P-Blog アイデア&インプレッション

2004.04.24
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この3月末で、学校の教師を辞めた、大学の後輩が、東京に遊びに来た。

そんなこんなして、駅に着いて、しばらくしたら、後輩が改札口から出てきた。
ホテルにチェックインをし、そのまま、飲み屋に行き、しばらく会っていなかったこともあり、四方山話に花が咲いた。
そして、深夜遅くに、後輩が、教師を辞めたいきさつを話し出した。
学校という狭い社会の中で、理不尽な事を体験し、後輩は辞意を固めたのだが、その、手続きの過程が、あまりにもお粗末だった。
どこの自治体も殆ど同じだろうが、1月から2月にかけて、来年度は、転校するか、そのままいるのか、休職するのか、退職するのかという希望を聞く。
普通は、即答か、翌日に、書類を提出して終わりだったのだが、辞意を固めつつあった後輩は、返事を一週間待ってもらってから、自分を確認し、所定の書式に基づいて、夜を徹して文章を考え、辞表を書いた。
そして、いざ辞表を提出しようとした時、提出先の校長が、出張がちで、なかなか直接手渡しできなかったために、校長の机にその書類を置くことで提出した。

これには、さすがの後輩も切れて「いろいろ考えた上で、夜を徹して、書いた書類を、なぜ捨てたのか」と聞くと。
上司に「冗談だよ」と返された。この対応には、あきれかえってしまったそうだ。
それから、一週間、毎日、ことあるごとに、呼び出しで、上司や校長から、辞職を取り下げるようにと、説得工作が続いたそいう。(これって一種の洗脳手法だよね)
そして、家に帰ると、後輩の両親から、上司から「辞職を取り下げるように親から言ってくれ」という、電話がかかってきたという、連絡があった。
両親は、大の大人である、自分の子供が考えた事なので、自分の子供の事を考えると、辞職を止めるよう説得することは出来ないと突っぱねた。
それにしても、上司の行動は、あまりにも、大人げなすぎる。というよりも、部下に対して未成年と同じ扱いをし、一大人にに対し大人の対応が出来ていない。
それにしても、後輩の上司は、教師としては、ベテランである。しかし、ずっと、子供とその親と付き合ってきたために、大人同士のつきあい方、大人に対しての説得の仕方が出来ない、大人になってしまったのだろう。
三月の末日、後輩は、校長の下に、退職の辞令を取りに行った。校長は、辞令を渡すと、わんわんと泣き出したという。
後輩は、なぜ、校長が泣くのかわからなかった。後輩からすると、泣く理由が見あたらないのだ。
そんな、校長を後にして、後輩は、部屋を出た。

私には、校長や上司が、慰留工作をしたのかは、後輩が辞職する事で、自分の管理職としての評価が下がることを恐れたためだと思う。結局、保身でしかないように思えた。

そして、最後の校長の涙は、自分が管理職として、慰留に努めた事が報われなかった事で泣いたわけであり、後輩との別れでは決してないと思う。

大学まで学校を卒業し、そのまま、学校に就職し、学校という世界で、そのまま永年勤めている間に、大人の扱いの出来ない大人、人を人と扱えない大人が出来上がってしまっているのかな。なんて、感じながら、後輩の話を聞いていました。





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最終更新日  2004.04.28 11:03:58
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