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1998年、夏。4時間に及んだ冷や汗連続のフライトを終えた私を待っていたのは、ニヤニヤ顔の担当教官と同期たち・・・。それぞれの手には何故かバケツが・・・。その伝統の起源は不明ですが、パイロットの世界には水かけというイベントがあります。訓練生が初めて単独フライトをした日や、自衛隊だったら飛行千時間達成時にもあるようです。事業用操縦士という(いちおう)プロパイロットの試験に合格した日だったのですが、通常やらないこのイベントが、当時最年少だった生意気小僧を懲らしめてやろうという、粋な理由で発動されたのです。祝福半分、イジメ(?)半分。大切な思い出です。さて私には、この資格を取ってからパイロットとして就職するまで、相当のブランクがあります。血と汗と涙と水(!)の結晶で、他に誇れるものが何もない私にとって事業用ライセンスは、暗くて長い、そして辛いブランク期間中、私にかすかな希望を与え続けてくれたお守りでした。それから随分と時は流れました。再び飛ぶことを許された私の飛行経験も、いつの間にやら2千時間を超え、今はそのライセンスを捨てるための勉強をしています。最上級資格の「定期運送用操縦士」を取得するためです。現在32歳。相変わらず生意気ではありますが、小僧と呼ばれる年齢ではなくなりました。(何年か後)これに合格しても、もう誰も水かけしてくれないんだな、と思うと少しさみしい気がします。写真・・・今日の食事時間はたったの5分。本文とは無関係です。ブログトップへ
Mar 28, 2008
PAX(乗客)としてたまに他社の飛行機にのると、いろんな意味で刺激を受けます。隣の芝は青い系のかるーい劣等感から、このシーンではうちらが上手いなといったかるーい優越感までさまざま。特にこの刺激、知ってる後輩が飛行状況等のアナウンスやってたりするとなおさら感じるわけですが、今日のところは勘弁してやりましょうwその日はちょうど、発達した低気圧の通過でお天気は荒れ模様。巡航中もずっとインクラウド(雲中飛行)でした。しかし、離陸してほどなくシートベルトサインが消えます(・∀・)こういうジャッジはかなり勇気がいるでしょうね。出発前には各種天気図の解析結果やPIREP(他機の情報)を元にブリーフィングを受けて、揺れない高度帯の把握はしてるんでしょうが、チキンなパイロットの私にゃ、インクラウド上昇中にベルトを切る勇気がありません(;´Д`)というのも、パイロットが揺れないと判断してオフにしていても、予想外の大きな揺れに遭遇する可能性はゼロではないからです。ベルトをしていないお客さまが怪我をされると、これは全てパイロット(正確には機長)の責任になるわけです。「じゃあずっとベルト入れっぱなしで飛べば?」それはもっともですが、一切ベルトサインを消さないとなると、お客さまのラバトリー(お手洗い)使用や席の移動、CAのサービスまで制限することになり、航空法の解釈次第では機長の職権乱用の責任を問われる根拠になります。お客さまをずっと座席に縛り付けるわけですから。この辺のバランスが実に難しいですね。。。経験でカンを磨くという抽象的な克服手段はありますが、何かしっかりした根拠に基づいて努力するのが、何事に関しても近道(らしい)です。今日は機上レーダーの使いこなし方を勉強して寝るとしましょうzzz(ウェザーレーダーの扱いはすっごく難しい。TILT(角度)とGAIN(感度)を調整して、この先のDIST(距離)とALT(高度)の関数である範囲内に、どの程度のECHO(反射波)があって、どういうHDG(針路)とどういうVS(上昇降下率)を使ったら効率的か? という数学の応用問題になるorz)写真・・・あと10分はオフで行きたいんだけど、まもなく揺れそう。。。じゃあ右によけましょうか。だとすると何分遅れが発生する?それ以前にクリアランス(許可)もらえなかったらどうしよう? そうこう考えるうちにグラグラ揺らしてしまうのは、いつもの話。。。四国上空にてブログトップへ
