P-Blog アイデア&インプレッション

2004.05.19
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滋賀県犬上郡甲良町での、タイへの研修の取材の2日目。今日は、取材2日目とはいえ、実際の研修は丁度中間点で、自治体関係者とタイ政府関係者とを分けて、別のカリキュラムが行われた。そして、対政府関係者に対しては「甲良町のまちづくり」の背景から、そのコンセプトまでを説明がなされた。
それにしても、予定の半分あたりなのに、なぜ、今更、町の取り組みやら、条例の説明なのだろう。
カリキュラムを組んだ人に直接は聞いていないが、おそらく、教えるより、まず「自分で学ぶ」そして「共に学ぶ」という事を優先したからではないかと思った。
実は、甲良町の「まちづくり条例」の特徴は、住民主体のまちづくりを実施するために「学習活動を重ねる」ことを盛り込んでいることにあり、その理念が、研修のカリキュラムにも貫かれているのだと感じた。
実は、この日まで、研修生は、自分たちがタイから持ってきた課題だけでなく、甲良町のある地区を何回もフィールドワークや、ヒアリングそして、それをいろんな切り口でまとめるという、地域学習のワークショップを、何度となく、繰り返してきた。
そして、このワークショップは、基本的に研修生の自主性により運営されており、カメラマン泣かせの、これから、どういうことになるのかわからないという展開をみせるものでもある。
その一連の研修を通し、自分の感覚として、甲良町を理解したうえで、はじめて、甲良町のとりくみの背景や、条例を学ぶというカリキュラムになっている。
さて、甲良町の、住民主体のまちづくりを実施するために「学習活動を重ねる」という行為は、住民だけでなく、首長、行政、コンサルをも含めて行われている。これも、甲良町の特徴の一つだと言える。
通常、首長、行政、コンサルは、住民を指導する立場として、上に立って、説明し、住民の質問に対し答えるという、上下関係をつくり住民に接する。しかし、甲良町の町長が、勉強会などにおいて、壇上や、前の特別な席ではなく、住民と同じ席に座って行われたりするなど、首長、行政、コンサルなども、住民と同じ高さで住民と「共に学ぶ」という姿勢で地域学習を受けているのである。

そういう形で、まちづくりの意志決定がなされるために、様々な、素晴らしい成果が生まれやすいのだと感じた。
家庭内でも、学校でも、子供に教えられるという事があるが、それは、学習の場は、共に学ぶ場であるという現れなのだと思う。
しかし、共に学ぶことは、とても、手が掛かることだし、忍耐強くなければならないし、大人として、教師としての、プライドが邪魔をする場合もある。
それらを、うまく、押さえることで、共に学ぶ事が可能となり、より、すばらしい効果が得られるように思う。

甲良町
http://www.biwa.ne.jp/~kouracho/index.htm

甲良町まちづくり条例
http://www.biwa.ne.jp/~kouracho/public%20machijyourei%20bun.htm





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最終更新日  2004.05.24 13:51:33
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