは、大義名分のもとに、理不尽な指示をする事が多いという事と、理不尽なことで、自分の人としての尊厳を軽んじられたときは、自らの尊厳を保つ表現をしてもいいという事を言っているように感じた。
確かに、食べ物を粗末にしたり、暴力的だったり、性的な表現があったりして、ワースト番組のレッテルを貼られた番組ではあるが、ギャグ、ギミック、キャラクターだけでは、これだけの人気番組にはなりえなかったと思う。それは、一貫した、理不尽なことに対して、理不尽だと表現するという事など、様々な、メッセージが隠されていたからではないだろうか。





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最終更新日  2004.08.12 03:00:59
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