Mar 25, 2008
「じゃ、すいません、、、一人前をおまかせで・・・。」「はいよっ! 一人前かしこまりましたあっ!」昔から季節の変わり目になると、お寿司が食べたくなるとはよく言ったもの(本当か?)。今日の夕食は、一見さん飛び込みでお寿司屋さんの暖簾をくぐりました。3連休明けで今日からまた連日フライト、気合いいれなきゃ!妻子供を実家に帰しといて、独り優雅にお寿司などいただくためには、そんな理由がどうしても必要ですwしかし飛び込みで入った店内には、値札がありません。いわゆる時価の店ってやつですか・・・((((;゚Д゚))))最初のやりとりは、そのくだり。ここは恐る恐るいきましょう。「お客さんっ、お仕事は何されてんでっ?」もしそんな話の流れになって、パイロットだと言おうものならボラれて当然!(少々思い上がり)陽気で滑舌さえる店主のおしゃべりは、うわの空で聞き流します。でもやっぱり本場の店(?)でいただくお寿司は、とってもとってもおいしい。ヽ(´∀`)ノそういうわけで、、、 よっしゃ、食うぞ寿司! 追加ー追加ー! 妻よ許せ!「すいませーん、あれとこれと、そうだっ、それも握ってくださーい♪」別人になったかのような注文ぶりに、ほんの一瞬たじろいだ店主。えいままよ! お金足りなきゃ携帯でも免許でもなんでも置いてくわ! 皿洗いだって嫌いじゃないし!気合充分でお会計に臨んだ私ですが、、、なんと総額\1890- Σ(´д`;)驚いた私に店主がひとこと、「ここいらへんじゃ、寿司なんざご馳走じゃあないんですよ」なあんだ、そういうことですか・・・。またお邪魔しますねと店をあとにし、肌に感じるやさしい南風。私はまた今日から、半そで王子です。(半そで王子については過去日記をどうぞ)ブログトップへ
Mar 13, 2008
ここはとあるファミレス。ちょっと昔に流行ったニュースクールヒップホップを響かせながら、身体障害者専用駐車スペースに物凄い勢いで滑り込んだ、いかにもなクルマの登場です。どやどやとクルマから出てきたのは、これまたいかにもなカップルと、3~4歳おぼしきいかにもイケてるキッズたち。さあ彼らの憩いの時間が始まります。店じゅう走り回って大迷惑の子供たちを尻目に、バカスカとタバコをふかし始めるいかにもな夫婦。。。DQN(ドキュン)の典型ってやつです。かつてヤンキーどもの更正を白々しく取り上げたお涙頂戴番組である、『目撃!ドキュン』からきた言葉ですが、頭の悪そうな暴力的な感じの人、または、常識を知らない、知識が乏しそうな人を指すときに用いられる(出典:ウィキペディア)表現です。そして我が家の近くに週末となれば集まってくるのが、このDQNたちです。真夜中に駐車場でバカ笑いし、何を話してるのかと思えばパチスロと女の話Σ (゚Д゚;)。彼らが立ち去った後は、お約束のようにばら撒かれた無数のタバコの吸殻Σ (゚Д゚;)。「いいからお前ら、早く帰って歯磨いて寝ろ!」何度も怒鳴り散らしに行きたい衝動に駆られますが、妻子供がいるとあんまり無茶はできません。。。だから自らの心の安定を保つためには、考え方を変えるしかないのです。彼らは、これが普通なのだ と。彼らにとっては、誰にも迷惑かけてるつもりはないのでしょう。ただ気の合う仲間と楽しく過ごしてるだけだったり。。。ということは、自分自身も気付いてないだけで、他の人にとってはとーーーーーっても不愉快なことをやらかしている可能性だってあるわけです(たとえばこのブログw)。そう思えばお互いさま、ちょっと大人になった気分♪ byおっさん見習い(32歳)写真・・・神は私たちを平等に作られた。ブログトップへ
Mar 4, 2008
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