P-Blog アイデア&インプレッション

2005.11.15
XML
昨日より、楽天日記ユーザーに対し「【楽●天】日刊 楽天広場ニュース」が、発行されるようになった。

今回のリニューアルは、楽天広場のブログの機能から、楽天メディアへの転換といえるでしょう。
そのため、プライベートなリンク仲間の件数、表題だけの表示のみと、文字数共に情報が減って、新たに楽天の情報が増えたことによって。リンク仲間の情報が減り、「広場」としての価値が減ったのではないかと感じています。
表題だけになると、表題の付け方が上手でない人も楽天広場ユーザーに多くいて、内容を見ずに通り過ぎてしまったり。逆に表題だけが上手な人のブログをついつい見てしまって、内容が面白いサイトを見る時間とモチベーションを奪われかねない。そういう点からすると、数行でも本文が引用されていた今までのスタイルは、表題の付け方勝負にならないという点では優れていた。
さて、今回のリニューアルを、別の面から見てみよう。
楽天広場は、1998年ぐらいのネットマーケティングの理論、コマース、コンテンツ、コミュニティの3つのインターネットビジネスの成功のキーワード3Cのうち、コミュニティの部分を担当するツールに相当する。(ホリエモンに買収される前の最初のライブドアは、無料サービスを武器に、このコミュニティの部分のツールとして日本に上陸をした。そんな時代でした。)
今日、楽天市場が発展したのも、このコミュニティツールがあったからこそ、消費者の口コミが機能し、ネット販売という口コミが左右するニッチ市場の店が多数出展するネットコマースが成立した。
また、楽天広場は、ユーザーのコミュニケーションを充実させる機能を重視することで、結果として、アフィリエイトやポイント制度など、消費者が喜ぶキャンペーンに熱中させることに成功してきた。

また、雑誌でも、広告と記事のバランスが大切だと言われていますが。今回は記事を減らしすぎたように感じる。
これは、あくまでも予測だが、この路線転換は、メルマガが機能しなくなったという事の表れなのかも知れない。特に、楽天の公式メルマガの利用者減が激しいという事情があり、広告スポンサーに対し媒体効果が薄れているのではないかと勘ぐってしまう。
メルマガは、携帯電話など、リアルタイムに直接ユーザーに届くメディアとして有効だとされたが。1999年あたりから流行りだした、パーミッションマーケティングという、ユーザーの許可を得て配信することにより、顧客との繋がりを強化するという流れの中で、強制的にメールマガジンを配信することが出来ない風潮になってきた。また、会社などのセキュリティ強化のため、仕事以外のメールが読めない仕組みが強化されたり。怪しい広告メールが増えたために、スパムメールを排除するフィルターをパソコンにインストールをする人が増えたりと。メールで情報を得る事が物理的に難しくなってきた面もある。
さらに、メルマガは、誰でも発行出来るために、メルマガの品質が維持出来ない上。あまりにも発行数が多く、いいものを選び出すことが困難になってしまい。そして、メルマガが衰退していった。
そこに、ブログやSNSが流行りだしたため、メルマガの低下に拍車がかかったと同時に、ブログとの連動に注目したというのが、今回の路線転換の背景ではないかと予想している。
今までは、当然の機能として受け入れられていたのを、新たにデビューさせる事により、機能を顕在化させたという面では、今回のリニューアルは機能したのだが。
事実上、コミュニケーションツールとしての機能低下はと、メルマガに成り下がったというのは、このツールがメルマガと同時に衰退してゆく可能性を秘めていると思えてならない。
これは、楽天全体にも言えていて。地上波テレビ放送という、衰退傾向にあるメディアであるTBSの株の多くを、楽天が取得したという事が昨今話題になっているが。古いメディアであるTBS株を取得したとたん、楽天の株価が下がりだしたのと、どこかリンクしている気がしてならない。
新しく自分なりのやり方を進めるという方針から、古くて衰退しているメディアと融合していくという方針に転換することで、従来の強みが薄れてしまうという現象は、楽天とTBS、ブログの機能とメルマガという、大小二つのメディアの融合に共通して起こりつつある。
21世紀型のビジネスは、持続型になると言われている中で、いわゆるIT業界のヒルズ族と言われる企業は、持続型と反して、いわゆるホリエモン的企業価値の急成長をしていっている。急成長といっても、いつかは、成長が止まるわけで。その成長が、いつ止まるか解らない所で、チキンレースをやっているのが、今のヒルズ族と考えると。崖から落ちる恐怖から、無意識のうちに、ブレーキになる行動をしているのかもしれない。そして、その無意識のブレーキ行動は、決して、チキンレースでの勝利に貢献するものではない。
そういう意味で、楽天とTBS、ブログの機能とメルマガという、大小二つのメディアの融合を試みている楽天は、今が正念場なのかもしれない。



そうそう、最後に、今回の内容変更で、良いこともあって。アクセス数累計の数字が残るというのが、良くなった点かも知れません。これで、ブログを書くモチベーションを維持しやすくなる人もいるだろう。
お買い物レビューも、口コミ形成としてOKです。
私的な意見としては、以前の『【楽天広場】 ●●さんの最新お気に入り日記』にこれを追加するだけでも良かったのでは・・・なんて思うんですが。
広告の入れ方も考えようね。



■参考文献 楽天ブックスで売っている、パーミションマーケティングについて書かれている本です。メルマガや会員制サービスをネットで展開をする人は、改めて、もう一度読み直してもいいかも。

メルマガ成功の鉄則 21世紀のMRマーケティング マーケティング・サーフィン Eメールマーケティングで売上を100倍伸ばす方法 顧客に選ばれるEメールマーケティング バイラルマーケティング パーミション・マーケティング・セミナー パーミションマーケティング 図解実践パーミション・マーケティング入門の入門

ちなみに、パーミションマーケティング―ブランドからパーミションへ
セス ゴーディン (著), その他 単行本 (1999/11) 翔泳社 あたりが、元ネタだったはず。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2005.11.15 12:19:40
コメント(2) | コメントを書く
[車、鉄道、システム、オタクネタ] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

お気に入りブログ

・・ 野山ですごす… りおじーにょさん
ゴーヤ泡盛の野毛日記 ゴーヤ泡盛さん
ヅ+の日記 art-labヅさん
アジアン雑貨屋店主… エナエナさん
しみずきみひとの楽… Shimmy0603さん
小島トモオス 小島トモオスさん
新・さすらいのもの… さすらいのもの書きさん
新川てるえの家族の… 新川てるえさん
繁盛請負人ばんたか… 繁盛請負人ばんたかおさん
ヘンかわおいしいお… artlabova-goodsさん

コメント新着

サイド自由欄

設定されていません。

バックナンバー

・2026.05
・2026.04
・2026.03
・2026.02
・2026.01
・2025.12
・2025.11
・2025.10
・2025.09
・2025.08

© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: