P-Blog アイデア&インプレッション

2006.04.02
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4月2日の朝日新聞の朝刊一面に気になる記事が載っていた。

どこが、気になるかというと、見出しとして書かれている内容に疑問をもったからだ。
見出しには「経済支援より労働環境を整えて」と書かれているのだが。これは、総てを合計をした結果から導き出された傾向ではあるが。この見出しには、違和感を感じたのだ。

img084.jpg

どこに違和感を感じたのかというと、少子化問題の子どもを生まない当事者である、20代30代の女性の意見を無視し、全体の数字で見出しを作っているからだ。
「子育てしやすい労働環境」の全体平均の38%より、高い40パーセントの20代30代の女性が「出産や子育ての経済支援」という少子化対策が必要だという数字が出ていて。少子化対策について、当事者とそれ以外の人のとの間に意識の温度差があるということが、よく読まないとわからないようになっているからだ。
多くの人は、新聞の見出しだけを見て、読んだつもりになる。だから、見出しには、要点を書くべきである。その要点をどういう視点で切るかで、そのメディアの力量が試される。
でも、全体では「子育てしやすい労働環境」がトップなのだから、それが見出しで良いんじゃないかという話しもあるが。今回の場合は、そうはいかないのだ。
多くの人が、思っていることが、必ずしも正しく効果が出やすいというわけではないが。人は、自分の思っている事以外の事を押しつけられると、あまりいい気がしないもので。

全国紙は、メディアとして、それなりに強いので、時には、大きな世論を作るのに寄与する。しかし、当事者を軽視した形で、当事者以外の人を満足させる記事をのせてしまうと。それが、世論として確定し、場合によっては、その内容に即した、法律や制度が出来上がる場合がある。
それは、多くの国民が望んだものにはなるかもしれないが、当事者の要望に応えたものにならない危険性をはらんでいる。つまり、税金の無駄遣いなどに繋がるというわけだ。
まあ、新聞の読者の高齢化が進んでいて、20代・30代の女性は、あまり新聞を読まないから。今、新聞を読んでくれる人が安心してくれる記事を書けば、せめて読者離れはしないだろう。
だからと言って、メディアとして、多くの人に、話題を提供をするのならば。当事者とそれ以外の人との間に、考え方のギャップがあるという事をわかりやすく、問題点を示すことで、論議をしてもらうという形での話題提供ができるのではないかと思う。
この記事を読んでいると、グラフを選んだり、記事を書いた人は、当事者とそれ以外の人の意識の違いに気がついていたと思われる。それは、全体と、女性の年齢別のグラフを比較して見せているからだ。
しかし、その努力も、「経済支援より労働環境を整えて」という、見出しで、台無しになっている。
見る人が、見れば、わかるようになっているから、今回の問題点がわかったのはいいが。大きな影響力を持ったメディアなんだから、もうすこし見出しの付け方に気を使って欲しい。






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最終更新日  2006.04.03 04:02:07
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