P-Blog アイデア&インプレッション

2004.03.14
XML
ラオスから帰ってきました。ラオスでの仕事とトランジットで滞在したバンコクを歩いて感じたのは、圧倒的な貧富の差である。
アマリエアポートホテル の各部屋には 「バーツ・フォー・ベター・ライフ基金」" という学校にいけない子供への募金の袋が置いてある。ここには、250ドルほどの小額の寄付で、タイの子供の一年分の学費と教科書、制服、昼食など必要なものがカバー出来ると書いてある。
スカイトレインが走り、新しいショッピングセンター、世界各国のブランドの店が連なる、バンコクの繁華街を見ていると、同じ国の中に、250ドルで、1年間学校に行けてしまうという状況は全く見えない。
250ドルといえは、ラオスの優秀なコンサル会社のインストラクターの一人/日分の人件費でもある。
その一方で、ラオスの公務員の平均の給料は、一ヶ月で日本円で2000円程度と言われ、平均月収もそのぐらいだと言われる。
しかし、タイでもラオスでも、お金を持っている人は、うまくお金を使う方法を知っている。ラオスの小さな会社の事務所には、お手伝いさんが来ていて、仕事中に「タンカン」に似た味のみかんを手で全部剥いてくれて出してくれた。そういう人に、ちゃんとお金を払っている。
また、ちょっと大きな家は、そこらへんの兄ちゃんだが、セキュリティを必ず雇っている。そこには、お金を持っている人は、貧しい人に、仕事とお金を分けるシステムが存在している。

小金井公園にある、 江戸東京たてもの館 にある、明治から昭和初期の中産階級の家には、必ずお手伝いさんの部屋がある。
そう、日本でも、個人レベルで、ちゃんと雇用を創出していたのである。
いま、日本でそこそこ儲けている人で、お手伝いさんを雇っている人はどれだけいるのだろうか。ベンツに乗ってるけど、「家政婦は見た」ではないけど、家政婦を雇っているお金持ちはどれだけいるのだろうか。
ちょっと裕福だと、主婦一人で家を切りもりするというのがいいところだ。
SOHOという言葉もこの10年ほど流行っているが、全部自分たちでやってしまう。そこには、雇用が発生しない。
もしかすると、今の不景気は、仕事を作り、お金を払うという発想を忘れたから発生しているのではないのだろうか。
そうでないと、個人の責任だと言いながら、全部その人にやらせ、長時間残業をするなど、仕事が集中する人がこれほど増えない。
同時に、日本で起きている雇用する習慣をなくした現象は、うまく人材を生かす人、プロデューサー的人材を育てる環境も奪っているようにも思う。
これが、スペシャリストの多い日本なのに、いまひとつ、不景気な原因の一つなのかもしれない。
さらに、日本の政府も、ボランティアの育成と言いながら、無償労働を推進している。これも、仕事とお金を分散する発想を奪い、不景気を後押ししているようにも思う。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2004.03.16 21:24:13
コメント(4) | コメントを書く
[「個」「孤独」「群」「共同体」] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

お気に入りブログ

・・ 野山ですごす… りおじーにょさん
ゴーヤ泡盛の野毛日記 ゴーヤ泡盛さん
ヅ+の日記 art-labヅさん
アジアン雑貨屋店主… エナエナさん
しみずきみひとの楽… Shimmy0603さん
小島トモオス 小島トモオスさん
新・さすらいのもの… さすらいのもの書きさん
新川てるえの家族の… 新川てるえさん
繁盛請負人ばんたか… 繁盛請負人ばんたかおさん
ヘンかわおいしいお… artlabova-goodsさん

コメント新着

サイド自由欄

設定されていません。

バックナンバー

・2026.10
・2026.09
・2026.08
・2026.07
・2026.06
・2026.05
・2026.04
・2026.03
・2026.02
・2026.01

© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: